経済産業省のデータによると、物販ビジネスの市場規模は拡大傾向にあります。そのため、物販ビジネスをはじめるのであれば今がチャンスです。
「物販ビジネス」は副業初心者におすすめと紹介されることも多く、興味を持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ物販ビジネスをはじめようと思っても、
「自分に物販ビジネスはできるのか?」
「副業として物販ビジネスで堅実に収入の得られるのか?」
多くの方が、疑問に感じると思います。
また、物販ビジネスの中でも注目されているのは「輸入物販」です。中国などといった国から低価格で商品を仕入れ、少しずつ販売を拡大していくことが可能で、利益をあげやすいと言われています。
また、世界という大きなマーケットから自分の興味や市場のニーズに合った商品を選ぶことができ、特定のニッチな市場をターゲットにすることができるのも魅力の一つです。
この記事では、
・初心者におすすめの副業「輸入物販」について知りたい
・輸入物販ビジネスの始め方・やり方が気になる
・これから副業を始めてみたい
という方に向けて、物販ビジネスが初心者におすすめの理由と、輸入物販ビジネスの基本的なやり方、輸入物販ビジネスを成功に導くポイントを紹介します。
物販ビジネスは誰にでもすぐに始められます。
副業で人気の物販ビジネスについて全体像が理解できる内容になっていますので、どうぞ最後までお読みください。
物販ビジネスで人気のAmazon販売については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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目次
Toggleそもそも物販ビジネスとは?
よく「物販ビジネス」と聞きますが、そもそも物販ビジネスとはどういうビジネスなのでしょうか。
まずは物販ビジネスの仕組みについてご説明します。
「物販」とは「形のある物を販売する」こと
「物販」とは「形のある物を販売する」という意味です。
コンサートなどでのグッズ販売を「物販」と言うように、「物販」は「オリジナル商品を販売する」という意味で使われる場合が多いです。
なので「物販ビジネス」というと、オリジナルの商品をつくって販売することを限定して指す場合もありますが、こちらの記事では、広く転売等も含めた物の売買によるビジネスを「物販ビジネス」と表記します。
物販ビジネスの仕組み
物販ビジネス、つまり物の売買で利益を生み出す仕組みは簡単です。
利益が出る仕組みが簡単でわかりやすいことは、物販ビジネスが初心者向きの副業と言われる理由のひとつですね。
販売価格>仕入れ値+諸費用
「安く仕入れて高く売る」のが物販ビジネスの基本です。
最初はこれさえ理解できていれば良いので、専門的な知識は不要です。
物販ビジネスのやり方については、記事の後半でお話しします。
物販ビジネスと転売の違いとは?
物販とは別に「転売」もよく聞きますよね。
「転売」とは、小売店などで購入した商品をそのまま別の場所で販売することです。よく聞く「せどり」も転売に含まれます。
どちらも物販の一種とされていますが、物販では国内外のメーカーや卸業者を含めた幅広い業者から仕入れる一方、転売は一般消費者向けの小売業者から重点的に仕入れるケースが目立ちます。
また、物販では自社で開発したオリジナル商品や、社内で加工した製品の販売も含まれますが、転売やせどりでは仕入れたままの状態で販売する傾向があります。
このように物販と転売は非常によく似ている言葉ですが、本質的には大きな違いがあるのです。
この記事では両者の意味を踏まえ、転売も含めた物販の方法を紹介していきます。
物販ビジネスのポイントは仕入れ先と販売先
物販ビジネスの仕組みは「安く仕入れて高く売る」ですが、そのノウハウは仕入れ先と販売先によって異なってきます。
仕入れ先も販売先も、大きくは「国内」と「海外」に分かれます。
「Amazon販売」「せどり」「eBay輸出」など、物販ビジネスにはいろんなキーワードがありますが、仕入れ先と販売先で分けると下の4つに分類されます。
・国内仕入れ、国内販売
・国内仕入れ、海外販売
・海外仕入れ、国内販売
・海外仕入れ、海外販売
まずはそれぞれの特徴やメリット・デメリットを知り、どのスタイルで物販ビジネスを始めるかを決めると良いでしょう。現時点でオススメなのは「海外仕入れ、国内販売」ですので、本記事の後半では、そのやり方についても解説していきます。
限られた時間の中で新しくビジネスを始めるわけですから、何かを決定したり実際に取り組んだりするときは、時間という貴重な資源を無駄にしないという意識も大切です。
物販ビジネスのEC市場規模が拡大
経済産業省の調べによると、物販系分野のEC市場規模は、2020年の 12 兆 2,333 億円から 2021年は13 兆 2,865 億円と、1 兆 532 億円増加しました。
出典:令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書|経済産業省
物販系のEC市場規模は年々増加傾向にあるため、物販ビジネスの将来性は明るいのではないでしょうか。
そのため、これから副業を始めたいという方にとって、物販ビジネスは始めやすいだけでなく、副収入が期待できる副業ジャンルといえます。
物販ビジネスのメリット
次に、物販ビジネスのメリットについて解説します。
「副業に興味があるけれど、できるだけ気軽に始めたい」という方に、物販ビジネスはおすすめです。
特別なスキルが無くても始めやすい
物販ビジネスのメリットは、何といっても初心者でも始めやすいところです。
「安く仕入れて高く売る」というビジネスモデル自体のシンプルさに加え、近年ではプログラミングの知識が無くても簡単にネットショップを構築できるサービスが増えてきました。
初期投資も比較的少なくて済むことから、初心者におすすめです。
実店舗が要らない
初期投資が少なくて済むのは、インターネットとパソコンがあれば誰でもお店を出せるからです。
しかも、楽天市場やAmazonなどの有名モールサイトを使えば、自分で集客をしなくてもある程度の客足が見込めます。
場所を選ばずに始められるのは大きな魅力です。
自宅でスキマ時間に運用できる
場所だけでなく、時間の縛りもないのが物販ビジネスです。
オンライン販売は店番が不要ですから、スキマ時間で運用することができます。
ゆえに副業として始める方も多いですし、軌道に乗ってからも自分のペースで続けることができます。
多額の初期資本が必要ない
物販ビジネスでは、実店舗が要らないため多額の初期資本も必要ありません。
初期資本が少ないと、ビジネス開始後に失敗してもダメージが少ないためリスクの削減にも繋がります。
副業として始めたい方にとっては、大きな初期投資やリスクは大きな負担となるため、多額の初期資本が必要ない物販ビジネスは副業初心者におすすめです。
新しい人間関係を構築できる
物販ビジネスはさまざまな場面で人と関わる機会が多いです。
そのため、仕入れ先や購入してくれた顧客様が新たな人脈となる可能性もあります。
次のビジネスチャンスを掴むキッカケもあるので、新しいネットワークを広げる気持ちでコミュニケーションを図るのもよいでしょう。
物販ビジネスのデメリット
物販ビジネスには初心者でも始めやすいなどのメリットがある一方で、いくつかデメリットもあります。
商品を仕入れるコストが先にかかる
物販ビジネスのメリットとして初期投資の少なさを挙げましたが、仕入れてから販売となるため、先にお金が出ていきます。
はじめのうちは、利益をそのまま次の仕入れにまわすことになるため、物販ビジネスを始める前にある程度の資金計画を立てておくと良いでしょう。
「とりあえず物販ビジネスを始めてみたい!」という方は、不用品販売から始めると仕入れ代金がかかりません。
在庫管理に手間がかかる
自分で在庫を管理する場合、販売数が増えてくると在庫の管理が大変になってきます。
サイズやカラーなどのバリエーションがある商品を扱う場合、管理がうまくいかないと「売れたのに在庫がない!どうしよう!」ということも起こり得ます。
実店舗は不要ですが在庫を保管するスペースは必要になります。
商品が売れなければ赤字になる
当たり前のことですが、仕入れた商品が必ずしも全て売れるとは限らないため、場合によっては赤字になったり、商品を長期間どこかに保管するためのコストがかかることもあります。
発送やアフターサービスなど、思わぬところで手間やコストがかかることもあるため、予算的に余裕をもった運用を心がけましょう。
日々の細かい作業も多く継続に根気が要る
物販ビジネスでは、次のような細かい作業を継続させる必要があります。
・商品の仕入れや在庫管理
・商品が売れたあとの配送準備
・売上げの管理
・市場リサーチ
以上を根気強く続けると、収益を伸ばせるでしょう。
メリットとデメリットをよく理解して物販ビジネスをはじめたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
『【副業で物販を検討中の方は必見!】選ばれる理由や始め方などを徹底解説』
物販ビジネスの分類
次に、物販ビジネスの中でも実践している人が多いスタイルをピックアップしてご説明します。
せどり
「せどり」は国内仕入れ・国内販売です。
「せどり」について、ウィキペディアでは以下のように説明されています。
せどりとは、(中略)一般的には古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ」商行為を指す言葉。
出典:ウィキペディア
リサイクルショップなどで掘り出し物を安く仕入れ、ネットショップで高値で売るのが「せどり」と呼ばれる方法です。
一般的に「せどり」と言えば、国内で仕入れた商品を国内で販売することを指します。
海外から掘り出し物の中古品を仕入れたり、逆に日本で仕入れた中古品を海外に高値で売ることは、「せどり」と区別して「海外せどり」と呼ばれることもあります。
「電脳せどり」は、せどりの中でもインターネットだけを利用して仕入れと販売をおこなうスタイルを指します。
せどりをおこなっている人は「せどらー(セドラー)」と呼ばれます。
中古品を取り扱う場合には、原則として古物商許可が必要になりますので、ちゃんと取得してから始めましょう。
せどりについて詳細は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
『せどりとは?初心者におすすめの仕入先と成功のコツ』
輸入転売
「輸入転売」は海外仕入れた商品をそのまま国内で販売するやり方です。
輸入先の国によって「中国輸入」「韓国輸入」「タイ輸入」「欧米輸入」などと呼ばれることが多く、それぞれに特徴があります。
人気があるのは「中国輸入」と「欧米輸入」ですね。
中国輸入は安く仕入れられることが最大の魅力で、高い利益率を見込めるのが特徴です。
一方、欧米輸入は高価なブランド品を扱うことが多く、商品1点あたりの利益額が高いのが特徴です。
輸入販売
「輸入販売」は海外仕入れ・国内販売の形態ですが、先の「輸入転売」と異なるのは、OEMなどで作成したオリジナルの商品を販売するという点です。
輸入販売としてよく知られているのは中国でのOEMです。
輸入代行業者等を介して中国の工場にオリジナル商品の生産を依頼し、それを輸入して日本で販売します。
こちらは中上級者向けの物販ビジネスですが、差別化によって価格競争を脱することができるのでとても人気があります。
ちなみに、簡易OEMと呼ばれるタグなどをオリジナルのものに変更するやり方もあり、こちらは初心者でも比較的実践しやすいです。
中国輸入の簡易OEMについて詳しく知りたい方は、ぜひCiLELまでお問い合わせください。
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輸出転売
「輸出転売」は国内で仕入れて海外で販売します。
「eBay輸出」と言われているのは、この輸出転売になります。
eBayでは日本にいながら世界中の方に向けて販売することができるので、その市場の大きさが魅力です。
日本のアニメが海外でも人気があることは有名ですが、たとえば人気アニメのフィギュアなど日本でしか手に入らないものは高値で売れやすいですし、希少性が価値になるので価格差が出やすい(利益が取りやすい)のも魅力です。
eBayだけでなく海外Amazonなどで販売するやり方もあります。
今はまだ国内販売に比べると参入者も少ない状態です。
無在庫販売
最後にお伝えするのは「無在庫販売」です。
「無在庫転売」は在庫を持たずに販売するやり方のことで、物販ビジネスを語る上では外せないキーワードになります。
のちほどお伝えしますが、基本的な物販ビジネスは「仕入れた商品をネットショップに出品し、それが売れたら発送する」という流れです。
つまり、手元に在庫がある状態で販売をしています。
対して「無在庫販売」は「出品したものが売れたら仕入れて発送する」流れになります。
ネットショップ上で購入されてから仕入れるので在庫を持たなくて良いのが魅力ですが、在庫切れのリスクと常に隣り合わせです。
無在庫販売を禁止しているプラットフォームも多いので注意が必要です。
無在庫販売について詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
『無在庫ネットショップの仕組みと始め方!!』
輸入物販ビジネスの基本的なやり方
ここからは輸入物販ビジネスの基本的なやり方と流れをご説明します。
仕入れ先や販売先によって細かなノウハウは異なりますが、「海外から商品を仕入れて売る」という基本的な流れは共通しています。
仕入れ先と販売先を決める
輸入物販ビジネスの分類やスタイルは多岐にわたります。自分に合ったスタイルを見つけ、仕入れ先と販売先を決定することが最初のステップです。
例えば、AliExpressやタオバオなどの中国ECサイトから安価に商品を仕入れ、日本のAmazonやメルカリなどで販売する方法もあれば、独自のECサイトで海外製品を販売する方法もあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、情報を収集しながら最適な仕入れ・販売のスタイルを選びましょう。
売れる商品をリサーチする
輸入物販ビジネスでは「売れる商品」を見つけるリサーチが非常に重要です。適切なリサーチを行わずに、単に「売れそう」な商品を仕入れると失敗する可能性が高まります。
プラットフォームごとの消費者のニーズを理解し、日本国内のAmazonやメルカリで需要がある商品を的確にリサーチしましょう。
中国からの輸入を検討している方は、商品リサーチのコツやツールを活用し、消費者目線でのリサーチを怠らないようにしましょう。
商品を仕入れる
リサーチで仕入れる商品が決まったら、次は仕入れを行います。輸入物販では、商品の単価だけでなく、送料や関税、輸入代行業者の手数料も加味して仕入れコストを計算することが重要です。
特に中国輸入の場合、購入サイトのクーポンやポイント利用の有無、国際配送のコストを確認し、仕入れを行います。輸入ビジネスでは「販売価格>仕入れ値+諸費用」を徹底し、利益を確保することが大切です。
仕入れについて詳しくは、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
『物販でおすすめの仕入れ先はここ!』
検品する
輸入物販では、仕入れた商品の検品が非常に重要です。特に海外からの輸入品は不良品や商品の仕様違いが発生しやすいため、検品作業をおろそかにしないようにしましょう。
輸入代行業者や物流会社に検品を依頼することも可能ですが、信頼できる業者を選ぶことが必要です。
販売する
売れる商品が手に入ったら、次は販売です。Amazonや楽天など大手プラットフォームを利用するのも一般的ですが、SNSを活用したマーケティングや自社ECサイトでの販売も有効です。
どの販売先であっても、消費者の視点を常に意識し、信頼を積み上げていくことが成功への鍵です。
発送する
商品が売れたら、次はお客様への発送です。特に海外から仕入れた商品を迅速に、かつ間違いなく発送するためには、商品と発送先の確認を徹底しましょう。
大規模な輸入物販ビジネスでは、梱包や発送業務を外注することも多いですが、最初は自分で対応することが多いでしょう。万が一、発送に問題が生じた場合は、誠意をもって迅速に対応することが重要です。
売上と利益を管理する
輸入物販ビジネスが軌道に乗ってきたら、売上と利益の管理が必要です。輸入品は為替や輸送コストの変動が利益に大きく影響を与えるため、定期的なコストの見直しと利益管理を怠らないようにしましょう。
売上だけでなく、実際にどれだけ利益が残っているかを把握し、ビジネスを長期的に成功させるための仕組みを整えておくことが大切です。
物販ビジネスでの利益率の目安については、以下の記事でご紹介しています。
『物販は成功する?利益率の目安や仕入れのコツを紹介!』
輸入物販ビジネスを成功させるポイント
副業として始めやすい輸入物販ビジネスは、多くの競合が存在します。輸入物販ビジネスの流れを理解したら、成功させるためのポイントを押さえましょう。
ニーズのある商品を販売する
輸入物販ビジネスでは、お客様のニーズを捉えた海外製品を販売することが成功の鍵です。ターゲットとするお客様が「欲しい」と感じる商品をリサーチし、季節やトレンドに合った商品を仕入れましょう。
特に、国内市場では入手しづらい魅力的な海外商品を提供することで、他の競合との差別化を図ることができます。
商品の見せ方を工夫する
商品在庫を揃えても、商品の見せ方が悪ければ購入に繋がりません。輸入物販ビジネスでは、インターネット上でお客様が商品を見て購入するため、商品の魅力を最大限に伝えるための写真や説明文が非常に重要です。
・写真は、鮮明で明るく、商品の細部まで確認できるように多角度から撮影し、できるだけ多くの枚数を用意しましょう。
・説明文は、商品サイズ、使用方法、特徴を詳しく記載し、購入者が安心して購入できるようにします。輸入品である場合、品質や素材、製造国の情報なども明確に伝えると信頼感が増します。
複数の決済手段を準備する
お客様にとって便利な決済方法が用意されていることは、購入意欲を高める重要な要素です。特に輸入物販では、様々な顧客層に対応できる決済手段を用意することが求められます。
次のような決済手段が一般的に利用されています:
・クレジットカード
・銀行振込
・代金引換
・後払い決済
・アプリ決済(PayPayやLINE Payなど)
複数の決済手段を提供することで、顧客が自分に合った方法で安心して購入できる環境を整え、購入機会を逃さないようにしましょう。
物販ビジネスを成功させるためには、成功する人の共通点を知り学ぶことも重要です。以下の記事も参考にしてみてくださいね。
『物販ビジネスで成功する人の共通点5つを事例から分析してみた』
輸入物販ビジネスが副業初心者におすすめな3つの理由
ここまで輸入物販ビジネスの全体像をお話ししてきました。イメージは掴めましたか?
ここからは、輸入物販ビジネスが副業初心者におすすめな理由をお伝えします。
理由1:輸入の前にまずは「不用品販売」で初期費用0円スタート
不要になったものをメルカリやヤフオクで売った経験がある方も多いと思います。不用品は原価が0円なので、得られた利益がそのまま手元に残ります。
輸入物販を始めるにあたっても、まずは手持ちの不用品を売ることで初期費用を賄い、軍資金を集めることが可能です。
梱包資材や手数料など、多少の費用がかかることもありますが、それを考慮した上で販売価格を設定すれば、リスクを抑えて利益を確保できます。初期費用がほとんどかからないのは、副業初心者にとって大きなメリットです。
理由2:商品に価値があるので売れやすい
FXやブログ(ライター、アフィリエイト)といった副業も人気ですが、輸入物販ビジネスの最大の強みは、形ある商品を取り扱うことです。
無形のサービスとは違い、商品そのものに価値があり、それが目に見える形で消費者に伝わります。特に海外製品は、国内市場では見つけにくい独自性や希少性を持っていることが多いため、さらに魅力が高まります。
物の取引がある限り、必ずどこかにニーズがあり、輸入物販ビジネスは安定した需要を見込むことができます。
理由3:パソコンとインターネットがあれば始められる
輸入物販ビジネスは、仕入れも販売もインターネットを活用して行います。そのため、パソコンとインターネットさえあれば、誰でもすぐにスタートすることができます。
専門的な知識やスキルがなくても、商品そのものに価値があるので、商品の選定と販売に集中でき、初心者でも安心です。ツールやシステムの使い方は実際に使いながら学んでいけば問題ありません。
輸入物販ビジネスで継続的に利益を上げるためには知識や経験が必要ですが、それも実践を通じて身につけられます。こうした点から、輸入物販ビジネスは副業初心者に非常に始めやすい選択肢です。
輸入物販ビジネスにおすすめの国・仕入れ先
輸入物販ビジネスを成功させるためには、どの国から仕入れるか、またどのような仕入れ先を選ぶかが非常に重要です。まず、仕入れ先としてのオススメの国を紹介します。
・中国
・アメリカ
・ヨーロッパ
・東南アジア
中国
輸入物販ビジネスで最も人気の仕入れ先が中国です。
特に中国のECサイト(Alibaba、1688.comなど)では、安価で多様な商品を仕入れることができるため、低コストで幅広い商品を取り扱いたい方におすすめです。
中国製品は価格競争力があり、利益を出しやすいことが魅力です。
アメリカ
アメリカからの仕入れは、ブランド品や高品質の商品を扱いたい方に向いています。
Amazon.comやeBayなどの大手ECサイトを利用して、海外製品を直接仕入れることが可能です。
また、アメリカの商品は日本市場で希少価値が高く、高額で販売できる場合があります。
ヨーロッパ
ヨーロッパ製品は品質やデザイン性に優れたものが多く、特にファッションや家具、インテリア雑貨などで高い需要があります。
フランスやイタリア、ドイツなどの国からは、他国にはない高品質の商品を仕入れることが可能です。ECサイトや卸業者を通じて手に入れることができます。
東南アジア
東南アジアからの仕入れは、手頃な価格で製品を仕入れたい方におすすめです。
特にベトナムやタイ、インドネシアなどは、製造業が盛んな国で、衣料品や雑貨類の仕入れ先として注目されています。
近年では、品質向上が進んでおり、コストパフォーマンスに優れた商品を見つけやすいのが特徴です。
仕入れ先としてのメインはECサイト
Alibaba、AliExpress、Taobao、1688.comといった海外ECサイトは、国際的に利用されており、特に中国製品を仕入れる際に便利です。
これらのサイトでは、幅広いカテゴリの商品を見つけることができ、少量から大量仕入れまで対応可能です。
また、直接仕入れを行うことで、中間マージンを省いてコストを削減することができます。輸入代行業者を利用すれば、言語や物流の問題も解決できるため、初心者でも挑戦しやすい仕入れ方法です。
ただ、その他の仕入れ先もあり、中でもメーカーとの直接取引、OEMなどを行うケースも増加しています。
展示会や貿易フェア
輸入ビジネスのための仕入れ先を探すため、各国で開催される展示会や貿易フェアに参加するのも有効です。
ここで現地のメーカーと直接商談ができるため、独自の商品を見つけたり、取引条件を柔軟に設定できる場合があります。
メーカーとの直接取引
製造元の工場やメーカーと直接取引することも一つの方法です。特に、特定の商品や独自ブランドを取り扱いたい場合に有効です。
コストを抑えられることが多く、大量仕入れを前提とした場合には特におすすめです。
現地の卸売市場
仕入れ先を現地の卸売市場にすることも考えられます。
国ごとに様々な卸売市場が存在し、特定の製品カテゴリーに特化した市場もあります。市場を訪れて、実際に商品を確認しながら購入できるので、品質確認が容易です。
オークションサイト
海外のオークションサイトも仕入れ先として有力です。
アメリカではeBay、ドイツではAutobidmasterなど、各国に特化したオークションサイトが存在します。こちらは中古品の仕入れにも適しています。
代理店や現地パートナー
現地の代理店や商社を通じて商品を仕入れる方法もあります。
特に現地の規制や言語の壁がある場合には、こうした代理店を活用することで手続きをスムーズに進めることができます。
輸入物販ビジネスにおすすめのサービス6選
近年、輸入物販ビジネスに便利な様々なサイト構築サービスが増えてきました。
そこでここからは、初心者にもおすすめのサービスを6つ紹介していきます。
中には初期費用が無料なものや、サイト自体の知名度が高く集客がしやすいものもあります。
ぜひ自分に合ったサービスを見つけてみてくださいね。
メルカリ|とにかく始めやすい
日本最大級のフリマサイトとして知られるメルカリ。
個人間での中古品の売買に使われるイメージが強いですが、近年ではビジネスとしての利用も増えてきています。
メルカリの魅力はサイトの高い認知度と、スマホひとつで簡単に出品できるところです。
一方で、商品ページのアレンジや自社のブランディングがしにくいなどの一面もあるため、個人として小さく物販ビジネスを始めたい人におすすめです。
メルカリを利用して物販ビジネスを始めたい方は、以下の記事でメルカリでの稼ぎ方や、売れるものなどを解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
『メルカリで稼ぐ方法を教えます!お小遣いを稼いでみたい人は必見』
『メルカリなら売れるもの15選!家の中にはお宝がいっぱい!』
『Amazonで仕入れてメルカリで売る!相性の良さで上手に稼ぐ』
Amazon|圧倒的な集客力
世界各地に50カ所を超える物流センターを所有し、「地球上で最も豊富な品揃え」で知られるAmazon。
本、家電、スポーツ用品、音楽、食品、宝飾品までありとあらゆる商品を販売する、世界で最も有名なオンラインショッピングモールの1つです。
Amazonの魅力はその知名度に留まらず、商品の保管から発送まで一括して委託できる「FBA(フルフィルメント By Amazon)」や、素早い入金サイクル、迅速な配送など多岐にわたります。
自社の商品ページのアレンジがしにくかったり、販売手数料が高めなどの一面もありますが、より多くのユーザーをターゲットにしたい人におすすめです。
Amazon物販について詳細は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
『Amazonで物販!初心者向けに始め方・やり方・稼ぐポイントを解説』
ヤフオク!|オークションで高値取引も可能
Yahoo!JAPANが運営する日本最大級のオークションサイト、「ヤフオク!」。
2019年に常時出品数6,000万点を記録し、過去には6億円以上の価格で落札された商品があるなど、規模の大きさで知られています。
他のサービスとは違い、オークション形式で販売できるため、需要が高い商品であれば予想を大幅に上回る高値で取引されることも。
一部のブランド品や食料品などの販売には審査や免許の提示が必要ですが、ストアとして出品する場合は初期費用や月額システム利用料がかからないなどのメリットがあります。
ヤフオク!を利用した物販については以下の記事を参考にしてみてください。
『ヤフオクで売れるもの!意外と売れる元手0円の不用品』
BASE|オンリーワンの店づくり
BASEは、誰でも簡単にネットショップを作成できるサービスです。
決済機能やホームページデザインなどが充実しているため、初心者でも気軽に出店できます。
BASEの特徴は、Amazonやヤフオク!のようなモールサイトとは違い、自社単体でインターネット上にショップを出すところ。
初めてネットショップを運用する人にとっては集客が大変かもしれませんが、デザインの自由度が高く、ブランドイメージを構築しやすいなどのメリットがあります。
STORES|実店舗のデジタル化におすすめ
STORESはBASEと同様に、ネットショップを作成できるサービスです。
他にもネット予約システム、キャッシュレス決済、POSレジなどのサービスを展開しており、既に運用している実店舗のデジタル化にもおすすめの機能が充実しています。
モールサイトとは異なるため、BASEと同じく積極的な集客が求められますが、無料のカスタマーサポートやウェビナーを利用すれば初心者でも安心して始められます。
minne|ハンドメイドならココ
日本最大級のハンドメイド・手作り通販サイト、minne。
雑貨、アクセサリー、家具、食品などを中心に、約300ジャンルのハンドメイド作品を販売できます。
他の物販サービスとは異なり、出品者の多くが個人のクリエイターですが、中にはブランドや法人として出店しているケースも見られます。
ハンドメイド作品の販売については、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
『ネットでハンドメイド販売を始めよう!』
副業するなら輸入物販ビジネス!
ちなみにですが、独立行政法人 労働政策研究・研修機構が2018年に実施した調査によると、調査時から過去1年において副業を実施した人は2%未満です。
参考:「多様な働き方の進展と人材マネジメントの在り方に関する調査」
意外と少ないと感じるかもしれませんね。
しかし同じ調査では、将来的に副業に積極的な人は約4割となっており、「副業に興味はあるけれど実施には至っていない」人がたくさんいることが伺えます。
あなたがもし、「副業を始めてみたいけれど、何をしようか迷っている」というのであれば、不用品の販売から始めてみてはいかがでしょうか。
売れればすぐにお金になりますし、勘の良い方であれば、「こういう商品が売れるのか」と仕入れのヒントを見つけられるかもしれません。
ビジネスの基本は「安く仕入れて高く売る」ですから、やってみて損はないと思います。
もう物販ビジネスを始めると決めている方は、ぜひ中国からの輸入仕入れをご検討ください。
中国仕入れで成功している方はすでにたくさんいらっしゃって、「正しいやり方」が確立されているのが中国輸入物販です。
CiLEL(シーレル)でも、これから中国輸入で物販を始める方に伴走する実践型の講座を開催していますので、こちらも見てみてくださいね。
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