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必見!中国輸入を利用したOEMやせどりで失敗する原因3選!

中国輸入ビジネスは、2010年頃から急速に拡大してきたビジネスです。

近年では個人の副業として中国輸入を活用したビジネスを行っている方もおり、企業としての事業だけでなく個人のビジネスとしても注目されています。

しかし、中国輸入を利用したOEMやせどりビジネスでは、失敗してしまうケースも少なくありません。

この記事では、中国輸入を利用したOEMやせどりなどのビジネスで失敗する原因について解説します。


OEMとせどりに共通する失敗の原因3選

OEMとせどりに共通している失敗には、大きく下記の3つの原因があります。

・情報不足
・法律の確認不足
・商品リサーチやマーケティングが不十分

どれもビジネスにおいて準備して当たり前のことのように感じますが、事前情報が不足していることはよくあることです。

ここでは、具体的にどのようなことが失敗の原因になるのかについて解説します。

情報不足

中国の輸入ビジネスで失敗する共通点となるのが「情報不足」です。

中国輸入ビジネスは、Amazonで販売をおこなっている方が多いですが、Amazonは変化が起きやすいプラットフォームです。

状況やノウハウ、Amazonのルールや仕様などは日々変化しています。

従来の情報だけでビジネスを展開していると、思いもよらない損失やペナルティを受けることになります。

失敗する人は、大きく分けて2つの情報が不足しています。

・商品情報の不足
・ノウハウの不足

上記の2つについてそれぞれ解説します。

商品情報の不足

不足している情報の1つ目は「商品の情報」です。

儲かると思って仕入れた商品が全く売れなかったり、そもそも販売できない商品だったりするケースは少なくありません。

販売できない商品と知らずに仕入れてしまうと、それだけで大きな損失となります。

販売プラットフォームの規制は変更のスピードも速いので、常に最新の情報を仕入れるようにしてください。

中国からの輸入が禁止されているものや、日本での販売に規制がある商品については、こちらの記事に詳しくまとめています。

ぜひご一読ください。

『【中国輸入規制まるわかり!】中国輸入仕入れ「ここだけ注意」早見表』

ノウハウの不足

次は、商品以外の販売に関する「ノウハウ」についてです。

これも商品の情報と共に、常に最新のものを手に入れなくてはいけません。

OEMで作った商品をAmazonで新規出品した場合、以前は出品するだけで売れました。

しかし、現在では広告(スポンサープロダクト)の利用が必須です。

ノウハウが不足していると、競合に取り残される可能性があります。

法律の確認不足

足を机の上に乗せてスマホを見ている人

法律の確認不足は、中国輸入ビジネスの売上が上向き「これからもっと稼ぐぞ!」と意気込んでいる方に多く見られる傾向にあります。

具体的な例を出すと、商標や法令の確認を怠り、「たぶん大丈夫じゃない?」とグレーな商品でも手を出すことなどが挙げられます。

グレーな商品に手を出したことで、税関で止められて商品が廃棄されたり、通関してもAmazonでの出品が取り消されたり権利侵害の連絡がきたりして、大慌てしてしまうパターンです。

特にAmazonでは、出品した後に取り消しや権利侵害の連絡が来ると、最悪の場合アカウントの停止・閉鎖まであり得ます。

「さあこれから!」と意気込んでいたタイミングで、こういったことが起きて損失を出すと、モチベーションが下がりますよね。

そのままビジネスの軌道修正が出来ず、中国輸入を諦めてしまう方も珍しくありません。

商品リサーチやマーケティングが不十分

思考がいろいろつながっているイラスト

中国輸入ビジネスで成功するには、商品リサーチ、マーケティングが必須です。

失敗してしまった人も、リサーチやマーケティングをしていないわけではありません。

しかし、ビジネスを始めるために必要な情報が不足しているケースを多く見かけます。

情報不足を自覚していない人ほど、「間違いない、大丈夫!」と思い込む傾向にあります。

細部を詰めずに、根拠のない答えを安易に出しているパターンが多いです。

例えば、OEMで商品を作る場合は、「誰が買うのか」「誰の何を解決するのか」を明確にしなければなりません。

そして、商品ページを作り込み、それを伝えることに注力しなくてはいけません。

極端な例を挙げると「世の中に無い商品を作ればいける」くらいの大雑把な考えで進めると、まず間違いなく失敗します。

「Amazonには集客力があるから大丈夫!」ということはありません。

また、OEMで商品を作って仕入れてしまった後にマーケティングやターゲットを考えても、正しいビジネスの行程であるとは言えません。

ニーズのない商品はどう頑張っても売れないからです。

さらに、いったん自分が正しいと思い込んでしまうと、周囲の意見を取り入れづらくなります。

まずは自分が描いているビジネスを冷静に客観的に見てみましょう。

初めて自分が描いたビジネスについて聞いた人でも理解できるような内容であることも大切です。

中国輸入でのOEMならではのデメリット

ここでは、中国輸入でのOEMにおける下記の2つのデメリットについてご紹介します。

・稼げるようになるまで時間がかかる
・コストがかかる

中国輸入ビジネスの中でも注目されているのはOEMを活用したビジネスです。

うまく活用すれば利回り良くビジネスを回せるのがOEMのメリットですが、OEMにはせどりにはないデメリットが存在します。

OEMのデメリットを把握していないと、途中で挫折したり、失敗したりする可能性があるため注意が必要です。

稼げるようになるまで時間がかかる

原則としてOEMは、既存の商品をベースに作られるため、一から作成するオリジナル商品に比べると、販売までの時間を短縮できます。

しかし、中国輸入を利用してOEM商品を作成した場合、稼げるようになるまで時間がかかるのがデメリットです。

中国から輸入した商品でOEMを行うと、輸入した商品情報の記載された日本語ページがインターネット上に存在しません。

そのため、オリジナル商品をインターネットで販売するのと同様に、輸入した商品についての日本語ページを最初から作成する必要があります。

新しくページを作成するための時間が必要なので、中国輸入を利用したOEMで稼げるようになるまでには時間がかかります。

コストがかかる

中国輸入でのOCMは、コストがかかるのがデメリットです。

OEM製品は、少ない資金でも始めやすいビジネスとして紹介されることがあります。

しかし、自己資金ゼロでも始められるようなビジネスではありません。

OEM商品だけに限った話ではありませんが、商品を発売し、認知して購入してもらうにはそれなりのコストが必要になります。

仕入れに必要な費用はもちろんのこと、商品ページに必要な画像の作成や広告費などもOEMビジネスには欠かせないコストです。

中国輸入を利用したOEMの失敗例

ここでは、中国輸入を利用したOEMの具体的な失敗例について解説します。

今回ご紹介する失敗例は、下記の5つです。

・出品停止
・差別化ができなかった
・デザインのリサーチ不足
・広告費問題
・輸送コスト問題

出品停止になった

お子様向けのおもちゃを例にご紹介します。

ひとことでおもちゃと言っても、対象年齢によっては出品停止になってしまいます。

おもちゃの対象年齢が6歳以下だった場合、食品衛生法によって規制されてしまうためです。

6歳以下のお子様用のおもちゃを販売する際には、食品衛生法にも配慮しましょう。

差別化できなかった

同じ商品でも、デザインで見た目や色味を流行に合わせて売れやすくするという差別化があります。

しかし、機能性が重視される工具などはデザインでの差別化は難しいため、他の商品との機能性の違いをOEMで生み出したうえで販売する必要があります。

差別化せずに同様の商品を販売しても、大手のメーカーなどで既に認知されているものよりも高い収益には繋がりません。

デザインのリサーチ不足で売れなかった

機能性としての差別化と同様、デザインのリサーチ不足が原因でOEMビジネスに失敗してしまうケースもあります。

市場のリサーチを怠り、自分の好みだけで販売商品を決めてしまうと、本当に需要のある商品を販売できないため注意が必要です。

デザインにこだわることはとても大切ですが、市場の流行を把握して商品を選びましょう。

広告費がかさんだ

OEMでは広告を利用して集客をすることも大切です。

しかし、市場の大きさを把握せずに自分のビジネススキルでは実力が伴わないような分野に手を出してしまうと、思わぬ広告費の出費につながってしまいます。

初めてのビジネスなら、強いメーカーの介入が少ない市場を選ぶようにしましょう。

輸送コストが予想よりも膨らんだ

販売する商品を輸送するためのコストが思った以上にかかり、ビジネスが失敗するケースもあります。

重たくて大きなものを運ぶとなると、それだけで輸送のコストはアップしてしまいます。

売り出す商品を選ぶ際には、出来るだけ下記の3点にあてはまるジャンルを選ぶことも大切です。

・小さい
・軽い
・壊れにくい

中国輸入で失敗しない!根本的な解決方法

解決方法

「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」という言葉を知っていますか?

プロ野球の名監督である野村克也さんが試合後の取材でよく使ったので、知っている方もいるかもしれません。

失敗する(負ける)には必ず理由があります。
だから、予めその理由を知っておけば失敗しない(負けない)ということです。

中国輸入では、失敗を避けるためにできることは「自己流でやらない」こと。

自分で始めたビジネスですし、特にOEMなど自分の意見が入れられるところでは、やりたいように進めていきたいものです。

しかし、自分のやりたいようにやることは、ビジネスの成功とはイコールではありません。
むしろ、稼ぐどころか失敗する方向に舵を切っています。

自分ひとりの知識やノウハウだけでは、なかなか新たなビジネスを行うことは難しいです。

そのことを認識し、広く意見を受け入れて、その中で最善と思われることを進めていけば、失敗から遠いところでビジネスができるようになります。

中国輸入を利用したOEMやせどりでの失敗を防ぐには代行業者の利用が不可欠!

最後に、中国輸入ビジネスで必要不可欠な輸入代行業者についてお話しします。

中国輸入ビジネスにおいて、「代行業者の質」はビジネスの成否に非常に大きなウェイトを占めます。

代行業者は、仕入れから販売に大きく関わり、OEMやオリジナル商品では工場との橋渡し役になります。

そのため、安心・信頼できる会社に任せることが大切です。

万が一、違法な商品を仕入れそうになった時も、OEMで間違った判断をしそうになったときも、誤った判断であることをしっかりと伝えてくれるパートナーが代行業者です。

自分で全部を把握できる方は、そこまでのサポートを必要としないかもしれないですが、ビジネスをひとりで続けるのはとても大変です。

特に中国輸入ビジネスを始めて間もないうちは、代行業者がしっかりとサポートしてくれると安心できるのではないでしょうか。

しかし、残念ながら評判の良くない代行業者も存在します。

代行業者を見分ける方法としては、実際に中国輸入をしている人に聞いてみるのが一番です。

すでに代行業者を利用している人から聞くことで、表に出ている料金表やホームページの見栄えだけでは判断できない、本当の姿がみえてきます。

CiLEL(シーレル)では『お客様の声』がサイト上に公開されていますので、こういったものもぜひ参考にしてみてください。

【CiLEL:お客様の声】

中国輸入でお困りのことがあれば、ぜひCiLELに相談してみてください。
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投稿者プロフィール

梅田 潤
梅田 潤
合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)

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