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「輸入代行業者」と「輸入転送業者」、どちらが個人の生き方を変えれるか

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「輸入代行業者」と「輸入転送業者」、どちらが個人の生き方を変えれるか


今回は、このコラムが掲載されている「CiLEL」のサービスでもある「輸入代行業」について少し書いてみたいと思います。輸入代行業は物流サービスの一つなのですが、CiLELのような輸入代行業者の他に「輸入転送業者」という業態のものがよく出てきます。この「輸入転送業者」と「輸入代行業者」はいったい何が違うのか、そして代行業者ができることは何なのかを解説していきます。

輸入代行業者と輸入転送業者

まず、はじめに輸入代行業者とはどのような会社なのかと言うと、「物品輸入に係る一連の手続き(注文、支払い、通関、配送等の手配)をサービスとして提供する企業」のことを言います。




それに対して輸入転送業者とは、「日本の購入者の代わりに業者が外国で荷物を受け取り、日本へ発送(転送)してくれるサービスを提供する」のことです。


つまり、輸入代行業者は海外のECサイトでの商品注文から決済、配送までを請け負うのに対して、輸入転送業者は商品の配送のみを請け負っているということです。ただし、「海外」といっても世界中で輸入代行業者もしくは輸入転送業者が必要になる訳ではありません。例えば、海外のある国で商品注文や決済ができない場合に輸入代行業者が必要になってきますが、アメリカなど日本からでも比較的容易に商品注文ができるような国では、輸入代行業者を使用するメリットは薄れます。逆に輸入代行業者が最も必要とされるのは中国です。

実は、日本(人)が中国から何か輸入しようと思っても中国のECサイトは外国からの商品注文に対して非常にハードルが高いからです。中国のECサイトの大手であるタオバオやアリババでは決済に「支付宝(アリペイ)」という決済サービスを使うことが一般的となっていますが、アリペイは現時点(2019年4月時点)ではアカウントは作成できても、決済ができないため輸入代行業者に委託することになります。

輸入代行業者が個人の生き方を変えた

輸入ビジネスに欠かせない業者と言えば、このコラムで何度も登場していますが、乙仲やフォワーダー等の通関業者をお思い浮かべるプレーヤーもいるかもしれませんが、それらは少し異なる立ち位置にいます。フォワーダーや通関業者が「輸入手続き」や「物流」に特化しているのに対して、輸入代行業者はそれらに加えて、商品注文から決済も一気通貫で行いますので上記にあるような取引のハードルが高い中国の商品も簡単に買えるようになりました。また、フォワーダーや通関業者は企業間取引がほとんどで個人での取引はとても難しいですし、また、一定以上の取引量が無いければコスト負担が大きくなります。

その点において輸入代行業者を使用すると、一定以上の取引量でなくても取引が可能です。なぜなら、輸入代行業者側から見ると、個人取引とはいえ多くのお客様の荷物を扱うので、1人1人では少量でも、利用者を集めれば大量になり、結果としてスケールメリットが出て利用者にとって利用しやすい運賃体系になるからです。輸入代行業者と基本的に言語は日本語、決済は日本円でやり取りを行いますので手軽に簡単に輸入することができて、個人事業者や個人でも輸入ビジネスが成り立つのも輸入代行会社のおかげといえます。近年、中国輸入ビジネスで独立をする人が増えましたがその陰には輸入代行業者の存在があったからとも言えます。

輸入代行業者ができること

さて、輸入代行業者はあなたに代わって中国で商品を注文してそれを取りまとめて日本に送ってくれます。輸入代行業者ができるサービスはそれだけなのでしょうか。実は輸入ビジネスに付帯する様々なサービスを依頼することができます。

例えば、Amazonで販売している人は主にFBA(Fulfillment By Amazon)というAmazonが配送を代行するサービスを利用していると思いますが、輸入代行業社によってはFBAへの直送もできます。基本的には買い付けた商品は自宅や指定された倉庫に送るのですが、時間短縮や経費削減、倉庫スペースの有効活用等の理由で中国からダイレクトにAmazonの倉庫に納品します。このサービスを利用するには依頼する輸入代行業者が、Amazonの管理画面へのログイン権限を委譲する等、いくつかの設定が必要ですが、FBAへの直送ができると利用者側としてはスピードも速くなり手間も減ります。

また、特にアパレル関連商品では洗濯タグを付ける必要があったり、自店のオリジナルタグを付けたりするような加工や詳細な検品(検針等)もサービスとして提供しています。さらに中国の企業等とのパイプを生かしてOEM製品の作成等、オリジナル商品制作等のアレンジも行っています。さらに、CiLELでは輸入や物流加工に関してだけではなく、Amazon商品画像の作成サービス等、販促活動のサポートや利益計算や在庫管理等の会計や経営に関するサポートも行っており、オフライン・オンラインセミナーも開催しています。

最後に

輸入代行業者とは、中国輸入ビジネスをする側にとって最も身近なサポーターです。それも物流や商品に留まらず、今や販売活動や会計・経営サポートに至るまでとても広い範囲をサポートしてくれています。昨今、中国輸入ビジネスで成功して独立をするプレーヤーは増えましたが、そのプレーヤー達は輸入代行業者と二人三脚でビジネスを展開して成長していっています。今回のコラムで輸入代行業者とは何か、どんなサービスがあり、自分にとってどのような存在になるのかご理解頂けたと思います。その上で、上手に輸入代行業者と付き合いお互いにWin-Winの関係を築くことが、自身のビジネスの成長や成功に最も大事なことになります。

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