中国輸入仕入れには、商品のリスクがつきものです。
そのリスクを下げるために大切なのがテスト仕入れ。
今回は、初回の発注となるテスト仕入れで失敗しないための方法を解説いたします。
目次
Toggle中国輸入の商品リスク2つ
テスト仕入れの話をする前に、中国輸入の商品リスクについてお伝えします。
中国輸入の商品には、下記2つのリスクがあります。
・商品違い、品質のリスク
・在庫(売れ残り)リスク
ここについては、下記の記事で詳しく解説しています。
『知らないと大変?中国輸入の発注リスク』
これらのリスクを解決できるのが、テスト仕入れになります。
実際に仕入れて販売してみます。
テスト仕入れの目的
テスト仕入れをおこなう目的は、中国輸入の商品リスクを解決するためです。
具体的に、どのようなポイントを注意すれば良いのでしょうか?
現物確認をおこなう
商品違いのリスクや品質のリスクを解決するためには、現物を確認するのが一番です。
つまり、自宅に届けてもらい、自分で検品をおこないます。
・商品は画像通りか
・実寸や重量はどうなっているか
・素材や色はどうか
・細部の作りはどうか
上記のようなポイントに気をつけながら、ご自身で商品をよく見てみてください。
実際に売ってみる
在庫(売れ残り)リスクを解決するためには、テスト仕入れした商品を実際に販売してみます。
データに基づいてリサーチをおこない「このくらいの値段で、このくらいの数が売れる」と予想してテスト仕入れをしているはずなので、実際にどうなるかを確かめます。
自分の予想と合っていればOKですし、もし売れるペースなどが予想と異なれば、継続して仕入れるかどうか、仕入れるとしてもいくつくらい仕入れると良いかを考え直します。
テスト仕入れの発注数
いよいよテスト仕入れをおこないます。
いったい何個仕入れれば良いのでしょうか?
基本は1商品3個
テスト仕入れの発注数の基本は、1商品あたり3個です。
1個や2個など、おそらくちゃんと売り切れてしまいます。
そうすると、データとしてあてになりません。
データを取るためにはテスト仕入れの数が多い方が良いと思われるかもしれませんが、数が多いと不良品が届いたときのリスクが大きくなってしまいます。
なのでCiLELでは、テスト仕入れの基本は1商品当たり3個とお伝えしています。
サイズやカラーにバリエーションがある場合
色やサイズにバリエーションがある場合、各サイズ・各色で3個ずつ仕入れるのは大変ですよね。
たとえばTシャツをテスト仕入れする場合に、サイズが5パターンで色が3色なら、45着(5サイズ×3色×3着)を仕入れることになってしまいます。
これでは、不良品だった場合のリスクや在庫リスクをカバーできません。
この場合は、リサーチ段階の販売実績で判断します。
売れている実績がしっかりある商品は3個、実績の乏しい商品は1個または2個というように、数量調整をするのが現実的な解決方法となります。
アパレル商品であれば、一番売れるサイズであるM・Lだけをテスト仕入れしたり、サイズ感のないフリーサイズの商品を選ぶのもひとつの方法です。
販売実績の調べ方
販売実績の調べ方がよくわからないという方は、CiLELで「売れる商品」のリサーチ講座を開催しておりますので、そちらの無料Webセミナーにぜひご参加ください。
CiLELではオークファンというツールを使ったリサーチ方法をお伝えしています。
オークファンはヤフオクでの販売実績がわかるので、Amazonで販売される方にとっては「ライバルの少ない商品」を見つけやすいリサーチ方法になります。
まとめ
今回のまとめです。
・テスト発注は基本1商品3個
・バリエーションのある商品は販売実績で判断
テスト仕入れの目的をよくご理解いただき、中国輸入の商品リスクを下げられるように、仕入れる個数は調整をおこなうと良いでしょう。
どのショップからテスト仕入れをおこなうと良いかなどは、CiLELで開催している実践型リサーチ講座「manable」(マナベル)でお伝えしていますので、ぜひ無料のWebセミナーにご参加ください。
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