「副業」への注目度が上がり続けています。
2018年1月、厚生労働省が副業・兼業の規定例を盛り込んだモデル就業規則を発表したことにより、2018年は副業元年と言われています。
また、2020年は新型コロナウイルスが大流行し、働き方を見直そうとする人がにわかに増えてきています。
そんな中、副業として注目され、かつ副業実践者に人気があるのが「転売」です。
「転売は簡単そうだからやってみたい」
「転売ってよく聞くけど、どうやってやるんだろう?」
このような方はぜひこちらの記事を最後までお読みください。
転売の具体的な仕入れ先と、儲かる転売のポイントについてご紹介していきます。
スキマ時間で実践できる転売は人気の副業
転売が人気の理由のひとつに「スキマ時間でできること」があります。
本業を持って働いていると、スキマ時間でできるというだけで魅力的ですよね。
まずは転売の流れと、メリット・デメリットを知りましょう。
そもそも転売って何?
広辞苑によると、転売とは「ある人から買い取ったものを、さらに他人に売り渡すこと。またうり。」と記載されています。
「転売」と聞くと、なんだか悪いことのようなイメージを持っている方も多いと思いますが、転売行為自体には違法性はありません。
転売に悪いイメージが付きまとうのは、自分の利益しか考えていない転売ヤー(転売をする人)が他人へ迷惑をかけることを無視して身勝手な行動をしていることがニュースになったりしていることが大きな原因です。
ただ、転売自体には違法性はありませんが、チケットなど法規制のある商品もあるので注意してください。
転売の流れ
転売の流れはいたって簡単です。
安く仕入れて、仕入れ値より高く売れる場所で売ります。
それだけです。
仕入れ先は実際の店舗だったりネットショップだったりしますが(あとで詳しくご紹介します)、売るのはメルカリ・ラクマ・ヤフオク・楽天市場・Amazonなどのプラットフォームを利用します。
アカウントの登録をすればすぐに出品できるプラットフォームが多いですが、楽天市場のように出店基準が厳しいところもあります。
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副業転売のメリット
副業として転売をおこなうメリットは、特別な知識や経験がなくても始めやすいことです。
特にメルカリやラクマを利用した転売はスマホ1台で始められるため、初めての副業として挑戦してみるという方が多いです。
また、時間に融通が利くというのも、副業として転売をおこなうメリットです。
オンラインで仕入れをおこなえば自宅にいながら仕入れから販売までが完了するので、昼間に本業を持っている方も就業時間外で、しかも自分のペースで取り組むことができます。
転売も含まれる物販ビジネスは副業初心者におすすめです。
副業転売のデメリット
仕入れる商品にもよりますが、偽物(海賊版)が出回っている商品については偽物を仕入れないように注意しなければなりません。
偽物を販売してしまうと、クレームになることはもちろん、出品アカウント停止などのペナルティを受ける可能性も高いです。
また、はじめのうちは商品の仕入れから検品、発送までをすべて自分でおこなうことになりますから、販売数が増えてくると作業時間がかかるようになります。
スキマ時間で始められる転売ですが、軌道に乗ってくるとそれなりの作業時間が必要になってきます。
どうしたら月に3万円稼げる?
月に3万円稼ぐ、つまり月に3万円の利益を出すにはどうすれば良いか、簡単にシミュレーションしてみましょう。
転売の利益率は20%程度が相場だと言われていますので、利益率を20%として計算します。
利益率が20%の転売で3万円の利益を出すには、15万円の売上を上げる必要があります。
1ヶ月を30日だとすると、1日あたり5,000円売れれば良いですね。
単価が10,000円の商品なら2日に1個売れれば良いですし、5,000円の商品なら1日1個、1,000円なら1日5個です。
なんとなくイメージできましたでしょうか。
次は仕入れについて詳しく見てみましょう。
副業転売、仕入れのポイント
ここからはいよいよ
転売で売れる商品をリサーチする
転売はもちろん、物販ビジネス全般で大変重要なのが「リサーチ」です。
リサーチをおこない「確実に売れる商品」を見つけたら、それを仕入れます。
間違っても「自分だったら欲しい」「売れる気がする」などという感覚で仕入れをおこなってはいけません。
リサーチのポイントは、売れている商品そのものだけでなく、売れている商品を販売している出品者にも注目することです。
転売で成功している転売ヤーはすでにたくさんいますから、自分が取り扱いたい商品のジャンルについて実績のある出品者を何名か見つけて、出品している商品や動向をチェックしてみましょう。
安く仕入れられる方法を探す
売れる商品が見つかったら、次はそれをできるだけ安く仕入れる方法を探します。
ネットショップから仕入れる際は、商品の価格だけでなく送料や付与されるポイントについてもチェックします。
もちろん商品の価格が安いことが最優先ですが、送料やポイントを含めたトータルの仕入れ価格がいくらになるかを計算しなければいけません。
同じ商品を売っている店舗が3つあるとします。
どこで買うのが一番安いか考えてみてください。
◆実店舗A
商品代1,250円
◆ネットショップB
商品代1,000円、送料250円、ポイント(商品代の10%)100円相当
◆ネットショップC
商品代850円、送料350円、ポイント無し
答えは、ネットショップBですね。
商品代はネットショップCが一番安いですが、送料とポイントを加味するとネットショップBに軍配が上がります。
クレジットカードを使って仕入れる
クレジットカードを利用する最大のメリットは、キャッシュ(現金)がすぐに減らないことです。
仕入れた商品がすぐに売れれば、仕入れ費用を支払う前に売上が入ることになります。
これは魅力的ですよね。
資金がたくさんある場合は気持ちに余裕が持てますが、少ない資金で転売を始めたい場合はクレジットカードを上手に利用しましょう。
もちろん、支払能力を超えた使用は厳禁です。
また、クレジットカードにはさまざまなポイントや特典があります。
仕入れで貯めたポイントを使って、さらに仕入れをおこなうこともできます。
仕入金額が大きくなってくるとクレジットカードのポイントもそれなりに貯まりますので、ぜひ効果的に利用してください。
確定申告をおこなう場合はクレジットカードの明細があれば良いので、事務処理の手間が減るというのもメリットです。
副業転売の仕入れ先~ネットショップと実店舗~
では、実際の仕入れ先を見ていきましょう。
国内のネットショップで仕入れる
ヤフオク!、メルカリ、ラクマ、楽天市場、Amazon…メジャーなオンラインショッピングモールはすべて仕入れに使えます。
それぞれの特徴を簡単に記載します。
【ヤフオク!】
日本最大のオークションサイトで、男性ユーザーが多いです。
価値の高い中古品も多く出品されており、家電・スマートフォン・カメラの取引が多いです。
【メルカリ】
とても認知度の高いフリマアプリで、女性ユーザーが多いです。
気軽に取引できるCtoCプラットフォームとして人気で、アパレル商品(洋服・靴・バッグ)の取引が多いです。
【ラクマ】
メルカリと同じくフリマアプリですが、規模はメルカリより小さいです。
メルカリで見つからないものがラクマで見つかることがあります。
【楽天市場】
楽天市場はオンラインショッピングモールで、新品も中古品も取り扱っています。
定期的にセールを開催しており、商品によっては半額以下になることもあります。
【Amazon】
取扱商品数が多く、ジャンルも幅広いのが特徴です。
セールによって安くなることもありますし、在庫処分などで価格が下がることもあります。
上記以外にも、あるジャンルに特化したECサイトや、登録して利用できる卸売ECサイトもあります。
国内の実店舗で仕入れる
中古品を仕入れる場合は、実店舗で実際の商品を確認した方がリスクが低くなります。
ブックオフやハードオフなどが有名ですね。
新品を仕入れる場合でも、ドン・キホーテなど格安を売りにしている実店舗は立派な仕入れ先となります。
ただ、実店舗で仕入れるには移動時間と移動費がかかります。
身近に店舗そのものが少ないなど、実店舗での仕入れが適していない場合もあります。
海外のネットショップで仕入れる
安く仕入れるのにおすすめなのが、中国など海外のネットショップからの仕入れです。
実は、中国のネットショップを利用して輸入をおこない、Amazonなどで転売している方はたくさんいます。
中国から商品を仕入れるには輸入代行業者を利用する場合がほとんどですが、サイトによっては個人でも仕入れることができます。
中国のECサイトについては下の記事にまとめてありますので、ぜひご参考にしてください。
【2020年版】中国輸入できる20サイト&転売におすすめのサイト3選
中国輸入仕入れについては、最後に詳しくご紹介します。
中古品仕入れについて
ここまで何回か中古品の仕入れについて触れてきていますが、中古品を転売して商売をおこなう場合には、原則として古物商許可が必要になりますのでご注意ください。
古物商許可を取らずに中古品の転売をおこなうことは違法で、ペナルティもあります。
なお、個人で使用したものや、個人で使用するつもりで購入して使わずじまいになったものをフリマアプリなどに出品することは違法ではありません。
おすすめは中国輸入仕入れ
最後に、転売の仕入れ方法としておすすめの「中国輸入」についてお話します。
中国輸入仕入れの最大のメリットは、商品価格が安いことです。
ここでは中国の仕入れ先として有名なアリババとタオバオについてご紹介します。
アリババで仕入れる
中国輸入ならアリババ(1688.com)からの仕入れがおすすめです。
アリババは中国国内向けの卸売ECサイトなので、もともと安い中国商品をさらに安い卸値で仕入れることができるのです。
「輸入」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、ちゃんと手順を踏めば誰でもアリババから仕入れることができます。
タオバオで仕入れる
中国からの仕入れ先として、アリババと並んで人気なのがタオバオです。
アリババとタオバオの違いは下の図をご覧ください。
タオバオは、少ない数からでも仕入れることができるのが魅力です。
タオバオからの仕入れについては下の記事もぜひ参考にしてください。
タオバオで購入して日本で転売!売れる商品カテゴリとタオバオ登録方法を解説!
中国輸入仕入れには輸入代行業者を活用しよう
アリババやタオバオから仕入れる場合は、輸入代行業者を利用することをおすすめします。
中国輸入は、実際に取り組んでみるとよくわかるのですが、トラブルがたくさん起こります。
転売は売上が上がらないと意味がありませんから、仕入れのトラブルに振り回されることなく、売ることに集中できると良いですよね。
輸入代行業者は商品に関する問い合わせや不良品が出た時の対応をしてくれますから、販売に集中することができます。
「とにかく安く仕入れたい!」という方は、ぜひご自分に合いそうな代行業者を見つけて、中国輸入にチャレンジしてみてください。
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中国輸入仕入れは次へステップアップしやすい
ここまで転売のことをお話してきて、申し上げづらいところではあるのですが、転売だけをずっと続けていくのは正直なところ大変です。
一番大変なのは、売れる商品を常に探し続けなければいけないことではないでしょうか。
既に売れているものを取り扱うのが転売ですから、流行や市場の動きに左右される部分も大きいです。
この記事では詳細は割愛しますが、中国輸入ビジネスでは、ビジネスの成長とともにオリジナル商品の販売へと移行していく方が多いです。
オリジナルの商品を持っていれば、転売から一歩進んだ「ビジネス」として大きく成長させていくことが可能です。
「転売で儲けたい!」という方は、目先のノウハウよりも、もっと長期的に「ビジネスとして継続させる」という視点を持つことをおすすめします。
長期的に大きな利益を目指すという意味では、転売で儲けるポイントは「転売の先を見据えて転売に取り組むこと」だと言えるでしょう。
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