お問い合わせへ移動

中国輸入の基礎知識

HOME中国輸入の基礎知識

せどりで確定申告が必要な人とは?経費や手順も解説

中国輸入の基礎知識

Basic knowledge

せどりで確定申告が必要な人とは?経費や手順も解説

「せどりでも確定申告って必要なのかな?」
「お小遣い程度だからバレないかな」
「確定申告をするなら、やっぱり青色申告なの?」

確定申告について疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、本業でも副業でも、せどりで一定額を超える利益がでた際は確定申告が必要になります。

バレるかバレないかで不安を抱えているより、正しい申告をして、安心して生活を送りたいですね。
今回は、せどりで確定申告が必要な人や青色申告が有利といわれる理由、青色申告での確定申告の手順について解説します。


参加は無料!

せどりで確定申告が必要か不要かは所得で決まる


「確定申告が必要な人」と「確定申告が不要な人」は、所得で決められています。
それぞれ確認していきましょう。

確定申告が必要な人

2020年の所得税改正で、基礎控除額が38万円から48万円にあがりました。
【参照:国税庁|基礎控除

国税庁によると、次のような人は確定申告が必要とされています。
(以下、国税庁が公開している資料より抜粋)

1.給与所得がある方

・給与の年間収入額が2000万円を超える方

・給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える方

・給与を2か所以上から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)との合計額が20万円を超える方

2.公的年金等に係る雑所得のみの方

・公的年金等に係る雑所得の金額から所得控除を差し引いた結果、残額がある方は、確定申告が必要です。

3.退職所得がある方

・外国企業から受け取った退職金など、源泉徴収されないものがある方は、確定申告書の提出が必要です。

4.1~3以外の方

・各種の所得金額の合計額(譲渡所得や山林所得を含む。)から、所得控除を差し引き、その金額(課税される所得金額)に所得税の税率を乗じて計算した税額から配当控除額を差し引いた結果、残額のある方は、確定申告書の提出が必要です。

参照:国税庁 確定申告特集

つまり、専業せどりで所得が48万円以上ある人や、副業せどりの所得が20万円を超える人は、確定申告が必要になります。

また上記を満たしていなくても、確定申告の必要があるケースもあるので確認しましょう。

確定申告が不要な人

続いて確定申告が不要な人をみていきましょう。

下記に該当する場合は、確定申告が不要になります。
(以下、国税庁が公開している資料より抜粋)

・給与所得の収入金額から、所得控除の合計額(雑損控除、医療費控除、寄附金控除及び基礎控除を除く。)を差し引いた金額が150万円以下で、更に各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円以下の方は、申告は不要です。

・公的年金等の収入金額が400万円以下であり、かつ、その公的年金等の全部が源泉対象となる場合において、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下である場合には、所得税及び復興特別所得税の確定申告は必要ありません(年金所得者に係る確定申告不要制度)。

・退職金などの支払者に「退職所得の受給に関する申告書」を提出した場合、一般的に退職所得に係る所得税等は源泉徴収により課税が済むことになりますので、退職所得の申告は不要となります。

参照:国税庁 確定申告特集

特定の要件を満たす場合は、確定申告が不要になることがあります。

たとえば「給与を受けているのは1か所のみで、年収2,000万円以下。副業での所得は、年間20万円以下」といったケースです。

また、確定申告は納めすぎた税金が還付されることもあるため、結果的に確定申告をした方がお得になる場合もあります。

確定申告が不要な人でも、複数の職場から源泉徴収されている人は対象になる可能性があるので、1度確認してみましょう。

「自分は確定申告が必要?不要?」「こんな場合はどうなるの?」など、わからないときは税理士やお近くの税務署で相談すると安心です。

せどりで青色申告が有利と言われる理由


「確定申告をするなら青色申告がいい」と聞いたことはありませんか?
この章では、なぜ青色申告が有利とされているのか、その理由を紹介していきます。

最大65万円の特別控除が受けられるから

青色申告では、最大で65万円の特別控除が受けられます。

「控除を受けられる=税金が65万円安くなる」のではなく、65万円まで所得税がかからないということです。

65万円控除のほかに、55万円控除、10万円控除があり、白色申告に比べて特別控除額が大きいため「節税につながる」「白色申告より有利」といわれています。

青色申告特別控除ですが、2020年分の確定申告から控除の条件が一部変更になりました。

「65万円控除」を受けるには「電子申告(e-Tax)」での申告が必要です。

また、e-Taxでの申告の際には事前準備が必要ですので、余裕をもって取り組みましょう。

家族への給料を経費で落とせるから

家族の給与を経費で落とせるのも、特徴です。

青色申告には「青色事業専従者給与」があり、15歳以上の家族に対する給料を経費として計上することができます。

青色申告をしている場合にのみ適用されますが、「青色事業専従者給与に関する届出書」の提出が必須です。
また、提出期限があるので注意しましょう。

赤字の繰り越しができるから

赤字の繰り越しができる点も、青色申告が有利といわれる理由でしょう。

青色申告では、赤字を最長で3年間繰り越すことができます。

「損失繰越」というものです。

たとえば、2020年に300万円の赤字が発生したとしましょう。

2021年に100万円の黒字になったとしても、赤字が繰り越されるため200万円の赤字となり、税金の支払いはありません。

翌年2022年にさらに100万円の黒字になったとしましょう。
それでも、赤字の繰り越し額200万円分があるので、100万円の赤字となり税金は発生しません。

さらに、翌年の2023年に100万円の黒字になると、赤字額は0円になりますね。
すると、2024年に100万円の黒字になったとき、100万円に税金が課せられます。

さまざまな費用がかかったりと、赤字になることもあるでしょう。

このように、最長で3年の赤字の繰り越しができる特典は白色申告にはないため、有利とされています。

せどりの確定申告をしなかった場合どうなる?


所得税の確定申告とは、1年間の所得(売上から経費を差し引いた額)にかかる税金を計算し、国に納める税額を報告する手続きです。

仮に、確定申告をしなかった場合には、次のようなペナルティが課せられる場合があります。

【ペナルティの例】
・納める税金に無申告加算税がかかる
・納める税金に延滞税がかかる
・青色申告特別控除の枠が、最大65万円から最大10万円に減額される
・2年連続で提出が遅れると、青色申告の承認が取り消しになる

詳細は国税庁ホームページでご確認ください。

「脱税」のペナルティが課せられたり、倍の税金を納めなければならなくなるのは避けたいですよね。
「しなくてもいいかな」「バレなければ大丈夫」と考えるのはやめましょう。

確定申告は、特例を除いて必須です。

せどりに含まれる経費


せどりに含まれる経費は、どのような形でせどりをしているかによって異なります。

たとえば、店舗せどりでは店舗を何軒もまわるので車が必要な場合も多くあるでしょう。
車を使用しているとすると、ガソリン代などの交通費が経費として計上できます。

一方、電脳せどりではインターネットを使用するため、通信費を経費として計上することができます。

ただし注意してほしいことは、どちらも全額経費として計上できるとは限らない点です。
車にしても、インターネットにしても、プライベートで使用することもありますよね。

「どこまでが経費で、どこからがプライベートなのか」の線引きが非常に難しく、認められない可能性もあるのです。

確定申告の手順


青色申告の確定申告について、手順を紹介していきます。
この機会に確認しておきましょう。

開業届を出して青色申告承認申請書を届け出る

青色申告をするには、2つの書類を税務署に提出します。

・開業届「個人事業の開業・廃業等届出書」
・「所得税の青色申告承認申請手続」

開業届は、最寄りの税務署または、国税庁のホームページからダウンロード・印刷しましょう。

書類に必要事項を記載していきます。
記入が完了したら、税務署に届ける、または郵送しましょう。

次に、青色申告承認申請書を提出します。
青色申告承認申請書は、申請期間が決められていますので注意してください。

・1月1日から15日までに事業を始めた場合は3月15日までに提出
・それ以外の期間は、開業から2か月以内に提出

上記期間を過ぎてしまうと青色申告の受付ができなくなってしまいます。

帳簿の記載や必要書類を集める

申請が終了したあとは、コツコツと帳簿をつけていきましょう。

3か月に1回、半年に1回…と帳簿をまとめてしようとすると、手間がかかって大変です。
ためすぎないように心がけましょう。

仕訳の仕方や書き方がわからない人、手間をできる限り省きたい人は、会計ソフトを活用してみてはいかがでしょうか。

会計ソフトがあれば、ソフトが自動で計算するため、細かな計算を自分で行う必要がなく便利です。

1からすべて自分でするのに対して、比較的楽に書類を作成できるでしょう。

せどりの仕入れや経費になるレシート、領収書や源泉徴収票などは、しっかり保管・管理しておくことが重要です。

紛失してしまうと証明ができなくなるため、ファイルなどにつづっておくなど工夫するといいですね。

書類を作成し会場に提出またはe-Taxで送信する

1月1日から12月31日までの記帳と、必要書類の準備が整ったら、確定申告書と青色申告決算書を作成していきましょう。

青色申告決算書は4枚セットになっています。

1~3枚目は損益計算書、4枚目は貸借対照表です。

確定申告書はAとBがあります。

・申告書A…給与所得、雑所得、配当所得、一時所得のみに対応
・申告書B…すべての所得に対応

申告漏れにならないよう、申告書のタイプを確認してから記入しましょう。

確定申告の記入も、会計ソフトを利用すると便利です。

わからない・不安がある・迷っている場合は、お近くの税務署に相談してみましょう。
ていねいに教えてもらえますよ。

また、思いきって税理士に依頼するのもひとつの手です。
税理士はその道のプロなので安心して任せられるでしょう。

申告書記入のほか、源泉徴収票や控除関係書類、マイナンバーカードのコピー添付などが終了したら、いよいよ申告です。

申告方法は3パターンあります。

1.申告会場へ持参する
2.管轄の税務署に郵送などで送付する
3.e-Taxで送信する

申告会場は、管轄の税務署や、地域で何か所か申告会場を設けられているのでチェックしましょう。
職員の人に不明点を相談すると、その場で教えてもらえます。

最大65万控除を受けたい人は、e-Taxでの送信となりますが、e-Taxは利用開始のための手続等が必要です。
あらかじめ準備しておくようにしましょう。

詳しくは国税庁のホームページでご確認ください。

申告書の提出が完了したら、確定申告の手続きは終了です。

確定申告は期限が決まっているので、うっかり遅れることのないように注意しましょう。

まとめ

せどりでの確定申告について解説しました。
面倒だと感じる人も多い確定申告ですが「申告しなくてもバレないだろう」と安易に考えていると「脱税」にもなりかねません。

反対に「いかに節税できるか」を考えるあまり、収入に対して明らかに経費が多い、前年に比べて一気に経費が増えたといった「不自然な申告」も、税務署から指摘される可能性があります。

質問・指摘された際にしっかり説明ができるよう、ご自身で申告内容を理解したうえで申告しましょう。

最も重要なことは「正しく申告すること」です。
わからない場合や詳しく話を聞きたい場合は、最寄りの税務署や税理士に相談を。

インターネットなどでも情報は載っていますが、法律にも関わってくる部分なので、やはりその道のプロに聞くのが1番確実です。

確定申告の時期には、税務署が「無料相談会」を設けていることもあります。
こうしたサービスを積極的に利用して、税に対する正しい知識を身につけていきましょう。


参加は無料!




海外で仕入れた商品を日本で販売することを「海外せどり」と言ったりしますが、CiLELでは中国から商品を輸入して日本で販売する『中国輸入ビジネス』についての無料Webセミナーを開催しています。
ご興味のある方はぜひ一度ご参加ください。

Twitterでシェアする Facebookでシェアする