近年、副業への注目度が高まってきています。
新型コロナウイルスの大流行をきっかけに、副業を検討し始めた方も多いのではないでしょうか。
数ある副業のなかで、多くの副業実践者に選ばれているのが転売です。
CiLEL(シーレル)は中国仕入れ代行サービスをご提供しておりますが、中国から商品を仕入れて日本で販売する「中国輸入ビジネス」を副業で始める方も多くいらっしゃいます。
転売が副業として人気とはいえ、「転売ヤー」という名が広まり、マイナスなイメージを持たれがちな側面も…。
「興味はあるけど違法にならないか心配」
「副業で転売しても会社にバレない?」
「転売って、そもそもどこから仕入れるのだろう?」
こういった疑問を抱いている方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、転売の具体的な仕入れ先と、儲かる転売のポイントのほか、転売の違法性やメリット・デメリットについても解説いたします。
先に申し上げますと、おすすめの仕入れ先は中国です。
中国からの仕入れは原価が安いうえに、輸入代行業者を利用することで効率的に仕入れをおこなうことができますよ。
目次
Toggleスキマ時間で実践できる転売・せどりは人気の副業
転売が「副業」として選ばれている理由には、スキマ時間でできることが挙げられます。
本業があると、どうしても動ける時間が限られてしまいますよね。
しかし、転売で重要になる商品リサーチは、スマホ1台あればできます。
そのため、以下のような「ちょっとした時間」に「少しずつ」でも取り組むことができるのです。
【スキマ時間の一例】
・出勤前の30分
・通勤中(電車内など)
・休憩時間(昼食時間など)
・睡眠前の1時間 など
時間だけでなく場所も問わずできるため、転売は手軽で魅力的な副業ジャンルとして、よく選ばれています。
転売の流れ
転売の流れはいたって簡単です。
安く仕入れて、仕入れ値より高く売れる場所で売ります。
それだけです。
仕入れ先は実際の店舗だったりネットショップだったりしますが(あとで詳しくご紹介します)、売るのはメルカリ・ラクマ・ヤフオク・楽天市場・Amazonなどのプラットフォームを利用します。
アカウントの登録をすればすぐに出品できるプラットフォームが多いですが、楽天市場のように出店基準が厳しいところもあります。
どうしたら月に3万円稼げる?
目標金額を達成するためには、商品の単価をもとに試算してみるのが有効です。
月に3万円稼ぐ、つまり月に3万円の利益を出すにはどうすれば良いか、簡単にシミュレーションしてみましょう。
転売の利益率は20%程度が相場だと言われていますので、利益率を20%として計算します。
利益率20%の転売で3万円の利益を出すには、15万円の売上を上げる必要があります。
1か月を30日だとすると、1日あたり5,000円売れれば良いですね。
【1日あたり5,000円売るためには】
・単価10,000円の商品の場合…2日で1つ売る
・単価5,000円の商品の場合…1日1つ売る
・単価1,000円の商品の場合…1日5つ売る
このように掘り下げて考えることで、3万円稼ぐための次の行動が見えてきます。
副業転売のメリット
副業として転売をおこなうメリットは、特別な知識や経験がなくても始めやすいことです。
特にメルカリやラクマを利用した転売はスマホ1台で始められるため、初めての副業として挑戦してみるという方が多いです。
また、時間に融通が利くというのも、副業として転売をおこなうメリットです。
オンラインで仕入れをおこなえば、自宅にいながら仕入れから販売までが完了します。
昼間に本業を持っている方も、就業時間外で、しかも自分のペースで取り組むことができます。
転売も含まれる物販ビジネスは副業初心者におすすめです。
副業転売のデメリット
仕入れる商品にもよりますが、偽物(海賊版)が出回っている商品については偽物を仕入れないように注意しなければなりません。
偽物を販売してしまうと、クレームになることはもちろん、出品アカウント停止などのペナルティを受ける可能性も高いです。
また、はじめのうちは商品の仕入れから検品、発送までをすべて自分でおこなうことになりますから、販売数が増えてくると作業時間がかかるようになります。
スキマ時間で始められる転売ですが、軌道に乗ってくるとそれなりの作業時間が必要になってきます。
転売とは?
広辞苑によると、転売とは「ある人から買い取ったものを、さらに他人に売り渡すこと。またうり。」と記載されています。
「転売」と聞くと、悪い行為をイメージする方も多いと思いますが、転売行為自体に違法性はありません。
転売に悪いイメージが付きまとう背景には、「転売ヤー」(転売をする人)の存在が関係しています。
たとえば、生活必需品やゲーム機器の買い占め、プレミア商品や人気グッズの高額転売などです。
こうした一部の転売ヤーによる身勝手な行動が、「他人への迷惑行為」としてニュースに取り上げられることがあるため、「転売=迷惑行為・違法」という悪いイメージを持たれています。
また、「安く仕入れて高く売る」転売自体は違法ではありませんが、取り扱う商品には「規制商品」や「禁止商品」があります。
どの商品でも転売していいわけではないため、これから始めようとお考えの方は、出品予定のサイト規約を事前によく確認しておきましょう。
転売と物販の違い
「転売と物販は何が違うの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
広辞苑によると、物販とは、「物品を売ること。物品販売の略」と記載されています。
つまり、広い意味では、転売も物販の一種に含まれます。
しかし、物販というと、「オリジナル商品を生産・加工して販売する」場合を指しているケースが多いです。
【転売と物販の違い一例】
・ドラッグストアで購入した商品をメルカリで販売した → 転売
・ハンドメイド商品をminneで販売した → 物販
転売やせどりは、仕入れた商品をそのまま他の場所で販売する傾向があります。
対して物販は、オリジナル商品を作り、加工して販売しているケースが多いため、上記のように使い分けて呼ばれることが多いです。
おもな転売方法
転売の方法は、大きく分けて3つあります。
・国内転売
・海外輸入転売
・海外輸出転売
順に紹介していきます。
国内転売
国内転売は、商品を国内で仕入れ、国内で販売する方法です。
実店舗で商品を仕入れる「店舗せどり」と、仕入れから販売まで、すべてインターネットでおこなう「電脳せどり」があります。
店舗せどりは、実店舗をまわるため時間と手間がかかる側面もありますが、実際に商品を手に取って確かめられるのが特徴。
電脳せどりは、商品を実際に目で見て確認することはできませんが、いつでも・どこからでも仕入れられる手軽さが特徴です。
海外輸入転売
海外輸入転売は、海外から輸入して仕入れ、国内で販売する方法です。
アメリカ、中国、ヨーロッパなど、輸入した国によって「中国輸入」「欧米輸入」「タイ輸入」とも呼ばれています。
海外のECサイトは外国語の場合が多いため、敷居が高いと思われがちですが、その分ライバルが少ないとも言えます。
中国輸入の場合は、輸入代行業者を利用すれば日本語でサポートが受けられます。
海外輸出転売
海外輸出転売は、国内で仕入れ、海外のECサイトで販売する方法です。
海外の市場リサーチやECサイトのやりとりなどが外国語になるので、翻訳機能を使うといった工夫も必要になります。
しかし日本の商品は、海外から「高品質」と認められており、価値が高め。
コレクターなどが欲しがるニッチな商品も多いです。
商品によっては、高値が見込めるかもしれません。
【副業転売】仕入れのポイント
ここからはいよいよ転売仕入れのポイントについてお話します。
転売で売れる商品をリサーチする
転売はもちろん、物販ビジネス全般で大変重要なのが「リサーチ」です。
リサーチをおこない「確実に売れる商品」を見つけたら、それを仕入れます。
間違っても「自分だったら欲しい」「売れる気がする」などという感覚で仕入れをおこなってはいけません。
リサーチのポイントは、売れている商品そのものだけでなく、売れている商品を販売している出品者にも注目することです。
転売で成功している転売ヤーはすでにたくさんいますから、自分が取り扱いたい商品のジャンルについて実績のある出品者を何名か見つけて、出品している商品や動向をチェックしてみましょう。
安く仕入れる方法を探す
売れる商品が見つかったら、次はそれをできるだけ安く仕入れる方法を探します。
ネットショップから仕入れる際は、商品の価格だけでなく、送料や付与されるポイントについてもチェックします。
もちろん商品の価格が安いことが最優先ですが、送料やポイントを含めたトータルの仕入れ価格がいくらになるかを計算しなければいけません。
たとえば、同じ商品を売っている店舗が3つあるとします。
下記ショップABCのうち、「どこで買うのが一番安いか」考えてみてください。
◆実店舗A
商品代1,250円
◆ネットショップB
商品代1,000円、送料250円、ポイント(商品代の10%)100円相当
◆ネットショップC
商品代850円、送料350円、ポイント無し
答えは、ネットショップBですね。
商品代はネットショップCが一番安いですが、送料とポイントを加味すると、ネットショップBに軍配が上がります。
商品価格だけでなく、送料やポイントなどを加味したトータルの金額で考えましょう。
クレジットカードを使って仕入れる
クレジットカードを利用する最大のメリットは、キャッシュ(現金)がすぐに減らないことです。
仕入れた商品がすぐに売れれば、仕入れ費用を支払う前に売上が入ることになります。
これは魅力的ですよね。
資金がたくさんある場合は気持ちに余裕が持てますが、少ない資金で転売を始めたい場合は、クレジットカードを上手に利用しましょう。
もちろん、支払能力を超えた使用は厳禁です。
また、クレジットカードにはさまざまなポイントや特典があります。
仕入れで貯めたポイントを使って、さらに仕入れをおこなうこともできます。
仕入金額が大きくなってくるとクレジットカードのポイントもそれなりに貯まりますので、ぜひ効果的に利用してください。
確定申告をおこなう場合もクレジットカードの明細があれば準備がしやすいので、事務処理の手間が減るというのもメリットです。
回転率がいい商品を仕入れる
回転率がいい商品を仕入れましょう。
回転率とは、一定期間にどれだけの商品が売れたのかを示す指標をいいます。
たとえば、在庫が100コあり、1ヵ月の売上数が10コだった場合は、月間の回転率は10%になります。
回転率が高ければ高いほど、よく売れる商品といえますね。
回転率がいい商品を仕入れるためには、需要が高い商品を狙うことがポイントです。
転売の仕入れでかかった費用は経費になる?
確定申告が近づいてくると、仕入れにかかった費用が経費計上できるか気になるところでしょう。
転売で売れた商品にかかった仕入れ費用は、経費として計上することができます。
例えば商品を10個仕入れて6個だけ売れた場合、6個分の仕入れの費用は経費になるというわけです。
また「店舗せどり」の各店を回った際の移動費用、「電脳せどり」のインターネットにかかった通信費用も経費対象になる場合があります。
自分の経費について詳細を知りたい方は、お近くの税務署で相談してみましょう。
確定申告(青色申告)については『せどりで確定申告が必要な人とは?経費や手順も解説』の記事内で詳しく解説しています。
商品の仕入れ先
では、実際の仕入れ先を見ていきましょう。
国内のネットショップ
楽天市場やAmazonなどのオンラインショッピングモールは、仕入れにも使えます。
ただ、転売目的の購入は各モールの規約に違反する可能性があり、アカウントが停止されるリスクもあるので、おすすめはいたしません。
ネットで仕入れをするなら、このあと紹介する中国からの仕入れがおすすめです。
ちなみに、ネットショップで仕入れるのは新品の商品のみにしてください。
中古品の仕入れについては、2019年6月に警視庁より「ネットオークションやフリマアプリからの仕入れについても、消費者から非対面で買取を行う際の本人確認と同様に行う必要がある」との見解が示されております。
古物商免許を取得していたとしても、当然これらネットからの仕入れについては必要とされる本人確認が難しいことから、ネットからの中古品仕入れについては避けるべきです。
ここでは、楽天市場とAmazonについて、簡単にご紹介します。
■楽天市場
楽天市場はオンラインショッピングモールで、新品も中古品も取り扱っています。
定期的にセールを開催しており、商品によっては半額以下になることもあります。
ポイントにも力を入れています。
■Amazon
取扱商品数が多く、ジャンルも幅広いのが特徴です。
セールによって安くなることもありますし、在庫処分などで価格が下がることもあります。
プライム会員であれば、Amazonが発送する商品であれば送料が無料です。
上記以外にも、あるジャンルに特化したECサイトや、登録して利用できる卸売ECサイトもあります。
Amazon転売については、下記記事で失敗事例も含めて詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
参考:Amazon転売はこれをやれば稼げる!失敗事例も紹介して徹底解説
国内の実店舗
中古品を仕入れる場合は、実店舗で実際の商品を確認した方がリスクが低くなります。
ブックオフやハードオフなどが有名ですね。
新品を仕入れる場合でも、ドン・キホーテなど格安を売りにしている実店舗は立派な仕入れ先となります。
ただ、実店舗で仕入れるには移動時間と移動費がかかります。
身近に店舗そのものが少ないなど、お住まいの地域によっては実店舗での仕入れが適していない場合もあります。
海外のネットショップ
安く仕入れるのにおすすめなのが、中国など海外のネットショップからの仕入れです。
実は、中国のネットショップを利用して輸入をおこない、Amazonなどで転売している方はたくさんいます。
中国から商品を仕入れるには輸入代行業者を利用する場合がほとんどですが、サイトによっては個人でも仕入れることができます。
中国のECサイトについては下の記事にまとめてありますので、ぜひご参考にしてください。
参考:【2022年版】プロが教える!稼げる中国輸入サイト20選&海外通販初心者向けサイト
中国輸入仕入れについては、このあと詳しくご紹介します。
おすすめは中国輸入仕入れ
ここまで、転売の全体像や仕入れのポイントについてご紹介してきましたが、転売の仕入れ先としておすすめなのは「中国」です。
中国輸入について、おすすめする理由を3つご紹介します。
商品価格が安い
中国輸入仕入れの最大のメリットは、商品価格が安いことです。
くまなく探せば掘り出し物の激安仕入れができるかもしれません。
もともとの商品単価が安価のため、関税や国際送料などを含めても、利益を残すことが可能です。
(円安による影響を懸念される方もいらっしゃると思いますが、中国仕入れの場合は原価率が低いので、円安の影響も度合いとしては低くなります。)
また、単価が安いということは、少ない資金でも始められるということ。
小さく始めてコツコツ続けることは、成功への近道でもあります。
オリジナル商品が作れる
オリジナル商品を作れることも、中国仕入れのメリットでしょう。
オリジナル商品を作れば、その商品は唯一無二の商品になります。
同じ商品がないため、「差別化」が図れますね。
本格的な中国輸入OEMは中上級者向けですが、タグを付け替えるだけの簡易OEMであれば初心者でもチャレンジしやすいです。
比較的簡単にオリジナル商品を作ることができますよ。
中国輸入の詳しいメリット・デメリットは、『中国輸入&Amazon転売で稼ぐ!』の記事をご覧ください。
中国輸入仕入れは次へステップアップしやすい
中国輸入仕入れは、次へのステップアップがしやすいのも特徴です。
ここまで転売のことをお話ししてきて、申し上げづらいところではあるのですが、転売だけをずっと続けていくのは正直なところ大変です。
一番大変なのは、売れる商品を常に探し続けなければいけないことではないでしょうか。
既に売れているものを取り扱うのが転売ですから、流行や市場の動きに左右される部分も大きいです。
この記事では詳細は割愛しますが、中国輸入ビジネスでは、ビジネスの成長とともにオリジナル商品の販売へと移行していく方が多いです。
オリジナルの商品を持っていれば、転売から一歩進んだ「ビジネス」として大きく成長させていくことが可能です。
「転売で儲けたい!」という方は、目先のノウハウよりも、もっと長期的に「ビジネスとして継続させる」という視点を持つことをおすすめします。
長期的に大きな利益を目指すという意味では、転売で儲けるポイントは「転売の先を見据えて転売に取り組むこと」だと言えるでしょう。
中国輸入ビジネスの具体的なはじめ方については、下記の記事をご覧ください。
『【これが最短ルートだ!】7ステップではじめる中国輸入Amazon販売』
中国輸入仕入れの方法
中国輸入仕入れは、「アリババで仕入れる」「タオバオで仕入れる」2通りの方法が有名です。
アリババで仕入れる
中国輸入ならアリババ(1688.com)からの仕入れがおすすめです。
アリババは中国国内向けの卸売ECサイトなので、もともと安い中国商品をさらに安い卸値で仕入れることができます。
「輸入」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、ちゃんと手順を踏めば誰でもアリババから仕入れることができます。
アリババからの輸入をお考えの方は、『アリババ中国輸入の転売!』もあわせて読んでみてください。
稼ぐための具体的なポイントをご紹介しています。
タオバオで仕入れる
中国からの仕入れ先として、アリババと並んで人気なのがタオバオです。
アリババとタオバオの違いは下の表をご覧ください。
価格 | ロット | 品質 | 適合性 | |
1688.com(アリババ) | 低 | 大 | 低~中 | ◎ |
TMALL | 高 | 小 | 高 | △ |
タオバオ | 中 | 小~中 | 低~中 | 〇 |
タオバオは、少ない数からでも仕入れることができるのが魅力です。
転売は手軽に取り組める副業ですが、「売れる商品」を仕入れないと全く意味がありません。
「売れる商品」はデータからリサーチしていくのですが、少しコツが必要なので、フィードバックをもらいながら学ぶのが近道です。
CiLEL(シーレル)でも、これから中国輸入ビジネスを始める方にぴったりの“超”実践型商品リサーチ講座「manable(マナベル)」を毎月開講しています。
10年以上のキャリアを持つプロセラーが、「売れる商品の探し方」「仕入れ先選定のポイント」など、ひとりひとりに合わせたアドバイスをおこなっていますので、中国仕入れに興味がわいた方はぜひ見てみてください。
副業で転売をする際の注意点
転売自体は違法ではありませんが、注意しなければならないことがあります。
ここでは、転売をする際の注意点を4つ紹介します。
・法律上の「古物」には新品も含まれる
・販売すると違法になる商品がある
・一定以上の利益が出たら確定申告をする
・本業の会社の就業規則を確認する
法律上の「古物」には新品も含まれる
中古品の仕入れを想定していない方も多いと思いますが、法律上の「古物」には中古品だけでなく、新品商品も含まれるので注意しましょう。
多くの中古品や未使用品が売り買いされている、フリマアプリなども例外ではありません。
古物営業法では「古物」は次のように定義づけられています。
この法律において「古物」とは、一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。
引用元:e-Gov法令検索|古物営業法2条1項
「衣服」を例に挙げて説明します。
【古物に含まれる例】
・1度着用した衣服
・もともと着るつもりで購入したけど、未着用のままの服
・補修などの手入れを施してある服
上記のような衣服は法律上、古物に該当します。
たとえ、「未開封で新品のまま」であってもです。
そのため、上記の衣服を転売目的で仕入れる場合は、「古物商許可」が必要です。
(カメラなど、その他の商品も同様です)
古物商許可を取らずに中古品の転売をおこなうことは違法で、ペナルティもあります。
フリマアプリなどでは、多くの中古品や、こうした「未使用品」も売り買いされていますよね。
処罰されたり、損害を被ったりする可能性も0%ではありませんので、フリマアプリでの仕入れはおこなわないのが得策です。
ちなみに、フリマアプリで不用品を販売する場合は古物商許可は不要です。
販売すると違法になる商品がある
販売する商品によっては、規制や禁止されているもの、販売の際に特別な許可が必要なものがあります。
たとえば、たばこや酒類、チケットや医薬品などが挙げられます。
無断で販売すると違法になる場合があるので注意が必要です。
詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください。
一定以上の利益が出たら確定申告をする
転売(せどり)で一定以上の利益が出た場合、確定申告をしなければなりません。
【確定申告の対象者】
・転売を専業にしている…年間で48万円以上の所得がある方
・副業で転売をしている…給与所得以外に年間で20万円を超える所得がある方
その他、給与所得や公的年金などの関係、複数の職場から源泉徴収されている場合などによっても、確定申告の対象となることがあります。
確定申告をおこなう際には、翌年の2月16日~3月15日までの間に申請する必要がありますので、忘れないようにしましょう。
わからない方や心配な方は、お近くの税務署で相談すると安心ですよ。
確定申告(青色申告)については『せどりで確定申告が必要な人とは?』の記事内で詳しく解説しています。
本業の会社の就業規則を確認する
転売に限りませんが、副業を始める際は本業の就業規則を確認しましょう。
近年は、副業を認める会社も増えてきていますが、禁止されているところもまだまだ多いです。
もし、「副業禁止」と記載がある場合は、副業をすること自体をおすすめしません。
「バレなければ…」と思うかもしれませんが、会社に副業がバレてしまう可能性は否定できません。
なぜなら、所得に対して住民税なども上がるからです。
本業+副業をするということは、収入・所得もアップするということ。
翌年の住民税などが上がることで、会社の人にも怪しまれてしまう可能性があります。
「でも、バレない方法があるなら知りたい」という方は、下記記事も読んでみてください。
中国輸入仕入れには輸入代行業者を活用しよう
この記事では、安く仕入れる方法として中国からの輸入仕入れをご紹介しました。
アリババやタオバオから仕入れる場合は、輸入代行業者の利用が必須ですので、最後に輸入代行業者についても少しお話しします。
中国輸入は、実際に取り組んでみるとよくわかるのですが、トラブルがたくさん起こります。
転売は売上が上がらないと意味がありませんから、仕入れのトラブルには振り回されることなく、売ることに集中できると良いですよね。
輸入代行業者は商品に関する問い合わせや不良品が出た時の対応をしてくれますから、販売に集中することができます。
もしかすると、国内で自分で仕入れをおこなうより、輸入代行業者を利用して中国から仕入れた方が、コストだけでなく手間も省けるかもしれません。
たとえば、Amazon販売でFBAサービスを利用すれば、自分で在庫管理や発送作業をすることなく、販売ができます。
(実際、FBA倉庫に直接納品している方はたくさんいらっしゃいます。)
仕入れ価格を抑えたい方や、仕入れや在庫管理を効率的におこないたい方に、中国仕入れはおすすめです。
中国仕入れについて気になることがあれば、ぜひCiLELにお問い合わせください。
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「中国輸入を始めてみたい!」という方には、安価で中国輸入の最初の一歩が実戦的に学べるカリキュラム型講座「manable(マナベル)」がおすすめです。
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