2018年に働き方改革が注目されて以来、副業を新しく始める人が増えています。
「本業が忙しい…どんな副業ならできるのかな?」
「自分に向いている副業は何だろう…」
副業を始める人が増える中で、こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、忙しい会社員におすすめの副業14種類と、効率的に稼ぐコツや会社員副業の注意点を解説します。
ぜひ最後まで読んで、副業選びに役立ててみてくださいね。
目次
Toggle働き方改革により副業が注目されている
近年、様々な業界で耳にするようになった副業。
これほどまでに広まったのは、2018年に成立した「働き方改革関連法」、いわゆる働き方改革がきっかけとされています。
まずは、働き方改革を受け、どれだけの人がどんな目的で副業を始めているのかなどを解説していきます。
政府が普及促進する副業
副業が注目されるようになったきっかけは、2018年に成立した「働き方改革関連法」です。
これは過重労働を抑制し、人々がより働きやすい環境を整えるために導入された法律であり、一般的に働き方改革とも呼ばれています。
労働時間や賃金など、様々な分野で実施されてきた働き方改革ですが、その目玉の1つが、2018年の政府による副業の解禁です。
厚生労働省によって改定された「モデル就業規則」では、かつて存在した「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」という規定が削除され、副業・兼業についての新しい規定が設けられました。
これに加え、政府は副業に関するガイドラインやパンフレットなどを掲載し、普及を促進しています。
サラリーマンの約4割が副業を検討
総務省の「就業構造基本調査」によると、副業が解禁される直前の2017年の時点では4.0%の人々が副業をしていたとされています。
その後、2021年にリクルートが発表した調査では、9.8%が副業をしていると回答。
副業の経験はないものの、今後してみたいと回答した人は41.8%にも上ることが判明しました。
皆さんの中にも、周りの人との間で副業の話題が上がったり、実際に副業を始めようとしている人も多いのでは。
働き方が多様化する中、今後もさらに副業を始める人が増えることが予想されます。
参照:総務省統計局 平成29年就業構造基本調査
参照:リクルート 兼業・副業に関する動向調査(2020)
副業の主な目的
年々多くの業界から注目を集めている副業ですが、主に以下の3つの目的で始める人が多いと言われています。
・収入を増やすため
・キャリアアップのため
・新しい知識や経験を身に付けるため
本業で仕事量を増やすのとは違い、副業では新しい環境で、新しい業種にチャレンジすることも可能です。
副業はただ収入が増えるだけでなく、実施者にとってメリットが多い働き方と言えるでしょう。
副収入が欲しい会社員におすすめの副業14選
副収入が欲しい会社員におすすめの14の副業を紹介します。
目的や好みに合わせて、ぜひ自分に合った副業を選んでくださいね。
せどり(転売)
近年、特に注目されているのが「せどり(転売)」 です。
インターネットや実店舗で安く仕入れた商品を、別の場所で高く売ることを指します。
一時期は人気ゲーム機などの過剰なせどりが社会問題化し話題になりましたが、せどり自体は違法行為ではありません。
しかし、生き物や生鮮食品など、販売する商品によっては資格が必要になったり、販売そのものが禁止されていることも。
特に中古品の販売には古物商許可証が必要とされるので、注意が必要です。
輸入ビジネス
海外の商品を輸入して、日本で販売する手法。
近年では、中国の激安サイト「AliExpress」や「アリババ」などを利用した中国輸入ビジネスも盛んです。
国内で仕入れるのと比較し、独自性の高い商品を安く取り扱えるメリットがあります。
また、自分のブランドのオリジナル商品をOEMで海外生産し、輸入することも可能。
せどりよりもさらにビジネス感のある副業がしたい人におすすめです。
参照:CiLEL 【中国輸入&Amazon転売で稼ぐ!】メリット・デメリットと必要なもの
中国輸入ビジネスに興味のある方は、CiLELでも実践的な講座を開催しております。
ご興味のある方は無料のWebセミナーにご参加ください。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分のブログやサイトで広告主の商品を紹介し、購入率やリンクのクリック率などにあわせて報酬を得るシステムです。
いわゆる「ブロガー」と呼ばれる人が多く取り組んでいる方法で、近年では法人なども収入源として利用しています。
アフィリエイトは十分な収入を得るのに数か月~数年かかるとも言われていますが、中には一ヶ月で数百万円の利益を出す人もいます。
Webライター
特に文章を書くのが好きな人におすすめなのがWebライター。
たいていの場合、好きな場所からパソコン一つで働けるので、本業が忙しい人やノマドワークに興味がある人に人気です。
案件を探す場合は、クラウドソーシングサービスや求人サイトなどを使うのが一般的ですが、ウェブメディアによっては自社ホームページでライターを募集していることも。
初心者であれば、文字単価1円前後の案件が多いです。
プログラミング
企業のホームページから、アプリ、システムの開発まで、様々なジャンルの案件に挑戦できるのがプログラミングです。
初心者からいきなり案件を取るのは難しいですが、スクールに通いながら実績を積みたい人や、本業でプログラミングをしている人におすすめの副業です。
教室の開催
誰かに教えたいほど得意なことはありませんか?
インターネットが発達した今、実店舗だけでなくアプリやWeb上のサービスを介して個人で教室を開く人が増えています。
語学、音楽、料理、スポーツ、ビジネスのノウハウなど、あらゆるジャンルに応用が可能。
中には副業で始めた教室を徐々に大きくし、本業にしてしまう人もいます。
誰かと一緒に切磋琢磨するのが好きな人におすすめです。
フランチャイズ経営
「一人でゼロから起業するのは難しいけど、何かビジネスはしてみたい!」という人におすすめなのが、フランチャイズ経営です。
近年では、会社員として本業をこなしながら、副業としてフランチャイズ経営をする人も増えています。
飲食店、美容サロン、清掃、スクールなどの様々な業種で応募が可能。
一般的に、開業するにあたって数十万円~数百万円の自己資金が必要になりますが、その分ビジネスが軌道に乗れば大きなリターンを得やすくなります。
株式投資
自宅にいながら気軽に始められるのが株式投資。
2014年にNISA(金融庁が定める税制優遇制度)が始まり、若者にも広く浸透し始めています。
株式投資には、副業として十分な利益を出すにはそれなりの資金と期間が必要になる上、必ずしも儲かるわけではないなどのデメリットがあります。
しかし、投資を通じて経済の仕組みを勉強できるという点では、試してみる価値は大いにあります。
不動産投資
不動産の売買や賃貸によって利益を得るのが不動産投資。
始めるにあたって、多額の資金が必要になる場合がほとんどですが、一度買い手や借り手が見つかれば、まとまった副収入が得やすいメリットがあります。
また相続などによりやむを得ず運用している人も多いため、他の副業に比べて禁止している会社が少ないとも言われています。
既に誰も住んでいない不動産を持っている場合、ぜひ検討したい副業です。
アンケートモニター
場所やスキルに縛られず、気軽にお小遣い稼ぎができるのがアンケートモニター。
市場リサーチ会社などに登録し、インターネット上または企業の座談会などでアンケートに回答することで報酬を得ます。
化粧品などのアンケートモニターであれば、自宅にテスターを送ってもらい、様々な商品を試してみることも可能。
スキマ時間を活かしたい人におすすめの副業です。
ハンドメイド作品の販売
アクセサリーやインテリア雑貨など、様々なものを手作りして販売する方法。
近年では、ハンドメイド作品の売買に特化したアプリやサービスが多く登場し、市場全体が拡大傾向にあります。
また、ハンドメイド作品だけをテーマにしたイベントや雑貨屋も増えつつあります。
物作りが好きな人はぜひ検討してみてください。
宅配代行サービス
アプリなどで料理を頼んだ人に対し、お店に代わって料理を自宅まで届ける仕事です。
特に世界中で巣ごもり需要が高まった2020年以降、様々な宅配代行サービスアプリが登場し、各地で爆発的に普及しました。
大きな宅配リュックを背負って街中を自転車で疾走する配達員を見たとこがある人も多いのでは。
自転車や原付などを持っている人におすすめの副業です。
運転代行サービス
運転代行サービスとは、お酒を飲んだ人の代わりにその人の車を運転し、自宅まで送り届けるサービスです。
サービスの性質上、夜から朝にかけて忙しくなる傾向があります。
車が好き、色んな種類の車を運転してみたい、夜型の副業を探している、という人におすすめです。
シェアリングサービス
シェアリングサービスとは、お金を払って物やスキルなどを他者とシェア(共有)するサービスです。
近年では、民泊や駐車場、自動車などのシェアリングサービスが特に人気。
複数持っている物や、使っていない物があれば、ぜひ検討してみてください。
効率よく副収入を得る3つのコツ
今は本当にたくさんの副業があります。
すぐに始められるものも多いので、「まずはやってみよう!」という方も多いのではないでしょうか。
この章では、実際に副業をするにあたって役に立つ3つのコツを紹介します。
・長く継続できる副業を選ぶ
・興味のある分野から始める
・本業とのバランスを考える
ぜひこれらを意識して、効率よく副収入を手に入れてくださいね。
コツ1 長く継続できる副業を選ぶ
副業のジャンルを選ぶにあたって、特に気になるのが報酬の高さや始めやすさ。
しかし、効率よく副収入を得たいのであれば、まずは「長く継続できるか」を基準に選ぶことをおすすめします。
なぜなら、短期間でやめてしまっては、本来の副業の目的を達成できなくなってしまうから。
また、副業の種類によっては、継続するほど単価が上がるものもあります。
数か月、または数年の長い目で見ながら、継続しやすそうな副業を見つけましょう。
コツ2 興味のある分野から始める
継続して副収入を得たいのであれば、興味のある分野から始めるのがおすすめです。
興味のある分野なら、たとえ未経験の業種であっても、意欲的に新しい知識を吸収しながら継続できるはず。
趣味に関する分野であれば、本業の気晴らしとして楽しみながら働くこともできます。
車、料理、旅行、コスメ、釣りなど、「これならやってみたい」と思える分野に関する副業を探してみましょう。
コツ3 本業とのバランスを考える
慣れない分野で副業する場合、特にはじめの頃は一つの案件に時間がかかったりするもの。
副業に時間を取られて本業に集中できなくなってしまっては本末転倒です。
本業とのバランスを保つためにも、まずは少ない案件からはじめ、慣れてきたら業務量を増やすようにしましょう。
本業との両立に不安がある人は、本業と共通する分野や、既に詳しい分野の副業に挑戦して、効率的に働くのも手です。
会社員副業の注意点2つ
会社員で副業をする場合、注意しておいた方が良いことがあります。
ここでは2つの点についてお伝えします。
注意点1 本業の就業規則を確認してから始める
副業を始める人が増えている一方、中にはまだまだ本業以外の場所で収入を得ることを禁止している会社も。
せっかく分野を決めて案件をゲットできたとしても、本業で副業が禁止されていれば努力が台無しになってしまいます。
また、副業をOKとしている会社でも、就業できる分野や業種が制限されていることもあります。
トラブルを避けるためにも、まずは本業の就業規則を確認し、不安な点があれば事前に会社と相談しておくようにしましょう。
注意点2 確定申告(税金の知識)
副業を始める際に見落としがちなのが、税金に関する知識です。
会社員であれば自動的に会社が年末調整をしてくれますが、副業ではそうはいきません。
特に所得税においては、給与以外の所得が20万円を上回る場合に確定申告が必要となります。
参考:副業で物販をしているときの確定申告
うっかり脱税してしまわないよう、特に税金に関しては入念に調べておくようにしましょう。
不明点がある場合は、以下の国税庁のホームページを参考にしてみてくださいね。
まとめ:効率的に副収入を得て本業と両立させよう
以下の14の副業を紹介しました。
・せどり(転売)
・輸入ビジネス
・アフィリエイト
・Webライター
・プログラミング
・教室の開催
・フランチャイズ経営
・株式投資
・不動産投資
・アンケートモニター
・ハンドメイド作品の販売
・宅配サービス
・運転代行サービス
・シェアリングサービス
実際に副業を始める際は、以下の3つのコツと2つの注意点を意識すると、効率よく副収入を得やすくなります。
【副収入を得るコツ3つ】
・長く継続できる副業を選ぶ
・興味のある分野から始める
・本業とのバランスを考える
【会社員副業の注意点2つ】
・本業の就業規則を確認してから始める
・確定申告(税金の知識)
リスクを少なくして挑戦することもできます。
副業のリアルについてはこちらの記事も参考にしてください。
■「やってみたい副業」と「やっている副業」を考える
■副業は後ろめたい?
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