いつも大変お世話になっております。
CiLEL講師の辻知岳でございます。
今年も新年早々「お金の話」をさせていただきます。
と申しますのも、この時期こそ中国輸入ビジネスをされている皆様には絶好の資金調達チャンスだからです!
「売上を伸ばしたいけれど、資金面がネックで難しい…」という方は、まずはバックナンバーからご覧ください。
その①中国輸入に資金調達は必要?
その②中国輸入の資金調達におススメの金融機関は?
その③政策公庫の資金調達でおススメのプランは?
その④政策公庫の資金調達の手順とテクニック
その⑤書類で他と差をつける!申込書類記載のポイント 【前編】
その⑥書類で他と差をつける!申込書類記載のポイント 【後編】
8回目となる本記事では、初めての資金調達を行われる方がまず検討すべき新創業融資の中でも、最大の関門ともいえる「担当者との面談」についてお伝えします。
今回の記事を読めば、
・準備しておくと面談が有利になる資料
・面談で担当者に突っ込まれない用に準備しておくポイント
についてわかるようになります。
銀行員時代の私の経験と、これまでお手伝いさせていただいた30名以上のお客様の実例を踏まえて、2回にわけてご案内いたします。
プレゼンに自信のないあなたも、これさえ読めば面談はばっちりですよ!
目次
Toggle1月が資金調達に向いている理由
1月は、下記3つの理由から、資金調達に向いています。
①中国輸入最大のイベントといっても過言ではない「春節」を控えているため、「春節休みの前でまとまった仕入れが必要です」と調達の理由がつけやすい
②年末の資金需要ピークを過ぎ、銀行も比較的余裕がある
③3月末のノルマ達成に向け、ノルマ未達成の銀行担当者のお尻にに火が付く
ビジネスとの兼ね合いもありますので、「時期的には1月が向いていると言える」くらいにご認識いただければと思います。
面談までのスケジュール
書類提出が完了すると、おおむね1週間程度で政策公庫の担当者から面談日程の連絡が来ます。
面談日程は公庫の営業日である平日9時~17時までになるので、副業の方は有給調整などでスケジュールを確保してください。
私がお手伝いさせていただいた方の中には、外回りの利点を生かして、営業とお昼ご飯の時間に面談をこなして資金調達に成功した猛者もいらっしゃいました。
提示された日程でスケジュールが確保できない場合は素直に申し出ましょう。
2週間先ぐらいであれば担当の日程も開いているので、意外と柔軟に対応してくれますよ。
日程が決まった際、当日持参してほしい資料を言われます。
これはその人によって違うこともあるので、確りメモして早めに準備しましょう。
段取り8割!?準備しておくべき書類
当日持参してほしいといわれる資料は、だいたい下記のようなものです。
①預金通帳
②売上を証明する資料
③仕入れ先との契約書、請求書
④公共料金の引き落とし履歴がわかる領収書や口座履歴など
⑤(あれば)ほかの銀行での借入明細
①は本人名義の銀行口座全部といわれることが多いです。
(ビジネス利用の口座が他人名義の場合はその口座も)
これは自己資金の確認です。
皆さんの場合はすでに販売を開始し、Amazonからのペイメントが入金されているでしょうから、これを自己資金として申告しましょう。
その他ビジネスに使える資金があればなおいいです。
③は弊社までお問い合わせください。
④は政策公庫独特の資料です。
政策公庫は公共料金や家賃、携帯電話の料金など毎月の定期的な支払いがきちんとなされているかを重視します。
ここでしっかり返済してくれる人かを見ているんですね。
通帳に引落履歴が記載されているのであればよいのですが、ない場合は最低半年分くらいの資料を準備していきましょう。
残高が足りなかったなどの理由で家賃の引き落とし日がまちまちだったり、2ヶ月まとめて引き落としされていたりするとかなり厳しいです。
1回くらいであれば「ちょっと忘れていて…」で済みますが、複数回ある場合は厳しい面談になってしまいます。
他の申込者と差をつける!追加資料
その他持参したほうがいい資料として、下記のものがあります。
①PC
②ショップ取扱商品の一覧印刷(できればカラー)
③エース商品のページ印刷(できればカラー)
④エース商品の現物
これらは担当者に皆さんのビジネスを具体的にイメージてもらう資料として活用します。
①のパソコンがあれば②・③は不要だと思われるかもしれませんが、担当者の手元に資料として残しておくことが大事なのです。
銀行はまだまだ書類文化のところが多いので、皆さんはPCを操作しながら説明をして、担当者はポイントを印刷したものにメモする、という形を取りやすくしてあげるわけですね。
③のエース商品のページもあれば、「この商品で月商〇〇万円あるんですよ。実物これなんですけどね。」という形で、より話がしやすくなると思いますので、ぜひご活用ください。
次回は政策公庫融資の最大の関門、「担当者との面談(当日)」についてご説明いたします。
「もっと詳しく聞きたい!」という方は、ぜひ辻までお問い合わせくださいませ。
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中国輸入の資金調達について話を聞く
※フォーム内に概要をご記入いただくとスムーズです
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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