Shopify(ショッピファイ)とAmazon(アマゾン)の違いとは?特徴やメリットを徹底比較!

「ネットショップを始めたい」
「ShopifyとAmazonの違いが知りたい」
「どのECサイトを選べばいいか迷っている」

ECサイト立ち上げを考えているものの、どうしたらいいのか・どこがいいのかわからず悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。

「せっかく始めるのなら後悔したくない」という思いから、なかなか踏み出せないケースもあるかもしれませんね。

もし「ShopifyかAmazonのどちらにするか?」で悩んでいるのなら、両方を併用する方法もありです。

なぜなら、ShopifyとAmazonは、強みがそれぞれ異なるからです。

今回は、ShopifyとAmazonの違いや特徴について紹介します。


※この記事の情報は2022年2月時点のものです。

ShopifyとAmazon


ShopifyとAmazonは、どういう会社なのでしょうか。
それぞれの会社をみていきましょう。

Shopifyとは

Shopifyは、2004年にカナダで設立されたECプラットフォームです。
2017年には、日本法人も設立されました。

Amazonと比べると知名度はまだ低いといえますが、世界175か国、100万店舗以上が導入しており、その勢いは、「Amazonキラー」という異名がつくほど。

今、世界で注目を集めているプラットフォームです。

Shopifyの強みは、手軽に独自のECサイトが構築でき、海外向けの販売にも適しているところにあります。

そのため日本でも、自社ブランドの認知度を上げたい事業者や、海外販売を視野に入れているD2Cブランドを中心に導入されています。

・D2C…自社で企画・製造した商品を自社サイトで直接顧客に販売するビジネスモデル。

・D2Cブランド…D2C事業に取り組んでいるメーカーやブランドのこと。

Shopifyのメリットや機能については、『Shopifyとは?』の記事内で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

Amazonとは

Amazonは、1994年にアメリカで設立された大手通販会社です。
日本でも1998年に会社が設立されました。

知名度が高く、利用している方も多いのではないでしょうか。

Amazonの強みは、まさにAmazonのブランド力。

「Amazonブランド」のもと、多くのジャンル・商品が取り揃えられています。

たとえば、顧客が「カバン」と検索すると、レビュー数の多いもの、評価の高いもの、価格の安いものなど、さまざまな商品が並びますよね。

取り扱うジャンルも、日用品から雑貨、家電まで幅広く、多様な視点で表示できるため、利便性が高いです。

最近では、コンビニなどでも商品を受け取れる商品受け取りサービスも開始し、通販力を拡大しています。

Shopifyへ移行する大手サイトが増えた理由

大手ブランドがShopifyへ移行している理由には、社会背景や事業者の意識変化が関係しているといわれています。

【考えられる背景】
・外出の自粛でオンライン事業の需要が高まった
・EC業界への意識が高まった
・ブランディングができないため店舗展開を変更した

まず、EC(インターネットを通じて売買をする)業界が注目された背景には、不景気や近年の外出自粛によって自宅で過ごす人が増えたことが挙げられます。

外出を控える期間が長ければ長いほど、「自宅で楽しめるもの」が欲しくなりますよね。

その結果オンラインゲームや動画配信、テイクアウトサービスなどの需要が高まりました。

今まで実店舗でサービスを展開していた店舗が、オンライン化したことで成功・成長した事例もあるようです。

こうして、ECやWeb業界に着目する企業が増えたといわれています。

次に、EC事業者の意識変化です。

Amazonや楽天などで商品を購入する顧客は、製造・生産しているメーカーから商品を買っている意識が薄くなる傾向にあります。

たとえば、欲しい商品があると「〇〇メーカーのもの」ではなく、「Amazonで探そう」「Amazonで買おう」と思う方は多いのではないでしょうか。

メーカー名よりも、商品自体の価格や評判などから判断 → 購入されるケースが多く見受けられます。

そのため出店した事業者は、次のような問題を抱えることに。

リピーターが見込めない
自社のブランディングができない
販売手数料が高い

それならば、と自社ECサイト運営に対する意識が高まり、店舗展開を変更してD2Cに取り組む事業者が増えてきているのです。

今後はさらに自社内でのECサイト運営に対する意識が高まり、Shopifyを含めD2Cモデルの事業拡大が進むだろうと予想されています。

ShopifyとAmazon3つの違い


ShopifyとAmazonは、どちらも利便性が高いECサイトですが、店舗展開の仕方などが異なります。

以下3つの違いを紹介します。

・店舗展開
・メリット
・方向性

店舗展開

ShopifyとAmazonの最大の違いは、店舗展開の方法です。

・Shopify…自社ECサイト
・Amazon…モール型ECサイト

Shopifyは、サイトの中で商品を展開しているわけではありません。

各メーカーやブランドが自社ECサイトを構築できるようにする「ECプラットフォーム」です。

ブランドそれぞれが、Shopifyの提供する多種多様なテーマやテンプレートの中から、自分たちのブランドに合ったデザインを選び、ネットショップを開設します。

そのため、独自のコンセプトや世界観のあるショップ展開が可能です。

自社サイトの中で商品の売買をおこなうため、「自社ECカート型」と呼ばれることもあります。

一方Amazonは、Amazonのサイトの中で各ブランドがショップを開設して販売するスタイル。

「モール型ECサイト」と呼ばれています。

大きなショッピングモールをイメージしてみてください。

1つの大きなショッピングモールの中に多数のお店が入り、店舗展開をしていますよね。

「ショッピングモール=Amazon」というイメージに近いです。

楽天やヤフーショッピングなども、モール型ECサイトに含まれます。

ネットショップを開設した事業所は、Amazonブランドを通して商品展開を行うため、Amazonの知名度やブランド力をうまく活用した展開が可能です。

メリット

Shopifyには次のようなメリットがあります。

・ブランド独自のサイトが構築できる
・SNSなどと連携して販売チャネルの拡大ができる
・海外向け販売にもチャレンジしやすい

Amazonとの大きな違いは、各メーカーやブランドが自社サイトを開設できる点です。

モール型では、仲介ブランドを通して商品販売が行われるため、メーカーがブランディングを図るのは難しいところ。

会社の認知を上げるには、自社サイトの立ち上げや集客の工夫が必要です。

自社サイトを立ち上げると、コンセプトや世界観、思いやブランドのイメージカラーなどが伝えやすくなります。

結果、他ブランドとの差別化を図ることが可能に。

顧客の心をうまくつかめると、お店のファンやリピーターになってもらいやすくなりますね。

SNSと連携してキャンペーンの告知やライブ配信を行うことで、認知度アップも見込めるでしょう。

次に、Amazonのメリットを挙げます。

・集客力が高い
・Amazonブランドの安心感がある
・商品の到着日が事前にわかる

Amazon最大の魅力はなんといっても、高い集客力です。

数千万人もの人が利用していることからも、そのすごさがわかりますね。

Amazonに出品した商品が売れると、レビューや口コミが載ります。

顧客の声をもとに商品を購入する人も多いので、口コミでさらに売れる可能性がアップ。

1つの商品がベストセラーになることも考えられます。

また顧客にとっては、商品の到着日が事前にわかるのも大きなメリットです。

「いつ頃来るかな?」「そろそろ届くはずだから外出できないな」とソワソワすることがなく、安心して予定を組めます。

不在票の手続きの手間も省けるため、多くの顧客から信頼を集めています。

方向性

ShopifyとAmazonは、方向性も異なっています。

・Shopifyはブランド重視
・Amazonは品揃え重視

Shopifyは、ブランド重視スタイルです。

ブランドの世界観を知ってもらうことでコアなファンを増やし、認知度や売上アップにつなげていくことを重視しています。

「商品そのもの」ではなく、ブランドのコンセプトなども含め「会社のブランドを高めたい」企業にとってShopifyは利便性が高いプラットフォームです。


対してAmazonは、品揃え重視スタイルです。

顧客の求めている商品がみつかるよう、多数の商品が取り扱われています。

ジャンルも問わず、さまざまなものがあるので「ついでに買っておこう」と、まとめ買いがしやすく便利。

消費者には助かりますね。

Shopifyに向いている店舗は?

Shopifyに向いているのは、以下のような店舗です。

・独自の店舗を展開したい
・なるべくコストを抑えたい
・海外向けにも販売したい
・SNSと連携させていきたい

それぞれ解説します。

独自の店舗を展開したい

自社サイトで展開したい店舗はShopifyに向いています。

とくに次の項目に当てはまる会社に、おすすめです。

・明確なビジョンや思想がある
・直接顧客とコミュニケーションを図ることでファンになってもらいたい
・サイト・パッケージ・梱包までこだわり、ブランドイメージに統一感をもたせたい
・ブランドの認知度を上げたい

Shopifyは、デザインテンプレートの種類が豊富です。
会社のイメージに合ったデザインがみつけられるでしょう。

また拡張機能も充実。
専用プラグインを追加することで、顧客の流入などの分析が可能です。

Shopifyを導入することで他の店舗と差別化を図りながら店舗展開ができるでしょう。

なるべくコストを抑えたい

「できる限りコストを抑えたい…」と考えている場合も、Shopifyは向いています。

Shopifyは初期費用はかからず、月額課金制です。

基本プラン3つのほか、低価格のプラン・大企業向けのプラン合わせて5つ展開されています。
(2022年2月時点)

・ベーシックプラン
・スタンダードプラン
・プレミアムプラン
・低価格:Shopify Liteプラン
・大企業向け:Shopify Plusプラン

たとえばベーシックプランだと、月額29ドル、日本円にすると約3,300円(2022年1月時点)から始めることができます。

月額費用も、同様のプラットフォームに比べて低コストです。

基本料金や手数料、プラン内容は、『Shopifyの手数料一覧!』内で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

海外向けにも販売したい

Shopifyは、多言語・通貨・海外発送にも対応しています。

・通貨…各国の税率にも対応
・決済方法…多様なキャッシュレス決済に対応
・海外発送…海外の大手配送業者と提携

Shopifyの決済方法は、キャッシュレス決済を含め多彩に用意されています。

たとえば、Shopifyが提供している決済サービス「Shopify ペイメント」や「Apple Pay」、「PayPal」や仮想通貨「ビットコイン」などにも対応。

また多言語に対応するテンプレートや翻訳アプリも充実しているため、サイトを多言語化することも可能です。

「国外だけでなく海外販売も視野に入れたい」会社にとっては心強い存在になるでしょう。

SNSと連携させていきたい

自社サイトを成功へ導くためには、集客は欠かせません。

そこで活躍するのが、SNSです。

Shopifyは、手軽にFacebookやInstagramと連携ができます。

集客ツールとして、ブランドの宣伝として、顧客との接点として…。

さまざまな理由があると思いますが、SNSをうまく活用して連携させていきたい事業者に向いています。

Amazonに向いている店舗は?

続いてAmazonをみていきましょう。
Amazonに向いているのは、次のような店舗です。

・ECサイト初心者
・自社の認知度を上げたい
・できる限り手間なく販売したい

それぞれ解説します。

ECサイト初心者

ECサイトを作ったことがない初心者には、Amazonが向いているでしょう。

なぜならAmazonブランドによって、すでに販売する環境が整っているからです。

商品が購入されるためには、顧客の目に留まる必要があります。

しかし1からサイトを立ち上げた段階では、まだ集客力は低く、商品を見てもらえる機会が多くありません。

集客を行い、ブランドを知ってもらうことから始めなけれはならないため、負担も大きくなるでしょう。

その点Amazonは、月間利用者数が数千万人にのぼるほど巨大なモールです。

すでに多くの人が集まっている場所で商品販売ができるので、集客にかかる負担は少なく、ECサイト初心者にとっては始めやすい環境といえます。

自社の認知度を上げたい

サイトは作ったものの、なかなかページにアクセスされない」といった場合も、Amazonが適しています。

訪問者がいないまま自社サイトを運用していても、売上にはつながりませんし、認知度も変わりませんよね。

上述しましたが、Amazonは大勢の利用者が集まっているプラットフォームです。

Amazonのブランド力をうまく活用することで、自社を知ってもらうチャンスが増える可能性があります。

できる限り手間なく販売したい

手間なく販売したい場合もAmazonは向いています。

モール型のECサイトでは、既存のプラットフォームが活用できるからです。

・独自ドメインの取得
・サイトのデザイン考案
・自分たちによる集客の工夫

上記のような手間が省けます。

また、FBAサービスを利用すれば、商品の保管・注文処理・発送・返品対応・カスタマー対応をAmazonが代行しておこなってくれます。

売上や在庫のデータも蓄積されるので、それらを分析して戦略を立てることもできます。

Shopify?Amazon?迷った時の判断材料

天秤の上でABどちらか迷っている人形
「どちらもメリット・デメリットはあるし…どうしよう」と余計迷ってしまった方もいるかもしれませんね。

決められないときには、角度を変えて考えてみてはいかがでしょうか。

商品から考える方法、ビジネス展開から考える方法を紹介します。

「何を売るか」商品から考える

売りたい商品の特徴から考えてみるのも重要です。

なぜなら、商品によって顧客の層がハッキリ分かれる可能性があるからです。

たとえば、「欲しいジャンルは決まっているが、メーカーの指定はない」という顧客の場合、モール型サイトの中で商品検索をかけて比較し、その中で気に入った商品を購入するケースが多いでしょう。

ゆえに、日用品や消耗材などの商品を販売する際は、モール型ECで出店することで、商品の露出機会を増やすことができます。

一方、「〇〇ブランドの商品が気に入っている」という顧客の場合は、個々のサイトから直接購入する傾向があります。

ブランド品や、「一人ひとりの肌質に合わせたスキンケア商品」のようなニッチな商品を販売する際は、自社サイトのブランディングに力を入れると、リピーターになってもらえる可能性が高まるでしょう。

ビジネス展開から考える

ビジネス展開から検討する方法もあります。

たとえば、商品を売り出したばかりの時期は、専門品であっても、なかなか自社サイトを訪れてもらえません。

商品宣伝やサイトを運営するスタッフも限られており、思うように時間を割けないこともあるかと思います。

ブランドの認知度が上がるまではモール型サイトに出店し、頃合いをみて自社サイトに切り替えていくビジネス展開もありではないでしょうか。

ShopifyとAmazonは連携も可能

丸のプレートをもつ手と「YES」と書かれた積み木

「ShopifyとAmazonが連携できたら楽なのに…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ShopifyとAmazonは、Shopifyアプリ「Amazon by Codisto」などを利用することで連携が可能です。

以前は簡単に連携ができていたのですが、現在はアプリの導入が必要になっています。

ここでは、代表的なアプリ「Amazon by Codisto」について、少しだけご紹介します。

Amazon by Codistoを使用すると、Shopifyを任意のAmazonマーケットプレイスに直接接続して、商品リストの作成、管理、同期、在庫の同期の維持、ShopifyからのAmazon注文の受信と履行を行うことができます。
(原文:Amazon by Codisto lets you connect Shopify directly to any Amazon marketplace to create, manage and sync product listings, keep inventory in sync and receive and fulfil Amazon orders directly from Shopify.)

引用元:https://apps.shopify.com/amazon-by-codisto

「Amazon by Codisto」には「STARTER:$19/月」「GROWTH:$59/月」「PRO:$99/月」の3プランがあります。

注文数が月50までなら、30日間の無料プランを利用できますので、一度試してみるのも良いでしょう。

ShopifyとAmazonを並行しているブランド事例


実際にShopifyとAmazonを並行展開しているブランドを紹介します。

ゴーゴーカレー

ゴリラがトレードマークのゴーゴーカレー。

広く「金沢カレー」が知られるようになった、火付け役といわれています。

濃厚なルーとステンレス皿が特徴的で、Amazonではレトルトのほか、ステンレス皿やフォークなども販売されています。

出典|ゴーゴーカレー公式サイト
出典|ゴーゴーカレー(Amazon)

Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)

Blue Bottle Coffeeは、アメリカのカリフォルニア州に本社を構えるコーヒー生産販売企業です。

自家焙煎後48時間以内のものしか提供しないというこだわりが人気となり、2015年に日本でも実店舗がオープン。

現在は公式オンラインショップとAmazonも並行して展開しています。

出典|Blue Bottle Coffee公式ストア
出典|Blue Bottle Coffee(Amazon)

ShopifyとAmazonの並行もあり!自社に合わせて選択しよう


Shopifyは、自社ブランドの世界観が表現できるため、こだわりの商品やブランディングを行ううえでメリットになります。

一方Amazonは、集客力が高い点が最大の強みです。

「自社ECサイトにするか、モール型にするか」迷うかもしれませんが、どちらか一方に絞るのではなく併用するのも選択肢としてありではないでしょうか。

同時運営は大変な面もあります。

しかしAmazonの集客力で新規顧客につなげ、自社ECを立ち上げることでリピーターを増やすことができれば、ブランド確立もできるかもしれません。

自社に合った目的や方法で、よりよい運営をしていきましょう。





販売先を選ぶのも重要ですが、「何を売るか」も重要です。
これからECショップを立ち上げる方は、仕入れ先のひとつとして中国からの輸入を検討されてみてはいかがでしょうか。

中国輸入ビジネスはすでにスキームが確立されており、実践されている方もたくさんいらっしゃいます。

CiLELは、中国輸入ビジネスに取り組むたくさんの方をサポートしてまいりました。
直接のお問い合わせにも対応しております。
興味のある方はぜひご連絡ください。

投稿者プロフィール

CiLEL編集部
CiLEL編集部
CiLEL編集部は、中国輸入ビジネスをはじめ物販ビジネスや副業についてのお役立ち情報を発信しています。記事は「正しく、わかりやすく、誠実に」がモットー。FP、販売士、ネットショップ検定、日商簿記、行政書士、キャリアコンサルタントなどの資格を持つメンバーが執筆・監修しています。