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【2023年1月最新版】Amazon販売手数料を1ページで詳しく解説!

※本ページは2023年1月時点の情報です。

この記事では、Amazonで販売をおこなうときに発生する手数料について解説します。

「売上が上がっているはずなのに、お金が残ってない…?」

そんな風に感じたことはありませんか?

その秘密はこれからご紹介する「手数料」に隠れているかもしれません。

しっかりと利益を残していくためには、商品の原価はもちろん、販売した際にかかる手数料の内容を理解することが必要不可欠です。

とはいえ、Amazonで販売する際にかかる手数料は、かなり細かく分かれています。

セラーセントラルを確認すると、多岐にわたる手数料がさまざまなページに分散して紹介されています。

くわえて、期間限定のプロモーション(手数料割引)や「〇月〇日改定」などが入り乱れており、全てにおいて最新かつ正確な情報を手に入れるのは簡単ではありません。

本ページでは、そんなお悩みをお持ちのAmazonセラーさんに向け、Amazon販売にかかる手数料を1ページでわかりやすくまとめました。

これからAmazon販売を始めようという人はもちろん、すでに販売をおこなっていて、必要な手数料の情報を調べたいAmazonセラーさんもぜひ本ページをご活用くださいませ。



ちなみに、Amazon販売と中国仕入れの相性が良いことはご存じでしょうか?
中国仕入れは原価が安いので、利益率を上げたい方におすすめの仕入れ先となります。

中国仕入れ代行サービスのCiLEL(シーレル)では、中国から「売れる商品」を仕入れるための実践型講座「manable(マナベル)」を随時開催していますので、最速で売れる商品を見つけたい方はぜひご受講ください。







※本記事は下記Amazonのサイトで確認できる情報を中心にまとめたものです。
Amazon|出品にかかる費用

Amazon手数料は高い?安い?

まず気になるところといえば、Amazon手数料の価格ではないでしょうか。

Amazonの販売手数料と、Amazonとシェアを争う楽天市場の販売手数料(システム利用料)を比較してみました。

それぞれの販売手数料は、以下の通りです。

Amazon 楽天市場
販売手数料 ・商品カテゴリにより売上高8~15%ほど

・Amazonデバイス用アクセサリ45%
・売上高2~7%ほど

(ほかにも従量制の利用料あり)

販売手数料の数字だけを比較するとAmazonの方が高いように見えます。

しかし、Amazonには他のECモールにはない便利なサービスがあります。
後ほどご紹介する「AmazonFBA」がその代表ですね。

楽天も独自のロジスティクスサービスを整備していますが、少人数でEC店舗を運営しようと思うと、FBAを除外して考えるのは難しいでしょうから、EC運営のトータルサポートという点ではAmazonに軍配が上がりそうです。

以上のことから、手数料の「高いor安い」は表面上の数字だけで比べるのではなく、ご自身が必要とするサービスを受けるためには、いくら必要なのかというコストパフォーマンスの観点から考えるのが良いでしょう。

Amazon手数料の仕組みや計算方法

Amazon販売にかかる費用

Amazon出品における手数料は、大きくわけて以下の3つです。

・出品プラン別の手数料
・販売手数料
・FBA手数料

選択する出品プランと販売する商品、FBAを利用するか否かによって、売上における手数料の割合が変化します。

Amazonの手数料の仕組みがわからないと、細かい手数料をお伝えしてもイメージができないと思いますので、ここでは簡単にAmazon手数料の仕組みについて説明します。

Amazon手数料は「基本料」+「販売手数料」

Amazon出品では「基本料」と「販売手数料」が必ずかかります。


■ 基本料

携帯電話の契約をイメージしてみてください。

携帯電話には基本プランが何種類かあり、その中から1つ基本プランを選びますね。

基本プランを選ぶ際には、自分なりの判断基準があるかと思います。

たとえば、基準通話が多い方は通話料が割安になるプラン、あまり使わない方は通話料金より基本コストが安いプランを選ぶ、といった具合です。

この「基本プラン」がAmazonでは、「大口出品」「小口出品」に該当します。

「大口出品」「小口出品」どちらかのプランを選ぶ = 「基本料金」です。

「大口出品」と「小口出品」については、このあと詳しく解説します。


■ 販売手数料

販売手数料は、商品が売れたタイミングで発生する手数料です。

販売手数料は、商品カテゴリーによって異なります。

Amazonや楽天市場を見ると、トップページには商品カテゴリ一覧が並んでいますよね。

【商品カテゴリの一例】
・シューズ
・バッグ
・大型家電
・パソコン・パソコン周辺機器
・ペット用品 など

そのカテゴリによって、手数料率が変わってくるということです。

カテゴリごとの手数料や、その他手数料などの詳細は後ほど説明します。

FBA利用時のAmazon手数料は「基本料」+「販売手数料」+「FBA手数料」

AmazonFBAサービスを利用する場合は、先ほどの「基本料・販売手数料」に加えて、「FBA手数料」がかかります。

AmazonFBAとは、商品販売を行うときに必要な業務の一部(商品保管、注文処理、配送、返品)をAmazonが代行してくれるサービスです。



■ FBA手数料

AmazonFBAを利用するときのみ、手数料がかかります。

手数料はかかりますが、出品者が自分で商品保管や配送などをおこなう必要がありません。

業務負担や手間を減らしたい際に検討すると良いでしょう。

Amazon手数料に消費税はかかる?

「手数料にも消費税はかかる?」「Amazonは海外の企業だけど日本の消費税率で課税…?」といった疑問が浮かんだ方もいるかもしれませんね。

結論からいうと、出品にかかった手数料は基本的にいずれも消費税の課税対象になります。

消費税法上は、「課税仕入れ」に該当し、標準税率(通常かかる税率)は10%です。

参考:Amazon 税制改定(2019年10月1日)における消費税の取り扱いについて – 概要

Amazon基本料

ここからは、Amazonの基本料となる大口出品・小口出品について詳しくご説明します。

先ほど、携帯電話を契約するときに選ぶ基本プランのようなものだとお伝えした部分です。

Amazonで販売するにはセラーとして登録するのですが、そのときに「大口出品」か「小口出品」かを選んで登録をおこないます。

Amazon基本料

画像引用元:Amazon 出品にかかる費用

出品するためには、この2つのプランのどちらかを必ず選ぶことになります。

Amazon出品での最初の分岐点です。

それぞれにかかる手数料は以下の通りです。

大口出品

大口出品は、月間登録料が定額です。
商品1点ごとにかかる成約料がありません。

【特徴】
・月間登録料:4,900円(税別)
・基本成約料:なし
・おすすめの販売個数:毎月49点以上

大口出品プランを選択しないと、利用できない機能がたくさんあります。
配送料金や、お届け日時の設定、広告などをおこないたい場合も、大口出品プランが適しています。

小口出品

小口出品は、月間登録料が無料です。
注文成約時に成約料が商品1点ごとに100円かかります。

【特徴】
・月間登録料:無料
・基本成約料:商品1点売れるごとに100円(税別)
・おすすめの販売個数:毎月49点まで

商品数が少ない方や、お試しでAmazon出品をしてみたい方は、小口出品がいいでしょう。

大口出品だと、何点販売しても月額4,900円ですが、小口出品の場合は1品販売するごとに100円が請求されます。

携帯電話で例えると、以下のような感じでしょうか。

・大口出品 → 基本プランが定額で通話料がかからないタイプ
・小口出品 → 基本プランがかからずに通話料だけかかるタイプ

商品や商品数、機能などが異なるため、慎重にプランを選びましょう。

大口出品と小口出品の違い

大口出品と小口出品の大きな違いは、「月額料金」と「利用できるサービス内容」です。

料金の違いは、以下の通りです。

大口出品 小口出品
月間登録料 4,900円
成約金 商品1点につき100円

定額か、販売ごとにかかるか、といった違いがあります。

月に50点(1日2品程度)販売するのであれば、大口出品で登録した方がお得といえますね。



次に利用できるサービスの違いをみていきましょう。

次の表をご覧になってみてください。

Amazon機能

画像引用元:Amazon:出品にかかる費用

「大口出品」と「小口出品」では、利用できるサービスが異なってきます。

たとえば、Amazonのカタログにない商品を販売するとしましょう。

Amazonのカタログにない商品とは、「OEM等で作成したオリジナル商品」などが含まれます。

OEMで作成したオリジナル商品をAmazonマーケットプレイスに出品(Amazon出品)するためには、新規登録が必要になります。

そこで注目していただきたいのが、表の上の方にある「Amazonのカタログに新商品を追加する」です。

Amazonのカタログに新商品を追加できるのは「大口出品」のみ。

小口出品には機能がありません。

「月額約5,000円もするのか」と思うかもしれませんが、「大口出品」は利用できるサービスが多く、柔軟な対応や販売ができます。

「販売数が少ない=小口出品」というように、ただ販売見込み数だけで判断せず、機能面やコストパフォーマンスも考慮して選ぶのが得策です。

*AmazonFBAは、「大口出品」「小口出品」に関係なく利用することができます。
また、販売手数料カテゴリー成約料に関しても、「大口出品」「小口出品」に関わらず同額が加算されます。

次からは、販売手数料とカテゴリー成約料、そしてFBAに関連する手数料について詳しく見ていきます。

Amazon販売手数料一覧

ここではAmazon販売手数料の説明をします。

Amazon販売手数料は2種類あります。

1. 商品カテゴリー別販売手数料
→ 基本的にすべての商品カテゴリーで売れたタイミングでかかります。

2. カテゴリー成約料
→ 特定のカテゴリーのみ、売れたタイミングでかかります。


2023年1月現在、カテゴリー成約料が発生するのはメディア商品(本、CD・レコード、DVD、ビデオ)です。
メディア商品の販売については、1と2の両方の手数料がかかることになります。

詳細を見ていきましょう。

商品カテゴリー別販売手数料

販売手数料は、商品が売れて初めて発生する手数料です。

出品するだけでは手数料は発生しません。
大口出品でも小口出品でも、この販売手数料は一緒です。

Amazonの販売手数料はカテゴリーによって異なります。

販売手数料8%:パソコン・周辺機器、カメラなど
販売手数料10%:カー&バイク用品、おもちゃ&ホビー、楽器、スポーツ&アウトドア用品など
販売手数料15%:本、TVゲーム、DIY用品・工具など

いくつかのカテゴリーの商品には商品ごとに最低販売手数料が定められています。
商品価格に対してパーセンテージでかかる販売手数料か、最低販売手数料のどちらか多いほうが実際に手数料としてかかります。

※商品1点あたりの売上合計とは、商品単価・配送料・ギフト包装料を含めた価格のことです。

また、時期によってプロモーションが実施されているカテゴリーもあります。

販売手数料:本/カメラ/パソコン・周辺機器/ドラッグストア/ビューティーなど

まずは、下記カテゴリーの販売手数料です。


CD・レコード
DVD
ビデオ
エレクトロニクス(AV機器&携帯電話)
カメラ
パソコン・周辺機器
(エレクトロニクス、カメラ、パソコン)付属品
Amazonデバイス用アクセサリ
楽器、
ドラッグストア
ビューティ

販売手数料の割合 最低販売手数料
本/CD・レコード 15% なし
DVD/ビデオ 15% なし
エレクトロニクス(AV機器&携帯電話)/カメラ/パソコン・周辺機器 8% 30円
(エレクトロニクス、カメラ、パソコン)付属品/楽器 10% 30円
Amazonデバイス用アクセサリ 45% 30円
ドラッグストア/ビューティ ·商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
·商品1点あたりの売上の合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
30円

ビューティについては、一部のブランドには販売手数料20%が適用されます。

メディア商品(本、CD・レコード、DVD、ビデオ)の販売については、カテゴリー成約料がかかります。

詳細情報・最新情報については下記Amazonサイトをご確認ください。
Amazon Amazon出品サービスの手数料

販売手数料:スポーツ&アウトドア/カー&バイク用品/おもちゃ&ホビー/DIY・工具など

次に、下記カテゴリーの販売手数料です。

スポーツ&アウトドア
カー&バイク用品
おもちゃ&ホビー
TVゲーム
PCソフト
ペット用品
文房具・オフィス用品
ホーム(インテリア・キッチン)
ホーム(家具)
ホームアプライアンス
大型家電
DIY・工具
産業・研究開発用品

販売手数料の割合 最低販売手数料
スポーツ&アウトドア/カー&バイク用品/おもちゃ&ホビー 10% 30円
TVゲーム/PCソフト 15% なし
ペット用品 ·商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
·商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の15%
30円
文房具・オフィス用品/ホーム(インテリア・キッチン)/ホームアプライアンス/ホーム(家具) 15% 30円
大型家電 8% 30円
DIY・工具/産業・研究開発用品 15% 30円

TVゲームの一部のサブカテゴリーの販売手数料については、8%となります。

販売手数料:食品&飲料/腕時計/ジュエリー/ベビー&マタニティ

続いて、下記カテゴリーの販売手数料です。

食品&飲料
腕時計
ジュエリー
ベビー&マタニティ

販売手数料の割合 最低販売手数料
食品&飲料 ·商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
·商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の10%
なし
腕時計 15% 30円
ジュエリー ·1商品あたりの売上合計が10,000円以下の部分には商品代金の10%
·1商品あたりの売上合計が10,000円を超える部分は商品代金の6%
30円
ベビー&マタニティ ·商品1点あたりの売上合計が1,500円以下の場合は商品代金の8%
·商品1点あたりの売上合計が1,500円を超える場合は商品代金の15%
30円

「ベビー&マタニティ」カテゴリーについてですが、2020年9月1日に一部商品が「服&ファッション小物」カテゴリーに移管されています。
2020年9月1日以前より扱っている商品のある方はご注意ください。

販売手数料:服&ファッション小物/シューズ&バッグ/その他のカテゴリー

最後に、下記カテゴリーの販売手数料です。

服&ファッション小物
シューズ&バッグ
その他のカテゴリー

販売手数料の割合 最低販売手数料
服&ファッション小物 ·1商品あたりの売上合計が3,000円以下の部分については、商品代金の12%
·1商品あたりの売上合計が3,000円を超える部分については商品代金の8%
30円
シューズ&バッグ ·1商品あたりの売上合計が7,500円以下の部分については、商品代金の12%
·1商品あたりの売上合計が7,500円を超える部分には、商品代金の6%
30円
その他のカテゴリー 15% 30円

「服&ファッション小物」「シューズ&バッグ」「ジュエリー」カテゴリーの販売手数料は、プロモーション価格となっています。

プロモーションは2023年2月28日に終了予定です。
2023年3月1日からの手数料については下記Amazonページをご確認ください。
参考:Amazon 2023年販売手数料の改定(Amazon.co.jp)

カテゴリー別成約料

カテゴリー別成約料について、もう少し詳しく説明します。

カテゴリー別成約料は、本やDVDなどの特定のカテゴリーで販売した場合にのみ発生する手数料で、販売手数料とは別に発生するものです。

どちらかではなく「販売手数料」「カテゴリー成約料」両方がかかります。

なお、カテゴリー成約料は商品が売れるごとに発生しますので、出品しただけでは発生しません。

画像引用元:Amazon カテゴリー別成約料

カテゴリー別成約料が発生するカテゴリーと手数料は以下です。

・本:80円
・CD / レコード:140円
・DVD:140円
・ビデオ(VHS):140円

これら商品を販売しない人は気にしなくても大丈夫です。

中国仕入れでAmazon販売をしている方の場合は、著作権等の関係もあり、あまり取り扱うことのないカテゴリーですので、気にすることはないでしょう。

AmazonFBA手数料

今までご説明してきたのはAmazonで販売すると必ず発生する手数料ですが、ここからご説明するのはFBAを利用する場合に発生する手数料です。

FBAの利用を検討している方や、FBAを利用しているけど手数料のことがよくわからないという方は、ぜひこちらのパートを参考にしてくださいね。

ご自身で直接発送していてFBAを利用していない方は、FBA手数料は発生しません。

なお、FBA手数料は2022年3月1日より変更になっています。

2023年4月1日にも、FBA手数料の改定が予定されています。
詳細は下記Amazonページをご確認ください。
参考:Amazon 2023年フルフィルメント by Amazonの手数料および販売手数料改定の概要(Amazon.co.jp)

AmazonFBAとは

FBA(フルフィルメントby Amazon)とは、「商品の保管から注文処理、配送、返品対応までをAmazonが代行するサービス」のこと。

Amazonの物流拠点(フルフィルメントセンター)に商品を預けることで、Amazonが商品の保管から注文処理、配送、返品に関するカスタマーサービスまでを代行してくれます。

商品を保管しておく倉庫が必要な人には非常に便利なサービスではないでしょうか。

FBAを利用した商品にはプライムマークが表示されるため、購入者への訴求力が高まり、売上アップも期待できます。

FBAを利用することでかかる手数料は主に以下の2つです。

・配送代行手数料
・在庫保管手数料

それぞれ見ていきましょう。

FBA配送代行手数料

AmazonFBAの配送代行手数料とは、出荷・梱包・配送でかかる手数料のことです。

配送代行手数料は、販売時の出荷・梱包・配送に対して課金され、サイズによって料金が変わります。

サイズは大きく5つに分けられます。

・FBA小型軽量商品プログラム
・小型サイズ
・標準サイズ
・大型サイズ
・特大型サイズ



■FBA小型軽量商品プログラム
小型で軽量の商品を取り扱う場合は、FBA小型軽量商品プログラムの利用がおすすめです。

サイズと重さによって2つの区分がありますが、両方ともFBA配送代行手数料は200円前後です。

小型軽量プログラムの利用開始にはいくつか条件がありますので、詳細はAmazonのページをご確認ください。

参考:FBA小型・軽量商品プログラム


■小型サイズ
最大寸法が25cmx18cmx2.0cm以内で、重量が250g以内の商品は「小型サイズ」となり、1点あたりの配送料は288円です。

画像引用元:Amazon FBA配送代行手数料


■標準サイズ
標準サイズは、最大寸法や重量によって4つに区分されます。
配送料は318円~603円です。

画像引用元:Amazon FBA配送代行手数料


■大型サイズ
大型サイズは、最大寸法60cm以内~200cm以内までで、20cm刻みで8つに区分されています。
配送料は589円~1,756円です。

画像引用元:Amazon FBA配送代行手数料


■特大型サイズ
特大型サイズは、最大寸法が200cm以内~260cm以内の4区分です。
重量はすべて50kg以内となっています。
配送料は2,755円~5,625円です。

画像引用元:Amazon FBA配送代行手数料



自己発送との送料比較をしたい方は、Amazon配送量を安くする方法を解説した記事『FBAと自己発送の比較。Amazon物販送料を安くする方法解説』もあわせてご覧ください。

FBA在庫保管手数料

FBAの在庫保管手数料は、AmazonFBA倉庫にて商品を保管・管理するためにかかる手数料です。
1日あたりの平均スペース使用量に基づいて算出されます。

カテゴリー、保管時期、サイズによって手数料が変わってきます。



■服&ファッション小物、シューズ&バッグ
服&ファッション小物、シューズ&バッグの2つのカテゴリーでは、すべてのサイズで在庫保管手数料は同じです。
1月~9月が安く、10月~12月が少し高くなっています。

画像引用元:Amazon FBA在庫保管手数料
※3.10円は約3円です。


■服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外のカテゴリー
服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外のカテゴリーでは、小型/標準サイズ、大型/特大型サイズで在庫保管手数料が変わります。
1月~9月が安く、10月~12月が少し高くなっています。

画像引用元:Amazon FBA在庫保管手数料
※5.160円は約5円です。



FBA在庫保管手数料は、販売手数料や発送代行手数料に比べるとそこまで高額ではありませんが、大型商品を販売される場合は、保管期間に注意した方が良いでしょう。

Amazonには販売手数料・発送代行手数料とあわせ、在庫保管手数料も計算できるFBA料金シミュレーターがありますので参考にしてください。

FBA料金シミュレーター
※Amazonセラーセントラルへのログインが必要です

また、保管期間が365日を超える商品に対しては、長期在庫保管手数料がかかります。

その他の手数料

上記以外にも、長期在庫保管手数料をはじめ、さまざまな手数料があります。

それぞれ紹介します。


長期在庫保管手数料
FBAでは、毎月15日に在庫一掃チェックが実施されます。

その実施日に保管期間が365日を超えた在庫については、長期在庫保管手数料(10cm × 10cm × 10cmあたり17.773円)が請求されます。
※17.773円は約18円です。

参考:Amazon FBA長期在庫保管手数料


FBA在庫の返送・所有権の放棄手数料
FBAにある在庫を返送してほしい、所有権を放棄したい場合に手数料が発生します。
請求されるタイミングは、返送/所有権の放棄依頼の完了時となります。

画像引用元:Amazonセラーセントラル

在庫の返送/所有権の放棄手数料は対象商品のサイズと重量ごとに課金となります。

以前は、返送より安かった所有権の放棄手数料ですが、現在は同額です。
になったため、返送商品を再販できる可能性も含め、より慎重に検討した方がいいでしょう。



購入者返品手数料
購入者が「30日間返品送料無料」を利用して、服&ファッション小物およびシューズ&バッグカテゴリー商品を返品した際に発生する手数料ですが、2023年1月現在、服&ファッション小物、シューズ&バッグカテゴリーの購入者返品手数料を免除する無料プロモーションの期間中です。

プロモーション期間が終了すれば、購入者返品手数料は商品ごとのFBA手数料の合計と同額になります。
一度に複数商品を購入された際は、商品1点あたりの購入者返品手数料がFBA手数料よりも高くなる場合もあるので、セラーセントラル「返品レポート」で確認するのが確実です。

参考:Amazon 購入者返品手数料



納品不備受領作業手数料
FBAでは基本的に定められている納品要件を満たしていない商品は、「納品不備」として受け入れてくれませんが、Amazon側で追加梱包作業を行ったうえで受け入れしてくれることがあります。

納品不備の程度によって「コーチングレベル」が設定されており、納品不備の内容と程度によって手数料が異なります。

画像引用元:Amazonセラーセントラル

FBAサービス・手数料を全て解説』の記事では、利益を残すためのポイントと合わせてこれらの手数料を解説しています。



商品ラベル貼付サービス
商品ラベル貼付サービスは、要件を満たした商品であれば、Amazonが代行でラベル貼りをおこなってくれるサービスです。

手数料は、商品の大きさによって異なります。

・FBA小型軽量商品…ラベル1枚あたり10円(税込)
・小型・標準サイズ…ラベル1枚あたり20円(税込)
・大型サイズ…ラベル1枚あたり51円(税込)

サイズや貼付手順など、ラベル貼付に関する詳細は『商品ラベルのサイズや貼付手順をご紹介』の記事で解説しています。

参考:Amazon 商品ラベル貼付サービス



FBA梱包準備サービス
FBA梱包準備サービスとは、FBAで販売する商品の梱包をAmazonが代行してくれるサービスを指します。

条件を満たすと、サービスの利用が可能です。

梱包サービスの手数料は以下の通りです。

また割れ物や液体など、商品によっても手数料は異なります。

画像引用元:Amazon FBA梱包準備サービス



クーポン償還手数料
クーポン償還手数料では、クーポンを発行している商品に対して、1回の引き換えにつき60円(税抜)の手数料がかかります。



代引き手数料チャージバック
ユーザーがAmazonに支払う手数料です。

ペイメントには計上されますが、実質0円となります。



配送料チャージバック
ユーザーがAmazonに支払う配送料です。

代引き手数料と同じく、ペイメント上には計上されますが実質0円となります。

Amazon出品の注意点

吹き出し枠の中にエクスクラメーションマーク

ここまで、Amazonで発生する手数料について詳しく解説してきました。

Amazon出品では、出品制限がかかる場合や出品禁止商品などがありますので、最後にAmazon出品の注意点について紹介します。

出品制限がかかる場合がある

Amazonでは、出品制限された商品があります。

主な理由は、偽物や盗作といった商品の出品を防ぐためです。

制限対象には、酒類や自動車用品、医薬品など多くの商品が含まれます。

制限対象商品について詳しくはAmazonセラーセントラルでご確認ください。

出品禁止商品・カテゴリーがある

制限ではなく、「出品禁止」とされている商品やカテゴリーもあります。

たとえば、日本の規格や法律を満たしていない商品、室温で保管できない商品などが該当します。

参考:Amazon FBA禁止商品

出品禁止商品を出品すると、「出品資格の永久停止」のペナルティーが課せられる恐れがあるので注意してください。

Amazonに出品する商品は、すべて法令を満たしている必要があります。

判断が難しい方、不安がある方は、法律の専門家などに相談しましょう。

Amazon出品で「売り損」にならないよう手数料を把握しておこう!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

Amazonの手数料はとても細かく設定されているので、これらをすべて覚えるのは現実的ではありません。

販売手数料やFBA発送代行手数料など、よく発生する手数料以外の細かい手数料は、いつでも確認できるようにAmazonのWebページをブックマークしておけば十分です。

大切なのは、手数料がかかるポイントと金額を把握して、利益を出していくことです。

「売れたはいいものの、手数料を差し引いたら赤字だった…」という事態は避けなければなりません。

売上が上がっているのにお金が残らない場合は、手数料で赤字が出ている可能性もあります。

おすすめなのは、どれかひとつの商品をピックアップして、1個あたりの原価と手数料を計算してみることです。

CiLELでは中国から商品を仕入れてAmazonで販売しているEC事業者様をご支援しておりますが、輸入仕入れの原価計算が少し難しいため、利益計算についてご相談を受けることもよくございます。

中国仕入れをされている方は、利益計算についてもCiLELがお手伝いさせていただきますので、お気軽にご連絡くださいませ。

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