お問い合わせへ移動

基礎知識・コラム

HOME基礎知識・コラム

「これは画期的!Amazon0円仕入れ」について考えてみた

基礎知識・コラム

Column

「これは画期的!Amazon0円仕入れ」について考えてみた

少し前からちょこちょことネットで話題になったりしていましたが、このコラムでは書かれていなかったので、今回はこの「Amazon0円仕入れ」を取り上げます。

「Amazon0円仕入れ」って何?
仕組みはどうなってるの?
気になるけどやっても大丈夫?

そんな疑問にお答えできるかと思いますので、ぜひ最後までお読みください。

Amazon0円仕入れって何?


「Amazon0円仕入れ」って知っていますか?

知らない人のために少し説明すると、読んで字のごとく「Amazon(から)0円(つまりタダで商品を)仕入れ(る)」方法のことです。

そしてそれを、メルカリやヤフオクなどで販売すると、販売手数料は取られますが、原価は0円なので利益率90%以上の販売ができる夢のような手法です。

物販に携わっている人なら商品原価を下げられるならどこまでも下げたいと思うはずですが、普通はできたとしても特価セールなどで一時的に安い商品を仕入れるくらいのものです。

それでも下げられる原価は10~20%が最大ではないかと思いますので、もし普段の利益率が30%ならそれが最大50%くらいになる感じです。

これでも大きいのですが、それが90%となると濡れ手で粟を体現したようなスゴイことになりますよね。

時々Amazonでは「割引率90%以上」といった商品も存在します。
しかし、この手の商品はそもそも定価が異常に高い、もしくは市場価格が定価の90%引きと同じくらいというパターンが多くあります。

ですが、「Amazon0円仕入れ」はそういうことではなく純粋に利益率が90%を超えます。

利益率が90%の商品はどうやって仕入れる?


さて「Amazon0円仕入れ」を使い利益率90%越えの商品を取り扱うことができれば、すでに物販ビジネスに取り組まれている方は自分のビジネス全体の利益率の改善になりますし、これから物販に取り組もうとしている方にとっては良い資金作りになります。

資金作りには不用品の販売が良いとされています。
原価がかかりませんし、すでに目の前に商品がありますし、そのうえ物販の経験ができて家の整理もできるので、不用品の販売は良いことづくしです。

しかし、不用品の販売はスタート時点ではかなり有効な手段なのですが、「すぐに売るものが無くなる」という問題があります。

物販を続けようと思うと、ここから本格的に仕入れをするか、友人や身内の不用品を譲り受けることになるのですが、どちらにせよ仕入れの費用は発生します。

そこに「Amazon0円仕入れ」というタダで商品が手に入る手法があれば、それは嬉しいですよね。

しかもどうやら何ら複雑なものではなさそうです。
ネット上でも「かんたん、すぐにできる、誰でもできる」など手軽さをうたう記事が目立ちます。

そんなに簡単でしかも0円で仕入れられるとはどんな方法なんだろうと思いませんか?

それはまた次回のコラムで…とは言いません。
答えは「レビューを書くことを条件に商品をタダでくれる業者の商品をAmazonで購入し、レビューを書いた後に返金してもらう」です。

そうすることで、返金はしてもらっても商品は返さなくて良いので、その商品は実質的に0円になります。
これを、ヤフオクやメルカリで販売すればこれはAmazonから0円仕入れているのと同じことになりますよね。

業者によっては商品代金に+αで返金してくれるところもあります。
こういう商品をたくさん扱えば5~10万円の利益を生み出すなんて本当に簡単なものです。

この手法をおこなうには「レビューを書くことを条件に商品をタダでくれる業者」を見つけなければいけませんが、実はものすごく簡単に見つかります。

たとえばFacebookです。
ここで「アマゾンレビュー募集中」と検索してみてください。

たくさんのアカウントが出てきます。
あとはそのアカウントにコンタクトをとるなどして商品を教えてもらい購入、レビューを書くだけです。

ちょっと待った!本当は危険がいっぱい


ここまで読んで「なるほど!」と思いましたよね。

でも、この方法はやってはいけません!

なぜなら、実はこの手法には非常に大きなリスクが含まれているからです。

まず大前提として、Amazonでは出品者から依頼されて商品レビューを書く行為(書いてもらう行為)を規約で禁止しています。

「Amazon0円仕入れ」はこれに明確に違反をするかたちになりますので、バレたら一発アウトでアカウント停止(閉鎖)になるという、アカウントに対してのリスクがあります。

Amazonは1人1アカウントが基本になりますので、購入用のアカウントが停止になった場合、出品のアカウントも閉鎖になる可能性が高いです。

つまり、資金作りのために軽い気持ちで手を出した「Amazon0円仕入れ」のせいで出品もできなくなる恐れがあるのです。

これでは本末転倒ですよね。

また、「Amazon0円仕入れ」の前提として商品代金は返金されるという約束になっていますが、その約束が守られないリスクもあります。

返金されないと、ただ不要な商品を買っただけになり、業者にうまく利用されてしまうことも考えられます。

しかし返金されなかったからと言って、それを訴えていくところはありませんので、ほぼ確実に泣き寝入りです。

他にもリスクはあります。

本来のあるべきレビューの姿ではなく出品者の操作によって商品がレビューされ高い評価となっていますので、「優良誤認・有利誤認表示」となり、景品表示法違反となるリスクもあります。

「新品として売りたいからウソの使用感を書いた」「不満があったけど返金して欲しいから高評価を入れた」などの場合には、不正競争防止法の「商品・サービスの内容などの誤認行為、信用毀損行為」に抵触するかもしれません。

これを「どうせ、捕まったりペナルティを受けるのは出品者でしょ」と侮ってはいけません。

実際にアメリカのAmazonでは「やらせ」の商品評価を投稿したとして、投稿者1114人に対して、米西部ワシントン州の裁判所に損害賠償請求訴訟を提訴して損賠賠償請求もされています。
(参考:https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H1J_Q5A021C1000000/

実は何のメリットもなかった「Amazon0円仕入れ」


このように安易な気持ちで「Amazon0円仕入れ」に手を出した結果、Amazonへの出品停止はおろか訴訟を起こされるリスクまで抱えることになります。

ちなみに書き込んだレビューの記録はずっと残り続けますので、数年後にあなたが書いた不正レビューが発覚してペナルティを受けないとも言い切れません。

また、ここでは「Amazon0円仕入れ」と言っていますが、色々な呼び方があって「メルカリ0円仕入れ」「Amazon0円転売」「メルカリ0円転売」のほか、単純に「0円転売」とだけうたっているところもあります。

今でも「0円転売」を勧めているところはありますが、いろいろなリスクを掘り下げて調べて考えていたら、こういった手法は安易に勧められないはずです。

それをあたかもノーリスクでお手軽に稼げるかのようなことを積極的にうたっているブログや動画等の発信者には本当に気を付けたほうが良いかもしれません。

簡単にノーリスクで儲けられるほど物販ビジネスは甘くありません。

少なくともこのコラムを読んでいただいたあなたは、自分のビジネスや信用を失ってしまうかもしれないので、絶対に手を出さないようにしてください。

まさに百害あって一利なしの手法です。

物販ビジネスは堅実に進めていくのが一番です。
中国輸入ビジネスについては無料WEBセミナーを開催していますので、ご興味のある方はぜひ一度ご参加ください。

TwitterでシェアするFacebookでシェアするGoogle+でシェアする