自分や家族の将来のために、収入を増やしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
1万円の差でも、支出面では大きいもの。
「給料+2万円」「給料+3万円」あると金銭的なゆとりが持てますよね。
ゆとりが持てると、気持ちにも余裕が生まれます。
とはいえ、「副業は会社にバレないのか気になる」「まとまった時間が取れないから副業できるか不安」だと思っている人もいるでしょう。
そこで今回は、サラリーマンにおすすめの副業を紹介します。
副業をする際に知っておくべきコツも紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
目次
Toggleサラリーマンは副業禁止?
「サラリーマンは副業してはいけないのでは?」「今までは禁止だった」と思う人もいるかもしれませんが、法律上では禁止されていません。
日本国憲法第22条では、「職業選択の自由」が定められており、終業後の時間をどう過ごすかは個人の自由とされています。
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
②何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
引用:e-Gov法令検索|日本国憲法第22条
また2018年1月(2020年9月改定)には厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、副業を推進しています。
・原則、副業・兼業を認める方向とするのが適当である。
・副業・兼業を禁止、一律許可制にしている企業は、副業・兼業が自社での業務に支障をもたらすものかどうかを今一度精査したうえで、そのような事情がなければ、労働時間以外の時間については、労働者の希望に応じて、原則、副業・兼業を認める方向で検討することが求められる。
参考:厚生労働省|副業・兼業の促進に関するガイドライン
こうした流れから、副業を認める企業・副業を始める人がともに増加。
今後も副業をする人は増えていくとされています。
ただ、企業のなかには「副業禁止」と就業規則で決めているところもあります。
就業規則に明記されている場合は副業しないのが無難です。
法律で処罰される可能性は低いですが、会社での信用を失ったり、契約違反として解雇されたりする可能性があるので、就業規則をよく確認しておきましょう。
サラリーマンにおすすめの副業10選
日中は会社員として勤務している分、副業に充てられる時間には限りがありますよね。
「すきま時間をうまく使いたい」「自宅でしたい」「即金性がほしい」など、さまざまな思いがあるのではないでしょうか。
この章では、サラリーマンにおすすめの副業を以下10選紹介していきます。
・クラウドソーシングを利用する
・転売
・輸入ビジネス
・ブログ・アフィリエイト
・動画投稿
・投資
・セミナー講師・コンサルティング
・スキルを売る
・オークションに出品
・試験監督
クラウドソーシングを利用する
すきま時間をうまく活用したい人は、クラウドソーシングの利用がおすすめです。
クラウドソーシングでは、さまざまな仕事の募集がかけられています。
【募集されている仕事の種類一例】
・アンケートの回答
・データ入力
・記事作成
・Webデザイン
・システム開発
・翻訳 など
アンケートの回答や、体験談の投稿といった手軽なものから、システム開発や翻訳などの専門性の高いものまで、種類は豊富。
近年はWebライティングやWebデザイン、動画編集などのWeb系副業が人気を集めています。
自分の好きな仕事を選べるため、楽しみながら収入を得ることができるでしょう。
短時間でできる案件もあるため、すきま時間を利用できる点も魅力ですね。
転売
時間の拘束がない転売もサラリーマン副業に選ばれています。
転売(せどり)で重要となるリサーチは、スマホ1台あればできます。
また場所も選ばないため、通勤電車の中や休憩時間の合間にサッと検索することも可能。
空いた時間を有効活用できるうえ、経験を積むことで「需要のある商品」「売れそうな商品」などを見極める力も養えるので、副収入アップの可能性を秘めています。
「利益を出す仕組み」を理解しているサラリーマンと、転売の相性は良いといえますね。
転売(せどり)副業を検討している人は、別記事『副業でせどりを始める4ステップ!』もあわせてご覧ください。
せどりの流れから成功させるコツまで紹介しています。
輸入ビジネス
輸入ビジネスをご存じでしょうか?
輸入ビジネスとは、海外から商品を仕入れて日本で販売し利益を得るビジネスを指します。
転売とも似ていますが、日本の商品が対象ではなく海外の商品を対象としているのが特徴です。
輸入ビジネスの反対に、輸出ビジネスもあります。
日本の商品を海外で販売する方法ですね。
整理してみました。
・転売…国内で仕入れて国内で販売する
・輸入ビジネス…海外から商品を仕入れて国内で販売する
・輸出ビジネス…国内の商品を仕入れて海外に転売する
海外の商品に興味がある人やトレンドに敏感な人は、楽しみながら始められるのではないでしょうか。
CiLELでは、輸入ビジネスのなかでも中国輸入ビジネスを約10年みてきました。
興味のある方は、『アリババ中国輸入の転売!』の記事も参考にしてみてください。
中国輸入の仕組みや稼ぐためのポイントをお伝えします。
ブログ・アフィリエイト
ブログやアフィリエイトもサラリーマンにおすすめの副業のひとつです。
ブログは自分のサイトを立ち上げて、広告収入などから収入を得ます。
記事にするジャンルに縛りはありません。
自分の好きなことを自由に書くので、文章を書くのが好きな人には向いているでしょう。
また記事はずっと残るため、のちの「自分の資産」になるのも魅力ですね。
アフィリエイトは、自分のブログやSNSに売りたい商品の広告を貼り、売れるようにするもので商品やサービスがクリックされる、または購入されると収益になります。
自分の好きな商品やサービスを広めたい人と相性がいいといえるでしょう。
とはいえ、ブログもアフィリエイトも、自分のサイトを訪問されなければ収入につながることは難しく「即金性がある」とはいえません。
そのためWebライターなど、ほかの副業と並行しておこなわれることが多いです。
動画投稿
ブログと同様、資産にもなるのが動画投稿です。
動画の再生回数や再生時間数、広告などによって収益が左右します。
YouTubeが有名ですが、近年は編集をそれ程おこなわず、自然体の様子を撮影するVlogger(ブイロガー)も人気を集めています。
動画やブログなどの需要が高まっているWeb系副業にスポットをあてた記事『在宅でできるWeb副業12選!』もあわせてご覧ください。
投資
自分の資産を運用する「株式投資」を副業とするサラリーマンが増えてきています。
ネット証券の場合は、在宅かつ、スマホ1台あればできます。
すきま時間を活かすことが可能ですね。
くわえて、ネット証券は人件費がかからないため手数料が安価。
近年人気の副業のひとつといわれています。
セミナー講師・コンサルティング
セミナー講師やコンサルティングの副業では、会社員の経験や知見が活かせるでしょう。
案件には、ITや金融、教育や経営、語学などがあります。
たとえば、マナー講師として、生徒にマナーの基本を教える、といった具合です。
個人での募集のほか、ストアカ(ストリートアカデミー)などに講師として自分を登録し、生徒を募集する方法もあります。
ストアカとは、教えたい人と学びたい人をつなぐ「学びのマーケット」のことです。
専門分野の知識や経営などのスキルが必要なものもあるため、ほかの副業に比べて報酬が高い傾向にあります。
最近はオンラインでのコンサルティング案件も増えているので、場所を選ばなくて済むのも魅力ですね。
本業で得た知識を活かしたい人や、副業で得た知識を本業でも活かしたい人、自分の実力を試してみたい人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。
スキルを売る
自分のスキルや得意なことを副業として販売するのも手です。
ココナラでは、さまざまな分野のスキルが売り買いされています。
また、ひとつのジャンルでも、販売されている種類は豊富。
たとえば「イラスト」をとっても、ポップな似顔絵から水彩画風、アニメ風のものまで販売されています。
ウェルカムボードやSNSのアイコンなどの需要も高い傾向にあり、「最初は500円から販売していたけど、今では単価を2000円まで上げられた」という人も珍しくありません。
オークションに出品
自分のペースでできるオークション出品も、サラリーマン副業におすすめです。
自宅にある不用品を出品してみましょう。
思いのほか、「これ欲しかった!」という人が現れるかもしれませんよ。
注意点は商品の説明や梱包を、ていねいにおこなうことです。
配送中は、道路の状況によって商品が破損する可能性も否定できません。
ドライバーが細心の注意を払いながら配送していても、防げないときもあるのです。
梱包が雑だと、中で商品が上下左右に動いてしまい、破損の原因につながり兼ねません。
また説明が不十分だと、買い手側の人とトラブルになるケースも…。
信用度が落ちてしまっては、今後オークションに出品しても、購入してもらえなくなる可能性があるので、ていねいにしましょう。
試験監督
単発で副業をしたいサラリーマンには、試験監督もいいでしょう。
試験監督とは、試験の問題・解答用紙の配布や回収をおこなう仕事をいいます。
試験中は、不正のないよう見守りもします。
「試験監督」の職種は、スーツ着用などといった条件がある場合が多いため、学生より社会人の需要が高い副業です。
身体を動かす副業ではないので、体力に自信のない人でもすることができます。
サラリーマン副業のコツ
サラリーマン副業は、本業とのバランスを考えることが重要です。
コツをいくつか紹介します。
割に合う・合わないものがあることを知る
割に合うもの・合わないものがあることを知りましょう。
たとえば、Webライター。
Webライターの副業では「文字単価」で報酬が得られるケースが多いです。
仮に「1文字1円、3000文字程度で記事を書いてください」といわれたとしましょう。
計算すると「1円×3000文字=報酬3000円」ですね。
しかし実際、記事が完成するまでに6時間かかったとしましょう。
時給に換算すると「3000円÷6時間=時給500円」です。
6時間かかって時給500円は、割に合うと感じるでしょうか?
サラリーマンが副業に充てられる時間には、限りがありますよね。
割に合うようにするためには、量を多く書いて慣れるか、得意分野のジャンルで時給をあげるか、などの工夫が必要になります。
自分の割に合うか・合わないかを知るのも大切なことといえるでしょう。
一気に複数しすぎない
手を広げすぎないようにしましょう。
「あれもしたい」「これも興味がある!」とチャレンジするのは素敵なことですが、手を広げすぎると、一つ一つに集中できなくなり、手がまわらなくなってしまいます。
結果どれも中途半端になり、副業をあきらめるきっかけにもなりかねません。
ひとつずつ始め、余裕がでてきてから新たに増やしていく方法でも、遅くはないのではないでしょうか。
興味があるものから始める
興味のあるものから始めましょう。
本業のあと副業をおこなうには、エネルギーがいります。
興味のある分野でなければ、モチベーションが維持できず、副業を続けることは難しいでしょう。
興味のあるものなら、楽しくおこなえ、気晴らしにもなるので続けやすいです。
副業は楽しみながらするのが、長く続く秘訣。
自分の好きなこと、得意なもの、興味のあるジャンルから始めましょう。
短期間であきらめない
短期間であきらめないことも、ひとつのコツです。
なぜなら、短期間で辞めてしまっては成功できるものも、できなくなるからです。
本業にもいえますが、一定の収入を得ようと思うと時間がかかるものです。
「結果がでないから辞めた!」とすぐに辞めてしまっては、収益アップは見込めません。
報酬額だけですぐに見切りをつけず、ある程度続けてみましょう。
まとめ
残業やボーナス削減などにより、収入が減ってしまった人も少なくないのではないかと思います。
収入アップの方法として、副業はおすすめです。
収入源が増えることは、リスク回避にもつながります。
ただ、副業は収益になるまでに時間がかかるケースも多くあるため、「収入を得るため」だけが目的では、長く続かないかもしれません。
「楽しみながらできるものを選ぶ」ことが大切です。
本業との兼ね合いをみながら、自分に合った副業を探してみましょう。
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