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売れ残りゼロの発注法~応用編~|はじめての中国輸入

今回お届けするのは、『売れ残りゼロの発注法~応用編~』です。

基礎編はこちらです。
『売れ残りゼロの発注法~基礎編~』

基礎編では、仕入れは多すぎても少なすぎてもダメだということをお伝えしました。

安定した売り上げには適切な在庫補充がマストでしたね。

応用編では、予想に反して売れてしまった場合のリカバリー方法や、季節やイベントの有無で上下する売り上げについてどのように在庫をコントロールしていくかについてお話しします。

ぜひ最後までお読みください。

嬉しい悲鳴!予想以上に売れてしまったら?

お金が舞う中でパソコンを見る笑顔の女性

商品が売れると嬉しいものですが、予想以上に売れてしまうと在庫切れを起こすので困ってしまいます。

「予想以上に売れた場合」にどうするかを解説します。

予想外に売れる理由

予想以上に売れると言っても、要因となることがいくつか予想できます。

・まとめ買いをする人がいた
・良いレビューがついて表示順が上がった
・セッションが急増した
・季節にピッタリあった商品だった
・トレンドにマッチしていた

などなど、何の理由もなく爆発的に商品が売れることはありません。

実際、CiLELのお客様にも、取り扱っている商品がたまたまテレビで紹介されたことにより、予想以上に注文が殺到したという方がいらっしゃいました。

こういうのは嬉しい悲鳴になるのですが、想定以上に売れてしまうと在庫切れを起こしてしまうので、機会損失になってしまうのが良くありません。

基礎編でお伝えした通り、Amazonでの在庫切れは最も避けるべき事態でしたね。

Amazonで在庫切れを起こしてしまうと、販売機会の損失になる上にAmazonでの露出が低下するなど、負のスパイラルに入ってしまいます。

「予想外」への対策

こういった「予想外」にも対応できるように、できるだけ対策を打っていきましょう。

「こうすると良いですよ」という決まった対策があるわけではなく、ご自身の「販売戦略」をベースに対策を考えることになります。

つまり、使える資源や状況から対策を考えていきます。

考えるポイントとなるのは以下4点。

・使える資金
・使える時間
・商品の回転率
・目指す利益率

これらは多かったり高かったりすることに越したことはないですが、ひとつだけ共通していることがあります。

それは「薄利多売」にならないようにすること。

特に中国輸入ビジネスをはじめたばかりの頃は、薄利多売にならないように気をつけましょう。

在庫切れ対策の具体例4つ

ハードルを飛び越えるビジネスマン

ここからは、具体的な在庫切れ対策についてお伝えします。

できるところから、ぜひ取り組んでみてください。

在庫切れ対策1. 2ヵ月分の在庫を持つ

基礎編では、「適正在庫は30日間の販売量」とお伝えしましたが、予想外に売れたときの在庫切れを防ぐために「1.5~2ヵ月分の在庫を持つ」ということが、ひとつ対策となります。

在庫に余裕を持たせるんですね。

これは、比較的資金に余裕があるけれども時間があまりない方におすすめの方法です。

1回の発注で、30日分ではなく1.5カ月分や2ヵ月分を発注します。

これで機会損失を避けることができるようになります。

在庫切れ対策2. こまめに発注する

次に、さきほどと逆のパターンです。

1回の発注量を減らし、発注回数を増やすことで、在庫切れを防ぎます。

1ヵ月に1回発注するのではなく、2週間に1回、1週間に1回などと、次の発注までのスパンを短くします。

発注頻度が多くなればなるほど、そのときの売れ行きに応じて最低限の在庫をキープできるようになります。

在庫切れ対策3. 時期を考慮する

続いて、時期やタイミングを考慮する方法です。
季節性の高い商品を取り扱っている方におすすめです。

たとえば水着やハロウィン関連の商品など、売れる時期が決まっている商品の場合は、シーズン中にどれだけ売れるかを知っておくことが大切になります。

水着は夏前から夏にかけて売れますから、海水浴シーズンが終わる8月後半に売り切れたとしても、その後の売り上げの伸びは期待できませんよね。

そこで「発注をしない」という選択を取ることも、在庫を持ちすぎないための対策になります。

在庫切れ対策4. 中国の長期休暇を把握する

GWやお盆、年末年始など、日本で長期休暇になる時期は当たり前のように把握して想定していると思いますが、中国の長期休暇についてはいかがでしょう。

中国には、国慶節(10月頃)や春節(2月頃)など、日本にはない長期休暇があります。

特に春節は長期休暇を取る人が多く、長いと1ヵ月ほど休みになるショップもあります。

工場も動いていませんので、仕入れたくても仕入れられない時期になります。

中国側の長期休暇を把握して、多めに在庫を積んでおくことが大切です。

スムーズな商品調達のひと工夫

パソコンの上にミニチュアのカートと紙袋

スムーズに商品を調達するためには、普段からできる「工夫」もあります。

在庫切れ対策と合わせて、こちらも参考にしてください。

商品調達の工夫1. 発注ショップは複数確保

中国輸入はアリババやタオバオで商品を探しますが、発注できるショップを複数持っておくことが大切です。

CiLELではひとつの商品につきショップを3つまでご指定いただけますので、ぜひ3つのショップをご登録ください。

商品を手配しようとしたときに、1番目にしていただいたショップで在庫が切れていることがあります。

そういう時に2番目のショップ指定があれば、すぐにそちらから手配を進めることができます。

代行業者とのやりとりにかかる時間を減らすことに繋がるので、とてもおすすめです。

商品調達の工夫2. 先に到着している分だけ発送する

ご利用の代行業者にもよりますが、先に到着している荷物があれば、それだけを発送してもらうこともできます。

CiLELでは、到着分の発送を承っております。

発送を分けることで送料が少し割高になる場合もありますが、Amazonで在庫切れを起こさないようにすることの方が大事ですので、ぜひ代行業者への発送指示についても工夫をしてみてください。

まとめ~売り上げを伸ばすためには仕入れること~

スマホと小さい紙袋

いかがでしたでしょうか。

基礎編と応用編に分けて、発注方法についてお伝えいたしました。

中国輸入ビジネスをはじめてばかりの方は、「仕入れすぎたらどうしよう」と心配になることも多いかと思います。

適正在庫を保ち、在庫切れを起こさないようにすることはもちろん重要なのですが、同じくらい大切なのは「仕入れをしないと売り上げは伸びない」ということです。

仕入れた以上の売り上げは立たないので、売り上げを伸ばしたいのであれば、売るための在庫が必要です。

博打的な仕入れはもちろんダメですが、販売データから売れる量を予測したうえで、投資的に少しだけ多く仕入れることにも挑戦してみてください。

少し勇気が必要かもしれませんが、挑戦しないことには結果もついてきません。

CiLELをご利用のお客様は、発注量についてもぜひCiLELにご相談くださいませ。



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