今回は、中国輸入ビジネスにおける原価計算について、詳しく説明していきます。
「原価」には何が含まれるのか、また、簡単な原価計算方法についてもお伝えします。
コストの種類や、利益計算、そしてコストで大きな比率を占める国際送料については下記の記事をご覧ください。
■3分でわかる!中国輸入にかかるコスト7選
■利益計算のキホン
■国際送料削減の裏ワザとは?
中国輸入について効率的に学びたい方は、実践型の講座もあります。
売れる商品の見つけ方から利益計算のやり方まで、カリキュラムに沿って漏れなく無駄なく学べます。
目次
Toggle仕入れる商品の「大前提」とは?
中国輸入ビジネスでしっかりと利益を出すには、外してはいけない「大前提」があります。
それが、下記の2点です。
・軽くて薄い商品であること
・販売価格が1,500円以上の商品であること
軽くて薄い商品
中国から仕入れるときの送料、そしてみなさまが日本国内で発送するときの送料を抑えるために、商品は軽くて薄いものを扱いましょう。
重かったり大きかったりすると、送料がかかります。
国内で購入者様に発送する際に送料がかさむと、その分利益が減ってしまいます。
慣れるまではクリックポストやネコポスが使えるサイズだとベストですね。
販売価格は1,500円以上
これも、送料込みの価格設定の場合でお話しします。
Amazon販売における主なコストは、販売手数料とFBA発送代行手数料です。
販売手数料は10~15%、FBA発送代行手数料はサイズによって異なりますので、以前の標準サイズ手数料だった381円と仮定します。
実際のAmazon手数料は下記よりご確認ください。
参考:Amazon 出品にかかる費用
販売価格1,000円の商品を、販売手数料15%、FBA発送代行手数料381円で販売するとします。
Amazonでかかる手数料をひくと、469円が残ります。
ここから商品原価を引いたものが販売利益になります。
中国商品の原価率は30%ほどですから、原価を300円と仮定すると、169円が販売利益となります。
販売利益は20%以下になってしまいますね。
しかも、ここには広告費などが含まれていませんから、広告をかけたり作業を外注したりすると、利益率はもっと下がることになります。
あえてリスクを取りに行く必要はありませんから、販売価格は1,500円以上にすることをお伝えしております。
中国輸入の原価計算
次に、商品原価をどのように計算するかをお伝えします。
商品価格だけが原価になるわけではありません。
慣れるまで原価計算の精度は70%でOK
商品原価には、輸入の際にかかる国際送料や関税なども含まれます。
ただ、厳密にコストを計算するのはとても大変です。
商品価格や代行手数料は計算しやすいですが、国際送料や関税は計算自体が複雑ですし、関税にいたっては税関が決めるものになります。
商品が安定して売れ始めて、同じものを何度も仕入れるようになれば、国際送料や関税もある程度わかるようになりますので、中国輸入に慣れるまでは70%くらいの精度で計算できていれば大丈夫です。
精度70%の商品原価とは?
ここでひとつ、独特な計算方法をご紹介します。
検品やFBA納品などを利用しない場合ですが、送料や手数料や関税を含めて、ざっくりと商品価格(元)に40円をかけることで、精度70%の商品原価が計算できます。
上の図だと、商品価格が11.48元ですから、精度70%で商品原価を計算すると450円ですね。
これはあくまでも目安ですが、大きく外れるものではありません。
ぜひ参考にしてみてください。
もっと詳しい計算方法はmanable(マナベル)で
商品の原価計算はとても重要です。
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まとめ~原価計算は前提をおさえてざっくりと!~
原価計算は非常に重要ですが、はじめのうちは細かく計算するのは大変です。
なので、仕入れる商品の大前提をしっかりとおさえて、精度70%で良いので必ず原価計算をおこないましょう。
仕入れる商品の大前提は「軽くて薄い」ことと「販売価格1,500円以上」の2点でしたね。
精度70%で原価計算をおこなうには、商品価格(元)に40円をかけます。
利益を残しながらビジネスを継続できるよう、ぜひ実践してみてください。
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