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11.貨物の容積(㎥)とは

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11.貨物の容積(㎥)とは

輸入ビジネスでの送料の算出方法

輸入ビジネスでは、商品を輸入する際の送料に独特の計算方法があります。日本国内の宅配便であれば基本的に3辺(縦・横・高さ)合計の長さで送料が決定します。合計が80㎝未満で80サイズ(○○円)という感じです。輸入においても送料の計算方法がありますが、基本は商品の「重量」がベースになっています。

また、この重量を算出するの計算方法が2つありそれが「独特」なものになっています。ここでは、重量の計算方法やその際の輸送に関することなどを解説していきます。この掲載方法などがわかると、輸送費などのコストを予め自分で計算できるようになりますので、仕入前のコスト掲載や仕入商品原価の計算や販売価格の設定に役立ちます。

輸入ビジネスでの重量の算出方法 貨物の容積(㎥)とは

輸入ビジネスでの送料のベースになる「重量」には2つの計算方法があると言いましが、具体的には「実重量」と「容積重量」です。

まず、実重量から解説していきますが、これは読んで字の如く、実際に量った重量のことです。それに対して「容積重量」とは容積(輸送する荷物の「縦×横×高さ」)を重量換算した物流業界ならではの「重量」です。なぜ、「実重量」の他にこのような「容積重量」というものが存在するかと言えば、例えば、ダンベルやレンガなどを輸送すると商品の大きさに対して重量があります。

仮に2トントラックで輸送することを想定すると2トントラックは2,000kgまでなので、どんなにスペースがあってもそれ以上に積むことができません。逆に綿や毛糸など軽くてかさばるモノを輸送すると重量的にはまだまだ余裕があるのに、スペースがなく積み込めないという状況になります。海上でも航空でもトラックでも積めるスペースや重量には制限がありますので、より適正な送料を算出するために2つの重量を使い計算しています。

容積重量の計算方法

ここでは、かんたんに容積重量の計算方法等を解説します。

実は、CiLELのサイトに計算方法は記載されていますがご存知でしたでしょうか。もしくは知っていても何だかよく分からないのでスルーしていたかもしれません。→こちらです。

もしくは、CiLEL会員ページの、料金表→国際輸送サービス


「容積重量(kg)=縦(cm)× 横(cm)× 高さ(cm)÷ 6000」です。

(例)
縦(40cm)× 横(30cm)× 高さ(20cm)、重量(1個500g)の商品があり、それを10個仕入れたと仮定します。その際の容積重量は縦(40cm)× 横(30cm)× 高さ(20cm)÷6000×10=「40㎏」が容積重量です。

その場合、容積重量は40㎏、実重量は5㎏となります。CiLELの国際輸送サービスの料金ようでも確認できるように、送料は1kgあたりいくらという設定がされています。料金で見ると、OCSの場合荷物の総重量が1~18kgの場合は1kgあたり39元、21~50kgの場合は、1kgあたり18元となります。

そして、この場合実重量と容積重量のどちらの重量が適用されるかで料金が決定しますが、「換算方法 実重量or容積重量の重い方」と記載があります。つまり、今回適用される重量は40kgとなり、OCSの場合の送料は40kg×18元=720元となります。

コンテナの場合の入る量の計算

輸入ビジネスでは、コンテナ単位で輸送することもあります。輸送するにあたって、「容積」を元に計算するということがわかれば、その際に、ある商品がコンテナ1本あたりどれくらい入るのかが計算で出すことができます。

例えば、20フィートコンテナの容積は30㎥です。しかし、実際はパレットの分も容積に含まれるため、だいたい70%くらいが商品を積めるスペースでしょう。つまり21㎥がこのコンテナの容積です。その上で、商品1個当たりの「㎥」を出します。
アリババにこのような商品があります。

「规格」というのがサイズになりますが、「49*27*5 CM」とあります。㎥で計算するため、単位をmに直し0.49×0.27×0.05=0.0024この容積を商品一つあたりの容積で割ると実際に積み込める商品の量が算出できます。計算すると21÷0.006615㎥=3174個となります。つまりこの商品は20フィートコンテナで輸送した場合、3174個入るということになります。

※これは「FCL」の場合であり「LCL(混載)」の場合では事情が異なります。

最後に

小規模な輸入では基本的に軽くて小さくて壊れにくいものを扱うのがベターだといわれていますが、送料(容積重量)の計算方法がわかるとそのことが再認識できるかもしれません。サイズが大きくてもそれだけの利益が取れれば問題ありませんが、アマゾンの販売手数料は販売価格に対してで、発送手数料は基本的には普通か大型かの2種類しかありません。

しかし、容積重量はこまかく計算がされますのでサイズの大きさが輸送コストにダイレクトに反映されます。商品原価や手数料はわかりやすかったのですが輸送費はざっくり計算だったかもしれません。

しかし、これからは、できるだけ海外からの輸送料も含めてコストの計算をするようにしましょう。

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