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輸入ビジネスで最低限知っておくべき取引条件 4選

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輸入ビジネスで最低限知っておくべき取引条件 4選

取引条件とは、「仕入先とどのような条件で取引するか」を決めたものです。輸入ビジネスに限らず、業者から仕入れる場合には必ずこの取引条件を設定します。取引条件には会社間で決まっていて、どんな商品でも同じ条件の場合もありますし、商品単位や取引単位で変わることもあります。例えば、国内である商品を仕入れる場合、「定価の50%が仕入値で最低注文数は30個から。支払いは現金のみ、支払期日は注文後1週間以内で商品出荷は入金確認後」という感じです。送料は発注量によって変わるケースが多く、一定以上の金額を発注すると無料になることが多くあります。現金支払の他、末締めの翌末払いといった掛け売りをする場合や手形取引もありますが、決済については会社同士の信用が必要なので初回取引の場合、現金での支払いが一般的です。

輸入ビジネスの場合でももちろん仕入先がありますので商品を仕入れる際には「外国貿易における取引条件」を設定する必要があります。但し、国内の場合と異なり海上輸送費や輸送の保険、仕入先の国内での送料等で貿易をする上での取り決めがあり、責任の範囲が明確になっています。

主な条件としてCIF、FOB、C&Fの3種類が多く使われているのでそれぞれについて解説していきます。(ちょっと特殊な例ですが「EXW」についても解説しておきます。)

FOB(Free On Board)

「本船甲板渡し条件」や「本船積み込み渡し」と呼ばれます。
輸出者側は工場から港の船に貨物を積み込むまでの費用を負担し、輸入者側は輸送費(船便の費用)や日本の港での荷降ろしや自社までの輸送費等を負担する、という条件です。輸入ビジネスでは良く出てくる条件でカタログや展示会で価格を確認する際にも使います。例えば「この商品のFOB条件での価格はいくらですか?」という感じで聞いたりします。(実際には英語が多い)それに対して「FOB条件では1個20米ドルです」等の回答がきます。

・FOBに限った話ではありませんが、価格を尋ねる場合は、どこの港から船が出てどこの港に運ぶのかも確認しておきましょう。例えば、中国(のどこかの港)から出港して東京港へ入港する場合、上海港から出港するのか、香港港から運ぶのかによって運賃が変わります。

運賃がかかる=経費がかかる=利益に影響する、となりますので会社は上海でも商品は香港から出しているということもありますので必ず確認しておきましょう。

例「shipping pointはどちらですか?」「上海です。」

C&F(Cost and Freight)

「運賃込み条件」と呼ばれます。輸出側が工場から荷物の積み込み、海上運賃までを負担し、輸入者側は日本の港での荷物の積み下ろしから自社の倉庫に運ぶまでの費用が発生します。海上運賃は輸出者側の負担になりますが、海上保険はかかっておらず手配もしれませんので、まさかの場合に備えて保険をかけたい場合は輸入者側の負担でかける必要があります。

CIF(Cost, Insurance and Freight)

「運賃・保険料込み条件」と呼ばれます。先ほどのC&Fの条件にプラスして輸出者側が海上保険料までを負担する条件です。輸出者側の負担が大きくなりますので、ある程度大きな取引で無い限りあまりCIFでの取引はありません。

EXW(Ex-Works)

「工場渡し」と呼ばれます。Ex-Worksはエクストラワークスと読みます。EXWは簡単に言えば、商品を輸入者側が指定した場所(工場や倉庫)で商品を渡したら、そこから先は全て輸入者側の費用負担となります。輸出者側は商品を指定された場所で引き渡したらそこで完了となり、トラックなどに積み込んだり通関の手続きなどを行うこともありません。輸出側にとっては費用とリスクが最小限の取引条件ですが、仕入先の国で輸出事務等の手続き全般を行える体制がなければ、この取引条件での実効性がかなり難しくなります。

最後に

取引条件は税関が関税を算出する際にも重要なものです。関税を計算する時には商品代金の他に運賃や保険などお諸経費も含めた金額で計算されるためです。

例えば、取引条件がFOBなのにも関わらず申告書類に運賃の記載がない、となればこれは明らかな間違いになりますので手続きが滞ってしまい、余計に時間がかかります。最悪の場合にフリータイムを超えてしまうかもしれません。また、輸入者側がきっちり対応していても、輸出者側も同じような対応をしてくれるとは限りませんので、事前に書類の記載事項を確認する等多少面倒かもしれませんが後々の事を考えて取引条件と書類が一致するように努めましょう。
※フリータイム:コンテナヤード等でコンテナを無料で借りておくことができる期間のこと

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