「主婦でも始めやすい副業を知りたい」と思っていませんか?
家計の足しや、将来の貯蓄、自分への投資…。
目的は人それぞれですが、重要になってくるのが、「自分のペースでできる」副業ではないでしょうか。
今回は、在宅でできるジャンルをメインに、主婦に向いている副業をランキングで紹介します。
ランキングを参考に、「これ、いいかも!」と思った副業にチャレンジしてみてくださいね。
目次
Toggleどのくらいの主婦が副業をしている?
厚生労働省の「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」の調査によると、アンケートに回答した約16万人のうち、全体の9.7%の人が「副業をしている」という結果になっています。
そのなかで、女性の割合は以下のとおりです。
30代~40代の、いわゆる「主婦層」の副業率が高いのがわかりますね。
20代・50代・60代においても、いずれも増加傾向になっています。
生活費や学費など、なにかとお金は入用。
副業をおこなう人は、今後も増えていくといえるでしょう。
また同調査では、副業にかける1週間あたりの平均時間や収入も記載されています。
【1週間あたりの副業の労働時間】
1週間あたりの副業の平均時間は、「5時間未満」「5時間以上10時間未満」「10時間以上20時間未満」が多いという結果に。
収入別の割合は次のとおりでした。
【副業をしている人の収入別割合】
「5万円未満」「5万円以上10万円未満」「10万円以上20万円未満」が多いという結果になっています。
性別や年代を問わず、副業は「すきま時間を利用して、コツコツしている」ことが、うかがえますね。
図の引用:厚生労働省|副業・兼業に係る実態把握の内容等について(令和2年)
主婦に向いている副業の特徴は?
専業主婦が始めやすい副業、続けやすい副業には、以下のような特徴があります。
・短時間でできるもの
・すきま時間にコツコツできるもの
・柔軟な対応が可能なもの
まとまった時間の確保が難しい主婦にとっては、赤ちゃんがお昼寝している間や夫の帰宅時間までの間など、「ちょっとした時間」におこなえる副業が向いています。
また、融通が利く副業もおすすめです。
子どもがいる場合、突発的なアクシデントが起こるケースもありますよね。
夜中から急に熱をだした、グズりがひどくて手があかない、公園で怪我をした…。
こうした際に、柔軟に対応できる副業であれば、自分のペースでおこなうことができます。
主婦に向いている副業は、サラリーマンにおすすめの副業とは異なる場合があることを知っておきましょう。
夫の扶養に入っている人は、収入面も考慮して選ぶといいですね。
コツコツ系!副業ランキングTOP4
「スキルがないから…」と心配する必要はありません。
コツコツ作業が得意な主婦向きの副業は、次の4つです。
・ポイントサイト
・不用品の販売
・ライブ配信
・内職
ポイントサイト
ポイントサイトとは、会員登録をしたユーザーがサイトを経由して買い物やアンケートに回答することで、ポイントが貯まるサービスです。
貯まったポイントは、現金やギフト券などと交換できるので、「お小遣い稼ぎ」として主婦やサラリーマンから人気を集めています。
【ポイントサイトのメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
スキル・資格が不要 | 報酬が安価 |
手軽に始められる | 悪質なサイトに誘導される可能性がある |
すきま時間にできる | 時間や手間がかかるものがある |
場所や時間を選ばず、ササっとできる手軽さが魅力のポイントサイト。
ほかの副業と掛け持ちしておこなえる点もメリットですね。
ただ、アンケートやゲームなど、ポイントが少ない案件でコツコツ貯めようと思うと、そのぶん時間や手間がかかります。
「せっかくここまで貯めたけど…」と、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
また、最初は「節約」を目的としていても、途中から「ポイントを貯める」ことに意識が向いてしまい、必要以上に買い物をしてしまう場合も…。
副業としての目的を見失わないよう気をつけることが重要です。
不用品の販売
不用品の販売も、主婦によく選ばれています。
その名のとおり、自宅にある「不用品」をフリマアプリやオークションサイトに出品する方法です。
出品した商品が購入されると、収入になります。
【不用品販売のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
不用品で収入を得られる | 商品発送に手間がかかる |
スマホで出品できて手軽 | 個人間でトラブルになることがある |
断捨離になる | 出品禁止の商品もある |
たとえば、引っ越しや転勤などの場合、不要になる物も多いのではないでしょうか。
「処分する=0円」ですが、仮に出品したとすると、お小遣いとなって返ってくる可能性があります。
フリーマーケットのように、会場へ足を運ぶ必要がないところもポイントですね。
とはいえ、「どんなものでも販売してもいい」わけではありません。
法律で禁じられているものや、サイトで禁止されているものがあるので、必ず利用規約を確認しましょう。
ライブ配信
ライブ配信とは、ネットライブ配信アプリを活用して、生放送をおこなうことを指します。
配信者を「ライバー」と呼び、近年副業として注目を集めています。
ライブ配信での収入源は、視聴者からの「投げ銭」です。
【ライブ配信のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
視聴者とリアルタイムでやりとりできる | 人気にならないと高収入につながりにくい |
自宅でできる | 視聴者とのコミュニケーションが必要不可欠 |
すきま時間にできる | 人気になるまでに時間を要する |
ライブ配信の最大の特徴は、やはり「リアルタイム」です。
生放送で話し、視聴者から「投げ銭」をもらうことで収入を得るため、人とのコミュニケーションが好きな人や、話すことが得意な人に向いています。
とはいえ、初回から「投げ銭」をもらえるとは限りません。
高収入を目指すには、視聴者との関係構築が必須であり、時間がかかるといえるでしょう。
内職
コツコツする副業といえば、内職が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
内職は、シール貼りや検品などの単純作業が多くあるため、始めやすい副業としてよく選ばれています。
【内職のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
単純作業が多い | 報酬が安価 |
すきま時間にできる | 収入と作業時間が割に合わないことがある |
スキルが不要 | ものによって保管場所をとる |
パソコンやスマホ操作が苦手な人でも始めやすい内職。
自分のペースで進められる点も魅力ですね。
しかし、内職をおこなうには、製品を置くスペースの確保が必要不可欠です。
くわえて低単価。
「1部品につき〇銭」も珍しくないため、1か月で2万円・3万円を稼ぐのは難しいかもしれません。
作業時間と収入が見合っているかチェックすることが大切です。
Web系!副業ランキングTOP3
近年、在宅ワークとしてWeb系の副業の需要が伸びています。
主婦でも始めやすいWebの副業を紹介しますので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
・データ入力
・Webライター
・オンライン秘書
データ入力
データ入力は、会社の情報やアンケート結果、議事録などを入力していく仕事です。
難しく感じるかもしれませんが、数字を打つ・文字起こしなど、タイピングでできるものも多く、未経験から始めている人もいます。
【データ入力のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
人間関係のストレスが少なめ | 正確性が求められる |
自宅でできる | 肩こり・腰痛になりやすい |
初期費用が少ない | 単価が低い |
自宅で黙々とできるため、人付き合いが苦手な人も気疲れなく仕事をすることができます。
一方、基本的に座り作業なので、目の疲れや肩・腰が痛くなることも…。
体力的にはラクでも、体の不調が表れるケースが多いので、ストレッチなどの対策が必要です。
Webライター
Webライターは、依頼者(クライアント)から「〇〇に関する記事を書いてほしい」と依頼を受け、見合った記事を書きます。
執筆するジャンルや文字数も多岐に渡ります。
未経験から始める場合は、自分が好きなジャンル・得意とするジャンルから探すのがおすすめです。
【Webライターのメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
自分のペースでできる | 単価が低い |
場所を選ばない | 詐欺のような案件を見極めなければならない |
未経験でも始めやすい | 割に合わないケースもある |
Webライターはメリットが多く、主婦に限らず幅広い年齢層から人気を集めています。
ゆえに、「1文字0.2円」といった低単価で契約しようとするクライアントや、悪質なサイトへ誘導しようとする詐欺案件も見られます。
Webライターでの仕事を受注する際には、安すぎる単価のものには注意しましょう。
「怪しい案件を見抜きたい」と思った人は、別記事『安全な副業・注意すべき副業』の記事で見分けるポイントを紹介していますので、参考にしてください。
オンライン秘書
オンライン秘書とは、雇用主のさまざまな事務処理をサポートする仕事です。
オンラインアシスタントと呼ばれることもあります。
「秘書の業務をオンラインでおこなう」とイメージすると、わかりやすいかもしれませんね。
オンラインなので、出社する必要はありません。
【オンライン秘書のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
自宅でできる | 求人数が多くない |
時間の融通が利く | オン・オフの切り替えが難しい |
スキルアップになる | 単価が安め |
事務的な業務や経理などをおこなう場合もあるため、スキルアップができます。
結果、新たな可能性ができ、視野も広がるかもしれませんね。
一方で、仕事と家庭、オンとオフの切り替えが難しい側面があります。
オンライン秘書に限った話ではありませんが、自宅でおこなえる仕事は、時間や場所を選ばず自分のペースでできます。
だからこそ、「明日でいいや…」と怠けてしまう、あるいは「ずっと仕事をしている感覚になる」危険性も潜んでいます。
挑戦!副業ランキングTOP3
コツコツ堅実的な副業もいいですが、なかにはチャレンジ精神が旺盛な人もいるのではないでしょうか。
この章では、軌道に乗るとお小遣い以上の収入が得られる可能性も秘めている3つの職種を紹介します。
・物販
・少額投資
・ネットショップ開業
物販
物販とは、形のあるものを販売することを指します。
物販ビジネスとも呼ばれており、種類は大きくわけて2つあります。
「仕入れた商品を売る」または、「オリジナル商品を製造し販売する」です。
【物販のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
すきま時間にできる | 売れ残る可能性がある |
商売の基本がわかる | ライバルが多い |
初期費用が少なめ | 商品の置き場所が必要 |
物販で重要になる「リサーチ」は、スマホがあれば検索可能です。
売れれば売れるほど、収入もアップしていくため、楽しさを感じるかもしれませんね。
反面、商品が売れ残った場合は赤字になるリスクが…。
在庫を管理しておく場所もとりますね。
一攫千金ではなく少しずつ始めるのが賢明です。
物販に興味のある人は『物販ビジネスとは?』の記事もあわせてご覧ください。
仕組みや始め方まで詳しく解説しています。
少額投資
今ある資産を増やしていく方法のひとつに少額投資があります。
「投資って、まとまった資金が必要なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、少額投資はその名のとおり、少額から可能です。
投資商品によっては、月1,000円程度から始められるものもあります。
【少額投資のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
投資について学べる | 買える銘柄が限られる |
少ない資金で始められる | 手数料が割高になる傾向がある |
リスクを抑えられる | リターン(利益率)が低い |
少額投資は、少ない金額から始められるため、リスクを抑えることができます。
ただし利益率も低くなるため、資産が増えるまでには時間がかかります。
投資のやり方を学びたい人や、短期的な株価の動きに一喜一憂せず、長期的に見ることができる人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
ネットショップ開業
自分で作ったものを売るために、ネットショップを立ち上げるのも方法です。
副業でハンドメイド作家をしている主婦も多数います。
【ネットショップ開設のメリットとデメリット】
メリット | デメリット |
得意を活かせる | 収益向上まで時間がかかる |
自分に合ったショップを運営できる | 自分で集客しなければならない |
独立も目指せる | モチベーションの維持が難しい |
自分の得意なことを活かして収入を得られるので、やりがいを感じることができます。
悩ましいのが集客です。
自分の商品を買ってもらうためには、それだけ自分のショップにお客さんに来てもらわなければなりません。
うまく軌道に乗れば、独立も夢ではなくなる一方で、認知され、人気になるまでに時間がかかります。
『副業でネットショップ運営に挑戦!』の記事では、ネットショップを始めるメリットや流れも詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
主婦も、副業で活躍できる時代になってきています。
副業を始めるメリットは、収入面だけではありません。
すきま時間で、スキルを身につけたり、自分の新たな一面を発見できたりと、視野が広がる可能性を秘めています。
とはいえ、家事・育児とのバランスも重要です。
今回のランキングを参考に、自分のライフスタイルに合った副業を始めてみませんか。
投稿者プロフィール
- cilel_admin