皆様いつも大変お世話になっております。
CiLEL 勉強会講師 辻知岳でございます。
毎月第2・第4水曜日に経営、経理、資金繰り、資金調達、補助金など
についての記事を書かせていただいております。
さて、前々回から決算に伴い発生する納税に関する「資金繰り」対策について、
元銀行員の観点からお話させていただいております。
納税の方法は
1.自己資金で納税する
2.資金を調達して(誰かから借りて)納税する
の2つ。
これまでは1.自己資金で納税するhttps://cilel.jp/blog/552/についてお話してまいりましたが
今回は2.資金を調達して納税するについてお話いたしますね。
2.資金を調達して納税するとは要するに借り入れをして納税資金を賄う、ということです。
「え!?税金なんて絶対払わないといけないものなのに、借り入れができるの?」と思われた方、健全な考え方だと思います。
是非今後もその考え方でビジネスを行ってください。借りないに越したことはないので、
ただ・・・実は借入の資金使途(借入資金の使い道)の中で、「納税資金」というのは結構ポピュラーな部類に入るのです。
利益は出ているけれど、現金が在庫商品や売掛金になったままで、納税を行うと次回の仕入れが・・・という企業って意外と多いんです。
そこで銀行に対し一時的な納税資金を融通してもらうわけですね。
借入期間は一般的に半年(中間納税があるため)、6回分割返済です。
60万円だったら毎月10万円ですね。私は個人的にお勧めしておりませんが、Amazonレンディングと同じ返済方法です。
ただ、突然初めての銀行に「納税資金を貸してくれ!」といっても門前払いにあう可能性が高いので、少なくとも通常の3年~5年で分割返済する借入を行っていて、銀行との信頼関係をしっかり築いておくことが前提になりますね。
似た資金として、「ボーナス資金(従業員へのボーナス支払いのための借入)」というのもあります。
なにはともあれ元銀行員としては、いざという時にいろいろ相談できるように、日頃からしっかり信頼関係を銀行を築いておいて頂きたいですね。
次回はいよいよ始まる弊社IT補助金のメニューについてご案内いたします。
お楽しみに!
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