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納税に関する資金繰りって?〜その3〜


皆様いつも大変お世話になっております。
CiLEL 勉強会講師 辻知岳でございます。

毎月第2・第4水曜日に経営、経理、資金繰り、資金調達、補助金など
についての記事を書かせていただいております。


さて、前々回から決算に伴い発生する納税に関する「資金繰り」対策について、
元銀行員の観点からお話させていただいております。

納税の方法は

1.自己資金で納税する
2.資金を調達して(誰かから借りて)納税する

の2つ。
そのうち、1.自己資金で納税する方法として

①事前準備型
②事後分割型
の2種類があります。

経営の方法として本来あるべき方法である、
①事前準備型についてご案内した前回はこちらhttps://cilel.jp/blog/461/

今回は②事後分割型についてご案内いたしますね。

「税金って後ろ倒しや分納ってできるの?延滞税かかるんじゃないの?特殊な事情がないと難しいんじゃないの」というお声も聞こえてきそうですが、できるんです。
方法はクレジットカードを使うこと。

クレジットカードでで決済することで、まず1か月先に支払いを繰り延べし、必要であればリボ払い登録を入れれば分納が可能になります。

詳しくはこちらhttps://kokuzei.noufu.jp/

ただ、クレカでの納税には1万円あたり76円(消費税別)の手数料がかかりますし
(これはクレカのポイント還元率が1%より高ければお得になります)、当然リボ払いにはリボ払い手数料という名の金利がかかります。

ですので、クレカ納税はともかく、リボ払いによる分割は納税はあくまでも資金繰りが厳しい時の最終手段として使うにとどめたいですね。
繰り返しになりますが、あくまでも納税は納税時に慌てて準備するのではなく、事前にしっかり準備しておくことが大切です。

次回は2.資金を調達しての納税についてお話いたしますね。

今回も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

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