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11月11日は独身の日!独身の日とは?中国輸入に何が影響する?

こんにちは!CiLELです。

今年も「独身の日」が近づいてきましたね。

中国輸入ビジネスを2020年になってから始められた方の中には、もしかすると「独身の日」を初めて聞く方もいらっしゃるかもしれません。

今回は「独身の日」とは何かをお伝えします!

中国輸入ビジネスで気を付けなければならないことも併せてお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

「独身の日」とは?

「独身の日」の起源

「独身の日」は、中国では「光棍節(こうこんせつ)」と呼ばれます。

11月11日は「1」が4つ並びます。
「1」という数字は、棒に似ていますよね。

「1」が並んでいると、棒が4本並んでいる状態、つまり棒だらけの状態に見えます。

その「棒だらけ」を中国語で表現すると「光棍」となるのですが、実は「光棍」という言葉には「独身」という意味もあります。

これが、11月11日が「独身の日」と言われるようになった由来です。

「独身の日」は、中国の公式な祝日ではなく、慣習的にお祝いされる日です。

当初は、独身の若者が集まってパーティをしたりしていたようですが、近年はネットショップで大規模なセールがおこなわれる日になっています。

ちなみに、12月12日は「カップルの日」と言われています。

「独身の日」は中国EC業界のお祭り

「独身の日」には、中国の大手通販サイトがこぞって大規模なセールやイベントを開催します。

前日夜からカウントダウンイベントが開催されるなど、その盛り上がり方はまさにお祭りです。

「独身の日」に買い物をすることを心待ちにしている人はとても多く、セールが始まるや否や、どのネットショップでもすさまじい勢いで商品が売れていきます。

「独身の日」のセールは年々規模が大きくなってきており、今や世界中から注目が集まるようになっています。

「独身の日」がEC業界のお祭りになったわけ

仕掛け人はアリババ

今でこそ「独身の日」と言えばセールですが、実はこれはアリババが仕掛けたものです。

毎年11月11日に独身者がパーティをしたり贈り物をする慣習があったことから、そこに目を付けたアリババグループが、2009年に初めてネットショップでの大規模なイベントを開催しました。

そのイベントが成功し、それ以来、「独身の日」にセールがおこなわれることが定着しました。

2019年「独身の日」の取引額はなんと4兆円以上!

中国はとても大きな国ですから、「独身の日」セールでの取引額も桁違いです。

その額、なんと4兆円です。
1日で4兆円ですよ!

[杭州(中国) 11日 ロイター] – 中国の電子商取引大手アリババ・グループは、同国でネット通販最大の商戦日とされる11月11日の「独身の日」の取引額が、2684億元(約4兆2000億円)と前年比26%増加し、過去最高を更新したことを明らかにした。

出典:https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2019/11/252935.php

ちなみに日本の楽天市場の年間取引額(2019年)は3兆8,595億円です。
参考:https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/65543#

楽天市場の年間取引額を1日で超えてしまうのが、中国の「独身の日」なのです。

日本でも「独身の日」に合わせたセールが開催

この中国での盛り上がりを受け、最近では日本でも「独身の日」に合わせたイベントが開催されています。

2019年の「独身の日」には、ヤフーショッピングが「いい買い物の日」と銘打って11月5日~11月11日の期間でさまざまなキャンペーンをおこなっていました。

楽天市場は「おひとりさまDAY」として48時間限定のキャンペーンをおこなっていました。

2020年の今年はどんなイベントが開催されるのか、楽しみですね。

中国輸入ビジネスにおける「独身の日」

セール=安く仕入れられる、ではない!

さて、消費者としてはテンションの上がるイベント「独身の日」ですが、中国輸入ビジネスをおこなっている方にとっては、実は嬉しいものではありません。

「セール=安く仕入れができる」と思いがちですが、それは間違いなんです。

安く仕入れられるどころか、仕入れることが難しくなる可能性もあるのです。

どういうことでしょうか?

「独身の日」後はショップの在庫切れに注意

「独身の日」は商品が飛ぶように売れます。
それはつまり、仕入れたい商品が品薄になるということでもあるのです。

中国輸入ビジネスでは、在庫切れを起こさないように確実に仕入れをおこなっていく必要があります。

ショップの在庫切れには注意が必要です。

「独身の日」が来る前に仕入れをしてしまおう

なので、中国輸入ビジネスをおこなっている方には、「独身の日」より前に仕入れをしてしまうことをおすすめしています。

在庫切れは機会損失を意味しますから、確実に在庫を確保できるスケジュールで仕入れをおこなうようにしましょう。

国慶節や春節のように、前倒しの注文がおすすめになります。

仕入れのスケジュールについて詳しく知りたい方は、CiLELまでお問合せください。
https://cilel.jp/contact/

「独身の日」後の中国国内物流は乱れる可能性も

また、状況はだいぶ改善されてきているものの、「独身の日」後の2週間程度は中国国内の物流が一番混む期間と言われています。

とてつもない量の商品が動きますから、当然と言えば当然ですね。

陸路は渋滞が相次ぎ、倉庫はどこもびっしりです。

荷物の量が多すぎるため、紛失などのトラブルも起こりやすくなります。

まとめ


今回は、「独身の日」についての詳細と、中国輸入ビジネスならではの見方をお伝えしてみました。

いかがでしたでしょうか。

中国輸入ビジネスをおこなっている方は、「独身の日」に中国国内で何が起こっているかを知っていただき、計画的な仕入れをしてくださいね!


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