「副業で通販のお店を持ちたい」
「新しい事業でAmazonを始めたい」
「でも、どんな方法で始めていけばいいのか悩んでいる」
そんな方におすすめの販売方法がAmazonのOEMです。
今回は、AmazonでOEM販売をする前に知っておきたいポイントなどをご紹介します!
中国輸入を活用したOEMビジネスを始めたいという方は、下記の記事もおすすめです。
中国輸入OEMでオリジナル商品をつくる手順は?始め方から注意点、トラブル事例も解説!
目次
ToggleそもそもOEMとは?
OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、他社のブランドアイディアを自社のアイディアで改良してオリジナル製品を作る手法です。
例えば、コンビニのお菓子や国産車でもOEMの手法は活用されています。
すでに市場で販売されている商品をベースに改良し、より良い物を作り出して販売することができる手法です。
AmazonでOEM製品を扱うメリット
AmazonでOEM製品を扱うメリットは次のとおりです。
・通常の仕入れよりも利益率が高い傾向がある
・安定して売り上げを作りやすい
それぞれについて解説します。
通常の仕入れよりも利益率が高い傾向がある
先述したようにOEMは元々販売されている製品がベースとなっており、改良を加えて販売するだけなので利益率が高い手法です。
多くの場合、ブランド製品はコストがほとんどかからず製造コストのみであること、発注する際に1回で多くの製品を発注すれば単価が安くなります。
また、OEMは一から製品を作るよりも製造の工数がかからないため、資金やリサーチ、戦略立てなどに時間を割くことができ、ビジネスにとって良い流れを作りやすくなります。
安定して売り上げを作りやすい
OEMは一から作る製品よりも安定して売り上げを作りやすい傾向があります。
例えば、Amazonの商品ページに競合の出品者が同じ商品を出品する「相乗り出品」というものがあります。
相乗り出品をされてしまうと、価格競争をしなければいけなくなったり、商品シェアが分散されたりなど、売り上げに大きく関わる問題に発展するため注意が必要です。
しかし、出品する製品の利点を大きくアピールしたり、ページを作り込んだりすることで認知を増やせば、安定して売り上げを作ることができます。
AmazonでOEM製品を扱うデメリット
もちろん、OEMにはメリットではなくデメリットもあります。
OEM製品を扱うデメリットは次のとおりです。
・資金力が重要なこともある
・ページの魅力が伝わるブランディングが必要
・在庫問題を抱えやすい
ここではOEM製品のデメリットをご紹介します。
資金力が重要なこともある
OEM製品を製造・販売するには、最初にまとまった資金が必要な場合があります。
OEM製品はロットでの発注が原則であるため、どれくらい最初に販売できるかわからない状態でもロットでの発注となります。
ある程度の資金と、工場のリサーチをしっかりと行ってリスクを軽減させましょう。
ページの魅力が伝わるブランディングが必要
OEM製品は、商品の魅力が伝わるようにしっかりアピールする必要があります。
そもそもOEM製品は大手ブランド製品と違い、しっかりと告知しないと商品の認知度が上がりません。
そのため、Amazonで商品を見てくれたユーザーに魅力が伝わるようなページを作成して、ブランディングをする必要があります。
Amazonのページだけでなく、TwitterやInstagramなどのSNSで告知や紹介をするのもおすすめです。
在庫問題を抱えやすい
先述したように、OEM製品はロットでの発注が原則です。
そのため、発注後に届いた大量の製品を売りさばけないことも多く、在庫問題を抱えやすくなります。
在庫問題があるということは、それだけ赤字を産んでしまうため、製品の需要や販売価格などの市場調査は怠らないようにしましょう。
OEMを発注する流れ
OEM発注は、次の流れで進めます。
1.OEMのベースとなる商品探し
2.サンプル発注
3.テスト商品を作成し発注
4.OEMの本発注
OEM製品をAmazonで販売するまでの流れについて、それぞれの項目を詳しく解説します!
OEMのベースとなる商品探し
まずは、どのような製品を販売するのかを決めるために、どんな製品が今市場で需要があるのかを調査します。
うまく製品を絞りきれない場合は、製品のジャンルから決めていくことをおすすめします。
自分が趣味で使っているものや仕事関係のもの、自宅で使っているアイテムなど、身近なものからヒントにすると見つけやすくなるかもしれません。
また、Amazon内のカテゴリ欄から探す手法もあります。
すでにカテゴライズされたものの中で探せるので、需要の動向もチェックできますよ。
サンプル発注
OEMで発売したい製品が決まったら、サンプル品の発注をします。
サンプル発注は、工場によってOEM製品を作れるかが異なってくるため、代行業者を利用して発注するのがおすすめです!
テスト商品を作成し発注
サンプルを受け取ったら次は、工場へ連絡しテスト製品の発注になります。
工場は最初からひとつに絞るのではなく、見積もりの段階で複数の工場へ連絡して選ぶのがおすすめです。
そもそも、工場によっては製品に必要な素材を取り扱っていないなどの理由で製造できない場合もあります。そういったトラブルを回避するためにも見積もりの時点でしっかり確認しておきましょう。
テスト商品をいくつか作ったら、実際に目で見て確認しながら改善していきます。
OEMの本発注
テストを繰り返して、金額と製品面で一番条件が良いと思った工場へ本発注を依頼します。
ここで注意すべき点は、工場によってはサンプル品と量産品で使用する工場のラインが異なる場合があることです。
製造するラインがテストで作ったラインと異なると、製品の出来に違いが生まれてしまうこともあります。
そのため、本発注や量産製造を依頼する前にどれくらいの違いがあるかはしっかり確認しておきましょう。
AmazonのOEMで失敗しない方法は?
AmazonのOEMは、利益などのメリットも大きいですが、今回ご紹介したようにOEM製品を販売するにはいくつかのデメリットもあります。
それらのデメリットに対応して、OEMの失敗を避けるためには、次を心がけるとよいでしょう。
・不良品には注意する
・製品の仕様の違いに注意
・販売前からの準備も大切
・小ロットで販売を始める
・代行業者を利用することも大切
AmazonのOEMで失敗しない方法について、以上の5つに分けてご紹介します。
不良品には注意する
OEM製品を中国の工場などに発注すると、ロットの中に不良品が紛れている場合があります。
よくある不良品として下記のようなものがあります。
・製品のケースや箱が壊れている
・ブランドのロゴが規定よりずれている
・製品に傷や汚れがある
不良品を見つけた場合は、すぐに工場に連絡を取り、製品の交換を依頼しましょう。
製品の仕様の違いに注意
工場で作られた製品のカラーバリエーションやサイズ感が、元々の仕様と違ってしまうというトラブルもよく発生します。
製品の品質や仕様に関わるものは、製品の出荷前の検品を徹底してリスクを軽減させましょう。
販売前からの準備も大切
OEMは、製品を販売し始めてからではなく、販売前にもしっかりと下準備をしておく必要があります。
需要がある製品を選んでも、ユーザーに製品を見つけてもらえなければ意味がありません。
念入りに行った事前の調査や製品製造を無駄にしないためにも、SNSなどを使った事前のお知らせや、ページを作り込んでしっかりブランディングしておくなどの準備を行いましょう。
一から作る製品よりも、製造やデザインにかかる時間やコストが少ない分、マーケティングやブランディングにしっかりとお金と時間を掛けるようにすることも大切です。
小ロットで販売を始める
どんなに需要がある製品でも、いきなり多くの製品を発注してしまうと在庫を抱えて赤字を生んでしまいます。
OEM製品は在庫を抱えてしまうことは大きなリスクになってしまうため、最初は出来る限り小ロットからはじめるのが大切です。
代行業者を利用することも大切
OEM製品の多くは中国の工場に依頼することになります。
そのため、言語の壁や感覚の違いにぶつかって、OEM製品の製造が上手くいかないこともあります。
個人での取引で仕入れに関するトラブルに巻き込まれてしまうと、せっかく始めたビジネスに大きな損失を生んでしまうかもしれません。
新たにOEM製品でビジネスを始めるなら、代行業者を利用して上手く仕入れを行っていく方法もぜひ検討してみてください。
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CiLEL(シーレル)の豊富な経験を基に作成した「中国輸入OEM完全ガイド」とも言える記事を公開しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
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AmazonのOEMビジネス|まとめ
オリジナル商品を作りAmazonで販売するOEMは、Amazonビジネスの中でも効果の高い販売戦略の1つです。
しかし、製品のリサーチやOEM製品の発注など、通販を始める前の段階で挫折してしまう方も少なくありません。
本記事を参考にしていただくことで、挫折をすることなく、AmazonでOEMビジネスをはじめられるでしょう。
AmazonのOEMビジネスがある軌道に乗ったら、次なる戦略を考えるのもおすすめです。
次の記事では、OEMの販売展開について詳しく解説しているので、参考にしてください。
中国輸入でオリジナルOEM商品をAmazon販売!その後の展開は?
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