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中国輸入の基礎知識

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【保存版】中国輸入の関税のしくみや税率をわかりやすく解説します

中国輸入の基礎知識

Basic knowledge

【保存版】中国輸入の関税のしくみや税率をわかりやすく解説します

中国から商品を輸入すると関税がかかることは知っているけれど、具体的な計算方法や関税の仕組みが良くわからない…。

そんなお悩みをかかえてこの記事を見つけてくださったのではないでしょうか。

中国輸入ビジネスにおいて関税は原価となるため、しっかりと利益を計算するために必ず把握しておかなければりません。

関税についてよく知らないまま中国輸入ビジネスを続けていくと、売上は上がっているはずなのに何故か手元にお金が残らない…?という事態も起こりえます。

この記事では
・関税の基礎知識
・中国輸入において知っておくべきこと
・関税の計算方法
についてわかりやすく解説します。

「中国輸入ビジネスをおこなうための関税の知識」ですので、中国輸入と関税の関係について主にお話していきます。

これから中国輸入ビジネスを始める方は基礎知識として、すでに取り組まれている方はご自身が支払っている関税について理解を深めるために、ぜひ最後までお読みください。

関税の基礎知識


まずは関税そのものの基礎知識についてお話します。

関税とは

関税の定義は「輸入品に課される税」です。

税率は法律や条例に基づいて定められており、輸入元の国や商品によって税率は異なります。
中には関税がかからないものもあります。

関税は輸入される国で輸入者に課せられる税金であり、国税のひとつです。
支払先は税関(国)になります。

関税の決まり方についてはこちらの記事にまとめています。
【関税とは】

もっと詳しく関税そのものについて知りたい方は下記のページを参考にしてください。
税関:関税のしくみ

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関税がかかる理由

では、なぜ関税が必要なのでしょうか。

ざっくり言うと「国内産業を守るため」です。

日本で生活していれば「外国産の肉は安い」というイメージがあると思いますが、実は関税がかかっていなければ外国産の肉はもっともっと安いです。

もし関税が課されなければ、スーパーでは高い国産の肉と段違いに安い外国産の肉が一緒に並びます。

高くても国産品を選ぶ消費者も一定数いるとは思いますが、大多数の消費者は安い肉を選ぶでしょう。

国産のお肉が購入されないと、日本の畜産農家は存続できなくなってしまいます。

そうならないように輸入品には関税がかかるのです。

中国輸入における関税は原価の一部


ここまで、関税そのものについてお話してきました。

関税そのものについてご理解いただいた上で、次は中国輸入ビジネスにおいて「関税とは何ぞや」というお話をします。

中国輸入ビジネスでは「関税=原価の一部」です。

原価と聞くと商品代だけをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、中国輸入の場合は商品代のほかに輸入にかかる諸費用も原価に入れないといけません。

商品代・国際送料・関税は、中国輸入の原価を構成する3大要素です。
中国輸入の原価計算は少し難しく、利益率30%だと思っていたものが細かく計算したら実は1%しかなかった…という話は珍しくありません。

原価計算は一度しっかりと勉強してみることをおすすめします。
不定期ですがCiLELで無料WEBセミナーを開催していますので、ぜひ一度ご参加ください。

関税だけじゃない!中国輸入でかかる費用5つ

中国から商品を輸入する際にかかる費用は関税だけではありません。

通関については、税関でかかる費用通関会社でかかる費用があります。

<税関>
関税
消費税
地方消費税

<通関業者>
通関手数料
立替手数料

税関でかかる費用については計算方法が決まっていますが、通関業者でかかる費用については通関業者によって異なります。

通関業者についてはこちらをご参照ください。
【通関業者】

中国輸入の関税は税関に聞こう


ここまで、なるべく簡潔に中国輸入の関税についてお話してきました。

「見慣れない単語ばかりで疲れた…」という方はぜひ一呼吸おいていただいて、続きを読んでくださいね。

もう少しあとに出てくるアンダーバリューの話は特に大切です。

このパートは飛ばしても良いので(できれば読んでいただきたいですが)、アンダーバリューのところは絶対に読んでくださいね。

関税を決めるのは税関

さて、この記事では関税についての話をしていますが、具体的な商品を例に関税を計算する方法については触れていません。

なぜかというと、関税を決めるのは税関だからです。

関税について少し調べていただくとわかりますが、関税はとても複雑です。

ある程度のシミュレーションをすることはできますが、実際にかかる関税の金額については税関のみぞ知るところです。

関税の疑問は税関に聞くのが早くて正確

なので、ご自身が輸入された商品について課せられた関税に疑問点や不明点がある場合には、税関に直接聞いていただくのが一番良いです。

「税関」と聞くと敷居が高い気がしてしまうかもしれませんが、問い合わせればしっかり丁寧に答えてくれます。

各税関の問い合わせ先は下記からご確認ください。
税関:税関相談官の問合せ先一覧

「税関に直接問い合わせるのは抵抗がある…」という方はJETRO(ジェトロ)に問い合わせてみるのも良いと思います。
ジェトロ(日本貿易振興機構)

中国輸入でアンダーバリューはダメ!絶対!


この記事で一番大事な箇所です。
「知ってるよ」という方も、おさらいを兼ねてぜひお読みください。

アンダーバリューとは

まずはじめにアンダーバリューは脱税行為です。

アンダーバリューとは、関税の支払額を抑えるために、通関時にインボイスの単価や金額等を実際よりも安く表示・申告する行為です。

関税は商品代金に税率をかけて計算されますが、その計算の元になるのがインボイスです。

インボイスは税関に申告するために必要な書類で、輸出する側が作成します。

商品・数量・金額・発送元・発送先・取引条件などが記載されており、インボイスを見ればその荷物についての情報がすべてわかるようになっています。

関税はこのインボイスをもとに申告するので、インボイスに記載の金額が高ければ関税は高く、安ければ関税は安くなります。

意図的に実際と異なる金額をインボイスに記載して関税を安く抑えようとする行為がアンダーバリューです。

アンダーバリューになるパターンについてはこちらの記事内に記載がありますので、参考にしてみてください。
【「脱税行為」アンダーバリュー】

アンダーバリューは犯罪

アンダーバリューは輸入金額の過少申告であり、いわゆる脱税です。
れっきとした犯罪です。

しかし、中国輸入ビジネス界隈では、特に輸入代行業者が中国の会社である場合に「違法行為である」という認識がまだまだ甘いのが実情です。

認識の甘い輸入代行業者が勝手にインボイスの金額を安く記載してしまう場合もあるらしく、それをされてしまうと、あなたは気付かずに違法行為に手を染めることになってしまいます。

アンダーバリューは犯罪なので、当然ですがペナルティがあります。

場合によっては事業の継続が不可能になってしまいますので、インボイスの内容は必ず確認するなど、知らずにアンダーバリューをしてしまわないように注意しなければなりません。

アンダーバリューはバレなきゃいい?

「でもバレなきゃいいんでしょ?」
「みんなやってるんじゃない?」

もしこのように思う方がいらっしゃれば、今すぐにその考えを捨ててください。

アンダーバリューは絶対にやってはいけません。

アンダーバリューがバレるかバレないかでいうと、バレます。
輸入ビジネスをやっていると、まず疑われるのがアンダーバリューです。

税関では不自然な取引がないかがチェックされていますし、税務署でも資料がチェックされています。

どのようにバレるかと言いますと、税務署みたいに税関からも事後調査というのがありますので、そこでバレます。

隠そうとして隠せるものではありませんので、アンダーバリューはやってはいけません。

アンダーバリューをするとどうなるか


アンダーバリューは違法行為ですから当然ペナルティがありますし、ペナルティへの対応も大変です。

税関の事後調査で申告漏れを指摘された場合、通関会社に頼んで再申告をおこなってもらうことになります。

相手が税務署の場合は顧問税理士さんが助けてくれますが、税関の場合は税理士さんも専門外なので自分で対応するしかありません。

必要な書類がそろっていないことも多く、書類を準備して丸1日税関に対応するというのは大変な負担です。

申告漏れを指摘された場合、通関会社に頼んで再申告をおこなってもらうことになります。

その際、再申告分の関税消費税に加え、輸入した時から再申告が完了したときまでの日数×14.6%の延滞税、さらには輸入したインボイス1件当たり概ね5,500円の再申告手数料を払うことになります。

だいたい10万~30万、多いと60万近くの追加関税がかかります。

さらに、税関のブラックリストに入れられます。

アンダーバリューは違法行為ですので、悪質な場合には最悪「逮捕」ということもあり得ない話ではありません。

中国輸入ビジネスは、しっかりと勉強して堅実に取り組めば結果を出すことができます。

「関税をちょろまかす」という卑怯な行為には目をくれず、堅実に中国輸入ビジネスを続けていただきたいというのが、私たちの心からの願いです。

アンダーバリューをしない輸入代行業者を選ぶべし

アンダーバリューには絶対に手を出してはいけないことがおわかりいただけたでしょうか。

せっかく手塩にかけて中国輸入ビジネスを育てても、アンダーバリューですべてを失ってしまったら意味がありませんよね。

さきほどお話したとおり、輸入代行業者側が勝手にアンダーバリューをしてしまっていることもあり得ます。

リスク回避のために「アンダーバリューはしていません」と明言している輸入代行業者を利用することをおすすめします。

輸入代行業者選びのポイントについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
【2020年最新】中国輸入代行業者を選ぶ際の実践的ポイント「○○が得意な代行会社」8選【保存版】

「え?私の使っている代行業者、もしかしてアンダーバリューしてる?」と心配になった場合は輸入許可通知書を確認してみましょう。

心配な場合は弊社でも確認させていただいておりますので、下記よりお問い合わせください。

中国輸入で関税は個人輸入or商用輸入で変わる


ここからは、関税がどのように課せられるかについて、詳しくご説明していきます。

個人輸入・商用輸入の違いと、それぞれの関税の計算方法についてです。

個人輸入とは

個人で輸入する場合でも法人(商用)で輸入する場合でも関税はかかるのですが、個人輸入の方が関税は安いです。

実は、個人輸入には明確な定義にはありません。

税関のページでは以下のように説明されています。

一般的には「外国の製品を個人で使用することを目的として、海外の通信販売会社、小売店、メーカーなどから、個人が直接購入すること」

出典:個人輸入とは(カスタムスアンサー)

個人的な使用を目的とする個人輸入で、かつ課税価格が20万円以下の場合、関税の計算は以下のとおりです。

商品代金の60%×関税率

ちなみに課税価格が10,000円以下になる場合は、原則として関税は免除されます。

商品代金の60%が課税価格になりますので、商品代金が16,666円以下のものについては関税が免除されることになります。

関税が免除にならない場合もありますので、詳細は下記のページをご確認ください。
税関:少額輸入貨物の簡易税率

個人輸入の通関手続き詳細についてはこちらからご確認ください。
税関:個人輸入通関手続

関税率についてはのちほどご説明します。

商用輸入とは

商用輸入とは、第三者に販売することを目的として輸入することを指します。

こちらも明確な定義はありませんが「個人利用しない場合はすべて商用輸入」と捉えていただいて良いと思います。

第三者への販売を目的としている場合、関税の計算方法は以下のとおりです。

(卸売価格+送料+保険+その他経費)の100%×関税率

個人輸入と商用輸入の線引きについては、ぜひこちらの記事をご覧ください。
ケーススタディも載っています。
【輸入の個人使用と商用の線引き】

中国輸入はどちらになる?

中国から輸入して国内で転売をおこなう中国輸入ビジネスの場合は「商用輸入」になります。

「中国輸入ビジネスを始める前に、まずは中国商品がどんなものか実際に自分で使ってみたい」ということもあると思います。

そういった場合は個人輸入になりますし、商品代が16,666円以下であれば関税はかかりません。

ですが、転売目的の輸入はいかなる場合も商用輸入です。

物販ビジネスをおこなう場合に、かかる費用を少しでも削減していこうと努力するのはまったくもって正しいのですが、関税・消費税は削減できません。

関税は「過不足なく支払うのが正解」です。

中国輸入でどちらが適用?簡易税率と実行関税率


次に税率についてお話します。

税率には簡易税率実行関税率の2種類があります。

中国輸入ビジネスは商用輸入になりますから、「(商品代+送料+保険+その他経費)の100%」に税率がかかるものと想定してお読みいただければと思います。

簡易税率とは

税関のページでは、簡易税率について以下のように説明されています。

旅具通関の際や20万円以下の少額の輸入貨物の通関の際に適用される簡易な税率のこと。
入国旅客の携帯品や小口急送貨物の通関の迅速化を図る見地等から導入されており、関税定率法別表の付表第一(携帯品)及び付表第二(少額貨物)に掲げられている。(関税定率法第3条の2及び第3条の3)

出典:税関関係用語集

中国輸入に置き換えると、商品代金と国際送料の合計が20万円以下になる場合に簡易税率が適用されます。
※商品によっては簡易税率が適用されないものもあります。

このあとご説明する実行関税率は数千もの品目分類で税率が定められていますが、簡易税率ではわずか7区分に分かれているだけです。

区分の詳細とそれぞれの関税率は税関のページからご確認ください。
税関:少額輸入貨物の簡易税率

実行関税率とは

実行関税率とは、いわゆる一般の関税率のことです。

商品代金と国際送料の合計が20万円を超える場合は実行関税率が適用になると思ってください。

実行関税率は数千もの品目分類について定められていますので、詳細は税関のページからご確認ください。

主な輸入商品の関税についてはこちらにまとめられています。
税関:主な商品の関税率の目安

ご参考までに、アパレル商品は4.4%~20%、台所及び家庭用品は無税~3.9%です。
(2020年6月時点)

すべての関税率についてはこちらからご確認ください。
税関:輸入統計品目表(実行関税率表)

中国輸入ではどちらが適用される?

「中国輸入ではどちらが適用される?」と書きましたが、もうお分かりですね。

適用される税率は仕入金額によって異なります。

商品代金と国際送料の合計が20万以下の場合は簡易税率が、20万円を超える場合には実行関税率が適用されます。

「少額仕入れは簡易税率、大量仕入れは実行関税率」という覚え方で良いと思います。

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まとめ


ここまでお読みいただきありがとうございました。
おつかれさまでした。

最後に、この記事のポイントをまとめます。

・アンダーバリューは絶対NG
・関税の疑問は税関に聞くべし
・転売目的の中国輸入は商用輸入
・関税は原価の一部
・少額仕入れは簡易税率、大量仕入れは実行関税率
・関税は過不足なく納めるのが正解

中国輸入ビジネスをおこなう際に関税そのものについての深い知識は必要ありませんが、商品原価の一部である関税がどのように計算されているかを知ることは大切です。

知識はお守りです。

ぜひ関税について理解を深めていただき、より堅実に利益を出せるビジネスへと成長させていってください。

CiLELでは中国輸入ビジネス全般についてさまざまな切り口でセミナーを開催しています。
ぜひ一度ご参加ください。

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