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中国から日本へ荷物を発送!かかる日数や費用は?EMSや船便、代行業者ごとの違いも

中国から商品を輸入する方にとって、発注した荷物がいつ日本に到着するかは大事な問題です。

国内なら何日で荷物が到着するかを計画的に考えられますが、海の向こうから届けられる荷物となると勝手が違います。

この記事では、EMSで発送したときの日数から、船便や航空便、輸入代行業者を使う方法までを詳しく解説していきます。

中国から商品を輸入したい方や、中国のECサイトからショッピングをする方に必見の内容です。


中国輸入をするときの悩み事

タオバオで購入

中国輸入をするときの悩み事の一つに、商品が到着する日が確定しづらいことがあげられます。

国内から発送される荷物で「いつ到着するのか分からず困った」というのは、輸送事故や集配ミスがない限りそうそうありません。

また、自分で使う商品を中国のオンラインショッピングで購入した場合なら、いつ到着するかも気がかりですが「早く欲しいな」程度で済むでしょう。

しかし、販売目的で商品を中国から仕入れるとなると、到着日の確定は大事な問題です。

輸送方法の選択時には、「輸送料」や「届くまでにかかる日数」などを検討しますが、今回は「早さ」を最優先に考えた輸送方法を解説していきます。

EMSとは

世界をまたぐ物流

EMS(国際スピード郵便)は、「国際郵便最速」を謳ったスピード重視の輸送方法です。

早く到着する分、料金は高めですが、企業で輸入する際でも利用頻度の高いサービスです。

日本郵便が提供するサービスなので、早いだけでなくトラブル時の補償や現在荷物がどこにあるかまで分かるのも、利用するうえでの安心材料うえでの安心材料になるでしょう。

Alibaba(アリババ)や淘宝(タオバオ)といった通販サイトで購入する場合でも、EMSによる発送を選択することができます。

主な決済方法はクレジットカードになるので、ビジネス用のクレジットカードを用意しておくのがいいでしょう。

EMSを解説!中国から日本に荷物が届く日数は

輸入

EMSで中国から日本へ荷物を送る場合、通常2~4日で到着します。

特定の工場を指定して発送してもらうときは別ですが、通販サイトから輸入するなら発送拠点は決まっているので、大幅な遅延はほとんどありません。

ただし、同じサイトで同じ商品を買っても、必ず同じ日数で到着するとは限りません。

大きなトラブルがなくとも、時期によっては荷物が大量に発注されることがあるため「前回は2日で届いたが、今回は4日かかった」ほどの誤差はありえると認識しておきましょう。

特にECサイトを運営している方はハロウィンやクリスマスなど大量発注が予想される時期には、自分の取り扱い商品が時期に関係ない通年商品であっても影響を受けることは考慮してください。

また、現在は新型コロナウイルスの流行による影響もあります。
(2024年1月時点)

参考までに、日本から発送する場合のおおよその日数は日本郵便のサイトで調べることができます。
参考:日本郵便 料金・日数を調べる

中国輸入について、さらに詳しく知りたい人はこちらの記事もご確認ください。

アリババで中国から仕入れて転売!輸入ビジネスで稼ぐポイントを解説

遅延の可能性は?

箱から飛び出るはてなマーク

突発的な航空便の欠航や、輸送側の事情による遅れは予想の範囲外ですが、中国輸入に関しては予想できる遅延があります。

中国の大型連休時期は注意が必要

新型コロナウイルス流行前、中国から大勢の観光客が来日していたのは、記憶に新しいところです。

ランダムに来日していた観光客も大勢いましたが、多くは年に2回ある中国独自の大型連休を利用して来ていました。

その一つは春節(2月頃)です。

中国では旧正月で年始を祝う風習が一般的で、日本在住の華人を含め最も大切な行事の一つとして1週間ほどの休暇になります。

もう一つは国慶節(10月頃)で、毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言したことを記念して制定された法定休日となっています。

国慶節も中国国民の大事な行事として1週間ほどの休暇となっています。

中国輸入をするときに関わってくるのは、どちらの時期も完全にビジネスをストップして行われる国民行事だということです。

輸送に関わる業者からも予想される遅延時期として告知されるほどですから、この時期に発生する遅延は想定内ということです。

税関で止まることもある

日本の事情が関係することもあります。

日本の税関で止まることがあり、主な原因は書類に不備があったり、偽物・コピー品と疑われる商品が届いた場合です。

基本的にEMSは優先的にチェックが行われるので、考えられる原因さえ取り除いておけば、大幅に予想を超える遅延となることは少ないでしょう。

EMS発送できないもの

商品が入っている箱

全世界共通で法律・条約により送れないもの(貴重品・危険物など)は調べるのも簡単で、たとえ発送しても返送されてしまうので意外と問題ありません。

注意しておきたいのは、中国から発送できても日本の税関でストップがかかる荷物です。

もし輸入禁止品が混じっていると、遅延ではなく配送自体が中断され「追跡方法」で紹介したステータスも「輸入取止め」に変わります。

そうなると、保管状態に置かれて配送の再開の見込みは薄いので、直接問い合わせて対応することになります。

輸入禁止品は商品ジャンルによって細かく規定があるので、前もって輸入禁止品に該当しないか調査しておくことが重要です。

船便はEMSよりも中国輸入の送料を大幅に抑えられる

中国輸入

船便は使い方次第で送料を抑えることができます。

ここでは船便の使い方、費用、日数についてご紹介します!
中国輸入のコストを見直したいという方はぜひチェックしてみてください。

船便の配送方法

船便の配送は、主に下記の3つです。

・混載輸送
・コンテナ輸送
・高速船便

混載輸送とは、コンテナに複数の取引先の商品を一度に積んで輸送する方法です。
少量の商品を安く輸入できるメリットがありますが、少々配送に日数がかかります。

コンテナ輸送とは、コンテナ単位で商品を輸送する方法です。
大量の商品を輸入したい場合に選ばれます。

高速船便とは、船便のなかでも一番早く輸入できる方法です。

船便の費用

それぞれの船便の費用について解説します。

混載輸送

重さではなく、コンテナに載せる荷物の大きさで費用が決まります。
料金の例:1㎥₌2,500元、1㎥追加ごとに+1,000元

コンテナ輸送

コンテナを借りて海上輸入する「FCLコンテナ便」という手法を用いた場合の内訳は下記の通りです。

・配送料
・手数料
・チャージ代
・輸入通関料

費用の目安は15万円~20万円ほどです。

高速船便

会社にもよりますが、目安として100万円程度です。

船便でかかる日数

船便は以下の順番で輸送にかかる日数が早くなります。

  1. 1.高速船便
  2. 2.コンテナ輸送
  3. 3.混載船便

高速船便

定期的に出航するフェリーで輸送するため、1週間程度で商品を受け取ることができます。

コンテナ輸送

高速船便よりは時間がかかってしまいますが、2週間前後が目安の日数です。

混載船便

コンテナに積み切ってからの輸送になるため、納期がほとんど決まっていません。
1ヶ月~45日程度は最低でも日数としてかかってしまうので注意が必要です。

EMSや船便以外の輸送方法について

荷物が届くまでの日数が最短の方法としてEMSを紹介しましたが、国際小包として発送できる方法は他にもあります。

届くまでに日数の他、料金、荷物の大きさなどの既定の違いを比べて、今後の参考にしてください。

航空便:3~5日で日本へ届く 料金が高いがEMSより安い

EMSの次に到着の早い国際小包です。料金はEMSと比べれば安く済みますが、国際小包の中では最も高い料金設定になっています。

・サイズ:3辺合計3m以内
・重量:30㎏以内

SAL便:平均2~4週間で届く、料金は普通

航空機を使う点では、上記の航空便と同じです。

決定的に違うのは、SAL便では航空機の空いた貨物スペースを利用して運ぶことです。

EMSが優先されるため、繁忙期にはなかなかSAL便の荷物が送られない事態も起こります。

こういった理由から料金も航空便より安く設定されています。

・サイズ:3辺合計3m以内
・重量:30㎏以内

中国輸入代行業者はEMS並みの日数で送料を抑えられる?

ビジネスパートナー

輸入代行業者とは、商品の購入から交渉、支払い、配送までのあらゆる手続きを一貫して請け負うサービスです。
通販感覚で、中国からの輸入などができます。

輸入代行業者によっては、到着までに日数がかかり、遅くなる場合もあります。

そのため、送料だけではなく、目安の到着日数もチェックして代行業者を選ぶようにしましょう。

CiLEL

CiLELシーレル
CiLEL(シーレル)

中国輸入代行の「CiLEL」では商品の入荷状況にもよりますが、注文確定より平均1週間でお届けしています。

最短で3日での納品実績もあります。

※通関や国際物流の状況等、さまざまな事情でお届け日数が遅れる場合があります

日数と料金を改めてまとめると下記のとおりです。

日数:最短3日、通常1週間程度

料金:「実重量29kg、容積重量46kg」の商品をOCS(ANAグループの高速輸送サービス)で発送する場合、容積重量に単価を掛けて、「46kg × 19元=874元」となります。 ※2024年1月現在の料金

なお、国際送料の単価は変動しますので、上記は一例になります。

CiLELの正確な輸送料金やお届け日数について詳しく知りたい方は、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください

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ラクマート


ラクマート

ラクマートは最短で5日納品が目安、EMS船便の納品目安は3週間からです。

コンテナ混載・貸し切り混載の場合の日数などは要問合せです。

日数:
・DQ船便…9日~
・TW船便…5日~
・HYK船便…9日~

最低費用:※1kg毎
・DQ(海原快速船便サービス)船便…7元~
・TW(淘太郎快速船便)船便…9.5元~
・HYKバルクプロジェクト船便…7.5元~

参考:ラクマート

THE直行便


THE直行便

自社物流の船便利用の場合だと、航海日数約8~10日が目安です。

積み込みの量によって前後する場合もあるので注意しましょう。

日数:8~10日

費用例:
・21〜50kg…11元/kg
・51-100kg…8.5元/kg
・101-1000kg…8元/kg
・1,001kg以上…7.5元/kg

参考:THE直行便

タオバオ新幹線


タオバオ新幹線

タオバオ新幹線では、最短の配送日数を4日としています。

通常の場合は入金確認後10〜14日程度での配送が目安です。

日数:混載便10~14日、船便1ヶ月

料金:※混載便の場合
・51kg〜100kgの荷物…15元/kg
・101kg〜200kg…13元/kg
・501kg〜…12元/kg

更に通関手数料や関税、国内関税立替手数料が追加されます。

参考:タオバオ新幹線

輸入代行業者の選び方については、こちらの記事も参考にしてください。
『おすすめ中国輸入代行業者12選と選び方のポイント』

まとめ

指をさした先にPOINTの文字

この記事では、EMSで中国から日本に荷物を発送する場合にかかる日数や、遅延が起こる場合とその理由、そしてEMS以外の発送方法についてご説明してきました。

中国の大型連休など、予測できる遅延には要注意ですね。

ビジネスで中国から日本へ荷物を送る場合、たとえば書類やサンプル品など急ぐものについてはEMSが利用されることが多いようです。

商品を仕入れる場合は物量が多くなりますから、EMS以外の方法で輸送する場合が多いでしょう。

輸入は専門的な知識が必要なので、ビジネスとして取り組む場合にひとりで輸入業務までおこなうことはあまりないと思いますが、知識として自身のビジネスの流れを把握しておくのは大事なことです。

CiLELは、日本人スタッフによる徹底サポートが強みのひとつです。

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