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【失敗から学ぶ】輸入ビジネスをしていく為に大事な在庫の話 〜前編〜

皆様お世話になっております。

CiLEL勉強会講師の辻でございます。

今回は連続企画『【失敗から学ぶ】輸入ビジネスをしていく為に大事な在庫の話』として、わかりやすく対談形式にして前編後編と分けてお届けします。

【今回のケース】
Aさんは一時期Amazon販売で月商400万を達成しましたが、
その反面大量の在庫を抱えリボ払い等の負債が300万円を超えてしまいました。
現在は見事V字回復を遂げ、月商300万円台ながら以前よりも利益とお金が残るようになった経験を
踏まえ、長く中国輸入ビジネスで稼ぎ続け、無理なく継続していく為の教訓を紐解きます。

※今回の内容については私辻が今まで数百人に上るお客様との面談を重ねる中で見た事実を
基にしたフィクションとなっており、特定の個人団体とは一切の関係がないことを
あらかじめお断りしておきます。

【前編】

『なぜかお金が増えない不思議』

辻:今回はご多用のところお時間をいただきありがとうございます。
まずA様のこれまでの経歴をうかがえますか。

A:私が中国輸入ビジネスを始めたのは4年前です。最初はサラリーマンをしながらメンズアパレルやバッグ・ブーツ等を販売していました。個人的に元々ファッションが好きだったので、今ほどライバルが多くないこともあって、面白いように売り上げが伸び、月商200万を達成したタイミングでサラリーマンを辞めて独立し、翌年には会社を設立しました。

在庫切れを起こすと一気にAmazon内のランキングが低下し売り上げが激減してしまうので、常に多めに発注して在庫切れをおこさないことをこころがけていました。ただ、いくら売り上げが伸びても、仕入れ代金を支払った後に手元に残るお金が増えないんですね。

辻:それはよくないですね。一時的なものであればまだ問題ありませんが、その状態が長く続くようだと、資金ショート(お金が足りなくなって支払いができなくなること)して黒字倒産に繋がってしてしまうので要注意ですね。

『気づいた時が一番つらかった』

A:最初は会社設立費用や税理士報酬などで経費が増えたので、その分売り上げを伸ばしていけばいずれ解決するだろうと考えていました。ところが当初予想していたより利益が出て、法人税や消費税を支払った後にお金が足りなくなってしまい、仕入れに使ったカードの決済ができずやむを得ずリボ払いを利用したんですね。その月はなんとか乗り切れたのですが、それに味を占めて、カードや借入で凌いでいたらいつのまにかリボ払い・キャッシングなどの負債が300万を超えてしまっていました。

辻:負債が300万円以上!?売上の入金で一部でも返済できなかったんですか?

A:売れ筋商品にライバルが複数現れてきて、一気に価格競争に陥ってしまい、私の商品が売れなくなって売上が250~300万程度まで落ち込んでしまっていたんです。
また、事務所を新しく借りたこともあり、月々の支払いも増えて一気にお金が減ってしまいました。Amazonのセラーセントラルを見ると、予想が外れて売れなかった新商品や価格の安いライバルが出現して売れなくなってしまった在庫が大量に残っていました。
このままだと高額な長期在庫保管手数料がかかってしまうので、自宅返送を行ったところ段ボールで一部屋埋まってしまいました。売れにくい在庫は山ほどあるのに、売れる在庫は資金が足りず十分な仕入れができない。この時は先が見えず、これからどうなるだろうと一番辛かった時期です。

辻:そこからどのようにV字回復されたんですか?

A:それは・・・(続く)

さて、300万の負債と大量の不良在庫を抱えてしまったAさんはどのようにV字復活したのでしょうか。復活の契機となったターニングポイントはどこだったのか。

後編に続きます。
【後編】

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