在宅でできる副業を探していますか?
最近は副業を認める会社も増えてきており、「副業しようかな」と考える人も多いのではないでしょうか。
数ある副業のなかでも近年需要が高まっているのが、自宅でできる「Web系の副業」です。
在宅のメリットは、なんといっても時間や場所を選ばずできるところ。
大きな魅力ですよね。
そこで今回は、在宅でできる12のWeb副業を紹介します。
目次
ToggleWeb副業の需要の高まりと市場規模
2018年に厚生労働省は、働き方改革として「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表しました。
ガイドラインの定義は以下の通りです。
本ガイドラインは、副業・兼業を希望する者が年々増加傾向にある中、安心して副業・兼業に取り組むことができるよう、副業・兼業の場合における労働時間管理や健康管理等について示したものである。
引用:厚生労働省|副業・兼業の促進に関するガイドライン
国の促進に伴い、副業が注目されるようになった結果、副業を認める企業が増加しました。
同時期ごろ、クラウドソーシングサービスが登場したことも副業が拡大したきっかけといえるでしょう。
*クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したい企業(クライアント)と、仕事を受けたい個人(ワーカー)をWeb上でつなぐマッチングサービスのこと。
自粛などの近年の経済影響もあり、国は令和2年9月にガイドラインを改定。
副業が普及し、なかでも自宅でできるWeb関係の副業・兼業の需要が高まってきています。
副業を始めるにあたり、「フリーランス」の働き方が気になる人もいるのではないでしょうか。
副業でも「副業フリーランス」という働き方が可能です。
詳しくは、副業フリーランスで働くメリット・デメリットの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
Webサイト制作とは
Webの副業というと、Webサイトの制作を思い浮かべる方が多いと思います。
厚生労働省では、Webサイト制作を以下のように定義づけています。
企業、学校、官公庁などがインターネット上に設けたWeb(ウェブ)サイトの企画・デザイン・制作を行う。Webクリエイターとも呼ばれる。
引用:厚生労働省|職業情報提供サイト
たとえば、次のような作業が含まれます。
・サイトのコンセプトを決める
・画面のデザインやレイアウトを考える
・文章を執筆する
・プログラミング言語を用いてサイト制作を行う
・画像を作成する
・動作作業を確認する
・ホームページなどの更新を行う
作業が多岐に渡ることがわかりますね。
そのため小さなサイトの場合は、すべてを1人で請け負うケースもありますが、企業などの大きなサイトでは、それぞれ分担して作業・制作にあたることが多いです。
分業する際には「Webデザイナー」「Webライター」「Webディレクター」「エンジニア」にわけられます。
注目を集めているWeb系の副業
Webサイト制作にかかわる職種の副業は、需要が高く注目を集めています。
・Webライター
・Webマーケター
・Webエンジニア
・Webデザイナー
・動画編集
それぞれの仕事内容をみていきましょう。
Webライター
Webライターとは、Webを利用して記事を書く人を指します。
おもな仕事は、インターネット上に掲載するWebサイトなどの文章作成です。
企業ブログやコラムのコンテンツ作成のほか、アンケート集約やインタビューの音声を文字に書き起こすケースもあります。
初期費用がかからず、パソコン(インターネットができる環境)があれば、すぐに始められる手軽さが人気の秘密。
高校生から主婦・会社員やシニア世代まで、幅広い年齢層が「すきま時間」を利用して取り組んでいます。
Webライターのメインは文章作成ですが、文章執筆以外の作業をするケースも多いです。
例を挙げてみましょう。
・記事の構成を考える
・簡単なプログラミング言語を使用する(箇条書きなど)
・見やすくするために「画像編集・挿入」を行う
サイトやメディアを上位表示させるためのSEOの知識も必要になります。
Webマーケター
Webマーケターとは、Webを利用してマーケティングを行う人を指します。
おもな仕事は、分析や広告宣伝、市場調査や戦略立てなどです。
「企業の利益向上につなげるための戦略家」とイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
たとえば、Webサイトの閲覧回数やクリック数などのデータをもとに、どの記事が需要があるかなどの分析を行い、施策を企画したりサイトの設計を考えたりします。
またPDCAサイクルをまわすことも、Webマーケターの重要な仕事です。
PDCAとは、PLAN(計画)・DO(実行)・CHECK(検証)・ACTION(改善)を意味しています。
修正・改善を行うことで、サイトの質やサービスが向上し目標達成につながる、という考え方であり重要事項としてとらえられています。
Webエンジニア
Webエンジニアとは、Webサイトなどで利用されるシステムの設計や開発を行う人を指します。
おもな仕事は、Web上で利用されるシステムやアプリケーションの設計・開発、プログラミングです。
たとえば、通販サイトの「閲覧履歴」や「おすすめの商品」などは、Webエンジニアがプログラムを組むことで表示しています。
またWebサイト公開後のメンテナンスなども、エンジニアが担当しています。
ITシステムの職種のなかでもWebの知識やスキルを活かせる職種ですね。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、Webサイトの構築やデザインを作る人を指します。
おもな仕事は、Webサイトのレイアウト決めやデザイン作り、コーディングなどです。
Webエンジニアと似ていると感じる人もいるかもしれませんね。
WebエンジニアとWebデザイナーの違いは、平たくいうと「目に見える部分」をメインに携わるか「目に見えない部分」中心になるかです。
【WebエンジニアとWebデザイナーの違い】
・Webエンジニア…アプリケーションやサービスなど、目に見えない部分のシステム設計・開発
・Webデザイナー…サイトの使いやすさや画面のきれいさなど、目に見える部分のデザイン・レイアウト作成
CSS・HTMLといったプログラミング用語の知識が必要になる点では、どちらも共通しています。
動画編集
動画編集とは、その名の通り動画を編集することであり、「動画編集者」は動画を編集する人を指します。
たとえば、YouTubeの編集を代行したり、ウエディングムービーを作成したりするのが仕事です。
近年はスマートフォンの普及により、動画を観る場面が増えました。
テレビを観るよりYouTubeやVlogを観る・TikTokを観る人も多いのではないでしょうか。
新しい配信サービスもでてきており、今後も動画を撮影する人や編集・加工する人の需要は高まっていくとされています。
コツコツ派におすすめWeb系の副業
Webの副業は、Webサイト制作にかかわるものだけではありません。
Webを使っておこなう副業もたくさんあります。
ここでは、仕事を発注したり受けたりするのではなく、自分でやりくりしながら資産を増やしたいコツコツ派の人におすすめの副業を紹介します。
・せどり・転売
・ブロガー・アフィリエイター
・YouTuber
・ライバー
ひとつずつみていきましょう。
せどり・転売
せどりとは、商品を安く仕入れて高く売ることで、差額を利益にする手法をいいます。
あまりいいイメージを抱かれないせどりですが、本来「物を安く仕入れて高く売りだす」のはビジネスの基本です。
自宅に不用品はありませんか?
たとえばマンガ本など「もう読まないけど、売れるかな?」と処分するのではなく、メルカリなどで出品したことがある人も少なくないのではないでしょうか。
不用品を出品するのはせどりの練習になります。
すきま時間を有効活用できる点でも、副業とせどりの相性はいいのです。
別記事では副業にせどりが選ばれる理由や物販の始め方について詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
ブロガー・アフィリエイター
ブロガーとは、個人ブログやサイトを運営して収益を得る人のことです。
アフィリエイターは、サイトの中の広告収入などで収益を得る人を指します。
どちらも、おもな仕事内容は文章を書くことであり、Webライターと混合する人もいるでしょう。
3つの職種の違いをまとめてみます。
・Webライター…クライアントの意向に沿った記事を書く
・ブロガー…自分の好きな記事を書き、考えや体験を伝える
・アフィリエイター…アフィリエイト収入(広告収入など)を目的として記事を書く
Webライターはクライアント(依頼者)からの依頼を受けて記事を書くので、クライアントから報酬を受け取ります。
一方ブロガーは、自分で自分の好きな記事を書くスタイル。
アフィリエイターは、商品を売る記事を書いて収益を得るスタイルです。
ただブロガーは、記事を書いただけでは収益化することは難しいため、Webライター業と並行したりブログの中でアフィリエイトを行ったりと、掛け持ちする人も多数います。
YouTuber
記事ではなく動画サイトに投稿し、再生回数に応じて広告収入を得るのがYouTuberです。
近年はテレビ離れが進み、YouTube視聴者が増えています。
「英語学習法」といったノウハウ系の配信や、ゲーム攻略の配信など多様なジャンルがあるため、検索目的として利用している人も多いのではないでしょうか。
YouTuberは、ただ投稿すればいいのではなくYouTubeの収益化プログラムに申し込み、審査を受けなければなりません。
配信内容は、YouTubeの定めるガイドラインに沿った配信であることが前提です。
加えてチャンネル登録者数などの条件を満たし、審査が通ると広告の掲載が可能になり、動画の再生回数・広告の掲載回数に応じた手数料が報酬になります。
ライバー
「ライバー」という言葉をご存じでしょうか?
ライバーとは、ネットライブ配信アプリを利用し、歌やダンス・雑談などをリアルタイムで配信することで収入を得る人を指します。
いわば「生放送の配信者」です。
YouTuberは広告の再生数に応じて収入を得ますが、ライバーは視聴者から「投げ銭」をもらうことで収入を得るかたちです。
ライバーが活動しているおもなアプリには「17Live(イチナナ)」や「Pococha(ポコチャ)」などがあります。
強みを活かしたWeb系の副業
好きなことがある、専門性があるなど、自分の強みを活かしたWeb系の副業には、以下のようなものが挙げられます。
・イラスト制作
・ハンドメイド作品の販売
・翻訳
それぞれみていきましょう。
イラスト制作
WebサイトやSNSの普及により、イラスト制作の需要も高まっています。
フリーのイラスト素材がダウンロードできるサイトも多数登場していますね。
なかでも「いらすとや」は認知度が高く、知っている人も多いのではないでしょうか。
最近はWebサイトやSNSで差別化を図るため、オリジナルイラストを求める人も増えています。
実際ココナラ(coconala)などでは、SNSのアイコンやWebサイトのヘッダー画像、ウエルカムボードや書籍の挿絵など多種多様なイラストが販売されており、需要の高さが伺えます。
イラストを描くのが好きな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ハンドメイド作品の販売
ハンドメイドが得意な人は、副業として作品を販売するのもいいですね。
フリーマーケットで直接販売する方法や雑貨店に委託する方法のほか、メルカリなどのフリマアプリを利用して出品・販売する人も増えています。
最近はハンドメイドに特化したサイトも登場。
「minne(ミンネ)」や「Creema(クリーマ)」は、代表的なプラットフォームといえるでしょう。
ヘアアクセサリーやピアス、バッグなどさまざまなハンドメイド作品が販売されており、手作りのもの・オリジナリティのあるものを求める購入者からも注目を集めています。
翻訳
英語や中国語などの外国語の翻訳ができる場合、スキルが活躍します。
なぜなら、誰にでもできることではないからです。
仕事内容には、次のようなものが挙げられます。
・海外のメールの翻訳
・説明書の翻訳
・論文の翻訳
・動画に翻訳字幕をつける
翻訳家として契約した際には、本業と同等ほどの収入が見込める可能性も…。
英語が得意な人や複数の言語が話せる・訳せる人は、チャレンジする価値ありではないでしょうか。
まとめ
インターネットの普及により、今後ますますWebの需要は高まっていくとされています。
副業を始めることで、将来への備えができますね。
また本業に「もしも」のことがあった場合も、副業をしているとカバーでき、路頭に迷わずに済むでしょう。
Webでの副業は、すきま時間にどこでも自分のペースでできます。
この機会に、自分が興味のあるジャンルの副業を始めてみませんか。
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