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05.輸入ビジネスに関係する専門用語-1

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05.輸入ビジネスに関係する専門用語-1

輸入ビジネスに関係する専門用語

輸入ビジネスは大きくくくると「貿易」になります。
貿易は普段の生活の中ではなかか触れる機会がありません。
そのため聞き慣れない専門用語もたくさんでてくると思います。
ここでは、輸入ビジネス(貿易)に関する専門用語をお伝えしますが簡単な説明に留めますので、
詳細な説明や付随する用語の解説などは今後順番にお伝えしていきます。
まずは。こういう言葉があってそれが何を意味するのか、くらいは把握してください。

書類に関する用語

「アライバルノーティス(Arrival Notice)」
到着通知書のことです。輸入港に荷物が到着した(または到着の予定)を通知する書類です。
だいたい、荷物の到着の1~2日前に通知されます。

「コマーシャルインボイス(Commercial Invoice)」
単に「インボイス」と言うこともあり、貿易で一般的にインボイスと呼ばれるのは、このコマーシャルインボイスを指します。
荷物がどんなもので、いくらで取引されたのかが記載されています。
税関ではこの書類を元に、検査の要否、関税、地方消費税額の算出を行います。
もし事実と異なる場合、通関が保留になったり出荷元に返送される場合もあります。

「プロフォーマインボイス(Proforma Invoice)」
国内取引でいう見積書にあたるものです。「Quotation」と表記される場合もあります。
これは、輸出者から輸入者に提示される書類です。通関に使用されるものではありません。
通関は「コマーシャルインボイスを使います。
ただし、コマーシャルインボイスに間違いなどがあった場合、内容の証明プロフォーマインボイスが使われる事があります。

「C/O(Certificate of Origin)」
原産地証明書のことです。

「ノーティファイ パーティ(Notify Party)」
B/Lに記載されている項目で、貨物の到着を知らせる先です。

「L/G (Letter of Guarantee)」
保証状の意味です。
例えば、書類が到着する前に貨物が到着してしまいB/Lの原本がないのに荷物を引取りたい場合に、銀行で作成してもらい、船会社へ差し入れることで荷物を引き取れるようになります。

「D/O (Delivery Order)」
荷物の引き渡しをオペレータに指示する書類です。
流れとしては、輸入者のB/Lを船会社に提出⇒D/Oを受け取る⇒、D/Oを船会社の倉庫(CY、CFS)等に提示⇒荷物を引き取る、となります。

「B/L (Bill of Lading)」
船荷証券のことを指します。輸出国側で船会社に荷物を預けた際に発行される書類です。
これが無いと輸入した荷物を受け取ることができませんので「商品との引換券(有価証券)」と言えます。通常は3通発行されます。

「サレンダー(surrender)」
サレンダードB/Lとも言います。
オリジナルB/LではなくメールやFAXで書類を受け取っても輸入者が貨物が引き取れる方法のこと。
通常荷物の引き取りの際にはオリジナルB/L(B/Lの原本)が必要となります。
しかし、荷物の到着が早かった、輸出側のB/L送付が遅れたなど引き取りの際にオリジナルB/Lが無い場合に利用されます。
荷物の引き取りが大幅に時間短縮できますが、法律、条約等で規定されたものではないため、問題が起こった場合は解決に問題が生じやすくなります。

請求に関する用語

「YAS (Yen Appreciation Surcharge)」
円高損失補填のことで急激な円高による損失を補填する割増料金です。
指定された期間の平均為替相場が1ドル(US$) 120円を超えた場合に課金されます。

「BAF (Bunker Adjustment Factor)」
燃料(重油)価格の変動に対して調整される割り増し料金です。

「EBS (Emergency Bunker Surcharge)」
BAFとは別に、原油高騰に伴う燃料費リスクを荷主に負担してもらう緊急燃料費割増し料金。
BAFとEBSを二重に課金する場合もあります。
アライバルノーティスという書類に記載があります。
YAS以外は基準もあいまいな部分がありますが、実際にはそのまま支払うしかありません。

「CAF(Currency Adjustment Factor)」
為替割増料。通貨変動による為替差損益を調整する金額のこと。
一般的に基本運賃(ベースレート)に対する割合%で価格が決められる。
同じようなものではYAS(Yen Appreciation Surchargeへアンカーリンク)がある。
東南アジア航路に使われる。

「フレイト・チャージ(Freight Charge)」
海上運賃です。
オール イン フレイト(All in Freight)とは、 ベース フレイト(Base Freight:基本料)の他にCAF・BAF等の全てを含んだ海上運賃のことです。

「D/O FEE(Delivery Order Fee)」
船会社が貨物の引き渡しをオペレータに指示する書類の代金のこと。
ディーオーフィーと読みます。

「CYチャージ(Container Yard Charge)」
アライバルノーティスアライバルノーティスに記載の手数料です。
日本側の港でコンテナを移動させた時に発生する手数料です。
THCとも表記されることがあります。

「T/T(Telegraphic Transfer Remittance)」
銀行振り込みです。ポピュラー送金方法です。ただし相手方の口座に直接送金しますので、最悪の場合の持ち逃げされる可能性もあります。
安全に送金したい場合は、次の「L/C」を利用しましょう。

「L/C(Letter of Credit)」
取引、支払いの間に銀行を入れて決済する方法です。
銀行が発行する「信用状(L/C)」を使って取引を行います。
信用状取引。輸出者(売り手)、輸入者(買い手)双方のリスクを回避し、円滑に取引を進めるために利用されています。

「為替予約」
外貨両替する際に将来の為替変動リスク対策として、銀行と取り決めた(予約した)決済相場で為替レートを確定すること。

「ディスクレ(discrepancy)」
デスクレ とも言います。
信用状取引(L/C)のときに、信用状の情報と貿易書類が不一致ということです。
不一致を意味するディスクレパンシー (discrepancy) の略です。

第一弾はここまで。第二弾まであります。 輸入ビジネスに関係する専門用語は普段の生活では聞き慣れないものばかりです。
習慣や感覚の違う外国との取引を円滑に進めるための仕組みですので内容も多少複雑に感じるかもしれませんが、やっている事自体は国内での仕入、輸送と大差がありません。
しかし、輸入の場合は安全に円滑に進めるには、それぞれの工程に確認と証明が必要なため専門的なことが出てくるだけですのでひとつひとつ理解していけば何も問題ありません。

第二弾は「輸送に関する用語」と「取り組み、仕組みに関する用語」です。
第二弾はこちらから

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