副業が解禁されて数年が経過しましたね。
今では中小企業から大手まで副業を認めている会社も多くあります。
また、コロナの影響によってテレワークが増えたことで、自宅でインターネットを使った副業をする人も増えているようです。
中国輸入ビジネス&Amazon販売もそんなインターネット通販のひとつの仕組みです。
ですが、その一方で副業には取り組まないで残業をしている人もたくさんいます。
もしかしてあなたの会社にもそういう人がいるのではないでしょうか。
もちろん残業は、仕事が残っている・終わらないという収入面以外の理由がたくさんあると思いますが、会社で給料以外に稼ぐ手段としても、残業という選択をする人もいます。
そこで今回は、副業と残業を比較してみたいと思います。
目次
Toggle残業と副業はどちらが稼げるのか
仕事の量などとは別の軸で、収入の面から記事になっているものがありました。
【残業vs副業】「稼げる」のはどっち? 副業は「年収を超える」可能性を秘めている(Yahoo!ニュース)
タイトル通り、残業と副業はどちらが稼げるのかをメリット・デメリットを挙げて解説しているものでした。
ネタばれになるものの今回のコラムの本題ではないので言ってしまいますが、この記事での結論は「どっちつかず」でした。
タイトルの「副業は年収を超える可能性」というのはあくまで副業のメリットのひとつとして挙げられていたもので、そこを目指して頑張りましょう!というものではありません。
(個人的にはどっちがいいとか稼げるとか断定してほしかった、というのはあります。)
ちなみに筆者は圧倒的に副業が稼げると思っていますし、自分も副業で稼げたので実体験からもそう思います。
そうです。
「副業より残業のほうがいいところ」なんてない、と言うのが筆者の結論です。
逆に、副業には稼ぐという収入面以外のところでも残業よりもいいと言えるところが3つあります。
稼ぐ&〇〇も副業のほうがいい!
そもそも「稼ぐ」のも、副業のほうが残業よりもいいのです。
残業は時間で計算されますので月給を時給換算して「1時間いくら」と決まっています。
ですから、残業1時間で稼げる限界は残業をする前から決まっています。
例外として残業が深夜など法律の定める時間を超えるとさらに25%アップの残業代がもらえますが、それでもたった25%アップです。
それ以上は見込めません。
ちなみに2023年4月からは、月60時間を超えた場合の時間外労働の割増賃金率は50%に引き上げられますが、残業時間の過労死ラインが月80時間と言われています。
お金のためにそこまで残業するのは、あまり現実的ではないですよね。
残業と副業のアップ率
それに対して副業は同じ1時間働いたとして25%アップどころか100%~200%アップなんてことも余裕で起こり得ます。
こういうことを言うと残業にはリスクがないとか言い出す人がいますし、あなたのまわりにもこういう人がいると思います。
そういうことを言う人は「リスク」とは何たるかをまったく分かっていない、ただ表面的な金銭のことだけでしかリスクを判断できない、とてもとても(あえて2回言います)思慮の浅い人だと見ることができます。
リスクの種類
リスクというものは金銭的リスクなものの他に、時間的リスクや環境的リスク、身体的リスクなどさまざまなものが存在しています。
また、リスクというものは単に「減っていくこと」だと思われがちですが、そうではありません。
金銭面では特にわかりやすいのですが、減ったら損で減らないのが安全みたいな感覚では、このスパイラルから抜け出すことはできません。
ちなみにここではわかりやすい対比として「残業」と「副業」を出していますが、これは他の事例に当てはめることもできます。
例えば新商品をOEMで作るとかクラウドファンディングに新しい商品を出すとか、機能が優れている有料ツールやサービスを導入するなどの場合でも同じです。
目先の金銭面での損得勘定ではなく、総合的・中長期的にどっちがいいのか、どんな方法がいいのかを検証して個別に判断していく必要があるのです。
残業することで発生する目に見えない3つのリスクを解説
それでは、金銭面以外の目に見えないリスクとは何でしょうか。
先ほど言った金銭面のリスクは、目に見えやすいリスクです。
失敗したらお金が減る、というわかりやすいものです。
目に見えないリスクは具体的にどのようなものになるでしょうか。
ここでは残業することで発生する「時間的リスク」「環境的リスク」「身体的リスク」について解説します。
時間的リスク
まず「時間的リスク」です。
先ほど少し触れましたが、残業は時間で計算されますが、それは「もっと稼げるはずの時間を浪費している」と考えることもできます。
働いている時間は、あなたの人生の一部ですからね。
極端な言い方ですが、自分の人生から同じ時間を売るのであれば、1,000円より1,500円、1,500円よりも10,000円、10,000円よりも100,000円と、高ければ高いほどいいのは間違いありません。
また、そもそも残業は長く働けばご褒美がもらえるシステムなので、やりようによっては効率の悪い仕事をするほどもらえることになります。
つまり、仕事の能力向上にならないので、ビジネスマンとしても優秀な人材になれるチャンス(高い給料がもらえるようになるチャンス)を失っていることになります。
環境的リスク
次に「環境的リスク」ですが、残業は場所が固定されます。
会社とかお店とかですね。
そうすると仕事が終わってから帰宅する必要があり、その通勤時間分の時間が無駄になります。
日によっては終電がなくなってタクシーで帰らなければならない人もいるかもしれません。
費用は会社が出したとしても時間的なことを考えると無駄でしかありませんね。
また、環境というのは立地だけではなく組織の中で働くので、そういう意味での環境的リスクもあります。
つまり、組織なので当然と言えば当然なのですが、自分の裁量だけで仕事を決められないということがあります。
上司などから指示されれば否応なしに対応しなければなりませんし、それを断ってしまうと昇進や評価につながります。
今は人事評価制度もどんどん変わっていますから、そのような仕事の仕方で基本の給料を下げてしまう可能性もあるのです。
それでは本末転倒です。
会社の延長線上で働くとは、こういうことなのだと理解してください。
身体的リスク
最後に「身体的リスク」ですが、残業でお金をもらうということは「自分がそこにいて仕事をしないともらえない」ということです。
そうなると、体調不良で休んだらその分はそっくりお金がもらえません。
そういうリスクがあります。
これを言うと「お金が減ってないのでリスクではない」と反論されるかもしれません。
しかし、もともと元気であれば入ってきたお金が0円になったのだから損していると言えますし、お金が入ってくるかどうかがすべて自分の体調にかかっているわけですから、リスク以外の何物でもありません。
もっといえば、人よりも長く働きますし、たくさんお金が欲しいとそれだけ就労時間も伸びます。
過労死という言葉を聞いたことがあると思いますが、「働きすぎ=残業のしすぎ」です。
お金のために無理をして働きまくると、最後には死んでしまうことにもつながりかねません。
これが「身体的リスク」です。
「時間的・環境的・身体的リスク」をなくすには副業と“アレ”
これらのリスクの真逆が副業(中国輸入ビジネス・Amazon販売)です。
時間・環境・身体のいずれのリスクもただ1点を除いてありません。
ただ1点のリスクとは、商品の検品・梱包・納品です。
ネットで検索などをする限り、副業する多くの人が月5〜10万円を目指しています。
それを中国輸入で考えると、売上で30万から60万くらいです。
1個3,000円として100個から200個の販売になります。
けっこうな数になりますね。
これだけ見ても、梱包や検品に時間がかかりそうなことは誰でもわかります。
「残業みたいに自分が時間を取られるのは同じ」と思うかもしれません。
ですが、リスクがあるのは検品・梱包・納品です。
これは仕事ではなく「作業」です。
言い方は悪いですが“誰でもできること”です。
リスクを解消する「FBA直送」とは
なので、残業であれば仕事なので自分しかできませんが、副業での中国輸入ビジネスなら“人にやってもらう”という選択肢があります。
中国輸入×Amazon販売の場合、それを可能にするのが「FBA直送」です。
FBA直送は、中国から直接日本のFBA倉庫に入れる方法です。
これなら梱包・検品・納品をまるっと人に任せられるので、いつでも、どこでも、どこにいても指示が出せて、後の作業は他の人が動いてくれます。
そうやって空いた時間は、さらにビジネスをやってもいいですし、プライベートでも何でも自由に使うことができます。
FBA直送に切り替えるタイミング
この「FBA直送」の注意点は、ある程度の売上がないと経費倒れやかえって手間になる可能性が高いことです。
目安としては売上が30万から60万に到達する少し前くらいが「FBA直送」に切り替えるいいタイミングと思っています。
具体的には売上が20万から50万くらい出始めた時です。
これ以降、経費削減のためだと自分で納品作業を続けていると、切り替えのタイミングを逃してしまいます。
逆に梱包のなどの作業に忙殺されて、切り替えたいけど忙しすぎるので時間がなくなってしまう状態になります。
それは最悪なのでそうなる前に手続きをしてください。
切り替えのタイミングに迷う場合はCiLELさんに相談してくださいね。
中国輸入ビジネス×Amazon販売なら「時間的・身体的・環境的」リスクを解消できるさまざまなサービスがあります。
いろいろと自分に必要サービスを駆使して効率よく、そして時間を作れるように進めていきましょう!
投稿者プロフィール
- 梅田 潤
- 合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)
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