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Amazon中国輸入で差額が出て儲かる商品、ズバリ教えます

中国輸入で利益を出していくには、タオバオ・アリババでの価格と販売価格で大きな差額が出ていて、儲かる商品を取り扱うことが必須です。

Amazonに出品して販売する場合、2通りのやり方があります。

ひとつは、自分でAmazonに商品を登録し、自分自身の販売ページを作って販売する「新規出品」。
もうひとつは既にAmazonに出品されている商品ページに自分も後から出品させてもらう「相乗り出品」です。

どちらの方法も一長一短があります。

「新規出品」では、商品画像や情報の伝え方など、ページの作り方がいまいちだとなかなか売れませんが、自分の商品なので売れ始めればしっかり売れます。

「相乗り出品」は既に販売実績のあるページに出品するので、出品した当日に売れていくこともよくありますが、他の人も同じように出品できますので、やがてライバルが増えて価格競争になり利益が取りにくくなってしまいます。

結局のところどちらが良いのでしょうか。

筆者は長くAmazon販売をおこなっていますが、始めは「相乗り出品」でスタートし、中国輸入の基礎やAmazonでの売れる商品の傾向を把握して一通りの流れを経験した後に「新規出品」で自分だけの商品を販売していくのが理想的だと思います。

その為にもまず「相乗り出品」で売れる商品を探さなければなりません。

今回はそのスタートダッシュを決めるべく、「中国輸入ではこんな商品がAmazonで差額が出て儲かりますよ」ということを、ズバリ教えちゃいます。





これが中国輸入で差額がとれる「儲かる」商品だ!

それでは、さっそく中国から安く輸入できて、Amazonで差額がとれる「儲かる」商品をお伝えしていきます。
これは2019年頃に売れていた商品ですが、注目すべきは価格差です!

※1元=20円で計算しています。

MAZDA マツダ CX-5 アルミペダル

・Amazon販売価格:約2,800円
・中国の販売価格:58元(約1,160円)
1688.comでの販売ページ
マツダのCX-5という車種のアクセルペダルやブレーキペダルのドレスアップパーツです。
3点セットで販売されており、ペダルに取り付けることでアルミペダル化し、足元をカッコよくドレスアップできます。

エプソン対応 プロジェクターケース

・Amazon販売価格:3,480円
・中国の販売価格:38元(約760円)
1688.comでの販売ページ
プロジェクターの持ち運び用ケースです。
中国の販売ページではとくに「エプソン用」とは記載していませんが、それを「エプソン対応」とあえてターゲットを明確にした販売方法がポイントですね。

立体パズル ボール 3D 迷路

・Amazon販売価格:2,050円
・中国の販売価格:15.5元(約310円)
1688.comでの販売ページ
透明のボールの中に作られた迷路を小さな鉄球を転がしてクリアを目指すゲームです。
画像の商品は中上級者向けですが、初心者や超上級者向けなど様々なバリエーションがあります。

価格差があれば儲かる!だけど…

いかがでしょうか。
どの商品もさほど大きさも重さもなく、しかも輸送中に壊れにくい商品なので、中国輸入に最適といえる商品です。

また、上記3つの商品ジャンルが全く異なることからもわかるように、中国輸入Amazon販売ではどんな商品ジャンルであっても「売れる商品」があります。

ツールなどで販売状況を確認しても、それぞれよく売れている商品だということがわかります。

リサーチツールについてはこちらからご確認ください。
Amazon商品リサーチツールを徹底比較!

これらの情報をもとに輸入代行業者に商品を発注してFBAに納品すれば「相乗り出品」できますので、納品後は勝手に売れていきます。

あとはこまめに在庫状況を確認し、在庫切れを起こさないように追加で納品しながら販売していけばOKです!

と言いたいところなんですが、実は…という点を、次はお伝えします。

実はこれら全て輸入・販売してはいけない商品でした…

注意

「儲かる商品をズバリ教えます!」と言いながらごめんなさい。

実は上記で紹介した商品はすべて「輸入または販売してはいけない商品」でした。

つまり、Amazonでよく売れていて中国に同じ商品が販売されていても、本当は輸入できなかったり、「相乗り出品」での販売ができない商品なのです。

その理由について、詳しく解説していきます。

「MAZDA マツダ CX-5 アルミペダル」は商標権の侵害

この商品を販売してはいけない理由は、商標権の侵害(メーカー公式ロゴの無断使用)です。

ペダルカバーの真ん中に印字されている「CX-5」のロゴはマツダが使用している公式なものなので、勝手に他の商品に利用することはできません。

中国で販売されている商品で、これらのロゴの正式な許可を得ているものは殆どないので、当然このロゴが入った商品を販売することはできません。

ただ、逆に言えば問題があるのはあくまでもロゴであり、このドレスアップ用のペダルを販売すること自体は問題ありませんので、もしどうしても販売したい場合はロゴの入っていない商品を仕入れればOKですし、既にAmazonでそのような商品が出品されていれば相乗り出品も可能です。

「エプソン対応 プロジェクターケース」はAmazon規約違反

この商品を販売してはいけない理由は、商標権に関するAmazon規約に抵触しているからです。

この商品は「相乗り出品」ができません。
中国で販売されている商品そのものは全く問題ないので輸入できますが、Amazonで販売されている商品をよく見ると、ケースの隅にタグがついており、そこにブランド名の記載があります。

おそらく中国で商品を手配し、後から自社でタグ縫い付けしたのだと思われますが、ブランド名がこの出品者によって商標取得されています。

Amazonでは商標権を取得しているブランドに「相乗り出品」した場合、商標権に対する権利侵害として強制的に出品を取り下げられてしまいます。

これを繰り返すと最悪自身の販売アカウントの閉鎖、という状態にもなりかねません。

よってこの商品には「相乗り出品」できない、というわけです。
(自分でページを作って販売するのは全く問題ありません)

「立体パズル ボール 3D 迷路」はコピー品の可能性

この商品を販売してはいけない理由は、コピー品の可能性が高いからです。

このページの商品画像だけではどこがコピー品なのかわかりませんが、よく見るとページの下のほうにある「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」のところに、類似の商品でしっかりした化粧箱に入った商品がありました。
(今はこの商品ページがなくなっているので、確認することができません。)

そこでその商品の商品名や画像をGoogleで検索をしてみたところ、別のページがヒットしました。

現在はサイトがなくなってしまったようですが、当時、詳しい内容を見てみると、酷似した商品が多数あったほか、2010年から世界40か国で販売されているヒット商品でした。

また、当時のホームページ上には「コピー商品について」という注意喚起があり、既に多くのコピー品が出回っており、メーカー側も対策に乗り出していることがわかりました。

これらの情報から、「立体パズル ボール 3D 迷路」はコピー品の疑いが非常に強く、輸入しない方がいい商品だといえます。

仮に輸入を強行しても税関で差し止めされて廃棄処分や、販売後正式な権利者から販売差し止めを訴えられる可能性もありますので、取り扱わないようにしましょう。

実はこんな商品も危ない!

コピー品や商標権侵害ではありませんが、よく見かける商品の中でも実は危ないものをご紹介します。

さきほど紹介した商品のように、税関で止められたり、法令違反が見つかって罰則が適用される可能性はありませんが、販売に際しては様々な点で危険をはらんでいる商品カテゴリです。

可愛い着ぐるみシリーズ 柔らか素材 ロンパース

・Amazon販売価格:2,980円
・中国の販売価格:35元(約700円)
1688.comでの販売ページ

中国輸入Amazon販売を行っている人の中には、このような商品やカテゴリの商品を扱っている、もしくは扱ったことがある人がいると思いますが、実はこの商品、カテゴリは下記の理由で「危険をはらんでいる」といえるのです。

なぜなら、これらは「輸入、販売に規制がある商品」だからです。

これらの商品には下記の規則や法令による規制が適用されます。
有害物質を含有する家庭用品の規制
有害物質を含有する家庭用品の規制基準概要
家庭用品品質表示法

アパレル関係の商品は染料・薬品など様々な化学物質が製造過程で使用されます。

中には人体に有害なものもありますので、事業者はそういった化学物質が含まれている商品を販売してはいけない(事業者の責任で調査をしなくてはならない)ということが定められています。

乳児のおもちゃなどが食品衛生法上検査が必要であることは広く知られるようになりましたが、子供服などでも上記の各種法令による規制をクリアしなければならないケースがあります。

また、アパレル関係の商品の場合、事業者に洗濯表示や繊維の組成表示の義務がありますが、実際に中国から仕入れた商品の洗濯表示や組成表示をきちんと翻訳し、日本の法令に適合するようにして販売している商品が全体の何割くらいあるかというと…難しいところです。

子供を事故から守る

子供服に関してひとつだけ補足しておきます。

子供は大人が思いもよらない機能や部品、装飾で事故を起こすことがあります。

最悪の場合は死亡することもあり、その注意喚起が消費者庁からなされています。
参考:消費者庁|子どもの事故防止ハンドブックについて

特に、装飾として使われる紐やリボンなどが事故につながることもあります。
安全に十分配慮した商品を取り扱うようにしましょう。

第三者の「フィルター」が絶対に必要

双眼鏡でのぞいている人

中国輸入では単純に「かわいい」「カッコいい」「おもしろい」「便利」「売れている」など売り手の理由だけで商品を選定してはいけません。

「商品を販売する」という行為の先にはその商品を利用する消費者(お客様)がいます。

売り手として考えるべきことは、第一に「お客様の安全」であり、販売した後のことは知りませんというスタンスは絶対にダメです。

ただ、輸入販売には様々な規制や法律、権利が関係してくるため、その全てを個人で把握するのは限界があります。

そういった観点からも、日々多くの商品を取扱い、輸入や法規制に関する知識、経験が豊富な輸入代行業者への依頼は自分の身を守ることにつながります。

特に日本国内に拠点をもち、日本国内の法律、諸規制に詳しい輸入代行業者は、発注段階で「この商品は法令に適合しない可能性が高いため輸入できません」「この商品はコピー品の可能性があるので輸入できません」とチェックを行ってくれるので、経験の少ない初心者にとって大変心強い存在です。

輸入代行業者は単に中国輸入の仲介やAmazonへの納品を行う物流会社ではなく、販売者と消費者を守る「フィルター」の役割も果たしています。

必ず儲かる商品なんてあるの?あるんです!

お金が舞う中でパソコンを見る笑顔の女性

この記事で具体的に紹介した商品は、「価格差的には儲かるけれども、販売できない商品」でした。

期待外れだとがっかりされた方もいらっしゃると思います。

しかし、安全に輸入できて、日本で問題なく販売できて、ちゃんと儲かる商品は、存在します

そうじゃないと、これほど中国輸入ビジネスは広まりませんよね。

儲かる商品は商品リサーチで見つけるしかないですし、儲かる商品を見つけ続けるにはそれなりの経験も必要になってきます。

CiLELでは、“確実に利益の出る”商品を見つける超実践型商品リサーチ短期集中プログラム‟manable(マナベル)”を毎月開講していますので、堅実に中国輸入ビジネスを成長させていきたい方は、ぜひ一度無料Webセミナーにご参加ください。



投稿者プロフィール

梅田 潤
梅田 潤
合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)

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