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リサーチに行き詰った時の対処方法

相乗り商品でもオリジナル商品でも、商品リサーチを続けていると、そのうち同じような商品カテゴリ、商品、出品者ばかりがヒットし目に入ってきます。

リサーチが「負のループ」に入って、同じところをぐるぐるとまわってしまう現象です。

このループに入ると、なかなか良い商品に巡り合うことができません。

端的に言うとそれはいつも「同じ方法」でリサーチをしているから起こる現象ですし、また自分のクセが出てきますので違うことをやっているつもりでも、気づかないうちに同じ事をやってしまっていたり、同じような商品を探したりします。

その時に、すぐに全く違う商品カテゴリにチャレンジできればいいのですが、現在リサーチしている商品カテゴリからどのようにして他の商品カテゴリに繋がるのかを連想するのは非常に困難です。

また、商品カテゴリを上から順番に見ていく方法は非効率ですし、関連性が無ければ興味も湧きにくく、さらにこれまで溜めてきた商品カテゴリの知識も生かしにくいので、「近くて遠い」商品カテゴリや商品がいくつも継続的に見つかる方法が理想的です。

Amazonのレコメンド機能を使う

まず、最も簡単で効果的な方法はAmazonのレコメンド機能を使った拡げ方です。
レコメンドとは、簡単に言うと「関連商品の案内」です。

ここに出てくる商品や、その商品が掲載されている商品カテゴリを見ていく、更にその商品を出品している出品者や出品者の商品を見ていくことでも、十分に現在のリサーチから関連商品へと広げていくことはできます。

例えば、トップページには、下記の項目でレコメンドされた商品が並びます。

・最近閲覧した商品とおすすめ商品
・○○(商品カテゴリ名)おすすめ商品と人気商品
・チェックした商品の関連商品
・これにも注目
・あなたのお買い物傾向から

それぞれ5~6商品から、多い時で6商品×9ページで、合計54商品をレコメンドしてくれます。

商品ページにも同様のものがあります。
下記のような感じですね。

・この商品を買った人はこんな商品も買っています
・この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
・最近閲覧した商品とおすすめ商品

その他には、Amazon内の広告枠である、スポンサープロダクトを見ていくこともあります。
広告は基本的には関連商品に表示させることが多いです。

Amazonの特集ページを見る

それ以外にはAmazonの特集ページを見ていく方法も有効です。

例えば、Amazonタイムセールというところがありますが、ここは、ある「一定の時間」だけ商品が安く買えるタイムセールの特集ページです。

ここには各出品者が「今売りたい」商品が様々なカテゴリで多種多様の商品が出ています。

一覧を見ているだけでも「こういう商品が売れているのか」「こんな機能やアイデアの商品があるのか」などリサーチや商品制作の参考になったりします。

タオバオのレコメンド機能を使う

タオバオやアリババから中国側で商品を探した時に、メイン商品以外は見ていないかもしれませんが、リサーチの視野を広げる為には是非活用したいところです。

タオバオもアリババもECモールに違いはありませんので、当然、トップページや各商品ページには関連した商品のリンクやバナーがあったりします。

タオバオやアリババが面白いのは、時々、日本(人)では全く考えもしなかったような商品がレコメンドされてくることです。

疑問符だらけの商品が出てくる場合もありますが、新しい視点をくれることもありますので、是非見ていくようにしてください。

しかし、全てのものを見ていたら時間が足りません。
理想は「流し見をしながら、気になった商品を掘り下げていく」というやり方が最も効率的だと思います。

タオバオやアリババにはとにかく膨大な商品がありますので、新しい商品の発想やリサーチの視野を拡げることに役立つでしょう。

タオバオのレコメンドを見る時の注意点

タオバオのレコメンドを見ていくのは、あくまでも商品の関連性や類似品を見て、リサーチの視野を拡げるためです。
中国で売っている商品から日本で売れる商品を探すためのリサーチではありません。

日本の市場で売れているもの、売れそうなものをリサーチするには、「日本の市場からリサーチをスタートさせ、同じ商品もしくは似ている商品が中国にあるか探す」という発想が重要です。

例えば、タオバオやアリババでその商品の売れ行きを調べても、それは中国人に響く商品であって、日本人にも同様に響くとは言い切れません。

ただ、一方で、タオバオやアリババには数億点の商品が掲載されていますので、「面白そうな商品」もあります。

そういうものを日本に持ってくる場合は、「これが日本で売れるのか?」という視点を持ちましょう。

くれぐれも「中国で売れているから日本でも売れるだろう」など、「どの場所で誰に対して売っているか」の認識を間違えないようにしてください。

最後に

レコメンド機能は関連商品を表示させる機能です。

これまで見てきた商品に近いものが基本的には出てきますので、リサーチの傾向を変えたい場合は、今まであまり見たことがないカテゴリの商品をクリックしていくことで、おすすめ商品が入れ替わります。

こうやってどんどんレコメンドで表示される商品を入れ替えていってください。
リサーチの視野が確実に広くなります。

但し、あまりにも奇抜な商品やニッチな商品をクリックしすぎると、レコメンドもそういった商品がたくさん出てきます。
パソコンを家族と共用している場合などは、くれぐれもご注意ください。


投稿者プロフィール

梅田 潤
梅田 潤
合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)

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