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無在庫転売は本当に稼げない?失敗する原因や稼げるコツを解説

無在庫転売を始めたものの全然稼げていない、正しいやり方が分からないという方がいるかもしれません。
始めようと思っても「違法かも」と不安に感じる方もいるでしょう。

この記事では、無在庫転売で失敗する原因や稼げるようになるコツをご紹介します。

この記事を読んでいただければ、無理なく無在庫転売で安定的に稼げる方法がわかります。


無在庫転売とは?

スマホで買いものをする人の手

在庫を持たずに転売する無在庫転売は、在庫リスクを持つことなく商品を販売できる方法です。

商品の仕入れ額に、自分の利益・コストを上乗せした額でお客様に販売します。
ここでは無在庫転売について詳しく解説します。

有在庫転売の違いは?

無在庫転売と有在庫転売の違いは、販売する際の在庫の有無です。

有在庫転売は販売する商品を仕入れ、在庫がある状態でEC店舗や実店舗で販売します。
注文が入り次第、販売・発送します。

一方無在庫転売はお客様から注文が入ってから商品を仕入れお客様に発送するため、在庫を所有しません。

無在庫転売は商品を陳列して販売する実店舗では成り立たず、お客様から店舗の在庫の有無が確認できないECでのみ可能な仕組みといえます。

無在庫転売のやり方

無在庫転売の基本的な流れは以下の通りです。

1. マーケットリサーチを行い販売商品を決定
2. 各プラットフォームに商品を出品
3. 商品注文され次第、仕入れ先から商品仕入れ
4. 商品を発送

商品販売にあたり「何を売るのか?」がとても重要です。

・マーケットで需要がある商品は何か?
・競合の有無
・価格帯
・ターゲット顧客の有無

これらをリサーチし、販売する商品を検討します。

人気商品は競合も多く、価格競争になりかねません。
一方、レア商品はターゲットを限定してしまうことがあります。

マーケットニーズと価格のバランスを鑑み、取り扱う商品を選定するとよいでしょう。

商品を決めたら仕入れ先を選定します。
実際の仕入れは商品注文後になるので、この時点で在庫の有無・配送リードタイム・配送方法・個人情報管理などについて確認します。

ECサイトに出品した商品の注文が入り次第商品を仕入れます。
仕入れ先からお客様に直送するか、一度商品を受け取り改めてお客様に発送するというのが一連の流れです。

無在庫転売のメリット

木のブロックを並べたMERIT

無在庫転売にはどんなメリットがあるのでしょうか。

金銭的な持ち出しが少なくて済む

無在庫転売は商品の注文が入ってから仕入れを行うため、金銭面でのリスクが少ないのが1つめのメリットです。

金銭的な持ち出しとして発生するのは、仕入れから入金があるまでの商品代のみ。

有在庫での販売では、販売の有無にかかわらず在庫として商品を仕入れますが、無在庫転売は必要数(販売数)のみを仕入れるため、初期投資・仕入れ費用に大きな差がでます。

初期投資を抑えつつ金銭的なリスクも最小限にとどめられる無在庫転売は、比較的容易に始めれられるビジネスモデルといえるでしょう。

在庫リスクが限定的

無在庫転売には在庫リスクを抑えられるというメリットもあります。

基本的に商品仕入れ数と注文数が同数の無在庫転売では在庫の売れ残りが発生せず、商品の在庫も不要です。

有在庫販売は仕入れた商品が売れ残った場合、値引き販売などで在庫を消化させるため利益額が目減りしますが、無在庫転売の場合、仕組みとして在庫による利益額の目減りは限定的といえるでしょう。

商品を管理する手間が少ない

商品管理の手間が少ないのも無在庫転売のメリットの1つです。

無在庫転売は在庫を持たないスキームであるため、商品の入出庫や保管・在庫管理の手間がありません。

仕入れ先から直接客先に配送する仕組みを整えた場合、お客様への納期さえ守ることができれば、物流に関する手間もはぶける可能性があります。

手間が少ない分マーケティングや競合リサーチなど必要な作業に注力できますし、取り扱い商品数を増やしビジネス規模を拡大することも可能かもしれません。

無在庫転売のデメリット

木のブロックで並べたDEMERIT

無在庫転売で失敗しないためにも、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。

販売商品の在庫を確保できない可能性がある

注文されたあとに商品を仕入れる無在庫転売では、お客様から商品の注文があっても、仕入れ先の在庫を確保できないというリスクがあります。

注文に対する在庫を手配する必要があるため、他の仕入れ先などで在庫の確保を試みます。

トラブルが発生すると、売上が立たないまま手間ばかりかかってしまう可能性があるのです。

こうした事態は、競合が多い人気商品を取り扱う際に頻繁に起こります。

在庫を確保できず注文をキャンセルした場合、そのお客様だけのクレームだけでなくレビューなどで評判が広がってしまう懸念があります。

またキャンセルが続くと信用問題に発展することも。
最悪の場合、販売アカウントの停止を余儀なくされる可能性もあります。

そうした事態を防ぐためにも、仕入れ先を複数に分散したり、こまめに在庫照会を行うなどの対策を取りましょう。

納期トラブルが発生する可能性がある

無在庫転売の2つめのデメリットは、お客様の手元に届けるまでの納期のコントロールができないことです。

通常の販売は、在庫があるため注文後すぐに発送できます。
一方無在庫転売では、仕入れ先への発注・発送までのリードタイムなどにより、仕入れ先からの商品発送に時間がかかることがあります。

仕入れ先から商品を受け取り、自分でお客様に配送した場合、納品までさらに時間がかかります。
その結果、注文した商品をすぐに欲しいというお客様のニーズに応えられず、納期遅延によりクレームに発展することがあります。

仕入れ先からお客様に直送する場合、納期は短縮するものの、お客様の個人情報を仕入れ先に教える必要があります。
情報管理の面でお客様からクレームが入る可能性があることも理解しておくとよいでしょう。

配送に関するトラブルは無在庫転売で発生しやすいトラブルといえます。
発送までのリードタイムが短く、情報管理を徹底した信頼のおける仕入れ先を見つけ、協業体制を構築しましょう。

無在庫転売で稼げない6つの原因

顔を覆う男性

無在庫転売にはメリット・デメリットがそれぞれありますが、稼げないのには理由があります。
ここではその理由を6つご紹介します。

取り扱い商品の利益率が低い

無在庫転売で稼げない理由の1つめとして、取り扱う商品の利益率が低いことがあげられます。

単価の低い商品では高額の利益を上乗せできず、稼ぐためには大量の商品を販売せざるを得ない薄利多売の状態になります。

取り扱い商品が増えると作業コストも比例して増えるため、手間の割になかなか稼げないという悪循環に陥ってしまうのです。

人気の商品を取り扱う場合も同様のリスクがあります。

人気商品を販売する場合、競合が多く価格競争に陥りやすいという特性があります。
競合に打ち勝つために値下げ販売やキャンペーンなどを行いますが、その分利益が減ります。

このように、取り扱う商品を見誤ると、利益が増えず「やってもやっても稼げない」状態が続いてしまいます。

リサーチツールを使い競合の販売状況・レビュー・売れ筋ランキングなどをチェックし、効率よく利益率を確保できそうな商品を選定しましょう。

仕入れ先がうまく選定できていない

取引する仕入れ先の影響により稼げない可能性があります。

他の仕入れ先より商品代が高額な場合だけでなく、先述の通り、仕入れ先での在庫不足・商品の品質不良・納期遅延などによる不要な手間やコストの発生が、利益を圧迫します。

仕入れ先を複数選定すると同時に、潤沢な在庫・対応スピード・納期の速さ・話の理解度などを総合的に検討し、仕入れ先を選定しましょう。

魅力的な商品情報が掲載できていない

整理されていない実店舗の売上が伸びないのと同様、商品ページに魅力的かつ必要な情報が掲載されていないと、売上を伸ばして儲けることはできません。

サイズ・用途・機能・仕様・注意点などの基本情報はもちろん、おすすめの使用方法・裏ワザ・商品の開発秘話などを掲載することで、お客様が好印象を持ってくれます。

画面の見え方も利益を上げる大切な要素です。
文字だけの読みにくい商品ページでは、すぐに別のページに移動されてしまいます。

見出しの付加・箇条書き・画像の効果的な使用など、分かりやすく商品を購入したいと思えるようなページを作ることで、競合と差別化を図り、売上に繋がるのです。

出品プラットフォームとの親和性が低い

商品を出品する各ECサイト(プラットフォーム)はそれぞれ特徴があります。

取り扱う商品がECサイトのコンセプトに合致していないと、ECサイトへの流入はあってもなかなか購入にはつながりません。

価格帯・顧客の年齢層・性別・商品構成などプラットフォームについて十分リサーチし、出品する商品がマーケットに適しているか検討しましょう。

クレーム・トラブルによる経費がかさんでいる

先述の通りクレームやトラブル対応が多発すると、コストと手間がかかります。
注文自体がキャンセルになってしまうと、コストで赤字になりかねません。

無在庫転売におけるトラブルは、商品の仕様に関するトラブル・納期遅延など配送時のものが大半だといわれています。

こうしたトラブルにより手間ばかりかかってしまうと経費がかさんでしまうため、クレームが発生した際に迅速に対応できるバックアップ体制を整えておきましょう。

競合他社と十分な差別化が図れていない

販売する商品や商品ページなどに特徴がないと、売上が伸びず稼げない可能性があります。
特徴がないため、お客様の目に留まりにくく集客できないのです。

そうした場合、競合との相違点(メリット)・ターゲットとなる顧客の人物像など、改めてリサーチ・検証を行いましょう。
その上で、商品ページの表現方法を工夫します。

競合と同じ商品を販売している場合は、価格以外で差別化を図るのは難しいですよね。
プロモーションなどで価格訴求を行ったり、品ぞろえを再考したりするのもよいかもしれません。

無在庫転売は稼げない?無在庫転売で利益を上げるコツ

売上が上がっていくイメージ

無在庫転売で稼げるようにするためには対策が必要です。
ここでは利益を上げるコツを解説します。

仕入れ先・仕入れ方法を見直す

無在庫転売で稼げていない場合、まず仕入れ先・仕入れ方法を見直します。

・仕入れ先は分散しているか
・発注時に在庫切れがないか
・商品以外の費用(配送料など)を請求されていないか
・競合より不利な条件でないか
・迅速に出荷しているか
・トラブル・クレーム時の対応が迅速か

上記を確認し対応できていない項目があれば見直しが必要です。

仕入れ先とのパイプにより利益も手間も大きな差が出るので、稼げていない際にはまず仕入れを再考しましょう。

また、国内仕入れのみをおこなっている方は、仕入れ先として中国を検討するのも良いでしょう。
中国仕入れが気になる方は、中国仕入れ代行サービスのCiLEL(シーレル)に一度お問い合わせください。
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取り扱い商品を見直す

稼げない原因は、商品にある可能性もあります。
マーケットリサーチを行い、取り扱う商品や競合との関係をチェックしましょう。

・同じ商品を販売している競合数
・競合との販売金額差の有無
・競合との状況面で差の有無(配送料・ポイントなど)
・各商品の利益率
・商品がプラットフォームにあっているか(ターゲット・価格帯)
・競合と比較し、商品情報に漏れがないか

上記を確認することで、稼げない原因が商品にあるのかをチェックします。
該当する項目がある場合は、取り扱い商品を変更したり利益率が高い関連商品を増やしたり、商品の見直しを図るとよいでしょう。

様々なプラットフォームを活用する

商品は、複数のプラットフォーム(ECサイト)に出品し販売することをおすすめします。

ECサイトにはそれぞれ特徴があり、それぞれ独自のターゲット顧客・価格帯を設定しています。
各サイトに合う商品を出品すると、ターゲットに商品の魅力を感じてもらえるため、売上を伸ばせるでしょう。

商品ジャンル・価格帯などを確認し、ECサイトとの親和性をチェックしましょう。

出品と運用の手間はかかるものの、複数のプラットフォームを活用していると、万が一トラブルが発生しても他のサイトの売上で補填できるため、複数のECサイトでの展開をおすすめします。

ツールを有効活用する

無在庫転売に特化したツールを活用し手間をかけずに運用することで、利益の確保につながります。

仕入れ先の在庫状況や価格チェック・競合の販売状況の監視などのツールを有効活用することで、手間を減らし効率のよい運用を助けます。

効率化により生まれた時間をマーケットリサーチ・商品戦略などに有効活用することで、利益確保に向けた営業力の強化を実現します。

ポートフォリオを再検討する

見直しを行っても利益が上がらない場合は、ビジネスモデルの再検討が必要です。

無在庫転売だけでなく有在庫販売も並行するなど、利益向上に向けた抜本的な改善を行います。

商品展開方法が増えると利益・コスト分散が可能になります。
従来の視点だけでなく多面的にポートフォリオを見直すことで、確実に稼げる仕組みを構築していきましょう。

無在庫転売は違法?リスク回避の方法

「無在庫転売=悪」という世間のイメージがあるかもしれませんが、無在庫転売は法律上は問題ありません。

2021年4月28日に消費者庁が発表した注意喚起のように、無在庫転売に関連したトラブルが発生したこともあり、2022年5月1日施行の法律などで規制が厳しくなりつつあるのも事実です。

参考:消費者庁 無在庫での転売ビジネスのノウハウを提供するなどとうたい、多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起
参考:消費者庁 取引デジタルプラットフォームを利用する消費者の利益の保護に関する法律消費者保護に関する法律

ここでは、トラブルなどのリスクを回避する方法を解説します。

プラットフォームの規約に従う

メルカリ・ヤフオク!など規約で無在庫販売が禁止されているプラットフォームもあります。

掲載画像を著作権侵害で取り締まるプラットフォームもあることから、無在庫転売を行う際にはプラットフォームの規約遵守が必須といえます。

規約違反に近い手段でビジネスを行っていると、トラブル発生時にプラットフォームからルール違反を指摘されることがあり、アカウント停止処分などが執られる可能性もあります。

信用問題に発展させないためにも、無在庫転売ビジネスを行う際はプラットフォームの規約に沿って慎重に進めましょう。

自社ECサイトを立ち上げる

オリジナルの無在庫転売のECサイトを立ち上げれば、プラットフォームの規約などに縛られません。

商品・納期・販売金額など、すべて自分で設定できるため、利益をしっかり残せます。

自らECサイトを立ち上げる際のポイントは「集客」です。

立ち上げ当初は認知度が低く集客が難しい可能性はありますが、プロモーション・検索施策を行うことで認知度を上げ、安定的に利益を生み出す仕組みを作るとよいでしょう。

自社サイトの集客については、こちらの記事もご覧ください。
『自社ECサイトで成功するための集客方法は?』

まとめ:無在庫転売は稼げないと思う人がすべきこと

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無在庫転売はプラットフォームの規制などもありますが、やり方を間違わなければ十分稼げる見込みがある方法です。

在庫不要で初期投資もそれほど必要とせず、誰でも気軽にスタートできるのは無在庫転売の最大の魅力です。

ビジネスモデルを理解し、お客様・プラットフォームと信頼関係を構築しながら徐々に課題をクリアしていくことで、安定的な収入を得ていきましょう。



無在庫販売の仕入れ先として中国をお考えの方は、ぜひ一度CiLELにご相談ください。
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