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OEM/ODMのメリット・デメリット|はじめての中国輸入

世の中で販売されている商品の中には、自社で製造したもののほかに、OEMやODMで生産された商品があります。

これからOEMやODMで商品を作りたいと思う方で「どちらを選べばメリットなのか」や「どの点が違うのか」という疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

今回は、Amazon販売におけるOEMとODMのメリット・デメリットについてご紹介していきます。

中国仕入れ代行サービスCiLEL(シーレル)での具体例もありますので、ぜひ最後までお読みください。



CiLELでは個別のご相談も受け付けております。
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OEMのメリット

木のブロックを並べたMERIT

OEMのイメージは、カラーバリエーションの追加や素材、機能の変更などです。

具体的には、マチを付けたり、ボタンを付けたり、カラーバリエーションを追加したりします。

まずは、OEMのメリットを解説します。

OEMのメリット5つ

Amazon販売におけるOEMのメリットとしては、次のことが挙げられます。

・独占販売
・独自バリエーションの追加
・相乗り防止
・付加価値増による利益率向上
・品質安定/向上

独占販売・相乗り防止ができる

まずAmazon販売でOEMをやりたいと思う人は、「独占販売をしたい」「相乗りを防ぎたい」という理由を持つ方が多いです。

当然、完全にオリジナルの商品であれば、自分しか売る人がいないので独占販売ができます。

相乗り販売は、まったく同じ商品である必要がありますので、Amazonで相乗りを防止する方法としては、自社で商標権を取得することになります。

商標権を取得して、取得したロゴを商品本体に印字することによって、オリジナルブランドにすることができます。

商標権を取得し、Amazonでブランド登録をおこなうことで、効果的に相乗りを防止することができます。

品質安定・向上

品質の安定と向上もOEMのメリットです。

実際にCiLELのお客様の事例を挙げます。

アパレル商品だと、注文するたびに生地が厚かったり、薄かったりと、品質が全然安定しないことがあります。

「売れるのに不良品がある」というご相談をいただいて、お客様に希望の厚さの生地を丸ごと買って作ることを進めたことがありました。

自分専用で生地のロールを買うのでロットが多くなるのですが、これで生地の品質が違うという問題をクリアすることができました。

OEMのデメリット

木のブロックで並べたDEMERIT

次はOEMのデメリットについて解説します。

OEMのデメリット4つ

・必要ロット数が多い
・画像の転用ができない
・ある程度まとまった資金が必要
・販売まで時間がかかる

多くの方にとって一番のネックとなるのは資金面かと思います。

ロット数が多いので、ある程度まとまった資金が必要になります。

必要ロット数が多い・資金が必要

OEMの一番のデメリットとなるのは、ロット数が多いことと、資金が必要なことではないでしょうか。

こちらもCiLELの事例を挙げます。

とあるお客様から、パスケースを改良したいというご相談がありました。

状況を確認してみたところ、最少ロットが20個から1,000個になっており、ロットにかなり幅があります。

大量に生産すると料金は安くなるのですが、相当な自信がない限り、1,000個を売りきるのは難しいです。

売り切る力がないと、結局は資金不足になってしまうので、ここは大きなリスクです。

このお客様は、OEM生産を見送られました。

販売開始まで時間がかかる

販売開始まで時間がかかることもOEMのデメリットです。

CiLELで、OEMで商品を生産して販売するとして、ステップごとに解説していきます。


■お問い合わせ
まずは、お問い合わせの確認で、お客様から「どれくらいのロット数、納期、サンプルなのか」についてCiLELがお聞きして、各店舗に見積りを取ります。

そして回答をお客様にお伝えします。

気になる点がございましたら、CiLELが間に入って調整させていただくことになります。


■サンプル作成
次にサンプル作成をおこないます。

初めから大量生産をして、想定と違うものが出来上がると大変なので、きちんとサンプルを作って確認する必要があります。

サンプル作成にはたいてい2週間ぐらいかかります。

CiLELにてサンプルの確認をおこなったのち、お客様の所にお届けするという形で、サンプルの検討は行われます。

問題なければ、量産に入る前に、多めに初期量産サンプルの作成をはさみます。
これで、より確実にサンプルを作成できます。

初期量産サンプルが届いたら、品質にばらつきがないかを確認していくという流れになります。

サンプルを作るまでに2週間、お客様にサンプルを確認してもらうのに1週間ほどかかりますので、フィードバックが多くなると、かなり時間が掛かってきます。


■量産開始
サンプル作成が上手く行ったら量産します。

量産後、商品を確認して出荷するという流れになります。

ここまでくるのに、3ヵ月〜半年かかったりすることは珍しくありません。

ODMのメリットとデメリット

メリットとデメリット

次に、ODMのメリットとデメリットについて解説します。

オリジナル性を付加するODMは商品本体を加工する方法と、パッケージでブランドオリジナル性を付加していく方法があります。

パッケージとしては、OPP袋や化粧箱、厚めのビニール袋などのパターンがあります。

本体への加工としては、ロゴを刻印するパターンとロゴを印刷していくパターン、そしてロゴの取り付けとなります。

ODMのメリット

ODMのメリットは主に下記4点です。

・相乗りの防止
・付加価値を付けることによる利益率の向上
・OEMに比べて小ロットから可能
・OEMに比べて販売までの期間が短い

商品そのものをつくるわけではないので、OEMに比べてロットが小さかったり、販売期間が短いというメリットがあります。

さらに、中国輸入においてODMと言うと、Amazonにおいて相乗りを防止するための販売戦略という意味が強いものとなっています。

ODMのデメリット

ODMのデメリットとしては、下記のとおりです。

・完全な独占販売に至らない
・版代/型代が必要
・ある程度はロットが必要

完全な独占販売に至らないというのは、パッケージを変えただけではオリジナル性が高くなるとは言い難く、Amazonでのブランド登録が難しいという側面があります。

CiLELでのODM事例

荷物

ODMについてCiLELにご依頼をいただいた事例をご紹介していきます。

ナイロンリュックにロゴ印刷

ナイロン製のリュックにロゴを印刷する内容でした。

最少ロットが500個となり、1カラー200個なので、最低200個から頼む必要があります。

単価は印刷代含めて34元でした。

ブラシにロゴ印刷

プラスチック製の安いブラシにロゴを印刷しました。

単価が4.6元、印刷代が0.3元で合計4.9元になりました。

ただし、こちらは、800個以上購入するなら無料で印刷するという内容でした。

クロスにロゴ印刷

眼鏡やジュエリーで使われているクロスにロゴを印刷した事例です。

これは、端の方に自社のロゴを印刷することで、付属品としての価値を高めてブランディングしていく方法ですね。

単価が安い分、最少ロットが5,000枚と多くなっていますが、ジュエリーやアクセサリー系を使われるお客様は、多く頼まれている方がいます。

まとめ

ブランドを取り巻く要素

事例の紹介がロゴに偏ってしまいましたが、一番簡単なのは、ロゴの取り付けになります。

特にアパレル商品はODMをやりやすい商品で、オリジナルのタグをつけてOPP袋に梱包するとオリジナルブランドに見えてきます。

OEM/ODMそれぞれのメリットとデメリットを把握し、ご自身のビジネスに一番良い形で生かしてくださいね。

詳細はCiLELまでお問い合わせください。

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