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中国輸入ビジネスの実践~基礎編~

この記事では、実際に中国輸入ビジネスを始めていく際のステップについて解説していきます。

具体的には、下記の順番で進んでいきます。

1. 需要を調べる
2. 商品を確認する
3. 仕入れ先を見つける
4. 交渉する
5. テスト輸入~本格輸入

まずは商品を仕入れることが第一段階になりますので、そこまでをご説明します。

仕入れるまでの5ステップを解説

黒板に文字を書く女性

最初にお伝えしますが、最も重要なのはステップ1の「需要を調べる」段階です。
いわゆる商品リサーチですね。

特に自分の商品知識に自信がある場合は要注意です。
自分が良い商品と思ってもそれはただの思い込みでで、市場ではまったく求められていない可能性もあります。

そんな商品を仕入れてしまったらお金を捨てるようなものですので、必ず国内の需要を調査してください。

そのうえで、需要がある商品が輸入できるのかを探していくという順序になります。

ステップ1. 需要を調べる

輸入ビジネスの根幹であり最重要ポイントは国内での需要を調べる事です。
いくら良い商品でも需要のない商品は売れません。

良い商品と需要がある商品は別」ということを認識しましょう。

輸入ビジネスはまず需要を調べるところから始まります。
国内で需要が無い商品を仕入れても意味がありません。

ステップ2. 商品を確認する

需要があったとしても取り扱えない商品であれば輸入はできません。
商品に違法性がないか、また規制品では無いかの確認をします。

法的に規制がされていなくても、取り扱わない方が良いものがありますので、一部を解説します。


■子ども服
意外に思われるかもしれませんが、子ども服は注意が必要です。
紐やフードに危険性があります。

ドアノブなどに引っ掛けて首が締まるなどの事故が起きており、経済産業省からJIS案もでています。

また、子ども服(特に乳児)についてはホルムアルデヒドなどの化学物質についても注意が必要です。


■ベビーカー、抱っこ紐
チャイルドシートには国の安全基準がありますが、ベビーカーや抱っこ紐にはありません。
「SGマーク」があれば、一般財団法人製品安全協会の安全基準を満たした製品である証なのですが、任意の制度のためSGマークを取得しなくても販売は可能です。

販売はできても、万一の場合には確実に不利になりますし、何よりも乳幼児の命に関わることに発展する可能性があります。



■知育玩具
赤ちゃんが口に入れてしまう可能性があるため、食品衛生法に抵触します。
輸入はできますが、検疫が必要になります。

大変な作業になりますので初めのうちに手を出す商品ではありません。

参考:玩具類の輸入


■バイクのプロテクター
海外の製品は日本の安全基準と異なりますので、安全性が確認されていません。
バイクのヘルメットには基準がありますので、バイク用のヘルメットを輸入するには基準に適合していることの証明が必要になります。

似たようなところでは、自転車のヘルメットも同様です。


■コンセントのある商品
PSE(電気用品安全法)に抵触するので輸入できません。
取得するには膨大な作業と多額の費用が発生しますので、初心者のうちに取り組むべきものではありません。

コンセントのある商品に限りませんが、安全性が確認されていない商品は輸入するべきではありません。

万が一けがなどの事故につながった場合、多額の賠償を請求される恐れもあります。

また、人命に関わる等取り返しのつかない事態になるかもしれません。

ステップ3. 仕入れ先を見つける

商品を仕入れられなければ輸入ビジネスは始められませんので、仕入れ先を探すのも重要なことです。

仕入れ先を見つけるのはいくつかの方法がありますが、おすすめなのはインターネットを使った方法です。

日本にはインターネットショップやショッピングモール、ネット問屋などネットで仕入商品を手配できますね。
海外でも同様です。

中国輸入の場合、アリババ(1688.com)やタオバオで仕入れ先を探すことが多いです。

中国のサイトになりますので、当然、中国語や英語で掲載されています。

しかし、読めなくても大丈夫です。
Google Chromeの翻訳機能や、翻訳サイトを使えば、ほぼ意味が分かるレベルまでの日本語化はできます。

ためしにやってみてくださいね。
驚くほど簡単に翻訳ができます。

インターネット以外では、展示会や見本市に行って直接交渉する、という方法があります。
日本で最も有名なのはインターナショナルギフトショーで、東京や大阪で開催される日本最大の総合展示会です。

また、業界単位で開催される展示会やフェアなどもありますので、取扱いカテゴリの展示会に行ってみるのも良い手段です。

ステップ4. 交渉する

日本でも取引先と仕入れについて交渉しますが、輸入仕入れの場合も同様です。

中国輸入仕入れの場合、交渉するポイントは主に2つで、「数量・価格」です。
(ちなみに、輸入代行業者を利用せずに、自分が直接交渉する場合は「輸送方法」についても交渉のポイントになりますが、ここでは割愛します。)

数量と価格は個別に交渉するものではなく、それぞれ関連性があります。
例えば、数量を減らすと仕入れ価格は上昇します。

輸入代行業者を利用する場合、自分でショップと交渉することはありませんが、代行業者側でこのような交渉をおこなっています。

要望があれば輸入代行業者に伝えることになります。

ステップ5. テスト輸入~本格輸入

「仕入れる商品が決まったから、すぐに輸入しよう!」とはなりません。
というよりも、しないでください。

これは中国輸入ビジネスでよくあることなのですが、聞いていた商品と届いた商品の仕様が違う、クオリティが違うなど、輸入仕入れにはトラブルがつきものです。

まずは、少量の発注をして、仕入れ先として信用できるかどうかを確認しましょう。

ちゃんと希望の商品が届くか、またクオリティに問題がないか、届くまでの過程でトラブルはなかったかなど、確認したいことはたくさんあります。

また、少量の発注をしたものをテスト販売をすることで、事前に行った需要の調査が間違いなかったかの確認にもなります。

商品に問題がなく、また予測通りに売れたら、特別な理由が無い限り継続した仕入れを行っていきます。

それぞれのステップに正しいやり方がある

今回の記事では、仕入れるまでの5つのステップを簡単にご説明しましたが、それぞれの段階で「正しいやり方」というものが存在します。

商品リサーチには正しい商品リサーチのやり方があり、テスト発注には正しいテスト発注のやり方があるのです。

今は無料でたくさんの情報が手に入れられますが、中国輸入ビジネスについては、質が良いとは言えない情報についても多く出回っており、正しい情報にたどり着くまでに時間がかかってしまうこともあるでしょう。

中国仕入れ代行サービスのCiLEL(シーレル)では、これから中国輸入ビジネスを始める方に向けて、正しい情報を適切なタイミングでお伝えできる実践型の講座があります。

中国輸入ビジネスを始めると決めている方は、ぜひ講座にご参加ください。

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