Amazon販売で重要なのが「ランキング」ですね。
そしてランキングを上げるには「キーワードの設定」が重要です。
Amazonでの売上は、検索結果が大きく影響しています。
検索結果で上位に表示されるためには、有効なキーワードの選定が必要です。
思うように検索順位が上がらず、
「検索キーワードが良くないのかな…」
「キーワードが重要なのは知っているけど、具体的にどう選べばいいの?」
などと思ったことはないでしょうか。
この記事では
・Amazonの検索エンジンについて
・Amazon検索キーワードはどこに入れる?
・Amazon検索キーワードはどう選ぶ?
を説明します。
あなたの売上アップのヒントになると思います。
ぜひ最後までお読みください。
ちなみに、Amazon販売は中国仕入れと相性が良いことはご存じでしょうか?
中国仕入れは原価が低く抑えられるので、利益率が上がります。
目次
ToggleAmazonの検索エンジンについて
Amazonでの売上は、商品の検索結果/ランキングによって大きく変わります。
そのため、販売者はみな検索順位を上げたいと考えています。
検索順位は、Amazon検索エンジンのアルゴリズムによって決められます。
例えば、商品Aが「防寒用の手袋」だとします。
Amazon検索エンジンは、商品Aが何であるのか、どのような状況で使うのか、理解をしようとします。
そして、それを必要としている人に見つけてもらえるようにするのです。
Amazon検索エンジンのアルゴリズムを理解すれば検索順位を上げることができるのです。
しかし、Amazonの検索エンジンを全てを理解する必要はありません。
大事なのは、Amazon検索エンジンは「商品Aが何であるのか、どのような状況で使うのかを理解しようとしている」ということです。
自分の出品する商品をAmazon検索エンジンに「何であるのか、どのような状況で使うのか」を理解してもらうために必要なのが、検索キーワードです。
よって、やるべきなのは、検索キーワードを正しく入れることです。
詳しくは、このあと解説します。
Amazon検索キーワードはどこに入れる?
では、検索キーワードはどこに入れるのでしょう。
キーワードを入れる場所と優先順位は、以下の通りです。
1. 商品タイトル (商品名)
2. 新規出品での「検索キーワードフィールド」
3. 商品説明
ひとつずつ、詳しくご説明します。
商品タイトル
言わずもがな、商品タイトルのキーワードが最重要です。
入れたいキーワードはたくさんありますね。
その中でも特に重要なキーワードを商品タイトルに入れましょう。
外部の検索エンジン(Google)からの検索も対象となります。
文字数はオーバーしないように注意してください。
検索キーワードフィールド
画像引用元:Amazon
新規出品での「検索キーワードフィールド」には関連キーワードも入力をしましょう。
上の写真の商品は「まな板」ですが、まな板が欲しい人がイメージするキーワードが多く入っています。
入力できる文字数は、通常500バイトまでです。
ファッションカテゴリーでは250バイト未満とされています。(2022年10月現在)
日本語の全角入力だと、1文字の平均は3バイトですから、500÷3≒166文字(全角)が目安です。
Amazonのページに詳しく書いてあります。
参考:Amazon 効果的に検索キーワードを使用する
既定容量を超えるとすべてのキーワードが無効化されてしまいます。
定かな情報はありませんが、166文字ギリギリだと無効になることもあるようです。
キーワードはどのように選べばいいのかは、この記事の後半で解説します。
商品説明
商品説明文と商品紹介コンテンツにも、文脈がおかしくならないようにキーワードを入れましょう。
あくまでも商品の魅力を伝えることが目的です。
商品説明文は、キーワードを入れすぎておかしな日本語になってしまうと、購入検討者から不信感をもたれてしまいます。
お客様は買い物で失敗したくないと考えています。
商品説明文に、不信感をもたれるような無理やり感のあるキーワードを入力するのはやめましょう。
上の写真は、商品紹介コンテンツです。
商品紹介コンテンツでは、画像やテキストなどを入力することができます。
購入検討中のお客様に商品のメリットを伝えたり、写真や画像でのアピールができるのです。
お客様へ商品の魅力を伝えることを第一に考えて、検索キーワードもいれましょう。
比較表なども入れることができます。
また、挿入した画像へのキーワード設定もできるようになっています。
この商品紹介コンテンツのテキスト量や画像キーワードは、GoogleSEOに影響を与えるといわれています。
つまり、Google検索などの外部サイトでの検索結果で、Amazon全体で競合ECサイトより優位になるということです。
(現時点では1つの商品に対しての影響はあまり大きくないとはいわれています。)
商品紹介コンテンツの内容が、検索結果に与える影響は少ないようですが、Amazon検索エンジンのアルゴリズムは今後も更新されていきます。
今後は、商品紹介コンテンツ検索結果に大きく影響してくる可能性もあるということですね。
Amazon物販で利益を上げるためにこちらの記事もおすすめです。
Amazonで物販!初心者がおさえておきたい「販売の流れ」と「稼ぐポイント」
Amazon検索キーワードはどう選ぶ?
「でも、実際にどうやってキーワードを選べばいいの?」というのが、一番気になる所だと思います。
ここからは、具体的なキーワード選定方法についてご説明します。
まずはAmazonのルールを確認
Amazonの検索キーワードについては、Amazonがしっかりと案内を出しています。
まずはそちらを確認しましょう。
検索キーワードを最適化するヒント:
・キーワードの長さを制限内にします。
・同義語を含めます。
・綴りのバリエーションを含めます。誤字を含める必要はありません。
・略語、別名を含めます。
・すべてを小文字にすることができます。
・「;」、「:」、「-」などの記号は必要ありません。
・キーワードをスペースで区切ります。
・検索キーワードのフィールドに、同じ語句を繰り返し入力しないようにします。
・検索キーワードにブランド名を含めないようにします。
・検索キーワードにASINを含めないようにします。
・「a」、「an」、「and」、「by」、「for」、「of」、「the」、「with」などのストップワードを入力する必要はありません。
・単数形または複数形を使用します。両方入力する必要はありません。
・「新しい」や「セール中」など、一時的な表現を含めないようにします。
・「最高」、「最安値」、「素晴らしい」など、主観的な表現を使用しないようにします。
・暴力的または攻撃的なキーワードを追加しないようにします。
ツールで関連キーワードを調べる
アマゾンサジェストキーワード一括DLツールなどで関連キーワードを集めることができます。
アマゾンサジェストキーワード一括DLツールでは、キーワード候補を1回の操作で一度に表示させ、csvでまとめてダウンロードできるツールです。
「Yシャツ 半袖」で検索すると、このように関連キーワードが一覧で取得できます。
「Yシャツ 半袖」を検索しているお客様は、他にどのようなキーワードを組み合わせて検索するかを知ることで、お客様のニーズを知ることができます。
ここから狙っていきたいキーワードを「商品説明」や「検索キーワードフィールド」にいれていきましょう。
【キーワードをごっそり集めるツール一覧】
アマゾンサジェストキーワード一括DLツール
グーグルサジェストキーワード一括DLツール
ヤフーサジェストキーワード一括DLツール
キーワードゲッター(Google chrome拡張機能)
ツールで検索ボリュームを調べる
上の画像は、キーワードゲッターというGoogle chromeの拡張機能を入れた場合のAmazon検索画面です。
検索ボリューム数が検索キーワードの右側にでます。
「Yシャツ」を例に出します。
「yシャツ 半袖」だと検索ボリューム100,000で、「yシャツ 半袖 メンズ ビジネス」だと検索ボリューム20,000になっています。
キーワードの検索ボリュームがあまりに多すぎると、見つけてもらえない可能性の方が高まります。
また、検索順位は商品に設定した検索キーワードのみで判断されるわけではありません。
「過去にどれだけその商品が購入されているか」など、過去の販売実績等も判断材料になります。
そのため、過去に販売数が少ない商品は上位に表示することはハードルが高いのです。
「yシャツ 半袖 メンズ ビジネス」 の場合、検索ボリューム20,000のほうが市場が狭まるので戦いやすくなります。
キーワードの検索ボリュームはジャンルによっても変わるので、一概にこれだけボリュームがあったらいいということは言えないのですが、現在の狙っているキーワードで上位に商品が表示されないのであれば、キーワードの再検討をしたほうがいいかもしれません。
現状よりも絞り込んだ検索キーワードに変更することで、検索ボリューム自体は少なくなりますが、その市場で商品を上位に表示をさせることができたことで売上がアップした!ということもあります。
ただ、検索ボリュームはそのままニーズの大きさを示しますので、「検索ボリュームが少なすぎる=ニーズがない」ので、キーワードを狭めすぎないように注意しましょう。
あなたが取り扱っているジャンルや商品で、いろいろとリサーチしてみてください。
【検索ボリュームを調べるツール】
キーワードゲッター(Google chrome拡張機能)
Googleキーワードプランナー
aramakijake.jp
想像力で検索キーワードを考える
キーワードを絞っていく過程では、「想像力」も重要です。
あなたの商品は、どんな人が使っていますか?
年代・性別は?
住んでいる場所・仕事は?
あなたの商品を使っている人は、どんな生活をしていますか?
あなたの商品を使っている人は、何に悩んでいますか?
お客様の姿を鮮明に想像することが、良いキーワード選定につながります。
お客様が検索したキーワードと、欲しい商品(あなたの商品)が一致して、初めて購入されるのです。
ビジネスバッグが商品であれば、電車通勤の会社員がA4サイズがはいるビジネスバッグが欲しくて、「ビジネスバッグ A4」と検索するかもしれません。
また、よくある類似/誤字キーワードで検索されることもあります。
「ビジネスバック」と 、「バッグ」ではなく「バック」で検索する人も多いかもしれません。
よくある類似/誤字キーワードも検索キーワードの一つであることを意識しましょう。
商品はイメージできるけど、商品名や名称がわからないものをお客様が探すこともあります。
「ショルダーバッグ」であれば「型にかける」(肩ではなく型)で検索する可能性もあります。
その場合「そうそう!これが欲しかったんだ!」と、お客様に商品を見つけてもらえれば、売上は上がります。
具体的なお客様像を想定して想像力を働かせましょう。
Amazon検索キーワード攻略のまとめ
Amazon検索エンジンは「商品Aが何であるのか、どのような状況で使うのか」を理解しようとします。
ニーズに合うものを上位に表示させます。
Amazon検索エンジンのアルゴリズムは人が持つ思考に近いのです。
その思考の中身を少し知るために「関連キーワードツール」や「検索ボリュームツール」を使いましょう。
ポイントは下記3点です。
1. ツールの利用や想像力を働かせてキーワードを選定する
2. 最重要キーワードの組み合わせを「商品タイトル」に入れる
3. 関連キーワードは「検索キーワードフィールド」と「商品説明」に入れる
商品と関連性の低いキーワードを多数入れてしまうと、Amazonから「良くないページ」と認識され、検索からはじかれてしまいます。
なので、キーワードは、商品と関連性の高いものを厳選するようにしましょう。
Amazon検索エンジンは、過去の販売実績等も検索順位を決めるための判断材料にしているため、検索キーワードの設定が検索順位の全てではありません。
ですが、Amazon販売では、適切な検索キーワードを設定ししかるべき箇所に入れ込めば、検索順位が上がって売上につながりやすくなります。
Amazon検索キーワード設定は、あなたの商品をより広く、より確実に、お客様にお届けする手段のひとつです。
キーワード選定は、時間をかけようと思えばいくらでもかけることができます。
それほど奥が深いのです。
あなたの貴重なお時間を「今」「何に」使えば、売上を伸ばすことができるのか。
その戦略の過程で、この記事がお役に立てれば幸いです。
ちなみに、今回はキーワードについて書きましたが、キーワードについて考えるのは「売れる商品」を見つけてからです。
売れない商品のキーワードをいくら考えても、売上にはつながりませんよね。
CiLELでは、「売れる商品」を見つける商品リサーチを実践的にお伝えするカリキュラム型の講座を開催しています。
売れる商品が見つかった次のステップとして、今回の記事でお伝えしたキーワードの選び方についてもお伝えしているAmazon販売の講座もありますので、ご興味のある方は講座についても見てみてください。
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