中国輸入でオリジナル商品を作りAmazonで販売するのは、効果の高い販売戦略のひとつです。すでに実践されている方も多いのではないでしょうか。
OEM商品の販売は、今や当たり前ですね。
この記事では、すでにOEM商品を販売されていることを前提に、OEM商品の作り方ではなく、商品の販売戦略やその後の展開をメインにお伝えしていきます。
※具体的なOEM商品の作り方を知りたい方は、こちらまでお問い合わせください。
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目次
ToggleAmazon検索エンジン最適化~Amazon SEO対策をしよう~
はじめに、Amazonで検索上位に表示されるようにするための方法をお伝えします。
Amazon内のキーワード検索で上位に表示されると
・クリックされる確率が格段にアップし
・売れる数が増え
・検索結果で上位表示され続けます
■Amazon SEOとは
まずはAmazon SEOについて知りましょう。
普通「SEO」というと、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した時に上位表示されるための施策を指します。「Amazon SEO」とは、そのAmazon版。Amazon内でキーワード検索したときに上位に表示されるようにするための施策のことを「Amazon SEO」と言います。
これは、売上を伸ばすために大切な要素です。いくら商品が良くても、見つけてもらえなければ購入されませんからね。
■Amazon SEOが必要な理由
Googleの場合だと、検索結果が下になるほどクリックされる確率は下がります。検索上位10位に入らないと、ほとんどクリックされないのがGoogleです。
Amazonも一緒で、検索結果が下位であるほど訪問者は減ります。それはそのまま購入される回数が減ることを意味します。
購入してもらうためには、まず商品ページを見てもらわなければなりません。商品ページを見た100人のうち1人が購入するとしたら、200人が訪問すれば購入者は2人に、1,000人が訪問すれば購入者は10人になりますね。
多くの人に見てもらうということは、販売個数を伸ばすためにとても重要なのです。
■販売個数を稼ごう~戦略的値下げ~
ここから、具体的なAmazon SEO施策について説明します。
Amazon内の検索で上位を獲得するためには、まず販売個数を増やすことが重要です。商品価格を下げ、Amazonの広告を使い、購入に繋げます。購入していただいた方にはレビューを書いてもらい、さらに検索上位を狙っていきます。
ポイントは「狙っているキーワードの検索結果1ページ目よりも多くの数を売る」ことです。検索結果1位のページに狙いを定め、それに勝つことを目指します。
単純ですが、安いものは売れます。まずは戦略として商品価格を下げて、とにかく数を売ることが重要です。
売上個数が増えると、Amazon内の検索結果で上位に表示されるようになります。
■広告を使って集客しよう
商品ページのアクセスを集めるために、広告を使うのは有力な手法です。
Amazon内の広告には以下のようなものがあります。
・スポンサードプロダクト
・タイムセール
・ヘッドライン広告
・商品ディスプレイ広告
Amazon以外には以下のようなものもあります。
・Google広告
・Yahoo!プロモーション広告
・Facebook広告
・Instagram広告
SNSを使用した広告戦略は流行りでもありますし、いろいろ調べてみると良いですね。
■良質な商品レビューを集めよう
Amazonで販売個数を伸ばすために、良いレビューがついていることは非常に重要です。レビューは顧客に依頼をして集めましょう。
販売個数を増やし、レビューを集めて、狙ったキーワードでのAmazon内検索上位を目指します。
良いレビューは良い商品につきますから、そもそも販売する商品の品質を良く保つことが大切ですね。
■最後に価格を戻す
ここまで、価格を下げて、広告を出して、販売個数を伸ばして、レビューを集めてきました。すべては検索結果で上位に表示させるためです。
Amazon内の検索結果で上位に表示されるようになったら、ここでやっと本来の販売価格に戻します。
価格を戻すタイミングは「検索結果で上位表示されるようになったら」です。セールスランキングが1位じゃなくても構いません。セールスランキングよりもキーワードでの検索結果を重視します。
商品ページを魅力的に
Amazon内の検索結果で上位表示される流れは、先にご説明した通りです。
次に商品ページの話をします。
商品ページの作成で目的とするのは、転換率のアップと集客です。
ネット物販の基本は「売上=アクセス数×転換率×単価」。
商品ページを魅力的に作りこむことで、転換率のアップを狙います。
※転換率とは
転換率とはページへの訪問客数に対して商品が売れる確率のこと。
100人が閲覧して1人が買った場合、転換率は1%となります。
■心をつかむ商品画像を作成しよう
魅力的な商品ページのためには、魅力的な商品画像が必須です。
商品の良さが10,000字で語られているよりも、魅力的な写真が1枚あった方が、消費者の印象に残るもの。
自信のない方は、プロに頼むのも良いでしょう。
■商品ページを作成しよう
商品ページの作成で重要なのはキーワードの選定です。キーワードは「Amazonサジェスト」で「グーグルサジェストワード」から商品に関連するものを設定します。もちろん需要の高いものを選びます。
ポイントは「その商品を購入するお客様はどのようなキーワードで検索するだろうか?」と想像することです。ツールはあくまでも手段。お客様がどのような気持ちで、どのようなキーワードで検索をかけるのか、全力で想像します。
ここで設定したキーワードに対して、はじめに述べたAmazon SEO施策を行っていきます。
■転換率の高い商品ページを目指そう
目指すべきは「競合セラーに勝てる商品ページ」です。
Amazonの商品ページの品質は上がってきているのですが、現状ではまだ「ただ商品を並べただけ」「ただ特徴を説明しただけ」のページも多いです。
より魅力的な画像、より購入者を呼び込めるキーワードなどを使うことで、ライバルの商品ページを上回るようにしましょう。
次のステップは商品の改良
Amazonでの売上が上がってきたら、次はその売上を上げ続ける必要があります。そのために不可欠なのが、商品の改良です。
商品レビューに応じて改良をおこない、より顧客満足度の高い商品を販売していきましょう。
商品改良は商品レビューに応じる形で行っていきますが、すべての要望に応えるのは現実的ではありません。優先度や費用対効果を考え、売上を伸ばすのにより効果的だと予測される改良をおこなっていきましょう。
CiLELのOEMでは、自社ブランドTRANSICでのOEM生産経験を最大限に活かしたサポートを行っております。OEMセミナーも随時開催しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
販路を拡大しよう
「中国輸入OEM生産→日本Amazonでの販売」が軌道に乗ったら、販路を幅広く展開させていくことを目指します。「Amazonユーザー」「楽天ユーザー」などと言われるように、特定のモールでしか買い物をしない消費者はたくさんいます。Amazonを軸に、他のモールでの販売をしていきましょう。
■国内での販路拡大~エンドユーザー向け~
Amazon以外だと、一例ですが以下のような販路があります。
・楽天市場
・ヤフーショッピング
・Qoo10
・自社サイト
・クラウドファンディング
クラウドファンディングはイメージしづらいかもしれませんが、商品をリターンとして設定する形で、いわゆる予約販売のような売り方ができます。
■国内での販路拡大~事業者向け~
エンドユーザー(消費者)向けにとどまらず、事業者向けに販売を行う選択肢もあります。卸販売ですね。
・ネット卸(NETSEAなど)
・家電量販店
以前はAmazonベンダーエクスプレスという「Amazonに対して商品を卸販売できる」というサービスがありましたが、2018年4月で新規登録ができなくなり、サービス自体も2018年12月末で完全終了の予定です。事業者向けの販路拡大は少しハードルが高そうです。
■海外への販路拡大
今注目されているのは海外への販路拡大です。越境ECという言葉はすでにメジャーですが、いまやネット物販に国境はありません。人口動態からも日本国内市場の縮小は明らかですし、目を向けるべきはこちらかと思います。
以下は海外販路の例です。
・中国輸入→アメリカAmazon販売
・中国輸入→その他海外Amazon販売(カナダ、欧州)
・中国輸入→eBay販売
・中国輸入→海外向けネットショップ販売
特にアメリカAmazonへの販売は実践者も増えてきており、ひとつの主流となりつつありますね。もちろんCiLELでもアメリカAmazon(Amazon.com)倉庫への直接納品が可能です。
アメリカAmazonは米国のEC市場で41.6%という圧倒的なシェアを持っています。もともとの市場規模も大きいので、その分チャンスもあると言えるでしょう。
まとめ~順調にビジネスを進めていくために~
中国輸入でオリジナルOEM商品を販売している場合の、その後の展開について見てきました。OEM生産は当たり前とも言える状況の中、安定したビジネス継続のためには次の手を少しでも早く打ちたいところですよね。
ここで大切なのは「すべてを自分でやろうとしない」ことです。
商品画像の撮影や海外への納品などはゼロから自分で学ぼうとすると難しいので、「すでにその知識やスキルを持っている人に頼む」方が絶対に良いです。
CiLELは海外仕入れからAmazon販売までを一気通貫でサポートしております。どんなお悩みも、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
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