今回の記事では、「タグ・パッケージで小ロットOEM」をおこなう方法をお伝えします。
商品を企画したりサンプルを作成する本格的なOEMではなく、もっと簡単な方法です。
この方法であれば初心者から挑戦できるので、これからOEMをはじめたい方におすすめです。
ぜひ最後までお読みください。
すでにOEMについて具体的な希望商品やご予算等が決まっている方は、CiLELに会員登録いただければご状況に合わせたサポートをいたします。
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目次
Toggle初めての方におすすめの小ロットOEMとは?
上の図は、ODMのイメージです。
よく「小ロットOEM」とお伝えしていますが、実際にやっていることはODMになります。
おすすめはアパレル商品の小ロットOEM
一番簡単に小ロットOEMができるのは、アパレル商品です。
オリジナルのタグをつけるだけなので、とても簡単です。
オリジナルタグの作成はCiLELでも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
オリジナルのタグをつけて、オリジナルのOPP袋に入れれば、オリジナル商品の完成です。
小ロットOEMのメリット
小ロットOEMには3つのメリットがあります。
・タグやOPP袋は複数商品に使える付属品なので在庫リスクが少ない
・比較的少ない資金、少ないロットで生産できる
・段階を踏んでオリジナルブランド化も可能
付属品を利用してOEMをおこなうと、それらのパッケージ等はいろいろな商品に使うことができます。
在庫リスクが少なくなるのは良いですね。
付属品の作成は、商品を作るよりも低資金でおこなうことができます。
リスクを低くしてはじめて、うまくいけばオリジナルブランドに育てていくこともできます。
小ロットOEMをレベル別で解説
小ロットOEMにも、ロット感や難易度によってレベルがあります。
今回はレベル1からレベル3の3段階に分けて解説します。
こちらはCiLEL独自のレベル設定になります。
レベル1:紙タグで小ロットOEM
まず、紙タグでの小ロットOEMです。
これは1枚から作成可能なので、始めるハードルがとても低いです。
元々の商品についているタグを取り外し、この紙タグを付ける形になります。
ただ、「ブランド化」という面で見ると、Amazon販売の場合、これだけでオリジナルブランドと認めてもらうのは難しいので、ODMとしてはちょっと弱いです。
レベル2:布タグで小ロットOEM
次に、布タグを使った小ロットOEMです。
こちらも、CiLELでは1枚から作成が可能です。
紙タグと同様、元々の商品についているタグがあれば外して、オリジナルの布タグをつけるだけなので、とても簡単です。
こちらは素材が布なので、バッグや洋服など、アパレル商品限定の方法になります。
プラスチック製の雑貨には使用できません。
この「布タグ」ですと、Amazonのブランド登録が可能になります。
アパレルで商標権を取得した布タグをつけて販売をおこなうことで、相乗りを防ぐことができます。
レベル3:OPP袋で小ロットOEM
最後にOPP袋を使った小ロットOEMです。
これをレベル3としたのは、OPP袋は5,000枚からの作成となり、ロットが大きくなるからです。
100枚や200枚だと印刷が安定しないそうで、どうしても作成量が多くなります。
そして、印刷をおこなうには「型」が必要なので、印刷代のほかに別途「型代」がかかります。
袋の大きさですが、最初は大きめのものを作成するのがおすすめです。
CiLELのお客様は、まずは大きめの袋のみを作成し、使用する商品が定まってきたら、3パターンくらいの大きさに分けて作る方が多いです。
OPP袋は雑貨でもアパレルでも使えますので、汎用性があります。
番外編:オリジナルの化粧箱
オリジナルの化粧箱を作成することもできます。
事例としては、アクセサリーなどを入れる箱をオリジナルで作成されている方もいます。
箱にロゴが印刷されているだけで、グッとブランド感が上がりますから、取り扱う商品によっては検討すると良いかと思います。
ここでご紹介しました方法について、CiLELにご登録のお客様はシステム内の「料金表」から料金をご確認いただけます。
試算してみよう!
為替レートによって日本円の料金は異なりますが、紙タグと布タグをOPP袋をそれぞれ作成した場合のコストを試算してみます。
■紙タグ50枚作成
1枚5.3円×50枚=263円
■布タグ50枚作成
1枚8.7円×50枚=433円
■OPP袋作成(5,000枚)
型代5,712円+(1枚5.61円×5,000枚)=33,762円
あくまでも概算ですが、このようなイメージです。
OPP袋は最低で5,000枚作成しなければならないので、コストは高くなるように感じますね。
小ロットOEMのまとめ
上の図をご覧ください。
小ロットOEMにはいくつかの方法がありますので、それらを「汎用性」「価格」「オリジナリティ」で評価したものです。
紙タグは、低コストながら非常に汎用性が高いものの、オリジナリティが弱いです。
「オリジナリティ」という点では布タグが良いですが、こちらは使用できる商品がアパレルに限られます。
OPP袋は汎用性がありますが、作成するのにある程度コストがかかりますので、少しレベルが高くなります。
化粧箱は布タグよりも使用できる商品が限られますので、オリジナリティは高いものの汎用性がありません。
コストや用途に合わせて、いくつかの方法を組み合わせるのもおすすめです。
はじめての方には、紙タグや布タグがおすすめです。
また、差別化をはかりたいというだけであれば、商品を組み合わせてセット販売したり、オリジナルの日本語の説明書を追加するなどの方法もあります。
セット販売は、やり方を工夫すれば販売価格を上げることもできますよ。
OEMをする際にも、差別化をする際にも、大切なのは「購入者が実際にどのように商品を使用するか」をしっかりと考えることです。
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