中国輸入ビジネスでOEMに挑戦したいという方も多いと思います。
しかし、意外とうまくいかないのがOEM。
そこで今回は、OEM/ODMについて、よくある失敗3つと、失敗しないための2つのポイントを解説いたします。
事例もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
中国仕入れ代行サービスのCiLEL(シーレル)では、小ロットOEMについての個別のご相談も承っております。
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目次
Toggle中国輸入OEM/ODMの失敗とは?
中国輸入OEMによくある失敗は、下記の3つです。
・サンプルを何度作っても思い通りのものができない
・量産したものの、サンプルと違う商品が大量に届いた
・売れ残ってしまって資金が不足してしまう
特に3番目については注意が必要です。
こういった失敗をしないためのポイントがありますので、順に解説いたします。
コミュニケーションが何より大事
まず、よくある3つの失敗のうち、下記2つの原因となるのはコミュニケーションです。
・サンプルを何度作っても思い通りのものができない
・量産したものの、サンプルと違う商品が大量に届いた
この2点について、一番の問題となるのは、工場(代行業者)とのコミュニケーションです。
サンプル作成までは時間がかかる
OEMは販売開始までに時間がかかります。
サンプルを作るまでにも、下記のように順を追っていく必要があります。
1. ショップにサンプル依頼
2. ショップがサンプルを生産
3. サンプル検討・初期量産(PP)サンプル依頼
4. 初期量産(PP)サンプル検討
OEMは、サンプルを作って確認し、「ここが少し違う」などとフィードバックを入れて改良しながら生産していくものですが、このやりとりが長く続くと依頼側も工場側も疲弊してきます。
あまりにもやりとりが長く続くと、工場の方が「細かいことを言うのならもう生産しません」などと言い出す事態にもなりかねません。
中国には長期の休みなどもありますが、長期休暇を挟むことで工場側の勢いが落ちてしまうこともあります。
なので、生産完了までのスケジュールを見越して、OEMを始める時期を決めることも大切になってきます。
中国輸入ビジネスの場合、小ロットでOEMをすることが多いですが、工場側からすると「そんな少ないロットでいろいろ細かく言わないでほしい」というのが本音だったりします。
そういう背景を考慮すると、工場が忙しくない時に交渉を始めたり、販売開始までに余裕を持ったスケジュールで進めるなどの対策を取ることも大事ですね。
データを使っても伝わらないことがある
また、「現物や図面を送っても依頼通りにできない」ということもあります。
作業しやすいようなデータにして送ったとしても、そのとおりにサンプルが出来上がってこないことがよくあるのが、中国輸入のOEMです。
これは実際にあった事例なのですが、生産しやすいようにデータで図面を渡したところ、工場の担当者が「こっちの方がかわいいからアレンジしよう」とアレンジをしてしまったことがありました。
こういうことが、中国輸入には起こり得ます。
英語でやりとりができることもありますが、よほど相手先のことがわかっていない限り、不慣れな英語でやりとりすることで意思疎通がうまく図れないことも出てきます。
データ通りにサンプルが作成されなかった(現場担当者がアレンジしてしまった)件については、そういうことをしないように伝えることで2回目以降はなくなりました。
これらはすべて「コミュニケーション」の問題です。
何度も何度も伝えて、何度も何度も確認するコミュニケーションが大事なんですね。
作った商品は果たして売れるのか
次に、よくある失敗の3番目「売れ残ってしまって資金が不足してしまう」について解説します。
大事なのは販売力
小ロットであれば、少量残ったものは値下げをして売るという方法もありますが、1,000〜2,000個というロットで作成すると、売れ残りを値下げするのは厳しいですよね。
仮に半分しか売れなかった場合、残りを値下げしてしまっては完全に赤字でしょう。
OEMは、商品を作ることにばかり注意が向いてしまいますが、作った商品を売り切る「販売力」があるかどうかの方が、どちらかというと重要かもしれません。
「販売力」とは、事前リサーチをする力と、「売れる商品ページ」を作る力です。
事前リサーチは念入りに
OEMで商品を作る前に、念入りに事前リサーチをおこないます。
・その商品ジャンルがどれくらいのマーケットを持っているのか
・そのジャンルの販売1位の商品が月間何個くらい売れるのか
・参入しているジャンルで何位を狙っていくのか
こういったことを考えていくことで、実際に販売できる数や売値が予測できます。
Amazon販売の場合、Amazonのどの商品が何個売れているかについては開示されていません。
CiLELでおすすめしているのは、Yahoo!ショッピングでの販売数がわかるオークファンを使用した事前リサーチです。
CiLELではリサーチの実践に特化した講座を開催していますので、ご興味のある方はまず無料Webセミナーにご参加ください。
売れる商品ページをつくる
事前リサーチをするときに、たくさんの競合商品ページを見ることになります。
それらを見ながら、「ここをこうすれば、もっと売れるだろう」などと考え、自身の商品ページに反映させていくことが重要です。
競合の商品ページを見ながら、「売れる商品ページ」を作ります。
まとめ~OEMで失敗しないために~
今回のまとめです。
OEMで失敗しないためには、下記2点をおさえておくことが重要です。
・OEMは工場/代行業者との綿密なコミュニケーションが必須
・商品政策よりも事前のリサーチ(市場把握)とネット上での販売力が重要
うまくいかないことがあると、依頼側も生産側もスピードが落ちてしまうことがあります。
生産を依頼するタイミングや、期限を設けた綿密なコミュニケーションがポイント。
コミュニケーションがしっかり取れる代行業者に依頼することがおすすめです。
また、OEMは商品制作ばかりに目が行きがちですが、売れる市場のリサーチと実際に売っていく力が必要です。
徹底的に事前リサーチをすることで、「ここをこうすると、もっと売れるかもしれない」という売れる商品ページを作ることができますよ。
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