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ジェフ・ベゾス氏、10の金言から得られるもの

2021年後半にAmazonのCEOで創業者のジェフ・ベゾス氏がCEOを退任して会長職に退きます。

中国輸入ビジネスが個人でも簡単に始められて、手間をかけずに販売し続けられるのは、Amazonがあるからです。

そんなAmazonを1から作り上げた大企業家であるジェフ・ベゾス氏は、退任するにあたって10個の言葉を残しています。

正確には株主に対しての言葉なのですが、それは私たちがやっている物販ビジネスに通じるところも大いにありましたので、今回はその中から3つを抜粋してお伝えしていきます。

もちろん、筆者なりの解釈です。
あなたのビジネスの参考になれば幸いです。

今回ご紹介する以外のジェフ・ベゾス氏の言葉は、下記リンクから確認してください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/00d2882e485bb4eb17bbfd1131f53f7e65fcaa3f

「表面的には成功に見えても、価値を生み出さないビジネスは消えていくだけ」


物販をやっていると、一時的に売れるけれども長続きせず、すぐに需要がなくなって売れなくなる商品があります。

あなたも経験があるのではないでしょうか。

「表面的には成功に見えても、価値を生み出さないビジネスは消えていくだけ」とは、まさにこのような商品のことに通じる言葉です。

すぐに売れなくなる商品は、最初は露出や広告や物珍しさで売れることがありますが、その商品に本当の価値が無ければ継続して売れることはありません。

昔に比べてAmazonでの買い物時間が短縮されたと言われていますが、それでもお客様はきちんと比較・吟味をして商品を購入します。

価値のない(よくわからない)商品にお金を払う人はほぼいません。

あなたがやっている中国輸入ビジネスも全く同じです。

「Amazonに掲載されていない」という理由だけで新規に商品を掲載しても、商品自体に価値がなければ売れないのはわかると思います。

ですから、新規商品の企画をするときは、Amazonでレビューの確認などをして、何を解決すればその商品の価値になるのかを考えることが大切です。

その過程をすっ飛ばしても売れているのが、中国人出品者に多いと思われる「サクラレビュー」ですが、こちらも効果が薄れてきています。

サクラレビューに対する規制は年々厳しくなっていますし、実際に買われた方からの本当のレビューが増えてきて、サクラレビューが役立たなくなってきたりしています。

サクラレビューの付き方には一定の法則のようなものがありますので、高評価が多くても敬遠され、売れなくなってきます。

やはり価値が無いものは残らないということですね。

「イノベーションは、私が最も楽しみ、最も得意、そこから最も大きな価値を生み出す」


「イノベーションは、私が最も楽しみ、最も得意、そこから最も大きな価値を生み出す」と、ジェフ・ベゾス氏は語っています。

イノベーションは直訳すると「技術革新」なのですが、「最も大きな価値を生み出す」といっているように、技術だけではなく価値そのものを生み出しているとも捉えられます。

価値を生み出すことの重要性は、中国輸入ビジネスでも同じですね。

ここで大切なポイントは「楽しむこと」と「得意なこと」だと、筆者は思います。

商品を買おうとしているお客様は価値にお金を払っています。

私たちはお金を払ってもらう価値を作るのですが、その価値を作る過程を、あなたは楽しんでいますか?

お金儲けのためだけにやっていては、やはり大きな価値は生まれません。

お金儲けのために価値を作ろうとすると、商品寿命が短い、すなわち前項の「価値を生み出さないもの」になってしまいます。

そして価値を生み出すには、「得意」という要素も欠かせません。

価値を作るのが得意とかそういった類の得意もあると思いますが、物販に当てはめてみると、「得意」はその商品のカテゴリが得意なのかどうかです。

「得意⇒好き」と言い換えても良いでしょう。

そして、好きと楽しいには密接な関係があります。
好きだから楽しく続けられて、大きな価値が作れるのです。

好きでもない楽しくもない商品のことを考えて、大きな価値を作り出せるでしょうか。

筆者は到底できないと思いますし、仮にできたとしても多大な労力と時間を掛けなければ作れません。

例えば、筆者はレディスのアパレル商品には興味がありません。
もちろん扱っている男性はたくさんいますが、そもそも筆者は興味が無いのです。

この状態で商品を作ろうにも、調べるものが多かったり分からないことだらけですので、楽しくもない苦痛な作業となるでしょう。

そして、もしそれが売れなくても、おそらくそれ以上考えることもなくさっさと撤退します。

一方で「大好きなメンズシューズだったら…」と想像してみると、顔がにやけるほど楽しい場面が思い浮かびます。

さて、どちらが大きな価値のある商品を作れそうでしょうか。

言うまでもなく後者の大好きなメンズシューズですよね。

Amazonのデータだけを見て売れている商品やカテゴリに参入するのも、リスクを軽減するという意味で間違いではありません。

しかし、「安定的に長期にわたって売れる商品を作っていこう」「それでビジネスをやっていこう」と思うと、楽しくも好きでもないカテゴリや商品は長続きしません。

また、あなたの中では長続きさせたくても、お客様のほうから長続きさせてもらえなくなります。

因果関係をはっきり言えるわけではないのですが、ただビジネスのために作った商品は、どことなくそんな雰囲気がお客様にも伝わるようで、他の商品と迷った時に選ばれなくなっていきます。

結局、そういう商品を作り続けるのは大変ですし苦痛です。

今こういう状態だったり、これから商品を作っていこうと考えている方は「楽しい」「得意(好き)」かどうかを判断基準にして考えてみましょう!



「世界はあらゆる意味であなたに普通であることを求めてくる」


ここでいう世界はworldではなく身近な世界(職場や友達、家族など)です。

中国輸入×Amazonビジネスがはじまってからそれなりに年月はたっていますが、世間的に見れば個人で輸入販売をして稼ぐというのはまだまだ少数派です。

大多数の人はサラリーマンとして会社に就職し、朝から晩まで会社の業務をこなして給料(と年2回のボーナス)をもらう生活をしています。

最近でこそ副業解禁など言われていますが、副業を公に認めている企業は全体の企業数から見ればごくわずかですし、そもそも会社が認めていても副業をやっていることが同僚や家族などに知られて「白い目で見られた」という話も珍しいものではありません。

さらに、副業を知った同僚や家族が応援してくれたり興味をもってくれることはかなり稀で、たいていは「危ないんじゃない?」「やめたほうが良いよ」などネガティブな事ばかりを言ってきます。

でも、それに腹を立ててはいけません。

なぜならその人たちはあなたに「普通であることを求めている」からです。
つまり、「会社勤めが一番で副業なんて怪しい、起業は危険」と思っているだけだからです。

しかし、中国輸入ビジネスに取り組むあなたはそうではありません。
きちんとやれば成果も出る、怪しくもなんともない真っ当なビジネスであること知っています。

ジェフ・ベゾス氏は「自分らしさを大切に」と言っていますが、要するに、他の人の声に惑わされず、自分がやりたいことを貫いて欲しい、ということに他なりません。
(続きで、その個性を維持するためにどれだけのエネルギーが必要かを受け入れ…と言っているので、自分を貫くことはそれなりに大変だよ、とも言っています。)

筆者もこのビジネスを始めてから、上記のようなことを含めて様々なことを言われてきました。

しかし、それを意見として聞くことはあっても、流されるようなことはありませんでした。

そして、自分の考えに基づいて行動した結果、やりたいことができている環境にいます。

自分の昔の状況を思い出し、とても共感する言葉でしたので紹介しました。

最後に


これまで革新的なサービスを生み出してきたAmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏が退任します。

後継者はどんな未来を作ってくれるのでしょうか。

CEO退任後も多少の影響力を持つと思いますが、これまでとどう変わっていくのか、私たちにとってどう影響するのかなど、今後のAmazonの動向にはますます目が離せなくなりますね。

ジェフ・ベゾス氏の言葉は、私たちの物販ビジネスに通じるところが大いにあります。

筆者なりの解釈をお伝えしましたが、ぜひ「自分ならどう考えるか」という視点を持ってみてください。

偉人の言葉を、ビジネスのエッセンスとして取り入れていきましょう。


投稿者プロフィール

梅田 潤
梅田 潤
合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)

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