「画像の問題により、検索結果からAmazonの出品情報が削除されました」
こんなタイトルのメールがAmazonから送られてきました。
これはどういうことなのでしょうか?
目次
ToggleAmazon商品画像基準ポリシーが強化された
「画像の問題により、検索結果からAmazonの出品情報が削除されました」というタイトルのメールを確認すると、「過去7日以内に出品画像の要件を満たしていない商品画像が削除され検索結果にも表示されなくしたものがあります。」という連絡でした。
以前のコラムでもご案内した、2020年9月30日からのAmazon『商品画像基準ポリシー』に関係することですね。
Amazonからメールがきていたのは、2020年9月30日の5:38…早朝です。
システム的に送られたものかもしれませんが、こんな時間に既にシステムが稼働していて報告のメールまで送られてくるとは思ってもみませんでした。
さすがAmazonという印象ですね。
ただ、救いだったのは、このメールは一般の出品者へのメールではなく、Amazonと卸契約をしているベンダーセントラルへのメールだったということです。
卸契約をしていないからといって油断はできない
画像が削除されたというメールは、卸契約のベンダーセントラルでの出来事でした。
(ベンダーセントラルはAmazonに商品を卸す業者が使うシステムで、筆者はセラーセントラルとベンダーセントラルの両方を使っています。)
つまり、自分が販売者となっている商品についてではなかったわけですが、だからといって安心はできません。
ベンダーセントラルで適応されているということは、すぐにこちら(個人出品)のほうでもシステムが稼働すると思っていたほうが良いからです。
もしかしたら全体に適用する前のテストかもしれません。
その証拠という訳ではありませんが、筆者の出品している商品の一部で「画像が勝手に変わっている」という現象がおきました。
その商品画像はメイン画像だったのですが、その中に文字が入っていました。
Amazon商品画像基準ポリシーでは、商品の一部ではない文字、ロゴ、透かし、挿入画像は使用できません。
要するにポリシー違反の状態だったわけですが、長らく何の問題もなく販売できていました。
しかし、最近気が付いたのですが、商品画像のメイン画像が勝手に変わっていました。
それまで2枚目以降に設定していた、他の画像になっていたのです。
おかしいと確認したところ、メイン画像が削除されてなくなっており、そのために2枚目以降の画像が表示されていたようです。
Amazonからの通知はありませんでしたが、ポリシー違反の画像は削除されていたのです。
検索結果に反映していたかどうかは、画像をポリシーに準拠したものに差し替えてしまったので確認することはできません。
ですが、実際にそういうシステムが稼働していて、削除が実行されるという事実は真摯に受け止めないといけません。
再度「商品画像基準ポリシー」を確認しておきましょう
これから、Amazonでは商品画像基準ポリシーを順守していない画像をどんどん取り締まって削除していくと思われます。
ですが、まだ全部の商品がチェックされたわけではなさそうです。
今回削除された商品はバリエーションのひとつでしたが、その商品のメイン画像だけが削除され、他の商品の画像は影響がありませんでした。
それをラッキーと考えるのかイエローカードと考えるのかで異なってきます。
楽観的に考えればラッキーで済むのですが、Amazonが商品画像基準ポリシーにこれだけ力を注いできている以上、もし何度削除してもポリシー違反の同じ画像をアップしなおすなど、ポリシーに従わない出品者がいれば、Amazonのことですので容赦なく切り捨ててしまう事も十分に考えられます。
まずは商品画像の基準ポリシーの確認が最優先です。
Amazon商品画像の基準ポリシー
自分ではOKと思っていてもポリシー的にはダメなケースもあるからです。
次に、出品中の商品のメイン画像の確認です。
削除の対象になるのはメイン画像ですので、それがポリシー違反になっていないかを確認し、もしポリシー違反しているようならすぐに差し替えましょう。
今後Amazonが画像を削除して、その状態にロックがかかってしまったら、そこから正しい画像に修正するのはかなり大変です。
具体的には、テクサポ(Amazonテクニカルサポート)に連絡して、画像を確認してもらい、OKが出ないと変えられない…などとなってしまいます。
今なら簡単に変えれられますので今のうちに動いておいてください。
画像は商品が購入される一番重要な判断基準
Amazonにおいて「画像は商品が購入される一番重要な判断基準」であることは間違いありません。
だからこそ、どのセラーも1枚目のメイン画像でできる限り商品の良さ・特徴などを一瞬で伝え、お客様に選ばれるようにするために、色々な工夫をしていると思います。
また、同じ商品を売っている場合に、商品画像をコピーされないようにするために透かしを入れている画像も多く見受けられます。
せっかく苦労して時間とお金をかけて作った画像が勝手に他の出品者に使われるのは、確かに腹立たしいことですよね。
しかし、画像ポリシーではそういった画像を盗用から守る手段について許可していません。
言い換えれば今よりも画像が取られ放題になると考えられます。
しかしAmazonという母屋を借りて物販をしている以上、そのルールには従わないといけません。
そういう意味ではAmazonとしても出品者に負担を強いるばかりではなく、明らかに画像や商品説明が盗用されている商品に関しては、「著作権の侵害」そしてAmazonが排除に動く傾向があります。
画像ポリシーを順守させると同時に、出品者が頑張って作った画像は何とか保護しようとする取り組みも行ってくれていますので、そこはAmazonを信頼してルールに則った画像の作成と掲載を進めていきましょう。
投稿者プロフィール
- 梅田 潤
- 合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)
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