9月10日にAmazonから「ブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセール受付開始しました。」というメールが届きました。
今年は絶対にタイムセールをおこなうべきなのですが、その理由はわかりますか?
ブラックフライデーとは?
サイバーマンデーとは?
そんな疑問をお持ちの方も、ぜひ最後までお読みください。
目次
Toggleブラックフライデーとサイバーマンデー
ブラックフライデーとサイバーマンデーは、元々はアメリカの習慣です。
ブラックフライデーは11月の第4木曜日の翌日にあたる日で、小売店などで大規模な安売りが実施されます。
アメリカでは1年で最も売り上げを見込める日であり、この日だけで黒字化する金曜日という意味から「ブラックフライデー」と呼ばれています。
サイバーマンデーは、ブラックフライデーの週が明けた月曜日のことです。
ブラックフライデーが明けた月曜日ではインターネット上で大規模なセールが始まることから「サイバーマンデー」と呼ばれています。
大規模なセールであるとともに年末商戦の幕開けを告げるイベント的な意味合いもあります。
Amazonのブラックフライデーとサイバーマンデー
Amazonでは、ブラックフライデー週(2020年11月23日~2020年11月29日)とサイバーマンデー週(2020年11月30日~2020年12月6日)に合わせて、ブラックフライデーとサイバーマンデーの当日もしくはその週に数量限定のタイムセールが実施されます。
手数料や出品の条件など詳細についてはAmazonからのメールをご確認いただきたいのですが、例えば数量限定タイムセールでは、価格が過去30日間の最安値から20%OFF以上、かつ2020年1月1日以降の最安値というけっこう厳しい条件があります。
例年であれば「余力があるから参加しよう」「どうしても売りたい!」「この商品は大きく育てたいから広告宣伝の意味でやっても良いかな…」くらいのレベルだったのですが、今年はちょっと事情が異なります。
2020年のブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセールには「絶対に参加すべき」理由があるのです。
2020年は「新型コロナウイルスの流行」が大きく影響している
2020年はあらゆる場面で「新型コロナウイルスの流行」が大きく影響しています。
各メディアでは、様々な業界で客足が遠のき経営が苦しくなる企業やお店が、毎日のようにニュースに上がっていました。
特に飲食関係や交通系の企業の打撃は深刻で、売上90%減など本当に苦しい状況に追い込まれた企業も多く、中には倒産してしまうところもありました。
ですが、世の中を見渡すと、すべての業界が窮地に追い込まれた訳ではありません。
飲食関係や交通系の業界の打撃を尻目に、好調だった業界があります。
それが私たちも関わっているインターネット通販業界です。
ある調査では、新型コロナウイルス流行の影響で注文数が50%も増えたところもあるそうです。
参考:https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/64775
CiLELをご利用いただいているお客様の中にも、このコロナ禍で過去最高の売上と利益が出たという方もいらっしゃいます。
ある意味で「コロナ需要」とも言える状態になっていたわけです。
理由としては、外出自粛に加え人との接触を避けることで「巣ごもり消費」が拡大し、インターネット通販での消費が急増したことが挙げられます。
実際に、過去最高の売上と利益を出された方も雑貨やおもちゃなど家庭内で利用される商品が特に売れたそうで、商品によっては新型コロナウイルス流行前の1月と比較して300%もの伸びを記録したそうです。
では、これがなぜブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセールに参加すべき理由になるのでしょうか?
ヒントは「巣ごもり消費」です。
なぜ「今年は絶対に参加すべき」なのか?
これまでインターネット通販が利用されてきた理由は
・便利であること
・近くでは買えない商品が手に入ること
などでした。
少なくとも、「人との接触を避けるため」を理由として挙げる人はほとんどいなかったと思います。
前述の調査は2020年3月8日~4月29日までのデータを元に作成されていますが、緊急事態宣言が全国に拡大された後には約150%の伸びとなり、最大では210%にまで需要が拡大しています。
この期間は緊急事態宣言が発令されて全国的に外出の自粛があったことも影響していますが、現在も人ごみを避けることが新型コロナウイルス感染の予防になるため、ショッピングモールなどリアルのお店では密を避ける感染症対策が取られているところがほとんどです。
その対策が浸透しているため、多くの人が必要最低限の外出と人数で買い物にいくようになっています。
ですが、大きなイベントは自粛されていても、家庭やご近所レベルで集まっている方は多くいます。
その中で、クリスマスなどプレゼントを買う機会も当然出てくるわけですが、お店に買いに行ってしまうと人ごみに行くことになります。
そこで、インターネット通販を利用してプレゼントなどを買おうという人が増えるのです。
新型コロナウイルス流行の影響がなくても年々インターネット通販でプレゼントを購入する人は増えているうえに、さらにコロナ禍で大幅にその割合が増えるのはほぼ確実だということが予想できるわけです。
ですから、そのタイミングで開催されるブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセールには参加すべきなのです。
あからさまな需要増がわかっているので、売上を伸ばす絶好の機会です。
またとないチャンスです。
今からやれること・今やっておくべきこと
ブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセールのためにやっておくべきことは何でしょうか。
セールの申請受付期間は、10月9日午後11時59分までとなっていますので、今から新規に商品を出品してタイムセールに申請できる商品に育てるのはけっこう難しいのではないかと思います。
それであれば、現状でタイムセールに出品できる商品をより売れるようにチューンナップしてタイムセールに臨む方が現実的です。
タイムセールに出品できる商品は、セラーセントラルの広告タブのタイムセールで「新しいタイムセールを作成する」をクリックすると確認できます。
そこでタイムセールの最低価格や最低数量など必要な条件が出ていますので、タイムセールに出品可能な商品から数量や割引を見て、申請する商品にあたりをつけましょう。
そのうえで、ビジネスレポートのASIN別⇒(子)商品別詳細ページ売上・トラフィックなどを確認して、何が改善できるかチェックしましょう。
例えば、下記のような改善ができます。
【セッションが少ない(減っている)】
露出をあげる広告やキーワード設定を見直す
【ユニットセッション率が少ない(減っている)】
画像や商品説明、商品紹介コンテンツを見直す
また、商品を決めても肝心の在庫が切れていては話になりませんので、FBAに納品せず中国で一時的に商品を保管してもらう「日中保管サービス」などを活用し、在庫を切らさないようにしましょう。
在庫切れには注意が必要ですが、過剰に納品されないように調整してください。
在庫が危うくなってから発注するのはおすすめしません。
中国側の混み具合もありますが、それよりもFBAの混み具合により納品が大幅に遅延することもある、ということも念頭に商品を手配しなければなりません。
例年、Amazonの倉庫は大量の納品で作業がひっ迫し、納品制限がかかっています。
また、タイムセールに出品可能な商品があっても、手数料もありますので全てを出品することはできません。
タイムセールの基準やビジネスレポートから、伸ばせそうな商品なのか、これから伸ばしていきたい商品なのかを判断して、ブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセールで取りこぼしの無いように商品ページを作りこんでおきましょう。
もう一度言います。
今年のブラックフライデーとサイバーマンデーのタイムセールはまたとない大きなチャンスです!
まずは「商品ページを見直す」「在庫を積む」を徹底しましょう。
投稿者プロフィール
- 梅田 潤
- 合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)
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