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儲かる商品を探すためには「連想ゲーム」が意外と役に立つ!

中国輸入ビジネスに取り組んでいれば、日々儲かる商品を探していると思います。

そのためにAmazonや楽天のランキングを見たりツールで調べたり、さまざまな方法で何とかいい商品に巡り合えないか頑張っているわけです。

その方法のひとつとして今回は「連想ゲーム」が意外に役立つことをお伝えします。

簡単に連想ゲームについて説明すると、ある言葉や事象に対してそれに関連するものや、そこから想起されるものを次々にあげていくゲームです。
たとえば、バナナ⇒黄色⇒信号⇒車⇒ガソリン⇒燃える⇒焚き火⇒熱い⇒暖炉…という感じです。

昔からある「マジカルバナナ」ですね。

何気ない瞬間の連想ゲームで儲かる商品を探す

思考がいろいろつながっているイラスト

この連想ゲームを使って儲かる商品を探すのですが、急に「さあ今から連想するぞ!」ということをやってほしいわけではありません。

もちろん、そうやって考えるのがダメというわけではないのですが、今回は普段の何気ない瞬間に連想ゲームを使っていこうというものです。

歩いている時や電車に乗っている時、テレビを見ている時、ネットを見ている時などさまざまな場面で私たちは「たくさんの情報」に触れます。

それを、「あぁ、そうなんだ~」と流し見してしまうのか、それをビジネスにつなげていくのかでは、長い時間の中で雲泥の差が出てきます。

なんとなく道を歩いていて「あ、これなんだろう?」と気になるものがあれば、そこから連想ゲームを始められますよね。

まさに「チリツモ」です。
日常からしっかり意識をしていきましょう。

ニュース記事や情報はボケーっと見るな

足を机の上に乗せてスマホを見ている人

日々の情報の中から商品のアイディアにつなげる方法は、過去にもこのコラムでお伝えしたことがありますが、そのとき書いたのは直接的な方法でした。
具体的には、見たことがないものをその場ですぐに調べる習慣と行動についてです。

今回はさらにそれを発展させます。
一見、そのこと自体は中国輸入ビジネスとは関係がないような情報に見えたとしても、そこから「連想ゲーム」を使ってビジネスにつなげていく方法です。

「偽物のファミコンカセット」ニュースからの連想

「連想ゲーム」を使って日々接する情報をビジネスに繋げようとすることで、情報をとるためのアンテナを常に張っている状態になりますし、取ってきた情報をビジネスにつなげて売上を増やす儲かる情報に自分で変換させていくことができるようになります。

そういった中で、今回私が気になった情報がこちらです。

「偽物のファミコンカセット」が転売市場で横行。実際に分解して調べてみた(Yahoo!ニュース)

この記事の内容自体は、「ファミコンカセットの偽物が転売市場でたくさん出回っている、カセット自体は非常に精巧だけれども中のROMが全然違うので気を付けよう」という感じの内容です。

これ自体は中国輸入には直接関係しないのでが、この記事をみて「ふーん、そーなんだー」とみるか「ファミコン(ゲーム)はいまだに人気があるのか…」と考えを発展させていくのかが分かれ道なのです。

このコラムを読んでいる人にはぜひ後者であってほしいと思います。

ビジネスのアイディアはアンテナを張っておくことで出会うもの

なぜならビジネスのアイディアは探せば見つかるものではなく、常にアンテナを張っておくことで出会うものだからです。

恋愛の出会いも同じようなモノだと思いませんか?
恋人が欲しいと探し回ってもなかなかできなかったとしても、ひょんな出会いからチャンスが訪れてあっという間に見つかる場合がありますよね。

この場合も常に出会いへのアンテナを張っていたおかげでチャンスを見逃すことなく成功に結びつけています。
そういう感覚に似ています。

ですから、ゲームの転売の記事を見た時には、このニュースがどうやったらビジネスにつながるのかを常日頃からパッと考えられるように訓練しておかなければなりません。

儲かる商品を探す「連想ゲーム」のやり方と効果

一石二鳥

さきほどのファミコンカセットを例に、儲かる商品を探す「連想ゲーム」をしてみましょう。

上の階層をイメージしていく

まず、このニュースはファミコンカセットの偽物がたくさん出回っているという話なのですが、これを「ファミコンのカセットの話」としてしまうと、そこからビジネスの話に広げていくことが難しくなります。

ですので、もう少し広い範囲に拡大解釈して考えます。

AmazonなどのECモールで考えると、「ファミコンのカセット」は末端のカテゴリになるので、ビジネスとして考える時はその上の階層のことを考えるようにするのです。
そうなると、「ファミコンのカセット」の上の階層はおそらく「ソフト」ですね。

そして「ソフト」の上のカテゴリは「ハード」でその上がおそらく「テレビゲーム」となるでしょう。

これより上のカテゴリとなると「ゲーム」まで広がってしまうので、「ファミコンのカセット」から大きく離れすぎてしまい、かえって視点がぼやけて何を見ていいかわからなくなります。

この場合は「ハード」もしくは「テレビゲーム」あたりで考えるのがよさそうです。

ここからビジネスにつながるものを連想していきます。

たとえば「ハード」の場合、「中国輸入という物販をやっている自分たちが“ゲームのハード”に関することで手配できる商品にはどんなものがあるだろう?」と考えます。

ちょっと考えてみると、ハードを冷却するファン、本体を固定するスタンド、そのハードのコントローラーのカバーなどがぱっと浮かんできました。
あとは、具体的にこういった商品が売れているのか、他にも関連する商品がないのかということをAmazon等で実際にチェックしていく流れになります。

連想ゲームを枝分かれさせる

また、もう一つの道として、テレビゲームから連想ゲームを枝分かれさせていくことで「パソコンゲーム」「オンラインゲーム」「スマホゲーム」と類似カテゴリに考えを拡げていくことができます。

そこからまた、それぞれで使うものや必要なものを考えていくとさらにチャンスが広がります。

たとえば、パソコンでゲームをするなら専用のキーボードやマウスがあります。
「ゲーミング〇〇」というやつです。

こうやって、たまたまみた記事からビジネスチャンスをどんどん広げていけるようになりますが、これは一朝一夕ではできませんので、いつもこうやって頭の中で連想ゲームをおこなってください

「オリジナル商品のアイディア」を貯めよう

また、この方法の大事なことは、儲かる商品をピンポイントに見つけることではありません
目的はビジネスチャンスを広げることなのです。

ビジネスが行き詰る原因としていつもの範囲から抜け出せなくなることがあります。
つまり、思考停止に陥ってしまい新しい発想ができなくなってしまうのです。

そこから慌てて探しても見つかりませんので、今のうちからやっておきましょう、ということです。

こうやっていろいろな情報をきっかけに連想ゲームでチャンスを広げることで、結果的にいろいろなカテゴリの商品を見ていくことになります。

実は、それもとても大事なことでこの作業を繰り返すことで単純にいい商品が見つかる他に「オリジナル商品のアイディア」がどんどん貯まっていきます

オリジナル商品を作っていくためには差別化が必要であることはよく言われています。

しかし、その差別化ポイントは他のカテゴリの商品がヒントになっていることも多くありますし、同じ商品であっても他のカテゴリでも使える用途があれば、カテゴリを変更するだけで新商品になります。

たとえば、アウトドア用のレザーグローブという熱いものを持ったりしても大丈夫な革製の手袋がありますが、それとほぼ同じものがペットカテゴリでけがの防止用として出品されてかなり売れています。

こういうことも、他のカテゴリのことを見て、いつもビジネスチャンスを探しているからできたことと思います。

まとめ:日々の連想ゲームでビジネスチャンスをつかもう

メガネをかけたスーツ姿の女性

いかがでしたでしょうか。
「連想ゲーム」は日々の情報との接し方を少し変えるだけなので、すぐにでも取り入れることができると思います。

ビジネスのヒントは日常に隠れています。
最初はうまく連想できないこともあるかもしれませんが、頭の体操と思ってやってみてください。

目的はビジネスチャンスを広げることです。
ぜひ、ご自身のビジネスに関連した連想をすることを習慣にしましょう。

ちなみに、「連想ゲーム」が有効なのは、すでに売れる商品を持っている場合です。
すでに売れる商品があるということは、ビジネスの土台があるということなので、そこからのビジネスチャンスを増やしていくための方法として、「連想ゲーム」が有効です。

まだ売れる商品が見つかっていない場合には、「売れる商品を見つける方法」を先にしっかりと身に着けてしまうのがおすすめです。

CiLEL(シーレル)では、中国輸入ビジネスでの「売れる商品の探し方」を徹底解説する”超”実践型商品リサーチ講座「manable(マナベル)」を毎月開講しています。

10年以上のキャリアを持つプロセラーが個別サポートをしておりますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。



投稿者プロフィール

梅田 潤
梅田 潤
合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)

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