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「キャッシュレス・消費者還元事業」を使って売上を上げる方法


先日Amazonから『「キャッシュレス・消費者還元事業」ポイントの設定について』というメールが配信されているのをご存知ですか。

Amazonからは時々このようなマーケティング施策や販売方法についてのアドバイスのようなメールが送られてきます。おそらく全ユーザーに向けて送信されていますので必ずしも自分に有効なものばかりではありませんが、時に関係するものもありますのでできるだけチェックするようにしましょう。

ちなみにあなたは「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録していますか?

中国輸入ビジネスはAmazonで販売している方々が多いと思いますのでほとんどの方が登録されていると思いますが、「キャッシュレス・消費者還元事業」はクレジットカードやPaypayなど現金を使わずに決済した際にお金が5%(または2%)還元される制度のことです。

この「キャッシュレス・消費者還元事業」で還元された分をAmazonのポイントの設定に使いましょうというのが、今回送られてきたメールの内容です。

●「キャッシュレス・消費者還元事業」の還元分を100%活かす


「キャッシュレス・消費者還元事業」で還元された分を同ビジネスに活かすのが最も良いのでしょうか。

その方法はいくつかありますが、還元された分をそのまま口座に入れるとそれは利益が改善されるということになります。もちろん、それも大きなことなので悪くはありません。

しかし、「ビジネス」の視点で考えると戻ってきた資金をそのままにしておくのは少しもったいない気がしませんか。今回、Amazonからも売上を上げる為の情報提供がされているように還元された資金を効果的に使って、さらに大きな売り上げや利益をとれる方法を考えてみましょう。

例えば、その一つがAmazonから情報提供された還元された分でポイントの設定をする方法です。

これで、他の商品と比較検討されている自社の商品があった場合、ポイント分で自社が選ばれるようになるかもしれません。また、ポイントであれば小規模の売上の店舗でも金額が小さくて済むので多くの出品者が対応しやすいということもあります。Amazon的には国が還元してくれた5%をまたAmazonで使ってもらうとAmazonの売上があがるのでその事も関係しているのでしょう。

「キャッシュレス・消費者還元事業」で還元された分を最も簡単に手軽に売り上げに繋げる方法はAmazonから情報提供されているポイントの設定かもしれません。

●ポイント設定だけで良いのか?

「キャッシュレス・消費者還元事業」で還元された分はAmazonから情報提供されたようにポイント設定で良いでしょうか。

人によってはそれが良いのかもしれませんが事業の状況もそれぞれ違います。
ですので一律にポイントで還元すれば良いとは言えません。

金額の大小はあってもお金が返ってきている訳ですから使い方には色々と方法があるはずです。

例えば自分が取り扱っている商品と競合する商品Bがあってお客様からすると、あなたが出品している商品Aと比較検討されている可能性がある場合は、価格やサービス以外にポイントを付与して差別化して自分の商品が選ばれるようにします。

またはまだまだ自分の商品の露出が足りないと感じている場合は、露出を増やすために広告費に還元された資金をまわすことも一案です。他にも今後の企画や出品する新商品開発や単純に仕入れ資金に回すのももちろんOKです。

つまり、「機械的にAmazonの言うとおりにポイント設定せずにまず、自分に今足りていないところを把握してそこ使う」ことが一番有効な使い方になります。

●【番外】ビジネス以外に使う

「キャッシュレス・消費者還元事業」で還元されたお金はいわば消費税が増税された今回だけの特別なものです。

「キャッシュレス・消費者還元事業」は例年にないものですので、資金が返ってきたからビジネスに使うという考えはすごく当然の事なのですが、一方で「無かったものが返ってきた」と考えると一種の臨時ボーナス的なものなので、返ってきた資金は全く違った使い方をするという考えもあります。

例えば、返ってきたお金で自分や家族やパートナーの欲しいものを買ったり、家族やパートナーや日ごろからお世話になっている人においしいものをごちそうしたり、身内(社内)に何か買ってあげたり(社員)旅行の費用の足しにする等、直接的な利益にはなりませんが「それぞれのモチベーションがあがること」に使う方法です。

これからもビジネスを継続していくためにあえてビジネス以外の使い方をすることで、家族やパートナーや社員など関係している人たちに還元するのことも十分考えられます。

むしろ一番効果があるかもしれません。

還元された資金で得られる利益はそう多くないと思いますが、
関係する人のモチベーションを上げることはまさに「プライスレス」です。

 

投稿者プロフィール

梅田 潤
梅田 潤
合同会社梅田事務所代表。1977年生まれ。大阪府出身。副業で中国輸入ビジネスを始め2014年に株式会社オークファンを退社し独立。現在も現役プレーヤーでAmazonの他、国内・海外クラウドファンディングにも取り組みながら、家族との時間を大切にする自分らしく自由な暮らしをしている。最新の著書に『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』(翔泳社)

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