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01.複数の代行を使い経費削減しようとした男の末路

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01.複数の代行を使い経費削減しようとした男の末路


中国輸入ビジネスをやっていくには「代行業者」の存在は欠かせません。
しかし、現在たくさんの代行業者が存在し、代行業者の選択に迷う人も多くいます。そしてやっと選んだ代行業者に不満を感じながら、慣れや乗り換えのリスクを考えてしまい踏み切れない人もいます。では、乗り換えは本当にリスクなのでしょうか。実際に乗り換えを経験したある会社に、なぜ乗り換えを考えたのか、実際にやってみてどうだったのかを聞くことができました。

その会社とは「合同会社梅田事務所」の梅田潤代表です。実は梅田さんは中国輸入を始めて以来、ずっとシーレルを使ってきましたが、そんなひとがなぜ乗り換えを考えたのかが気になります。

シーレルの対応には何の不満も無かった


「合同会社梅田事務所」の代表の梅田潤です。
ここからは私が乗り換えなどの経験をお伝えしていきます。さて、一般的にサービスの乗り換えを検討する場合によく聞かれるのが、問合わせやトラブルが起きた時の「対応の悪さ」があります。私がシーレルから乗り換えを検討したのもそういった事ではありません。シーレルの対応は親切・丁寧でさすがと言う感じで何の不満もありませんでした。

では、原因が何だったのかというとそれは「料金」です。具体的には国際送料と代行手数料です。現在は値下げもされており他社と遜色ないレベルですが、当時は他社最安値の1.3から1.5倍くらいの料金設定でした。また、手数料も他社では無料がある中で10%を超えていたので、それをネックに感じていました。

輸入ビジネスをする者にとって物流費用の削減はダイレクトに利益に関わるので、できるだけ物流費用を下げたい気持があるのは分かって頂けると思います。しかし、対応は確かに良いので、取扱商品の全部を他社に切り替えるにはリスクが大きいと感じていたことから、簡単な商品、いわゆる単純転売の商品を他社に切り替えて経費削減を狙いました。ですが、シーレルも初期はエクセルでの発注でしたが、あまりにも面倒に感じたことがトラウマになっていたので、一応、ウェブ発注ができるという触れ込みのところに切り替えたい、さらにFBA直送もできることも重要でした。

サービスの内容的にはシーレルと同じことができるところを求めていました。そこで、対応はそこそこで安いと聞いていたX社に一部を乗り換えることにして、シーレルと合わせて2社体制にしました。目標は物流費用の1割削減、あわよくば2割を狙うというものでした。

乗り換えてみたらこうなった

発注する商品は新規に出品するモノではなく、リピートの商品です。仕入先もあってクオリティも分かっているところです。できるだけリスクヘッジをするため、商品に関するやり取りを無くすためでした。

いよいよ発注ですが…いきなりトラブル発生です。Web発注のレイアウトがぐちゃぐちゃで記入に時間がかかり、更新するとリストが見られなくなる、など「Web発注システムがあります!」とは言えない代物でした。しかしこの時は一時のバグだろうと継続しなんとか発注にこぎつけました。ところが、発注後うんともすんとも連絡がありませんでした。商品が手配できたかも不明で不安と焦りと若干の苛立ちが募っていました。

実はシステム上は更新され手配状況がわかっていましたが連絡がなかったのでわからないままだったのです。これも、慣れの問題だろうと我慢しそれからは定期的にチェックで確認することにしました。かえって作業が増えてしまっています。また、なかなか商品の手配が完了しないので催促したり確認したりをしてやっとFBAへの納品を指示する段階にきましたが、指示の仕方が全然違います。当然だけど面倒でしたが経費のためとめんどくささを感じつつ取引を続けました。しばらくはX社と取引を続けた結果、1割弱の削減には成功しました。結果が一応出ていたので、作業の煩雑さに辟易しながらも安くなることを優先し続けました。

決定的な事件が発生

そして何とか作業に慣れ始めた頃に決定的な事件が発生しました。納品したある商品がお客様からサイズ違いで返品されてきました。そんなはずはないと返品された商品を手元に取り寄せて確認すると、なんと発注したものと全然違うサイズが納品されていました。代行でもサイズくらいの確認はするばずなので、代行に確認しました。返答は「注文されたサイズの商品が欠品したが、中国のショップがそれを送ってきたのでそのまま納品した。」とのこと。もはや意味が分かりません。いったん、在庫を全部返送して確認したところ全てが注文とは違うサイズでした。もちろんサイズが違うのそのページでは販売できないのでわざわざ新たにページ作成し処分しました。

その結果、無駄な費用と手間がかかり散々な目にあいましたが、結局その商品の分代金は、「商品は納品したから」という理由で補填されず泣き寝入り状態になりました。こんなことはシーレルでは一度もなかったことです。(普通起きないかも)結局、削減した経費がこれでチャラになりました。その後、私はX社に依頼するのを止めました。それは、今回のトラブルだけではありません。やはり発注や連絡のやり方も違う、仕組みも違うと覚えるのも大変ですし、作業が二重になって煩雑になるとで返って余計な作業が増えたことにトラブルの追い討ちで心が折れた、というのが原因です。

しかし、不幸中の幸いだったのが、リスクヘッジの手段として取扱商品の全部を乗り換えなかったことです。そのためにX社への依頼を止めてもまたすぐに元に戻すことができました。

この乗り換えでわかったこと

この乗り換えでわかったことは、より良い代行を求め変えることは悪くないと思いますが、単純に目先の費用だけじゃなく、対応力や正確性、誠実さなどで選ぶべきで、それが合わないとそれらは全て「コスト」として自分に跳ね返ってくる、ということです。その乗り換えが本当に必要なのか、“今”しなければならないのか、乗り換えた場合のリスクはどうなのか、ということを慎重に慎重を重ねて検討しなければいけないと思います。もう乗り換えることは無いかもしれませんが、仮に乗り換えるとしたら、乗り換えしようとしている人に対しての専属サポートが初期段階では特にあって欲しいと思います。

例えばサービス乗り換えの事前準備の段階からサポートをしてくれると、特に現在進行形でビジネスを進めている人はもちろん、その規模が大きくなればなるほど有効だと思います。こんな感じでスムーズに乗り換えが完了しビジネスが滞りなく継続できるようにサポートしてくるかどうかが料金以上にポイントになってくると感じました。もし、こういったサービスがあればこんかいのような事にならなかったと思います。

最後に

今回、実際に乗り換えの経験をされた梅田代表に生の声を聞くことができました。ちょっと特殊なケースだったかもしれませんが、トラブルの発生はもちろんですが、何よりもビジネスを停滞させてしまうことが最も困るポイントというのがわかりました。輸入代行サービスを提供しているシーレルとしても、既存のお客様はもちろんのこと、これから新たにご利用頂けるお客様にもいかにスムーズにサービスを導入頂き、ビジネスを円滑に進めて頂けるようにしなければいけないと改めて肝に銘じました。

最後になりましたが、貴重な経験をお話し頂きました、合同会社梅田事務所の梅田代表にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

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