「Temu(テム)」や「SHEIN(シーイン)」、最近よく見かけますよね。驚くほどの安さで商品が手に入るため、「これを仕入れてメルカリやAmazonで売れば、簡単に利益が出るのでは?」と考える方は非常に多いです。
しかし、結論から申し上げますと、TemuやSHEINからの仕入れ(転売)は、ビジネスとして長く続けるにはリスクが高いです。
「えっ、安く買って高く売るのが商売じゃないの?」 そう思ったあなたも、大丈夫です。この記事では、なぜTemu転売が危険なのか、そしてプロの中国輸入セラーはどこから仕入れているのかを、専門用語を使わずにわかりやすく解説します。
これまで6,000社以上の輸入ビジネスを支援してきた私たちCiLEL(シーレル)のノウハウをもとに、失敗しない「本当の中国輸入」をお伝えいたします。

目次
Toggleなぜ「Temu・SHEIN転売」は危険なのか?
初心者が陥りやすい罠は、大きく分けて3つあります。
1. 画像の著作権侵害でアカウント停止
TemuやSHEINに掲載されている商品画像は、そのプラットフォームや出店者に権利があります。これを勝手に保存して、メルカリやAmazonの商品ページに使うことは著作権侵害にあたります。 プラットフォーム側から警告を受けたり、最悪の場合、販売アカウントが永久停止(垢バン)になったりするリスクがあります。
2. 「商用輸入」と「個人輸入」の壁
ここが一番の落とし穴です。 自分で使うために海外から買う場合は「個人輸入」扱いとなり、関税が安くなったり免除されたりします。しかし、転売目的の場合は「商用輸入」として、正しい手続きと納税が必要です。 Temuなどは基本的に「個人利用」を想定したサイトです。そこから仕入れて販売すると、知らず知らずのうちに脱税行為になってしまう可能性があります。
3. 価格競争に勝てない
Temuは「工場から消費者へ直接届ける」ことで安さを実現しています。つまり、あなたは世界最安クラスの小売店と勝負することになります。 一般消費者がTemuで直接買える値段より高く売ろうとしても、なかなか売れませんし、利益もごくわずかしか残りません。
プロはここを見る!「1688.com(アリババ)」という選択肢
では、安定して利益を出しているセラーはどこから仕入れているのでしょうか? 答えは、中国国内向けの卸売(おろしうり)サイト、「1688.com(アリババ)」です。
小売店ではなく「卸(おろし)」から買う
- Temu/SHEIN: 小売店(スーパーマーケットのようなもの)
- 1688.com: 卸売市場・工場(農家やメーカー直販のようなもの)
スーパーで買った野菜を、隣の道端で高く売ろうとしても難しいですよね?でも、農家から直接大量に安く仕入れれば、利益を乗せてスーパーと同じ価格で売ることができます。 中国輸入ビジネスの基本は、この「卸サイト(B2Bサイト)」からの仕入れにあります。
原価が圧倒的に違う
1688.comは、業者間の取引がメインのため、価格がTemuなどの数分の一であることも珍しくありません。実際、同じ商品でも仕入れ先によって価格は大きく変わります。
例えば、T-シャツや日用品でも同様の傾向があります。TemuやSHEINではT-シャツが1枚1,200〜1,500円前後で販売されているのに対し、1688.comなら50枚ロットで1枚280〜380円程度となることが一般的です。同様に、ワイヤレスマウスではTemu等で1,000〜1,300円前後なのに対し、1688.comでは50〜100個ロットで1個約320〜470円程度で仕入れられます。
このように、原価が数分の一になることで、販売価格を市場に合わせながらも、安定した利益を確保できるのです。この「原価の安さ」こそが、ビジネスとしての利益を生み出す源泉です。
※1688.comは円で表示されますが、実際は人民元での取引になります
※25年12月時点での為替では1元21-22円で推移

ライバルと差をつける「差別化」の第一歩
「でも、中国製品って不良品が多そう…」「みんな同じ商品を売るんじゃないの?」 そんな不安がある方こそ、知っておくべき戦略があります。
1. 「タオバオ」や「1688」の画像を使わない
そのまま転載せず、自分で実物をスマホで撮影したり、加工したりするだけで、見栄えが大きく変わります。「手元に在庫がある安心感」が伝わり、購入率がアップします。
2. 日本品質水準での「検品」
中国の工場から届く商品は、糸のほつれや箱の潰れがあることが多々あります。 これをそのままお客様に送るとクレームになりますが、「しっかり検品してから送る」という工程を挟むだけで、ショップの信頼度は格段に上がります。これが最大の差別化になります。
3. セット販売やタグ付け(簡易OEM)
最初からオリジナル商品を開発するのは大変です。 まずは、「スマホケースと保護フィルムをセットにする」や「商品に自作の日本語説明書やサンキューカードを添える」といった工夫から始めましょう。これなら初心者でもすぐに実践できます。
※専門用語メモ
- OEM(オーイーエム): メーカーに依頼して自社ブランド製品を作ること。
- B2B(ビートゥービー):Business to Businessの意味で企業対企業の取引のこと。
CiLEL(シーレル)なら、知識ゼロでも安心な理由
「1688.comが良いのはわかったけど、サイトは中国語だし、支払いも難しそう…」 「検品なんて自分ひとりではできない…」
そう思った方のために、私たちCiLEL(シーレル)が存在します。
CiLELは、あなたが「日本語で」「Amazonや楽天で買い物をする感覚で」中国輸入ビジネスを行えるようにサポートする代行サービスです。
CiLELを選ぶ3つのメリット
1.システム上で簡単発注・日本語対応
中国語のやり取りは一切不要。CiLELのシステムに欲しい商品のURLを貼り付けるだけで、見積もりから発注まで完了します。困ったときは、専任の日本人スタッフや、日本語が堪能な中国人スタッフがチャットや電話でサポートします。
2.プロによる「検品」品質
CiLELは検品品質に徹底的にこだわっています。「不良品をお客様に届けない」という当たり前のことを、プロの目で行います。これにより、あなたのショップの評価を守ります。
3.中国仕入れ特有の“壁”をすべて解消
中国輸入では、以下のようなハードルがよく問題になります。
・1688.comは中国国内向けサイトのため、基本的に海外(日本)への直接発送に対応していない
・支払いに中国の銀行口座やAlipayが必要で、日本のクレジットカードが使えないケースが多い
CiLELを利用すれば、これらの面倒で分かりづらい部分をすべて代行することができます。
まとめ:安全なルートで、息の長いビジネスを
TemuやSHEINからの転売は、手軽に見えて実は「いばらの道」です。 ビジネスとして安定した収益を目指すなら、「1688.comなどの卸サイトから仕入れ」「しっかり検品し」「適正な手続きで輸入する」という王道ルートが最短の近道です。
「難しそう」と感じたその壁を取り除くのが、私たちCiLELの役目です。 まずは、どんな商品が仕入れられるのか、CiLELの無料会員登録をしてシステムを覗いてみませんか?
中国輸入ビジネスの第一歩を、私たちが全力でサポートいたします。
投稿者プロフィール
- 山内 梨奈CiLEL マーケティング
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入社6年目、年下の社員も増えてきましたが、気持ちは永遠の若手です。
中国輸入初心者でも分かりやすいブログを執筆します!
趣味:推し活、プロ野球観戦、旅行
