CiLEL

ひとりひとりができること!~QC研修に参加しました~

こんにちは!
CiLELです。

突然ですが、「QC」というものをご存知でしょうか?

ものづくり関係の企業にお勤めの方ですと、馴染みがあるかもしれませんね。

QCとはQuality Controlの略称。
つまり品質管理のことです。

CiLELは、工場を動かしてものづくりをしているわけではありませんが、中国事務所で商品の検品作業等を行いますので、品質管理は必須です。

現場ではPDCAサイクルを意識した改善活動をすでに行っておりますが、さらに品質管理を強化するべく、QCを学ぶ研修に参加してきました!

今回は研修レポートも兼ねて、
・QCとはいったい何なのか
・CiLELでどう活かすのか
についてお届けしたいと思います。

QCの基礎キホン

QCとは、先ほどご紹介したとおり「品質管理」のこと。

そして品質管理とは
1. お客様が望んでいる
2. 商品やサービスを
3. 効率よく作り出すこと
だと定義されています。

ポイントは「お客様が望んでいる」というところです。

これは企業のブランディングやマーケティングとも関わってくる視点でもありますが、例えば、ただ移動手段のために車を購入しようと思っている人に、高級外車はいらないですよね。

お客様の”目的”と”条件”に合っていれば、それがお客様の満足度につながります。

不良品や粗悪品はそもそもNGですが、クオリティをどこまで引き上げればお客様の満足度を上げることができるのか。

それをしっかりと分析、決定して、そのゴールに向かって改善を重ねていくのがQCです。

どうやって品質を上げるの?

QC活動を進めていくためには、さまざまな手法があります。
今回の研修で実践したのは、パレート図と特性要因図を用いた分析。

パレートの法則は「80:20の法則」とも言われ、ありとあらゆるところで引用されているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

たとえば、「世の中の資産の8割は2割の富豪が持っている」みたいなアレです。
会社でいうと、「できる2割の社員が8割の仕事をしている」みたいなアレです。

特性要因図とは、矢印が魚の骨のようにいっぱい書いてある図のこと。

ふせんを使った問題解決ワークとして、どこかで取り組んだことのある方もいらっしゃるかもしれないですね。

こういった手法を用いて、問題の原因がどこにあるのか、それを解決するにはどのようにアプローチをしていけば良いかを検証していきます。

(ちなみに研修では、若年層を対象とした交通事故原因の約4割が前方不注視だという事実をパレート図を用いてあぶり出し、「若年層の前方不注視による事故が多い要因は何か」を特性要因図を使って分析するワークを行いました。)

これがQCの本質だ!

QCは、主に3~7人程度の少人数で、サークル活動として継続的に行われていきます。

この「QCサークル活動」の基本は
1. 第一線で働く人々が
2. 継続的に製品・サービス・仕事の
3. 質の管理および改善を行う
ということ。

現場のスタッフが一丸となって、自主的に活動を行っていくことに意味があります。

「上司に言われたから…」とか「みんながやってるから…」では効果が出ないのがQCです。

当たり前のことですが、自分が今取り組んでいる仕事に対して、”自分事”として責任を持っているかどうか。
ここが重要です。

QC活動は、品質管理を通してスタッフの人間性を尊重していきます。

スタッフの人間性が尊重されることで、スタッフ全員が当たり前のように、ひとつひとつの仕事に対して責任を持っていくことが、品質向上への一番の近道です。

CiLELではどう活かす!?

では、それをCiLELではどう活かすのか??
せっかく研修を受けたのに、実践できなければ意味がありませんからね!

私たちがまず取り入れるべきは、「スタッフひとりひとりが品質管理を意識できる組織(コミュニティ)づくり」だと思っています。

ゴール(よりよい品質)に向かって、スタッフのひとりひとりが自分の仕事に責任を持ち、自発的に周りを巻き込みながら、スタッフみんなで走っていく。

そんな風に仕事をしていきたいと、今回の研修に参加して思いました。

ふせんを使った、問題の要因をあぶり出すワークは、チーム内でコミュニケーションを図るにもすごく有効なので、さっそくミーティングで導入してみる予定です。

いちスタッフとしても、「やれることがたくさんある!」と思えた今回の研修。
しっかりと業務に活かしていきたいと思います!

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