最近、「メルカリ転売」という言葉を良く聞くようになりました。

本記事を読んでくださっているあなたも、「メルカリ転売」を始めたところでしょうか？
それとも、これから「メルカリ転売」を始めようと考えているところでしょうか？

最近では、副業を始める方も多く、事業としてメルカリ転売を考えている人が増えています。

しかし、期待の反面で、下記のような心配や疑問を持っている人も少なくないのではないでしょうか。

「失敗したらどうしよう…」
「資産を失うリスクも高そう…」
「違法になってしまう可能性はないのか？」
「どうやったら稼げるのか？」
「そもそも何を売るのがいいのか？」

本記事は、そのような方々に対して、「メルカリ転売はこれをやれば稼げる！」という内容を伝えるものです。メルカリ転売の概要や始め方から、成功のポイントや事例まで余す所なくお伝えします。

成功のポイントは、ずばり売れる商品のリサーチと仕入れコストの削減です！
是非、メルカリ転売にチャレンジしてみてください。

メルカリ転売とは？

メルカリでできる転売・販売方法

メルカリとは、日本で人気の「フリマアプリ」です。アプリ上に「フリーマーケット」を再現し、誰でも手軽に商品を売買できるようにしているスマホアプリです。出品や購入、発送などについてきめ細かい工夫がなされ、できるだけ気軽に使えるようなアプリになっており、日本ではここ数年で人気が急上昇しています。

個人が不要なものを売るのが一般的ですが、最近では、メルカリにて転売ビジネスを展開している人も増えています。ここで言う「転売」とは、店舗やネットで仕入れた商品を別のプラットフォームで再販売することです。「転売」という言葉で語られていますが、安く商品を仕入れて、高く売る、という基本的な商売の考え方に基づくビジネスです。

そんな転売をメルカリで行うには、大きく分けて、「国内で仕入れる方法」と「輸入して仕入れる方法」の2通りがあります。

国内仕入れでメルカリ転売

転売において、国内のリサイクルショップやオークションサイト、アウトレットなどで安く仕入れた商品をメルカリで売る方法です。国内での仕入れは、商品の品質が確認しやすく、トラブルが少ないというメリットがあります。一方で、ハードルも低く、なかなか継続的に利益を出す商品を見つけることは難しいことがあります。

輸入仕入れでメルカリ転売

こちらは、海外のECや店舗から商品を仕入れてメルカリで販売する方法です。特に、中国では商品価格が安かったりするため、利益を上げやすいとされ、多くの方が取り組んできました。ただし、「輸入」そのものにハードルがあるでしょう。また、関税や送料がかかるため、コスト管理も重要となります。

メルカリ転売は違法行為にならない？

ところで、メルカリ転売と聞くと、違法行為ではないかという疑問を持つ人が少なくありません。しかし、前述した通り、転売自体は商売の基本ですし、当然「メルカリ転売自体」は合法です。

ただし、特殊なケースでは違法行為となる可能性があります。

たとえば、偽ブランド品の販売や、著作権侵害商品を取り扱うことは法的に問題があるでしょう。

また、メーカーや販売者の許可なく、大量に商品を転売することも商標権や契約違反になる場合があります。

さらに、転売の過程で、消費者に対して虚偽の説明を行うと、詐欺罪に問われるリスクもあります。したがって、法令やプラットフォームの規約を遵守することが重要となります。

次のセクションでは、メルカリの規約での違反行為を記載しますので、知っておきましょう。

メルカリ転売で違法・規約違反になるケース

要注意！ メルカリでの無在庫販売は禁止されている

「無在庫販売」とは、在庫を持たずに注文を受け、後から仕入れる販売手法です。

メルカリでは無在庫販売が禁止されており、発覚するとアカウント停止や削除の措置が取られることがあります。

こちらは、購入者が商品を受け取れないリスクがあるためです。また、販売者にとっても仕入れが間に合わない場合、信頼性の低下やトラブルの原因になるため、プラットフォームとして禁止されています。メルカリ転売において、特に注意して守るべきポイントとなります。

偽物の商品を転売した

偽ブランド品や著作権を侵害する商品を販売することは、法律で禁じられており、罰金や刑罰の対象となることがあります。

当然ですが、メルカリもこれらの商品を厳しく規制しており、出品が発覚するとアカウントが永久停止される可能性があります。

ブランド品を取り扱う際は、必ず正規品であることを確認し、証明書類などを揃えることが必要です。

メルカリの規約に反して出品した

メルカリには、出品を禁止している商品や行為が明確に定められています。

例えば、「医薬品」や「武器」、「成人向けコンテンツ」、「動物」などの出品は禁止されています。

さらに、行為としては、複数のアカウントを使って商品を出品する行為も規約違反です。

これらの規約に違反すると、アカウント停止や削除の措置が取られ、再度メルカリを利用することができなくなる可能性があります。

以上、メルカリ転売で違法・規約違反になるケースを紹介しました。あくまで一例ですので、必ずメルカリの規約を確認し、自分が扱おうとしている商品が規約や法律に触れないかどうか、ご自身で確認してください。

メルカリ転売のはじめかた

メルカリのアカウントをつくろう

それでは、早速メルカリ転売を始めてみましょう。基本的な流れを共有していきます。

まず、メルカリ転売を始めるには、まずメルカリのアカウントを作成します。

スマートフォンアプリをダウンロードし、メールアドレスやSNSアカウントで簡単に登録できます。

アカウント作成後、プロフィールを充実させ、信頼性を高めるために自己紹介や取引のルールを明記しましょう。初めての取引では、評価を積むために自分の不要品を売ることから始めるのも効果的です。

何が売れるかリサーチしよう

続いて、リサーチです。

メルカリで成功するためには、何が売れるかを事前にリサーチすることが重要です。

メルカリ内の検索機能を使い、売れ筋商品や人気のカテゴリを調べましょう。

また、売れ行きの良い商品や価格帯を把握するために、同じ商品がどれくらいの価格で取引されているかを確認します。トレンドや季節による需要の変動も考慮し、常に最新の情報をキャッチすることが大切です。

仕入れてみよう

さて、いよいよ、リサーチ結果をもとに、実際に商品を仕入れます。

国内のリサイクルショップやオークションサイト、フリーマーケットで掘り出し物を探す方法があります。

海外からの仕入れには、中国のアリババやタオバオなどのサイトを利用すると良いでしょう。

仕入れの際は、商品の状態や価格をよく確認し、トラブルを避けるために信頼できる仕入れ先を選びましょう。少量から始めて、徐々に規模を拡大するのがおすすめです。

メルカリで売ろう

最後に、仕入れた商品をメルカリで販売します。

商品の写真は、できるだけ多くの角度から撮影し、詳細な説明を記載することで購入者の安心感を高めます。

適正な価格設定も重要で、他の出品者の価格を参考にしながら決定します。商品が売れたら、迅速に発送手続きを行い、購入者に対して丁寧な対応を心掛けることで、良い評価を獲得し、リピーターを増やすことができます。

メルカリ転売で失敗する人の特徴

始め方のイメージはついたでしょうか？ メルカリ転売を始めるからには儲けたい、失敗したくない、という考えは当然です。少しでも成功確率を上げるために、失敗してしまう人の特徴を共有します。反面教師として参考にしてください。

メルカリの特徴をよく理解していない

まず、メルカリ転売で失敗する人の多くは、メルカリの特徴やルールを十分に理解していません。

例えば、禁止されている無在庫販売を行ったり、偽ブランド品を取り扱ったりすると、アカウント停止のリスクがあります。

また、商品の出品方法や写真の撮り方、価格設定の仕方を誤ると、売れ行きが悪くなります。メルカリの利用規約やガイドラインをしっかりと読み込み、基本的な操作方法をマスターすることが大切です。

転売ビジネスについて認識が甘い

続いて、転売ビジネスそのものについての認識の甘さが問題です。

転売は、簡単に利益を上げられるように見えますが、実際には多くの努力とスキルが必要です。

リサーチ不足や市場のニーズを無視した商品選び、コスト管理の不備など、ビジネスとしての基本を怠ると失敗します。

仕入れ価格、送料、メルカリの手数料を考慮せずに価格設定を行うと、利益がほとんど残らないことがあります。

また、在庫管理や顧客対応の手間を軽視すると、信頼を失いビジネスが続かなくなります。

成功には計画的な運営と継続的な学びが不可欠です。

メルカリ転売、成功のポイントは「仕入れ」

転売ビジネスにおいて最重要なのは商品の仕入れ

それでは、成功のポイントはどのようなものになるでしょうか。

転売ビジネスで最も重要なのは、ズバリ「いかに安くて良い商品を仕入れるか」です。

仕入れ価格が高いと、販売価格に対して利益が少なくなります。

逆に、安価で高品質の商品を見つけられれば、大きな利益を上げることができます。

仕入れ先の開拓や市場のリサーチを徹底的に行い、需要のある商品を適正価格で仕入れることが成功の鍵です。また、複数の仕入れ先を持ち、リスク分散を図ることも重要です。

成功する仕入れとしての中国輸入のすすめ

そんな仕入れですが、中国からの輸入は、低価格で多種多様な商品を仕入れることができるため、転売ビジネスにおいて非常に有利となります。

アリババやタオバオなどの大手仕入れサイトを利用することで、豊富な選択肢から商品を選ぶことができます。特に、トレンド商品やニッチなアイテムを見つけるのに適しています。

仕入れの際は、商品の品質や信頼性を確認し、試しに少量から購入してみるのがおすすめです。成功するためには、現地の文化や市場の動向を理解することも重要です。

中国輸入代行サービスの活用メリット

一方で、中国からの仕入れは、言語や物流の壁があるため、初心者にはハードルが高いかもしれません。

そこで、成功のための味方になってくれるのが「中国輸入代行サービス」です。

中国輸入代行サービスは、商品の購入、検品、発送などを代行してくれるため、手間を省けます。

さらに、現地の市場に詳しいスタッフがサポートしてくれるので、トラブルのリスクを軽減できます。

手数料はかかりますが、信頼できる代行サービスを利用することで、スムーズに輸入ビジネスを始められます。

なお、おすすめの輸入代行サービスをまとめた記事がありますので、是非ご参考にしてください。

中国輸入代行のプロが解説！ 依頼のポイントと優良サービス10選

また、弊社にお問い合わせをいただくことで、転売ビジネスや中国からの仕入れのイロハまで、サポートさせていただくことが可能です。是非お気軽に、会員登録・お問い合わせをいただければと思います。

メルカリ転売で失敗！2つの事例

最後に失敗事例を共有します。是非ご参考にしてください。

失敗事例1：売れないものを仕入れちゃった！

メルカリでの転売を始めたAさんは、人気のあるトレンド商品を求めてリサーチを重ねた結果、キッチン用品の「便利グッズ」に注目しました。

特に、シリコン製の多機能キッチンツールセットを大量に仕入れることにしました。これらのグッズは以前、テレビやSNSで話題となり、多くの家庭で便利に使われていることから、需要が高いと予想しました。

しかし、Aさんが仕入れた後、同じような商品が市場に溢れるようになり、供給過多の状態に陥りました。

また、消費者の関心が次の新しいトレンド商品に移行したことで、シリコン製キッチンツールの需要が急速に減少しました。

さらに、類似商品が低価格で販売されるようになり、Aさんの設定した価格では競争力がなく、在庫が売れ残ってしまいました。このように需要がない商品を仕入れてしまうと、売れ残りの在庫を抱えるリスクがあります。

反省点としては、下記のような点が挙げられます。

・仕入れを決定する前に、商品の市場寿命や需要の変化を十分に調査していなかった。
・同じカテゴリーの商品がどれだけ出回っているか、競合の価格設定を確認しなかった。
・人気のピークを過ぎてから仕入れを行ったため、消費者の関心が他の商品に移ったことに気づかなかった。

このように、商品のトレンドは急速に変化するため、仕入れのタイミングや市場の動向を常にチェックすることが重要です。特に、メルカリのようなプラットフォームでは、すぐに供給過多になる可能性が高いため、リサーチを徹底し、トレンドの移り変わりに敏感になることが成功の鍵です。

失敗事例2：利益が残らなかった！

Bさんは、メルカリでの転売を始めた際に、流行のファッションアイテムとして「インスタ映えするカフェグッズ」を取り扱うことにしました。具体的には、おしゃれなデザインのコーヒーカップやサーバー、カフェ風のティーセットなどです。これらの商品は人気がありそうで、購入者が多いと予想しました。

Bさんは、中国のECサイトから大量に商品を購入し、メルカリで販売を開始しました。しかし、実際に販売を始めてみると、思ったほどの利益が出ませんでした。その原因は以下のとおりです。

・中国仕入れサイトでの購入の手間を考慮し、最初から一度に大量に購入してしまった。

・商品の重量やサイズを考慮せずに仕入れたため、発送時の送料が予想以上に高くつきました。これにより、販売価格を下げざるを得なくなり、利益が減少しました。

・同じ商品を取り扱う他の出品者が多く、価格競争が激化しました。Bさんは売れるために価格をさらに下げる必要があり、結果として利益がほとんど出ない状況に陥りました。

このように、転売ビジネスでは、コスト計算をしっかり行い、送料や手数料を含めた価格設定をすることが重要です。また、競合他社との価格競争に巻き込まれないように、独自性や付加価値を提供する工夫も必要です。利益率の計算を怠ると、ビジネスは長続きしません。

メルカリ転売を正しくおこない成功させよう！

いかがでしたでしょうか？

メルカリ転売は、初心者でも始めやすいビジネスですが、法令遵守と規約の遵守が重要です。

また、ビジネスですから、少なからずリスクはありますし、成功のためには、綿密なリサーチと計画、適正な商品選びと仕入れが鍵となります。

違法行為や規約違反を避け、顧客に対する誠実な対応を心掛けることで、信頼とリピーターを獲得できます。失敗事例から学び、常に改善を図ることで、安定した収益を目指しましょう。